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2018年4月19日

竹林銀行が竹札を本当に発行してこれから流通しちゃうぞという面白い話です



竹林銀行総裁(中央)を囲んでの竹札発行の様子




おはようございます。

2018年4月のお金に関する配信記事です。

お金に関する考察を進めておりまして、前回の記事のとおり、何か形のあるものの存在さえ使っている人たち(コミュニティ)で共通認識がなされていれば、その「モノ」が電子情報の形であれ、リアルな木札や竹札であれ、紙幣であろうがそれは立派なコミュニティ内の「事実上の通貨」として流通しうる、というテーマにそって楽しく話し合いを進めてきたわけです。

そして、ついに実際の通貨(トークン)発行にこぎつけましたので、今回はそのレポートとなります。

なんの形をした通貨にするかという議論を重ねた結果、メンバーの実家の裏の竹林から切ってきた竹を使おうということになりました。

ちょうど、たけのこが美味しい季節ですね。

木札についても検討したのですが、もちろんただでもらえる竹のほうが、原価コストが安いのは重要な理由ではありますが、より積極的には中国の故事にある「竹林の七賢」(ちくりんのしちけん)にメンバーをなぞらえて、一旦俗世から超越した言動で、とかく生きにくい現代の大人の事情に満ちた社会を、できればしなやかに生き抜いて欲しいと思う筆者なりのエールでもあります。

なので竹札です。

竹札を発行する竹林銀行の創設です。

竹林の七賢とは、3世紀の中国・魏(三国時代)の時代末期に、酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した、七人の賢人たちの総称で、この時代には老荘思想等に基づき、俗世を超越した議論を行う少人数での「清談」が流行ったそうです。

さて、その現代の竹林の七賢たちは、切ってきた竹と格闘し、竹を切り、竹を割り、竹をヤスリにかけて整えます。

そして、大事な「プルーフオブワーク」という工程に入ります。





竹札という「モノ」に通貨という権利を付与する作業




発行された竹札(発行者刻印付き)





これは、モノ(電子情報を含む)に通貨としての公式な権限を与える、非常におごそかかつ重要な儀式で、これによりただの竹札は地域コミュニティに通用する「通貨」としての存在意義を与えられたということになるのです。

今回は、リアルな竹札に対する竹林銀行総裁以下自らの手による「焼きごて」を使った「刻印」という方式でプルーフオブワークを行いました!

今回竹林銀行により発行された竹札通貨は数十枚です。

今後、月1回行われる竹林銀行金融政策決定会合において、通貨量の供給や金利目標の設定など、さまざまな決定がなされていくと思われますので、随時本公告にも掲示し公衆への発表に代えていきたいと考えております。

なお竹林銀行ですが、これは日本銀行法に基づく日本銀行の仕組みにあくまでインスパイアされた社会実験として行なっておりますもので、既存の日本国の法定通貨秩序になんらの影響を及ぼすものではございませんこと、繰り返しになりますが予め言明しておきます。

日本銀行を中心としたいわゆる仮想通貨も含めた金融秩序を所管されております監督省庁であります金融庁当局の関係各位におかれましては、法定通貨である日本銀行券との兌換交換評価等、あらゆる(仮装)通貨取引所を通じた交換を行う予定もございませんので、予めご認識いただければと思います。

ちなみに、日本銀行法に定められている日本銀行の行う日本銀行券の発行手続きの概要を説明しておきますと、日本銀行券は、独立行政法人国立印刷局によって製造され、日本銀行が製造費用を支払って引き取り、日本銀行の取引先金融機関が日本銀行に保有している当座預金を引き出し、銀行券を受け取ることによって、世の中に送り出され、この時点で、銀行券が「発行」されたことになります。

人類が地球上に誕生してから約20万年、「お金」というものは価値の保蔵手段、交換決済手段として人間が編み出した最高級の発明の一つです。

並ぶものとしては、「農業革命」とか「産業革命」くらいしかないでしょう。

現在は、高度に発達した人類運営装置の最大主体である「国家(および国家権力によって力を付与された中央銀行のような存在)」が通貨発行権を持つという時代になっておりますが、かつては藩札や金貨銀貨、明銭や宋銭といった外国通貨を平然と事実上の自国通貨として使っていた日本人のしなやかさを思い出していきたいものだと思います。

竹札を入れる専用のふくさ財布を発売して一儲けしたいともくろむ、実は清談からは程遠い竹林銀行広報の筆者からの報告は以上です。

(平成30年4月19日 木曜日)


*竹林銀行へのお問い合わせは、こちらの総裁のお部屋まで。


竹札発行工程(物理的にはやすりがけに過ぎないが、通貨としての権利が付与される)