このブログを検索

2016年2月29日

フルーツバスケットに似たオリンピックへのマラソン選考会について

マラソン




おはようございます。

2016年2月の配信記事です。

フルーツバスケットという遊びがありまして、人数マイナス1つのイスを音楽が鳴りやんだら座って取り合うというのが筆者の知っているスタイルです。

単に椅子取りゲームという場合もあります。

厳密には、真ん中に「おに」がいて、参加者に与えられたグループ名(りんごとかみかんとか)を言って該当する人が席を立った時におにも席に座るのを狙うというゲームのことを指します。

さてそんな椅子取りゲーム的な要素で不確定部分が非常に多く、見ている方にとって非常に疑問に残るのが毎回4年に一度オリンピックの春に行われるマラソンの国内代表選考過程です。

何しろ、オリンピックへの選考レースが4つあるのです。

初めに行われる前の年の世界選手権で一定以上の成績を仮に納めれば「内定」ということで枠が一つ減ります。

その上で、そのあと行われる3つの国内レース(大阪東京名古屋の順)の結果を「総合的に勘案」して決まるというのです(女子マラソンの場合。男子の場合は福岡東京びわ湖)。

男女とも日本は伝統的に3枠を確保しています。

そして、世界選手権という世界の有力選手が必ずしも参加しているわけではない大会において、たとえ入賞したとしても、そのレベルの大会での成績者に内定を与えてしまうのがそのそもおかしいと言えます。

そもそも内定という仕組みが決定とどう違うのかという指摘はさておき、とにかく1つ減ってしまった残り2つの枠を、注目される国内3レースで争うことになってしまった場合(たいていこの場合になる)が大変です。

結局最後のレースが終わるまで選考結果は示されないということになりますから、たとえ前のレースで標準記録を突破して優勝するといった抜群の成績を残したとしても、内定または決定の通知が来ることはなく、保険として最後のレースにも連続して出るといった無茶なことになってしまいます。

国内選考で力を使い果たしてしまい、肝心のオリンピック本番で惨敗するというのは避けたいところです。

オリンピックでの優勝を目標にするのであれば、それに一番近い選手を先に選び出し鍛えないといけないわけです。

選考レースを1つに絞ってその大会での日本人1位2位3位を代表にするというのが最もシンプルです。各レースごとの「格」が問題とする平等主義やスポンサー意向によって選考レースの一本化ができない場合は次善の策として、素直に大阪東京名古屋の日本人1位をオリンピック代表とするということで良いと思います。
こうすれば、「どの選考レースに参加するか」という駆け引きはありますが、あくまで直接対決で決まることになり、さらに先行する大阪や東京で負けた選手も名古屋に再チャレンジすることになり、最後の1枠を巡る盛り上がりも期待されるのです。

明らかに短距離向きでマラソンは非常に不得意な筆者からは以上です。

(平成28年2月29日 月曜日)