このブログを検索

2018年5月28日

ネットフリックスがディズニーを時価総額で超える日が来たという話です







おはようございます。

2018年5月の世界のメディア業界に関する配信記事です。

米国インターネット動画配信会社であるネットフリックスが、長らくメディアコンテンツ業界に君臨してきた米国ディズニーの時価総額を上回り、企業価値としては最大のメディア企業になりました。

2018年5月24日の米国株式市場において、ネットフリックスの株価は前日比2%上昇し、351ドルと過去最高値を更新しました。

米国金融調査会社であるブルームバーグがまとめたデータによりますと、ネットフリックス社の時価総額は、1,520億ドルとなり、日本円換算で16兆円以上となり、この日も株価が冴えなかった米国ディズニー社の時価総額を超えました。

その他、同じ時価総額で、ネットフリックス社は、米国ケーブルテレビ(CATV)運営大手であるコムキャストをも超えており、名実ともにメディアコンテンツ業界のフロントランナーに躍り出ました。

結果、2018年5月25日の株式市場終値で計算したネットフリックスの時価総額は約1,527億ドル(約16兆7千億円)でディズニーは約1,523億ドル。米メディア・娯楽大手コムキャストは約1,458億ドルとなりました。

世界のコンテンツ市場をけん引する米国では、最近はインターネットによる動画配信が急激に伸びてきています。

これは、スマホやタブレット、PCやPCやスティックでインターネットに接続したテレビ(テレビ電波や専用チャンネルケーブルを使わない)による動画視聴が、いつでもどこでも可能なコンテンツ消費手段として急激に広まった結果でありまして、見たい番組を、録画するとかそういった手間もなくダイレクトにすぐに見ることができます。

そして、制作される「映画」の制作費も、視聴サービスが好調なことからネットフリックス側も強気の投資を行うことができるようになり、ますます全世界の映画館とタイアップしたディズニーの大作配信方式の牙城を急速に侵食してきていると言えます。

ネットフリックスの世界加入者数は2018年3月末時点で1億2500万人と言われますが、この数は日一日と増え続けています。

そして、同社は2018年には最大80億ドル(1兆円近く!)を番組制作に投じる計画です。

もちろん、ディズニー側も手をこまねいているわけではなく、2019年には映画など個人向けの独自の動画配信を始める計画を持っていますので、過去の名作含めてディズニー社がネットフリックスを(買収などにより)一気に巻き返しにはかるのか、両者の対決からは目が離せません。

巨大世界小売となった米国アマゾンとこれまでの王者米国ウオルマートの戦いを髣髴とさせる、米国ネットフリックスと米国ディズニーのコンテンツ大手の戦い、注目していきたいと思います。

東京ディズニーランドが千葉県浦安市にあることをかなり近くまで知らなかった筆者からは以上です。

(2018年5月28日 月曜日)