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2018年12月31日

ライザップが会社自体をスリム化して結果にコミットしていく再出発をはかった話をしておきます






おはようございます。

2018年12月のライザップという2018年を代表する浮沈を経験した会社に関する配信記事です。

この会社、正式名称はRIZAPグループ株式会社と言いまして、2018年12月現在の代表取締役である瀬戸健が2003年4月に設立した、健康食品等の通信販売を手がける健康コーポレーションを起源とした会社です。

最近テレビCM等で急速に有名になった「結果にコミットする」をキャッチフレーズに2-3カ月で大幅な体重減と体型改善を目指すパーソナル・トレーニングジム「RIZAP」事業の急成長と、美容や健康、アパレル分野などへの積極的なM&Aにより事業規模を急拡大させ、札幌証券取引所の新興企業向け市場アンビシャスに上場し、株価は実に当初の100倍以上の1株1,500円をつけた時期もありました。

ちなみに、社名の「RIZAP」は「RISE」と「UP」を組み合わせた造語で、「どん底の状態からでも、その人が望む限り、必ず高く飛躍できる」という意味が込められているといいます。

このライザップが、自らの会社自身が急速な赤字体質に陥り、RIZAP事業よろしくスリム化して株価も1,500円から1/10になるという苦難を、実に3ヶ月程度で味わうことになろうとは、絶頂期の当社では考えられないことだったでしょう。

カルビーの会長兼最高経営責任者(CEO)として、同社を着実な成長路線に導いた名経営者である松本氏が2018年6月に最高執行責任者(COO)としてライザップに入り、瀬戸氏にM&A凍結を進言するところから同社の苦難の歴史が始まったと言えましょう。

2018年11月14日に、業績予想が赤字に転落する見込みとの状況を受け、当面は新規のM&Aを原則凍結する、不採算事業からの撤退・売却を行う、成長事業への経営資源集中などを柱とした構造改革を実施することを明らかにしたのです。

そうして、社内における従来の拡大路線を推し進めた多くの取締役たちを、執行役員として事実上更迭し、経営から遠ざけ、各収益部門や子会社の収益目標達成に専念させ、取締役会を、自身と瀬戸氏以外の、3人の社外取締役を含めた透明度の高いものに作り変え、さらに多くの取締役を降格した責任をとって自らの代表権も返上するなど、血を流すのを厭わない構造改革を為し、この体制で新しい年を戦うことにした、と宣言したのです。

2018年12月28日(金)の同社取締役会において、以下の通り、取締役会の大幅なスリム化と構造改革を決定しました。

代表取締役社長 瀬戸 健 (ヘルスケア事業統括)
取締役 構造改革担当 松本 晃
取締役 監査等委員 大谷 章二 (社外取締役)
取締役 監査等委員 近田 直裕 (社外取締役)
取締役 監査等委員 吉田 桂公 (社外取締役) 


ライザップは積極的なM&A(企業合併・買収)で急拡大したものの、傘下に収めた企業の再建がほとんど進んでいませんでした。

新しく参画したプロ経営者の松本氏は、瀬戸氏の周囲のいわゆる「イエスマン」を遠ざけ、そしてこれまでの事業体制を推進した担当取締役にきっちり責任を取らせたということになります。

投資家向け説明には、以下の通り、

取締役会改革に加えて、2019 年1月1日付で執行役員制度を導入することにより、執行権限および執行責任を明確にし、経営の機動性および計画実行の確実性の向上を図ってまいります。
また、業務遂行に優れた社内外の人材を執行役員に積極的に登用することで、持続的成長とさらなる企業価値向上の実現につなげてまいります。
今回導入する執行役員制度の概要は以下のとおりです。
・執行役員は、当社との委任契約または雇用契約に基づき取締役会が委嘱する業務を執行します。
・執行役員の選任・解任、担当業務等は取締役会で決定します。
・執行役員の任期は、各事業年度の終結日(毎年3月 31 日)までとし、再任を妨げないものとします。
(なお、2019 年1月1日就任の執行役員の任期は 2019 年3月 31 日までとします。) 


とありますので、待遇は依然高いでしょうが、役員ではなく社員に戻り、そして事実上の傭兵、有期契約社員の身分になるということです。

もちろん、成果をあげれば再度取締役への昇格も望めましょうが、すでに最高値の1/10をつけた株価を含め、同社のこれからの前途は多難であると言えましょう。

ライザップ、結果にコミットしてもらいたいものです。

他山の石として、筆者自らの企業経営にも活かしていきたいと考えております。

創業者兼代表者の瀬戸氏とは、出身北九州市で同郷という縁がございます筆者からの簡単企業解説は以上です。

(2018年12月31日 月曜日)

