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2016年3月17日

日本国民1人当たりのGDPは減り続けているという大変不都合な真実





おはようございます。

2016年3月の国内総生産に関する配信記事です。

日本のGDP(ドルベース)の相対的地位が円安ドル高と人口減も相まって急落しているという記事を書きましたら、非常に反響が大きかったため、この勢いで、「日本の1人あたりのGDPの相対的地位は、長期的に下落し続けており、ここ数年でまたストンと落ちた」ことについて触れたいと思います。

日本経済新聞でも少し前にこのことが触れられておりました。

平成27年12月25日のWeb刊の記事ですが、実にひっそりと「「1人当たり名目国内総生産(GDP)」で、2014年に日本は先進国が加盟する経済協力開発機構(OECD)の34カ国中20位だったことが判明」とあります。




昔は凄かった(昭和の時代ではありません平成初期ですよ)




実は、同じ指標で日本は1996年に過去最高の3位につけ、2000年時点でも4位と大健闘していました。

円高だったのも理由ですが、1990年代にバブル経済がはじけても、日本の生産性向上は引き続き続いており、貿易黒字による外貨準備も多く、対外債権も多く保有しまだまだ国富はあり競争力も維持していたと言えるのです。

そこから15年、すっかり景色は変わってしまいました。

民間会社が示しています2014年のその国の1人あたりのGDP指標を見ますと、1位のルクセンブルクは119,487米ドル!です。

つまり赤ちゃんからご老人まで、老若男女すべての平均で、年間の生産する付加価値総額が1,500万円に迫ってしまうという驚きの数字です。

2位ノルウェー、3位カタール、4位スイスと続きます。

そうしてずっと下って日本は27位、36,221米ドルです。

年間の付加価値額で430万円ちょい、これが今の日本の経済的実力です。

シンガポールが56,286米ドルで9位、あれだけ広くて田舎だらけのアメリカも54,369米ドルで10位です。

今さら地方創生などと言っているようでは日本は難しいかもしれません。

地方創生も大変ですが、その前に、メガロポリスたる大都市間競争でも、東京はニューヨークやロンドンははるか彼方に、シンガポールや香港、もしかしたらマレーシアのクアラルンプールやタイのバンコク、インドネシアのジャカルタに負けてしまうかもしれないのです。

そろそろお上の(代わり映えのしない)金融緩和や財政出動といった神頼みはやめて、それぞれの経済主体が自分で考えて付加価値を創造していかないと、相当ヤバい状況になるような気がします。

ビジネスマーン
ビジネスマーン
ジャパニーズ
ビジネスマーン。

ビシバシ勉強してバリバリ稼いで思い切り遊ぶ、そして世界のどこまでも果敢に突っ込んでいった、そのような明治から昭和にかけて世界を雄飛した、そんな日本のビジネスマンの姿が少々懐かしい筆者からは以上です。

(平成28年3月17日 木曜日)