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2018年3月20日

(時事レポート)初の自動運転車による歩行者死亡事故が発生した模様です





おはようございます。

2018年3月の自動運転車業界におけるニュースです。

自動運転車の公道実験が進んでいるアメリカのアリゾナ州において、おそらく世界で初めて起こった自動運転車による歩行者死亡事故のレポートになります。

歩行者の女性は、夜中に自転車を押しながら横断歩道のない場所を横断していたところに、Uberの自動運転試験車が走行速度そのままに突っ込んで激突したとのことです。

Uberの自動運転車には、運転者は乗っていませんでしたが、もしものために手動運転に切り替えるために同乗していたオペレーターについては、過失運転致死なのかどうなのかわかりませんが、なんらかの罪に問われる可能性もあるとのことです。

これを受けて、Uberは米国の各州で行なっている自動運転実験を一旦全て中止し、プログラムの見直しなど検証を行うと発表しました。

もちろん、人が運転する自動車による死亡事故は、日本でもアメリカでも残念ながら普通に、日常茶飯事に起こっております。

日本においても最近まで、年間の交通事故死亡者数が1万人を超えており、自殺と並んで日本人の病気や老衰による死因以外の大きな部分を占めています。

(自殺も広義には精神の病気ではないかということもできますが、ここでは一旦病気とは切り離して考えます)

これを受けて、そもそもテクノロジーの進化に懐疑的な保守的な層の勢いを増すことに繋がり、規制緩和への取り組みが頓挫するのではないかという懸念があります。

UberやGoogle(参加のWaymo)は、自動車メーカーと共に自動運転技術に対して多額の研究開発投資を行なっていますが、その成否は、免許を持つ人間にテクノロジーが追いつくか、そうしたテクノロジーに安全を委ねる決定を規制当局(要するに人間)が行えるかという点にかかっています。

実は、自動車メーカーやハイテク業界の経営者たちは、自動運転技術はまもなく人の運転技能を軽く超えることを予測しており、逆にドライバーによるわき見運転や居眠り運転を無くし、むしろ多数の人命や建物といった財産が守られることになると逆に主張しています。

確かに、この面も首肯する部分はあるのですが、かといって、「本番で死者が出るテスト」を繰り返してもらっても困るというところが一般的な心情だと思うため、その利益衡量が非常に難しいというところです。

テクノロジーの進化に、人々の意識が追いつかない、そんな時代に私たちは生きています。

とりあえずメタボでも、シートベルトは緩まずいきたい筆者からは以上です。

(平成30年3月20日 火曜日)