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2018年3月30日

地球全体が職場というクラウド(仮想)事務所という働き方について考察した話です






おはようございます。

2018年3月のテクノロジーの進化と働き方に関する考察配信記事です。

リモートワークという言葉が言われるようになってきました。

これは、一定の人々が凝集するオフィス(本社)という形態を持たなくするという方向の働き方で、自宅だろうが外出先だろうが海外だろうが山の中だろうが孤島の上だろうが、とにかく全国世界中に散らばっている人たちが、それぞれ電子デバイスや無線通信手段を用いて相互にコミュニケーションしつつ業務を適宜適切に遂行するという業務形態です。

そして、そうしたリモートワークを追求していくと、本社や支社といったもともとの「オフィス」であった場所すらも、逆転の発想で「単なるパブリックビューイング」や「たまたま社員が多めに凝集している喫茶店」のようなものとして考えられることになるわけです。

つまり、リモートワークというのがどうもうまくいかないと思っている人たちの多くは、彼らの頭の中が、当然にリアルな空間という絶対的な存在が前提として(天動説のように)あって、そしてリモートワークのほうがそのリアル本社のおまけとして扱われている、あくまで主従でいうとリアル本社が主で、リモートは、何か特殊な事情か宗教的禁忌や親の遺言や子供の授乳や病気や両親の介護やによってリアル本社に出社できないという「業」を背負った事情持ちの補完で従にすぎないということなわけです。

しかし、そんなことはないのです。

社員10人で社長と副社長がそれぞれ1人ずつ、合計12人で組織されている会社があったとします。

本社がありますが、仮にある日「朝礼」を行おうとしたときに、挨拶すべき社長が海外、南の島のビーチサイドにいて副社長が国内出先の取引先の会議室の待合にいて、社員の半分は自宅で管理作業をしていて残りの半分が営業で外に出ています、たまたま1人の営業が本社に立ち寄っていますという状況の場合、その「会議」のメインの「場所」ってどこなのだろうかと必然的に思われるわけです。

これはもう、クラウドの会議システム内にメインの会議の「会場」は存在し、そのクラウド上の本社会議室に、各所からメンバーがアクセスしているということ、すなわち、この会社の「職場」とはクラウドシステムを通じて地球全体に広がっているのではないかと思うわけであります。

このように、全てオンラインが先にあると考えると、リモート飲み会もリモート花見もリモート入社式も内定式もできるわけです。

そして、クラウドの中が本丸という考え方になるので、たとえ数人が本社に集まって会議に参加していても、これは従来の「本社」という盛り上がった場所を各所に散らばった他の社員が物欲しそうに、ちょっと寂しげに眺めているというわけにはならないのです。

これは、盛大に本社で行なっているイベントを、外で在宅勤務している人にも雰囲気だけ画面を通じて「お見せする」というような発想しかない人には絶対に到達できない観点です。

違うのです。

盛大に「クラウド上」で盛り上がっているイベントを、各所のリアルな場所から参加する、そのリアルな場所としては、パブリックビューイングを本社の会議室に用意してもいいし、逆に球場に設置してもいいわけです。

もちろん、個人でその場(自宅など)から参加してもらっても構いません。

これが、地球全体をクラウド職場としてとらえるという考え方です。

これは、リアルな本社を持ってはいけないということとは違います。

本社も支社も事業所も、支店も海外現地法人子会社オフィスも持っておけば良いのです。

「どこから」クラウド上の本社(イベント)にアクセスするかという論点なので、できれば騒がしくなくて知っている者同士数人でもリアルに集まれる場所として本社が適当であるならば、それはそれで本社としては有用なことは間違いないからです。

本社から支社に「リアル出張」している人が社内のクラウド会議に「支社の人」と一緒に出ているというだけで、何の違和感もありません。

筆者は北部九州の地方出身者で、京都の大学で東京の銀行の採用活動に応じて上京して内定式などやりましたが、一緒に内定式をやるにせよ、入社式をやるにせよ「地方出身者」として交通費支弁でいちいち東京丸の内まで上京してまいりました。

それはそれで楽しいわけですが、このテクノロジー進化の時代、本社機能をどこに持つかなど、特段のブランド構築が必要であるような業態であれば必要かもしれませんが、ほとんどの業種にとっては本当は不要なものであるのかもしれません。

このように、入社式や内定式、会社の周年イベントといった会議の大部分を、逆転の発想でオンラインのクラウドの中で行なってしまうという考え方は、オープンイノベーションとしてもっと突き詰められてよいと思いました。

実は寂しがりやなので事務所出勤率は非常に高い筆者からは以上です。

(平成30年3月30日 金曜日)