2018年12月30日

鹿児島にかつてあった特攻基地は知覧だけではなくて鹿屋万世指宿にもあったということを知っておいてほしい






おはようございます。

2018年12月の年末年始旅行に関する配信記事です。

今年から来年にかけての年末年始旅行として、雪の恐れが少ない鹿児島への車の旅を思いつきました。

2018年大河ドラマ「西郷どん」に影響されたわけでもありますが、鹿児島で本格的に会社の事業展開することも将来あるだろうということ、また、現在仙巌園に居を構える島津斉彬の直系のご子孫である島津家の島津興業のご当主や番頭さんと個人的に知り合いであるという縁もありまして、福岡市を車で出て霧島から鹿児島市内、そして指宿、それから錦江湾を横断して大隅半島に入って西郷どんのオープニングで有名になりました雄川の滝や神武天皇のご両親が眠る吾平山上陵(あいらさんじょうりょう、神武天皇の父である鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)などの陵墓)を見ながら鹿屋市に入り、鹿屋航空基地資料館を見学してから一路福岡市まで戻ろうというプランです。

鹿児島に行きながら、薩摩半島の特攻基地としてとみに有名な知覧に行かずに、わざわざ錦江湾を渡って大隅半島に入って鹿屋航空基地に行くのか、それは、筆者の亡くなった母方の祖父が、もと宇佐「海軍」航空隊において少年航空隊整備兵として従軍していたということから、あえてこだわったものです。

死んだ爺さんは、どうせ召集されるのであれば、中国奥地や東南アジアを歩いて背嚢や銃剣を背負って行軍していかなければならない陸軍と違って、海軍は、軍艦が戦場まで連れて行ってくれる、もしくは航空隊ならば飛行場での勤務になるから楽である、という理由で海軍に志願したと言っておりましたが、あながち外れたものではなかったようです。

ただし、海軍のほうが、各戦科における専門指導が殊の外厳しく、祖父も航空隊整備兵として一人前になるまでそれは激しく厳しくしごかれたといいます。

ヘマしたら、スパナで殴られるようなこともあったと聞いています。

下手な整備をすれば最後、貴重な航空機とパイロットが戦わずして失われてしまうという緊張感で、そっちはそっちでそれは厳しいものであった、と小さい頃の筆者に語ってくれました。

19歳で志願して海軍航空隊の航空整備兵、ですから、大学にはいけませんでした。

不肖の孫は、大学にも行かせてもらい、44歳の今まで惰眠を貪っているわけです。

さて、そもそも有名ではありますが、最近は永遠の0という書籍や映画でさらに有名になった特別攻撃隊の存在として、鹿児島県知覧市が有名ですが、特攻機イコール零戦(正式名称は「零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)」)というのは大きな間違いです。

零戦は、旧日本海軍の制式戦闘機の名称(略称)なのです。

知覧はそもそも陸軍航空隊であり、ここから飛び立った特攻機は、零戦ではなく、陸軍機の隼(はやぶさ)や、陸攻、飛燕といった陸軍の制式戦闘機や爆撃機だったのです。

もちろん、今ある日本のため、国に殉じた若い数千人のご先祖様に感謝し、お参りするということは、その子孫であり今の日本に生きる我々にとっては義務であると考えておりますが、基本的なところで、知覧は陸軍基地、そして零戦が飛び立ったのは海軍基地である鹿屋であったということは知っておいてもらいたいと思っています。

