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2018年9月13日

2018年9月時点における筆者の世界経済と株式投資銘柄についての個人的見立てについて






おはようございます。

2018年9月の世界経済や投資環境に関する筆者の私見を述べるという定点観測配信記事です。

現在のアメリカのトランプ大統領の動きを俯瞰しますと、明らかに目的は中国政府が推し進める「中国製造2025」の阻止であることは明白です。

この戦略の是非はさておいて、当否として、世界の覇権を握り続けたいと念ずる米国戦略としては正しいと言わざるを得ません。

そして、この米国戦略の最大の標的は、アリババやテンセントといった、急成長を遂げた中国深センを根城とする中華系IT企業群であることは論を待ちません。

もちろん、中国4,000年の歴史の底力を見せて、このトランプ包囲網を跳ね返し、中国ITネット企業が成長を続けるという可能性もありますが、最近のアリババなりテンセントなり、中国株式指数なりを見るにどうもここは厳しい戦いになりそうです。

トランプの思惑に国益を重ねた、米国ウォール街の欧米金融機関が、トルコに行なったごとくの売り浴びせをかけた場合、その影響はトルコリラの下落など比較にならないものが予想される、というのは本来リスク回避的な動きをすべき投資家の共通認識として正しいと思います。

ここにいたって、2018年9月現在の米中関係は、単なる「経済」的な貿易摩擦というよりむしろ、「外交」「安全保障」といった軍事的な観点において語られるべきと思います。

つまり、少し前の米ソ冷戦のごとく、前回はソ連が崩壊し不戦勝に終わった米国が、新しく世界の覇権を目指し始めた中国に対し、きつい一発をかまして叩き落とそうとしているのであり、これが世界全体にとって不経済といくら経済学者や金融ジャーナリストが叫んだところで、そのような合理的な視点で解決する類のものではないと思うのです。

このように、中国ではアリババのジャック・マーも引退し、トランプは依然として大統領に居座り続け、2期目も伺いながら、アメリカファーストで世界中に経済戦争をしかける模様です。

彼にとっては、戦争も含めて経済は全て単なるビジネスであります。

このトランプ大統領の動きで最も得をするのが、残念ながら彼の最も嫌っているシリコンバレーの米IT企業でありその代表格の1兆ドル企業Amazonであろうというところが皮肉なのですが、それでも、トランプは嫌いなもののうちでも米国企業を優先しようとするでしょう。

現に、トルコといった新興国通貨と株価は、アメリカ株式市場以外は下落しており、中国株式市場はもとより欧州、日本も最近は一進一退の状況に陥りながら、ずるずると下落リスクを顕在化させているように見えます。

この状況の中、アメリカ株だけ独り勝ちなのは、別に世界経済が好調であるというわけではなく、トランプ大統領が世界中から利権をひっぺがえしてきていることが大きく、そして、トランプ大統領はあえて意図していないと思いますが、その経済楽園と化したアメリカの中の、さらにとりわけ自由なカルフォルニア、シリコンバレーに世界中からインド人や中華系、ヒスパニック系の移民がさらに集まり、経済ユートピアを建設していくのではないでしょうか。

そして、世界経済全体は、世界的な人口減少世紀の本格化を控えて、非常に停滞していくことになると思っています。

世界中で、通貨が刷られ、金融緩和は進み、人為的インフレを引き起こした国家財政再建を数十年単位で行うことになると思っています。

特に日本で行われていることが、いずれ世界中に渡るというわけです。

そんな停滞した世界の中、既にグーグルもマイクロソフトもトップはインド人IT技術者になった、そこにファンドで乗り込むウォーレン・バフェット先生や、最近では日系の孫正義氏のような人間も入り乱れて、ここから少なくとも10年はシリコンバレーがIT知能の中心として栄えるのではないかと思います。

なので、筆者のオススメする株式投資銘柄としては、やっぱり

・アップル(孫がiPhone持ってるバフェットも買いだした)
・アマゾン(小売業世界トップ、おそらくAppleを1年以内に時価総額で抜きそう)
・グーグル(世界最高の知能企業)
・マイクロソフト(今を振り返ること25年前からおじさんおばさんの知る唯一の世界標準OSと文書作成、表計算ソフトを提供しつづける世界のデファクトスタンダード企業)

という、いわゆる世界プラットフォーマー企業群となってしまいます。

この点、あの、あまり代わり映えのしないiPhoneの新機種リリースもほとんどバレているあのアップルに今更投資するのか、既に高値圏になってしまったアップルを今更買うのかよ、という向きもありますが、アップルがここから2倍(時価総額2兆ドル)になる可能性の方が、例えば中国ネット企業の代表格であるアリババやテンセントの株価や日本のどこかの企業が今から2倍になる可能性よりはるかに高そうに思います。

iPhoneシリーズに関して言えば、日本の普通のおじさんもすでにiPhoneを普通に持ってアプリ回しているという通常の光景こそが、新しもの好きが飛びつくガジェットから真にiPhone端末がレガシーな人種にも行きわたった通常デバイスに昇華したとも言えると思います。

最近のアップルは新規性がないとかいいますが、マイクロソフトも事実上のスタンダードにWinXPを据えて新規性がなくなったと言われたところからずっと利益をenjoyしているということを合わせて考えますと、新規性がなくなったところの金のなる木に投資するのも投資の王道ではないかということです。

現時点での見解は以上ですが、筆者の見立ては当たることが少ない点については、大いに割り引いて咀嚼いただければと思います。

明日には豹変しているかもしれないながら、現時点においての投資環境についての個人的見解については以上です。

(平成30年9月13日 木曜日)