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2016年10月4日

かつていらっしゃった偉人メザシの土光さんのことを話します







おはようございます。

2016年10月の日本のかつての経済界に関する配信記事です。

その昔土光臨調というのがありました。

昭和の時代の話です。

増税なき財政再建を目指し知恵を絞り国鉄や日本煙草専売公社の民営化などを実現した歴史的意義のある調査会でした。

委員長の土光さんは東京芝浦電気の社長も務めたエンジニアで夕食で粗食のメザシを食べる姿がよくテレビに出ていました。

その土光さんはこのようなことを言っていました。

入社試験の時、多くの志願者に何かうちの商品をお持ちですかと尋ねたところ大多数の人が東芝の製品を何かしら持っていたそうです。


そこで、不合格者だとて製品の潜在的愛用者なのだからおろそかに扱っては罰が当たる、たとえ不合格になっても(そちらのほうが多い)同社にいいイメージを持ち固定ファンになってほしいということで不合格者への通知にこそ十分な神経を使い心のこもった文章をつづったそうです。

すなわち人を見たら誰でも客と思うべきということです。

この考え方は自社の社員も同じです。


自社の社員こそ最大の消費者であり愛社精神を持つ広告塔なのです。

社員をコストや邪魔者と考え始めた企業に将来はないと思います。

労使双方が嫌な思いをするリストラ勧奨で社員が辞めていったと聞く会社の商品を進んで買おうと思うでしょうか。


人の心を掴むのは難しいものです。

それでも掴もうとするなら誠意が絶対なければならない、と土光さんはNHK特集にて自宅でメザシを食べながら語っておられました。

謹厳実直な人柄と余人の追随を許さない抜群の行動力と構想力、そして超絶に質素で軽やかな生活。


このような筋の通った経営者に恵まれた企業は幸せだと思います。

今日は土光さんに倣ってイワシを食べようと思いました筆者からは以上です。

(注意)イワシは魚の名前。メザシ(目刺し)は魚の加工方法で主としてイワシの目の部分にわら縄を通して干したもので、イワシの料理の代名詞。

(平成28年10月4日 火曜日)