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2017年2月19日

洋上発電が実用化されて発電船が近海に浮かぶ日も近いかもしれない話






おはようございます。

2017年2月のビルメン王@shinya_ueda提供のブログ配信記事です。

ついに洋上発電の実地化が始まりました。

例えば、国内造船大手の日立造船は、洋上風力発電事業に参入すると発表しました。

特別目的会社(SPC)を設立して発電設備を整備し(保有し)、その運営により生じる電気を電力会社に販売する考えです。

少し先の話になりますが、2022年度には合計出力を30万キロワット規模にまで拡大する計画で、建設費は1200億円程度に上る見通しだそうです。

30万キロワット/時間といえば、現在日本で検討されているどのメガソーラー(太陽光発電)より大きな発電量であり、中規模の火力発電所に匹敵します。

もちろん 建設費がべらぼうに高いという課題もありますが、まずは開発にゴーサインを出さなければその後のコスト削減も見込めません。

よくぞ決断したというところ でしょう。

日立造船は東芝、JFEスチール、住友電気工業などと連携し、実証実験を行う研究会を設立しました。

複数の候補地を選び、風量などを観測し、来年度に事業化の可否を判断するとのことです。

SPCには地元の自治体や漁協などの出資を募り、既に行っている国内数カ所での風車発電機の設置を進め、肝となる発電設備は海底に風車を立てる「着床式」で設置を進めていくものの、風車を船で浮かべて発電する「浮体式」の研究も合わせて行うようです。

造船会社ですから、巨大な発電船として期待される「浮体式」の発電所を目指していることは想像に難くありません。




巨大な発電船が登場か




近い将来、日本近海を巨大な空母のような太陽光や風力発電所を搭載した「船」が浮かんでいるのが普通の風景になってくるのかもしれません。

普通の風景、と申しますのも、発電した電力を、どのように消費地まで「送電」するかというのがまた課題ですので、海底ケーブルなどでつなぐにせよ、消費地である陸地とはできるだけ近い方が電気の搬送コストが少なくなるのです。

造船で培った海洋技術と、島国日本のほぼ無尽蔵と言える海洋建設地。嵐や機械の劣化(潮風)など課題は山積みだと思いますが、なにくそ精神で乗り切っていってもらいたいものです。

日本の技術力に期待しています。

こちらからは以上です。

(平成29年2月19日 日曜日)

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太陽光発電を自宅屋根に設置してみた場合の経済効果@2015年1月