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2018年10月12日

「就活ルール」が事実上廃止され学生も企業も本当に身になる就職採用活動ができるようになったという話です






おはようございます。

2018年10月のスポーツ観戦に関する話から始まる配信記事です。

福岡県北九州市八幡の出身ですが、大学時代の濃い4年間を京都で過ごしましたところから、日本プロ野球球団では「阪神タイガース」のファンを長いことやっております。

この阪神という球団、どうも毎年の対戦成績は大したことはないのですが、その「強くない」球団に対してぶつぶつ文句を言うのもファンの恒例となっております。

そして、文才溢れるファンは、写真のような秀逸なコピーを残すのです。

曰く、

「監督募集中 自薦他薦は問いません」
「阪神ファンの本庶佑先生 ノーベル賞おめでとうございます。突然ですが、阪神に効くオプジーボ開発してください。虎ステージ4です。」

といった具合です。

さすが神代の代から日本の都を擁した関西人のみなさん、言うことがいちいち深く面白いです。

なお、2018年8月以降の甲子園球場での勝利数

6勝 大阪桐蔭 ヤクルト
5勝 金足農
4勝 日大三 済美 阪神
3勝 近江 下関国際 読売 中日

などという記載がしれっと掲載されています。

甲子園球場は、ヤクルトの本拠地なのでしょうか。

それとも、春にも甲子園最多勝を飾った大阪桐蔭が真の本拠地を名乗るにふさわしいのかもしれません。

このように、日本人の心をがっちり笑いで掴む、そのような特性が関西人には宿っています。

それぞれに、各個人の能力を活かす、という気質に反映されているのかもしれません。

そんな中、(若干唐突ですが)いよいよ日本における新卒一括採用という慣例も廃止されることになりました。

これは、日本経済団体連合会、という日本の大手企業を会員とする日本最大の経済団体が、採用面接の解禁日などを定めた指針をずっと作ってきたものの、こうした自主的ルールを2021年春入社の学生からは廃止することを決定したというものです。

これで、「新卒」とか「中途」といった採用の区分は事実上なくなり、雇用側としてはその企業にとって真に必要な人材を適時採用できるか、労働者にとってはその企業の事業にこのタイミングで貢献できるか、といった真に実質的な採用基準に基づいて、衡平な、歪みやノイズのない採用、雇用、就職環境になっていくことが期待されます。

一応、こうした就職協定廃止の指針の廃止に経団連としては踏み切ったのは、経団連に入っていない外資系企業や情報技術(IT)企業などの「抜け駆け」が広がってしまい人材獲得への危機感や不満を抱く会員企業が増えたため、とのことですが、そもそも各社ごとの人材ニーズも戦略も違うことを考えれば、抜け駆けなどと言っても言われた側は個々の企業戦略に沿って合理的に運用しているだけで、こうした不満自体が規制する側の論理に過ぎないのは明白です。

こうして、役割を任された政府は大学側とで、新しい新卒就職活動のルールを整備すると言うことですが、これはあくまで教育機関としての教育の必要性に鑑みて設定される交通整理のようなものであり、例えば大学中退でも優秀なものであれば受け入れるといった採用活動を抑制する力はありません。

米Googleが、採用条件に大卒の資格を撤廃したというのがニュースになる時代ですから、実力さえあってそれが認められるのであれば、そうした企業に就職するなり自分で起業するなりすればよいだけです。

要するに、中途だろうが新卒だろうが何も変わりなく、一旦社会人やってた人が学び直して大学なり大学院で勉強し直して、また社会人になる、といったことも普通に行われていくでしょう。

そして、その個人の期待値と貢献度の見込みで決められる待遇によって企業は自由に採用でき、採用される側も適宜適切なタイミングで就職活動をすることができる、まさに理想的な状態だと思います。

もはや、大学のほとんどはハローワークと化しており、大学生たちは「就職活動」の号砲が鳴った瞬間、それまでの自由な服装から喪服の方がより派手とも思われるいわゆる「リクルートスーツ」で固め、黒髪にし、作り笑顔と作られた自己紹介と自己PRを暗唱し、そして作られた栄光「内定」を求めて奔走するのです。

あほらしいです。

一秒も働いていない内定者などに、会社が掛ける手間が大変です。

そして、その就活勝者と言われる内定ホルダーの学生、だいたいは「就職する」意気込みばかりで、その実「働く」「労働する」という意欲は異常に低い傾向があるように見えるのも問題です。

企業側も問題です。

「内定者」を完全にお客様扱いし、「就職する」までは何かと手とり足とりフォローしますが、「働く」「働いている」「壁にぶち当たっている」若者へのフォローや厳しくも温かい尾指導はなかなかなさいません。

本業に忙しいのでしょう。

筆者はその昔、平成の初期にある、今は名もない銀行に就職しましたが、そこで受けた厳しくも温かい、人間臭いさまざまな指導や労働については、今も思い出しありがたいことであったと振り返ることが多いです。

就職協定という無駄な足枷が外れ、それぞれの雇用主と労働者が、対等かつ前向きな関係でバリバリ活動していくような世の中になればと思います。

そんな会社の株を買っておきたいと願う筆者からの感想は以上です。

(平成30年10月12日