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2018年10月15日

データ全盛時代で野球のセオリーも劇的に変わりつつあるのかと感じた話です






おはようございます。

2018年10月の野球観戦に関する配信記事です。

野球を語るのは好きですがプレイはいま一つの筆者です。

そんな中ですが、2018年10月の秋の日本プロ野球、パリーグのクライマックスシリーズファーストステージ第2戦(福岡ソフトバンクホークス対日本ハムファイターズ 於 福岡Yahoo!ドーム)のチケットを貰ったので、久しぶりに野球観戦に出かけてきました。

結果は、福岡地元のホークスが、ファイターズに2-4で敗れる、というもので、詰めかけた満員御礼の地元ファンにとっては厳しい結果になったのですが、筆者が大きく感銘を受けたところがあります。

いろいろあるのですが、一つだけ挙げるとすると、データ分析が浸透し、それが古来の野球のセオリーをことごとく覆しているように見えたことです。

ファイターズの攻撃、バッターがある左の強打者の場合に、ホークスの外野守備は深め、しかしライト方向に寄らずに、レフト方向に寄って守備位置を取ったのです。

レフトなどは、なんとファウルライン近くまで寄っています。

そうして、その左打者が打った打球は大きくレフト方向に切れながら上がりましたが、レフトが足を飛ばして見事外野フェンスぎわでキャッチしたのです。

普通、左の強打者がバッターボックスに立った場合、かつての「読売ジャイアンツの王選手シフト」のように、外野は(さらに申せば内野も)引っ張る打球に対応すべくライト側に寄るものがセオリーでした。

しかし、おそらく、ここは筆者の想像なのですが、実際に個々の打者の打球がどこに飛んでいるのかというデータに基づいて守備位置を細かく変えているのでしょう。

さらに、よく考えれば一般的には、左の強打者が思い切り引っ張って強打した場合、打球は非常に速くなりますから、外野フェンスに直撃しようがそこまで転がろうが、とにかくそのバウンドのボールを含めてうまく処理すれば、3塁打にはならずに2塁打にとどめることができるわけです。

それよりも、立つバッターボックスとは逆方向に流し打ってふらふらっとライン際にポトリと落ちてしまう方が、よりダメージが大きい(3塁まで陥れられる)というリスクがあり、それを消すために逆方向のライン際を守ることのほうが、より効能の高い守備方法であるということで、少なくとも日本プロ野球のリーグの世界ではこうした守備体系が統計的に確立したのかもしれません。

プロ野球で、犠打による進塁がそんなに見られないのも、プロとなれば、例えば無死1塁の場面で右方向にゆるいゴロを打って進塁させる(この場面での最も失敗はダブルプレー)ことなどその気になれば朝飯前であるという技量の持ち主であることからなのかもしれません。

このあたり、無死1塁でとにかく送りバントで二塁に送る、といった高校野球とは違ってより戦術が複雑です。

そのように見ていきますと、やはり、高校野球とプロ野球とはレベルの違いがすさまじくあり、いくら甲子園を沸かせた超高校級球児であっても、プロに入ったらまた別枠で考えなければならない、ということなのだというのを改めて感じました。

逆に、甲子園経験はない、もしくはあってもそれほど活躍したわけでもない、という選手でも、例えば公立高校から実業団を経て育成契約でプロ入り、二軍三軍できっちり実績を上げて一軍のマウンドを踏んだりレギュラー選手の故障や怪我で巡ってきた先発のチャンスをつかむ野手もいます。

みんな、己の戦いを戦いきっているからこそ、その真剣勝負のリアルな場に(このテクノロジー全盛の時代、動画や映像でいくらでも見ることができるのに)5万人もの観衆が、お金を払い、時間を作って、やってくるのでしょう。

そのようなことを感じ、自らも、自らの戦いの場で頑張ろうと気持ちを新たにしたものです。

野球場から自宅まで、歩いて帰ったら足が攣(つ)りそうになってしまった今一つの筆者からの感想は以上です。

(2018年10月15日 月曜日)