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2017年2月10日

円安で輸出が増えて株価が上昇すると見られる局面でも円高を望む理由






おはようございます。

2017年2月の配信記事です。

相変わらず相場観のない筆者が、感覚で薄口な言及いたします。

日経平均が2017年に入って上昇してきています。

2万円の水準も見えてきました。

円相場が安定し、円高になる要素もないだろうという安心感で輸出企業の業績や株価が下支えとなっているようです。

輸出企業は為替の動向に業績が左右されます。

自らの企業努力の売上の「モノサシ」が相場で上下するという不利な状況に置かれているということですが、一方で原料となる輸入品の購買力も左右するため簡単には行きません。

しかし自動車や商社などの製品付加価値が高いサービスを提供する業種についてはやはり輸出額が為替にダイレクトに影響を受けるので、業績を見る上で為替水準は重要になります。

例えば、1円の円高で日本最大の自動車メーカーの収益が四半期で100億円下方修正されるといった具合です。






円高も悪くない




しかし、材料メーカーや国内エネルギー業にしてみれば、円高になれば材料が安く仕入れられるのですから願ったり叶ったりです。

しかしこうした「輸入企業」が円高で株価が上がるという話は寡聞にして聞きません。

本来ならば1円の円高で材料コストがいくら押さえられ、国内販売額が同様に推移するならばその分増益になると発表するのが筋なのですが、こうした「儲ける」話は経営者側はしたがりません。

やはり苦労していますよ、リスクがたくさんありますよと普段から訴えておいたほうが意に反して収益が上がった場合の彼ら経営陣への「得点」が多くなり、要するに対株主との交渉上ボーナスの査定など有利だと踏んでいるのかもしれません。

そもそも円高とは自国の通貨の評価が上がっているということなので、特段悪材料視することはないのです。

苦労して作ったモノは安売りせずに堂々と値段をつけて売るという態度で行きたいものです。

外貨資産はほとんど持っていないので、そもそも円高が好ましい庶民の感想は以上です。

(平成29年2月10日 金曜日)