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2016年10月8日

コンプライアンス重視の影で基本的なサービス提供がおそろかになっているのではないかと思う話です






おはようございます。

2016年10月のコンプライアンスに関するビルメン王からの配信記事です。

コンプライアンス重視の影で、昨今、基本的なサービスが後ろに追いやられているように感じてならない出来事がありました。

コンビニエンスストアでお酒やタバコなどを購入する際に、店員から「年齢確認お願いします」とレジ横のタッチパネルに表示された「20歳以上ですか?」という確認ボタンを押すことを要求される、あのお約束のお作法です。

例えば、20歳未満に見えるわけもない、苦みばしった、加齢臭もしますよ的な、いわゆるいい年した管理人筆者のようなおじさんを捕まえてわざわざ20歳以上だと押せとは過剰な要求ではないのかということです。

しかし、コンビニエンスストア側のコンプライアンス重視の姿勢としては、購入しようとするお客自身に押させることで責任の所在を明らかにするというところに意味があるいうことらしいのです。

この点、あくまでお客自身に遵法意識を持って判断してもらっているので、売り手が仮に18歳の高校生にタバコを売ってしまっても、客が自分で詐欺を働いた、と責任を回避する余地があるわけです。

余地といいますか、このように客側にリスクを転嫁して余計な負担を回避するという手法は、その手間の削減分を商品単価の値下げとして還元していますという建前を聞いてもなんだか釈然としないような気がするのは筆者が昭和な時代の古い人間だからでしょうか。

この点を個別にただしたとしても、コンビニエンスストアでレジを打っている側としても、20歳以上認証キーを押してもらわないとレジが使えないようにプログラムされているので、要するに押してもらわないと次に進めないということらしいです。

そういう仕様なんです。

だから文句を言っても仕方がないのかということなのですが、では押してもらわないための対処としてコンビニ店員が「明らかに大人」とわかる場合にスキップする操作を入れたらどうなのか、という議論に対しては、「明らかに大人」という客観的な判断基準が明確でない為にその解釈でまたトラブルとなるということが懸念されるので、難しいところだという現在のコンビニエンスストア側の回答となるのでありましょう。

なるほと画一的に答えを出すことが難しく、結局すっきりする解決策が見当たらない事案ですが、ただ、コンプライアンス重視が「自ら判断しないことの推奨」、につながっていくのは少々恐ろしいことだと思いましてここに言及する次第でした。

煙草は吸わない筆者からは以上です。

(平成28年10月8日 土曜日)

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タバコ(煙草)の煙の害について小学生から懇切丁寧に教えてもらう時代になったという話です