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2018年6月5日

お金がかかるゴルフ、サーフィン、釣り、スキースノボのマーケット崩壊について






おはようございます。

2018年6月のレジャーに関する配信記事です。

デートもお金を使わない、車は持たない、金かかる遊びはしない、このような草食系男子女子が増えているというような論調の記事を見ることが多くなりました。

それもそのはず、こうした記事を書いている昭和生まれのおっさんおばさんから見てみれば、若い人たち(平成生まれ)というのは絶対数が少ないのです。

数の力というのは、国会や政治の場でなくとも、さまざまな場面でその力を発揮します。

アイドルグループの高齢化、これはとりも直さずそれを支えるファン層の高齢化によるところが大きいのです。

みんな、絶対的な価値観を保ったまま、歳だけ重ねていくので、一見すると齢50を過ぎているタレント(現時点では、男性ならば福山雅治、女性なら小泉今日子などが例に挙げられるでしょうか)に対しても、彼らが20代だった頃のファンからすれば、間違いなくアイドルなのです。

さて、絶対数が少なくなれば、そうした人々が支えていたところのレジャー種目も、残念ながら衰退の道をたどります。

レジャースポーツと呼ばれる、ゴルフ、サーフィン、釣り、スキーやスノボといったマーケットは、利用者の高齢化に対応しながらなんとかマーケットを維持してきましたが、ここにきて、ついに、限界まで高齢者になってしまった利用者の大量卒業に見舞われ、マーケットが大縮小に向かっているのです。

具体的には、1990年には65歳以上の方は、全人口の12%であったものが、2025年には30%を超えます。

2025年というのは、いわゆる戦後の団塊の世代が後期高齢者になって通常の健康保険から切り離される年齢に達するというわけなのですが、その時で65歳以上が3割です。

そして、その子供たちであるところの筆者のような、いわゆる昭和40年後半生まれの「団塊ジュニア」に至っては、この世代が後期高齢者になる2050年頃(筆者も生きていれば75歳!)には、もはや誰も面倒を見てくれる人はいないであろうというのがこのまま日本が進んだ場合の掛け値なしの未来ということになっています。

今、過去には戻れないのでとにかくいま少子化を改善しなければ、このときに確実に日本は滅びゆくことになりましょう。

もっとも、少子化は全ての先進化した国の傾向であり問題ですから、お隣の韓国も中国も、日本に遅れることほんの少しで日本をはるかに上回る少子高齢化ロードを驀進しますので、同じく2050年頃には、国力もすっかり衰え他国の侵略など言っていられなくなっているのではないか、という思いも少しありますが、そのように、下が下見て安心するという思考回路は貧相ですので、まじめに考えたいと思います。

日本の団塊の世代から団塊ジュニア世代が主に取り組んでいる、いわゆるレジャースポーツのゴルフ、サーフィン、釣り、スキースノボのマーケットは、一番のお得意様世代であった団塊の世代が、どんなにお金があってもそろそろ外でバンバンスポーツできる、ということは難しくなってきたところで急速に縮小しているのです。

ちなみに、最も筆者が衝撃的だったのは、日本生産性本部がまとめた「レジャー白書2017」という資料に、ゴルフコースで年に1回以上プレーしたことのある2016年のゴルフ参加人口は前年に比べ210万人も少ない550万人だった、という記載を見たことです。

この1年間で27.6%減っており、実にピーク時の3分の1になった計算になる。

1年間で3割近くが減少するという衝撃です。

確かに、筆者も(下手ですが)ゴルフにはよく行っていましたが、最近はご無沙汰でした。

なぜなのか、考えてみますと、ゴルフのハードルはお金かかること以上に、いろいろと高いのです。

筆者の独断で、その高いハードルの順に並べてみますと、

1 休日の早朝から午後までかなりの時間がとられてしまう
2 同レベルの4人の予定をそろえないとそもそも始められない
3 クルマ(と運転手)がないとそもそもゴルフ場に到着できない
4 コースに出て失礼のない程度の技量に到達するまでの練習が必要
5 クラブやボール、ウェアなどの初期投資が大変
6 プレイコストもかなりかかる
7 接待の場としての接待ゴルフという「活躍の場」が急速に減っている
  (筆者も当初興味がなくても取引先接待があると連れて行かれて始め趣味にもなった人です)

というようなことで、お金に関すること(これも相当のハードル)でも5番目6番目に登場するという、非価格面における負担も相当に大きい「重い」レジャーということになります。

もはや、LCCのパック旅行で海外旅行行ったほうが結局安いんじゃね?という国内均衡レジャーでこれからもやっていくためには、ゴルフ場は生き残りをかけて、

1 そもそも都心からの交通の便が良く、またはお迎え付きで
2 高いけれどもステイタスがありサロン的雰囲気やネットワークが見込め
3 もしくは道具含めて極端に安くてボーリング行く感覚で楽しめる
4 インバウンドに対する対策がバッチリ

といった特色で攻めていかなければ苦しいと思うのです。

もちろん、こういった話はゴルフに限らず、サーフィン、釣り、スキースノボといった身体を動かすレジャー全般に言えることだと思います。

残念ながら、もう一つの対処策として、強制的に今の高齢者から若者に富を移行させる、世代間革命的なことを起こしていかないと、日本の消費はどんどん先細ることは間違いないと思います。

この予想が、いい方向に裏切られることを祈っていますと書いて本日の記事を終わります。

ゴルフは全くうまくならない筆者からは以上です。