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札幌の大倉山ジャンプ台からの眺めです |
おはようございます。
2018年5月の北海道に関する素人感想記事です。
3泊4日の日程で休暇をいただきまして、初夏の北海道に行ってまいりました。
ほとんどすべて札幌駅の傍の札幌競馬場近辺で過ごしまして、最終日は、日高地方の通称「サラブレッド通り」というサラブレッド生産牧場が密集しているエリアで生まれたばかりの仔馬やら1歳馬やらを観ながら、長いドライブをして、新千歳空港から空路直接福岡まで帰るという旅でした。
まず、北海道、前も行ったこと確かにありますが、その広さに驚きました。
札幌という街もでかいし、街を出たところの道路も長いし風景がでかいです。
どこまで行っても同じような景色が続くというのは、確かに九州での阿蘇や九重地方(やまなみハイウェイ)も確かに雄大な風景を持っておりますが、それとはまた違った、とにかく海、山、そして原野と道が続くという意味ではスケールが違いました。
それもそのはずです。
北海道、という都道府県の一つでありながら、実に面積は九州本島2つ分なのです。
広すぎです。
北海道の半分しかない九州本島を、7県に分けて福岡だの長崎だの鹿児島だの言っているのは小さいということです。
どこまで走っても、隣の県に入らないのです。
九州自動車道を30分も走れば、隣の県である佐賀県鳥栖市に入って直ぐ折れたら大分県、みたいな高速道路の感覚ではないのです。
そもそも、SA(サービスエリア)も見当たりません。
高速道路がどこまでもまっすぐ、続いていきます。
運転している筆者以外の同乗者は、すでに寝入っています。
これは、凄いと思いました。
ドライブを始めた瞬間、筆者は名作映画「幸福の黄色いハンカチ」のテーマと共に赤いファミリアを運転する気分に一瞬なったのですが、運転するのに借りたレンタカーはねずみ色だし、走り始めて10分もたてばそんな感じで車内はしんとしてしまい、ただ自分の車のエンジン音だけが続いていく延々とした高速道路道、になってまいります。
人はいません。
時々牧場に放牧されている、馬やら牛やらがぽつぽつ見えるだけです。
それもそのはず、九州の二倍の面積の北海道の人口は、実に550万人、福岡県の500万人とそんなに変わらないのです。
そして、道都札幌市の人口は約200万人、実に4割弱の人口が、一都心に集中しているという状況です。
他の市や町や村には、そんなに人はいないのです。
馬や牛の方が多いというわけなのです。
どこまで行っても大自然で、そんな北海道の日高地方は、日本のサラブレッドの生産頭数7,000のうちの大部分を、ここで生産するという世界でも稀な競走馬の産地というわけです。
のどかな放牧の姿の中で、そんな厳しい競走馬の世界が展開されているのかと思うと、感慨深い北海道の旅でありました。
さて、競馬の見る目も特にないので予想はあてにならない筆者からの感想は以上です。
(平成30年5月23日 水曜日)