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2018年7月21日

トップはソリューションを提示するのではなく未来の話をしなければならないと思う








おはようございます。

2018年7月の暑い暑い日本列島に対して暑苦しいことを語る配信記事です。

エアコン(冷房機)がなければ、日中は集中して勉強するどころの話ではないようになってきた気がします。

さて、小中学校に早くエアコンを導入してもらいたいというところについてはもちろん同意いただいたのですが、それで教育長が自分の部屋のエアコン止めて、さらになり変わった筆者が校庭で青空勤務(スーツにネクタイ)をしたところで、それが実際に何になるのか、または教育長自体が同様に暑さに苦しめば、教育行政自体の効率が下がってしまうのではないかという至極真っ当なご質問を賜りましたので、その返答というか自らの考えを述べておこうと思って筆を取りました。

もちろん、当該教育行政遂行に責任を持つ行政組織の長として、行政判断の「正統性」を担保するには、短期的に業務効率を下げてでも民衆と一緒に苦しみを分かち合うことがやはり必要なのか、といった議論が成り立つ余地もございますが、ここは筆者はより達観した、というか諦念のような感情を持っています。

筆者のような昭和生まれの無駄な40数年間を生きてきました者の観点から申し上げますのは、甚だ僭越ではございますが、現在の硬直した行政組織において、本当に市長や教育長のイニシアチブが発揮されるような場面は極めて少なくなっているのではないのかと「達観」しており、その点においては(私は先に申し上げた通りもはや立派な昭和生まれのおっさんですので)「諦念」に近いものも持っております。

なぜかと申しますと、一例を挙げますれば、国会議員削減しますとあれだけ大見得を切って、当の国会で公党の長として「宣言」しておきながら、なぜか人口減少が顕著になってきた数年後には逆に参議院議員が増えてしまうという面白い国になっているこの世の中、いくら民主主義で平等を標榜しても、どうしても選挙に行く暇のあるシニア層に寄った政策しかなされない、さらに言えば選挙権のない子供を本当の意味で顧みる政治家や行政官が、そのトップ層にどれだけいるか、はなはだ疑問であります。

そんなことを続けているので、人は子供を作らなくなり、子供は減り続け、生まれてこなかった国民にはもちろん選挙権も、請願も要求もできずに年だけ食うおっさんおばさん達が過去の蓄積をくいちらかすだけの国に実際になってきているようで悲しいです。

生まれてこなかった国民は、何も言うことができないのです。

そこは、かなり強く許せないなと思っているのです。

トップにとって大切なのは、姿勢を見せて、方針を示し、そして起こった結果に責任を負う、ということです。

自ら動いて何か作業をする、ということはもはやできない、その意味では大変不自由な存在であり、その極致におられるのが、日本においては、世界で最も権威の高い(ローマ法王と同格か高いくらい)天皇陛下、ということになります、というのが私の考えです。

だから、庶民に対してその姿勢だけでも見せろといいたい、というのが私の意見です。

加えて、教育行政に業務効率を求める、というのは何だかな、と思ってしまいます。

もし効率をきちんと求めるのであれば、速攻議会はオンラインになっているはずだし、選挙は電子選挙になっているはずではありませんでしょうか。

電子政府で運営されているエストニアのような国を見れば、それができない理由はないことは明白だと私は思っています。

議論はチャットで十分で、かつその議論の履歴が検索できるようになっていれば全く問題ないと思うのに、そうなっていない、授業も同じ内容であるならば多くを有名講師のタブレット配信動画授業にすれば良いはずなのに、その方が教育の衡平に資すると考えることもできるのに、受験産業以外がなかなかそうなっていないのは、そうなったら困る人が多く政治の世界や官僚組織におられるからではないでしょうか。

そうした、本当の意味で効率化を考えていない組織が、自らの組織防衛のために、業務効率化だの働き方改革だと叫ぶのは、たいへん面白く聞こえますし、こうした本当は業務効率化などやる気のないのではないかという「予断」を持って読む人にとっては、これも別の受け止め方がされるのではないかと思っています。

以上、行間のお話でした。

また、例えば、日本の教育行政のトップにいる人が、そのまま自分のご子息を、全国に数少ない大学医学部に裏口入学させるとか、そのまんまギャグ漫画に出てきそうなことが明るみになる世の中になっております。

人の上に立つ者は、その力をどのように使うか高い倫理性が求められますが、なかなか難しいようです。

筆者は大した人間ではないと自負していますが、ここまで心を堕としたくはないなと激しく思うものです。

トップがソリューションを提示する時代は終わったと思っています。

そういうのはチャットやSNSなどで簡単に集まる皆の集合知とAI(人工知能)が「考える」というか「提示する」という世の中になります。

トップは、未来の話をしなければなりません。

自分が死んだ後の世界の話を。

暑い季節に暑苦しい話で失礼いたしました。

こちらからは以上です。

(平成30年7月21日 土曜日)