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2018年1月29日

漫画界で一番悩みの深いのは火の鳥の主人公マサトで決定としたいという話です





おはようございます。

2018年1月のいつもの漫画の記事です。

最近、真面目な社会評論ぽい記事が多く続きまして、筆者らしくないとのご批判やご意見を多数(といっても2件ほど)いただきましたので、本来の指が滑るように打ち込むことができる漫画的ネタを今日はお届けしたいと思います。

筆者も多く漫画を読んで参りましたが、漫画に限らずあらゆるコンテンツにおける登場人物はさまざまな「大人の事情」というものをもっていて、それゆえに悩む、ということがままあるものです。

そうした、「悩み」をこれまた同じような悩みを持つ「仲間」と「共有」して「乗り越えて」行くところなんかが特に少年誌における王道ストーリーとなっております。

しかしながら、そうした悩みのレベルが、一般的に必要十分な程度をはるかに超えて深く、そして桁違いに強い漫画の主人公を一人あげよと言われたら、筆者は間違いなくこの方を挙げたいと思います。

漫画「火の鳥」宇宙編の主人公マサトその人です。

火の鳥は、漫画の神様手塚治虫がライフワークと評して長い間大切に書き続けた作品でして、実は作品としても未完のまま終わっております。

最後には、未来の登場人物と過去の登場人物が統一合一して一緒に登場する「現代編」という最終章で締めくくられるという予定だったのです。

その前に、神様の寿命が尽きてしまいましたのは大変残念でありますが、そんな中でも、神様は火の鳥「未来編」は火の鳥シリーズで言いたいことを最もそのまま表した最高傑作であるとおっしゃっておられます。

あなたは、死ねません!

と火の鳥に宣言されて不死身の身体にさせられてしまうマサト。

ここから、核戦争で滅びた地球と生命創造の46億年を、最初からやり直しをするというとてつもない旅が始まるのです。

唯一の友達であり恋人であったムーピーのタマミは、確か500年程度で亡くなります。

そして、5,000年後に開けてほしいという冷凍保存(コールドスリープ)の人間の箱を見つけて狂喜します。

しかし、5,000年後に開けた時、中は粉々に砕けてしまっていました。

それでも、マサトは絶叫します。

5千年待つのが楽しかった!と

次の5千年、その次の5千年、どうやって生きたらいいのだろう?

そうして、気の遠くなるような年月が過ぎ、炭素と窒素のまざりものを海に放ってから46億年、地球誕生からの歴史を全て俯瞰し経験し、すでに肉体は朽ちて意識だけになっていたマサトにようやく火の鳥がやってきます。

火の鳥、ちょっと待たせ過ぎです。

そして、マサトは許されようやく火の鳥と一体となり、タマミと一緒に宇宙へ還って行くのです。

筆者も長生きしたいと思いますが、さすがにここまでくると拷問です。

ということで、漫画界で一番悩みの深くて長いのはマサト、マサトということで結論としたいと思います。

ご静聴ありがとうございました。

漫画ネタには事欠かない不規則発言の筆者からは以上です。

(平成30年1月29日 月曜日)