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2018年6月6日

あの大作と言われるアニメコンテンツも初出では打ち切りの憂き目にあったものが多いという話です






おはようございます。

2018年6月の日本のアニメコンテンツ誕生に関する配信記事です。

このところ、似合わないことに仕事も結構頑張っておりまして、情報収集や渾身の、ではない懇親の会などが続いて寝不足食傷気味の筆者でありますが、かような例会の最後にどうしても足が向いてしまう地元のカラオケスナックで数曲披露して帰るのが通例です。

そして、そんなホームグラウンドのカラオケスナックでは、適当に少し変わった、定番ではない曲を歌ってみて、意外に歌えてうける、そんな歌を探すのもおつなものでして、先日は、「バビル2世」や「宇宙戦艦ヤマト」、「海のトリトン」といった昭和のアニメ黎明期といってよい名作群の世界観を表した主題歌を歌って悦に入っておりました。

この時代のアニメソングは、「歌手を売ってやろう」といった余計なマーケティングが入り込むその前段階にありまして、色濃く物語本編と世界観を同一にした、重厚なものが多かったと思っております。

その他、「ルパン三世」、「ドラえもん」、「機動戦士ガンダム」、「ウルトラマン」、「仮面ライダー」・・・これらのアニメや特撮番組は、日本人として生まれ育ったならば誰もが知っているであろう大人気のコンテンツでありますが、実は、テレビ番組として放映された際には、そのほとんどが、打ち切りもしくは回を縮小して終了、という非常に厳しい門出であったものが多いのです。

そんな中、初出のまま連続放映回数を更新し続ける「サザエさん」のような例外はあるものの、つまり日本のアニメコンテンツの業界は、超絶弱肉強食のレッドオーシャンであり、今とは比べ物にならないくらいの生存競争の激しさであった、と言うことでもありましょう。

筆者が十八番で歌うバビル2世や宇宙戦艦ヤマトについても、特に宇宙戦艦ヤマトの方は、毎回「地球滅亡の日まであと◯◯日しかない、人類滅亡のその日まで、あと◯◯日…!」という独特すぎるナレーションで終わるという、ものすごいものであります。

確かに、放射能に汚染された地球を救うべく、14万8000光年離れたイスカンダル星まで、太平洋戦争で沈んだ戦艦大和を掘り出し200年の時を経て宇宙船に改造し、そして放射能除去装置のコスモクリーナーDを受け取りに旅立つ、猶予は1年きっかり、というのは斬新です。

しかしながら、あまりにも斬新すぎて、競合番組(裏番組)が「アルプスの少女ハイジ」という鉄板の、女性子供大好きなコンテンツであったという不幸なめぐり合わせもあり、イスカンダルへ行くまでの25話に比し、地球への帰還はわずか1話という、その急激な展開こそそれが放映打ち切りであるという何よりの事実として、深く視聴者に訴えかけているのです。

しかし、不人気で打ち切られた、ということで、逆に版権を安く抑えることができ、再放送へのハードルが下がりちょくちょく再放送がなされる中、じわじわとその世界観や壮大なストーリーに注目が高まっていきます。

そして、テレビアニメを再編集した劇場映画が公開された事で人気が沸騰するのです。

まるで、ゴッホの絵がその死後評価されるようなものです。

ここで言いたいのは、これはコンテンツに限らず新しく始める事業についても、それを世に問う場合、短期的な評価で判断してほしくないということです。

長い目と、時間と歴史の審判を経て、真に良いコンテンツは残るものではないかと信じています。

そういうわけで、50年、半世紀を経てもその構想や世界観が色褪せないコンテンツについては、こうした出世物語を含めて大切にしていきたいと歌いながら強く思ったものでした。

重厚な作品が好きだと公言する割には、実は一番見ていたのは「エスパー魔美」であったことは伏せておきたい、その方面はライトファンの筆者からの教説は以上です。

(平成30年6月6日 水曜日)