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2018年5月30日

全てはこのソファから始まったと語った米国配送大手UPS社長の話を紹介しておきます

UPSのプレスリリースより




おはようございます。

2018年5月の世界のいい会社と素晴らしいトップに関する配信記事です。

米国配送大手にUPSという会社があります。

FedexやDHLと並んで、日本でもお馴染みの名前だと思います。

正式名称は、United Parcel Serviceといいまして、まさに、アメリカ合衆国の貨物運送会社であり、同時に世界でも有数の国際貨物航空会社でもあります。

世界200か国以上の国と地域で一日あたり1,400万個以上の荷物を扱っているとのことです。

日本においては、1990年代から日本の配送最大手のヤマト運輸(現ヤマトホールディングス)と提携関係にあります。

UPSは、社員の制服から保有貨物機や運送車輌にまで徹底して配したコーポレートカラーのブラウン(茶色)と、盾の中にイエローの小文字で「ups」と入れた一目でわかるロゴでアメリカでは非常に有名、というか日常の風景になっています。

そして、ITを利用した合理的な経営に早くから取り組み、巨額の設備投資、労働装備の向上を行うハイテク企業の一面も持っています。

その一つとして、アメリカでは右車線通行であることから、左折時のアイドリング時間を削減するために、極力右折のみで目的地に到着するように配送ルートを組むとか、電気で走る大型トラックなどを導入し、「Go Green(緑化、エコ化、環境に配慮した業務)」への取り組みも積極的に行っています。

2014年9月、この米国総合貨物最大手の一角であるUPSの最高経営責任者(CEO)に、ディヴィッド・アブ二―氏が就任しました。

アブニー氏は、実にこの40年前に、大学生のときにUPSでパートタイマーとして働き始めました。

会社の公式ホームページにも、「who began his career as a part-time loader while in college」ときちんと書いています。

大学生であったアブ二―氏は、大学生活の生活費を稼ぐために、夜はUPSのトラックへの荷積み作業をやって、昼間はクリーブランドのデルタ州立大学でビジネスを学びました。

彼の大学の奨学金は、授業料こそカバーしてくれましたが、当然生活費は足りません。

大学のキャンパス内に住む余裕も仕送りもなかった彼は、自宅から遠く通学していたといいます。

ただ、時に、家に帰ることができずに、大学のソファでそのまま夜を過ごしたこともあるそうです。

学業と仕事の両立、アメリカの大学のことです、それは厳しかったことでしょう。

アブニー氏は後日、時折母校を訪れた際にはそのソファを指さして、「全てはここから始まった」と語るそうです。

それから40年。

パートタイマーとして仕事を始めたUPSで、彼の働きとリーダーシップ、献身と大きな構想(ビジョン)、何よりもUPSの現場を知り尽くしているその人徳により、UPSは彼をCEO、および取締役会の議長に推戴します。

全てはここから始まった。

このような経営者に出会いたいし、もしかしたら自らもなれるかもしれません。

そのような良いお話でした。

Go Greenと書いて、UPSがゴルフ事業を始めるのかと思ったソファで寝るのは得意なゴルフ下手の筆者からは以上です。

(平成30年5月29日 水曜日)