鹿児島県には、かつてこの鹿屋(海軍)、知覧(陸軍)の他に、万世(陸軍)、指宿(海軍)にも特攻基地があったのです。

知覧から西に15キロメートル、吹上浜に面する海岸べりに、万世特攻基地がありました。

鹿屋には新年に向かいますので、ここでは、万世特攻平和祈念館にあります万世特攻慰霊碑 「よろずよに」の碑文を全文掲載させていただき、結びといたします。

どうぞご覧ください。

昭和19年(1944年)、太平洋戦争の戦局はとみに悪化し、すでに決定的段階を迎えんとしていた。 
ここ加世田市吹上浜の地に、戦勢転換の神機を期すべく地元民学徒ら軍民一致の協力によって、本土防衛沖縄決戦の基地萬世飛行場が建設された。 
昭和20年(1945年)3月28日より終戦に至るまで、陸軍特別攻撃隊振武隊の諸隊、飛行第66戦隊、飛行第55戦隊の若き勇士たちは、祖国護持の礎たらんと、この地より雲表の彼方へと飛び立った。 
一機また一機と。 
征きて帰らざる者あまた。 
或いは空中に散華。 
或いは自爆。 
壮絶にして悲絶。 
その殉国の至誠は鬼神もこれに哭(こく)するであろう。 
終戦以来幾星霜、ここに祖国は、その輝かしき復興をとげた。 
われら生き残りたる者と心ある人々は、英霊の魂魄(こんぱく)を鎮め、その偉勲を讃えんがために、ここにこれを建立する。 
昭和47年(1972年)5月29日(碑文より)

将来の子孫たちに恥じない生き方をしたいものです。

こちらからは以上です。

(2018年12月30日 日曜日)   

2018年12月29日

酸素系漂白剤を風呂の残り湯に投入したところに食器や容器を沈めて追い焚きすればピカピカになる件






おはようございます。

2018年12月の年末の大掃除に関する配信記事です。

酸素系漂白剤というものがあります。

重曹やクエン酸でも良いですし、同じような効果が得られると思うのですが、今回は酸素系漂白剤でやってみたところびっくりするくらいに汚れが取れてピカピカになったので、その紹介をさせていただきます。

まず、風呂の残り湯を使います。

次に、洗いたい食器や水筒、調理用具(おたまなど)を、バスケット容器に入れてお風呂に沈めます。

風呂用品もついでに沈めます(椅子や洗面器など)。

筆者は、シャワーヘッドの黒ずみが気になったので、そのままシャワーヘッドも投入しました。

そうして、酸素系漂白剤をさらさらっと投入して、風呂の蓋それ自体も沈めて、風呂の追い焚きや自動保温のボタンを押します。

そうして、一晩寝かせれば完了です。

翌朝見れば、風呂釜自体の排水槽も劇的に綺麗になっている状況で、あとは温水シャワーで洗い流せばピカピカに光るようになります。

まさに新品同様。

気持ちよく新年を迎えられそうです。

続いて、調子に乗って、台所のシンクの排水溝をサランラップで塞いでお湯が溜まるようにして、包丁類を入れて同じく酸素系漂白剤をサラサラ投入して一晩置きました。









こちらの方も、何だかピカピカになり、非常に良い感じです。

台所のシンクの排水溝のまわりや黄ばんだ部分も、スッキリして気分も上々です。

このように、廉価で手に入る重曹やクエン酸、酸素系漂白剤といった身近な古くからの洗剤を使えば、色々なものの清掃ができるものです。

風呂や台所のシンクを使ってつけ置き洗いをするという発想は、結構使えるのではないでしょうか。

今回は年末の大掃除に関する手軽で楽な方法のご紹介でした。

部屋や台所や風呂の汚れは取れましたが、今年の心の汚れは落ちないまま、来年に向けてカウントダウンが始まった筆者からは以上です。

(2018年12月29日 土曜日)

2018年12月28日

教育とは何だろうと深く考えたいと思った細かいけれど大切だと思う事例の話をいたします







おはようございます。

2018年12月の教育に関する配信記事です。

上の写真のような、小学校(であろう)先生からの「正答」がありました。

ちょっと奥さん、太陽が、動くんですってよ。

天動説の教員免許があるのか、と驚愕した次第ですが、この先生(先生と呼ぶのは何か違うと思いましたので、今後、文部科学省認定の「教員」とします)も、大学の教職過程で指導を受けたたった一つの答え、で生きていることの証左なのでしょう。

ちょっと恐ろしいです。

「太陽が動くから」

「学習したことを使って書きましょう」

とのご請託です。

太陽が動く、ということが「学習する」ことだとは、少なくとも中世は遥か昔に抜けた21世紀に行きている我々としての初等教育としては、厳しいところです。

小学生のときは、連立方程式は使わずにつるかめ算で押し通すとか、太陽が動いている(ようにみえること)をそのまま太陽が動いていると書いて解答とせよ、とか、ほかにも、常用漢字じゃないから新潟も「新がた」だとか、おかしなことがいっぱいです。

目隠しして高速道路を歩いて渡れ的な、どこから車が飛び出てくるのか全く予見できない世界が、ここにあります。

地球が動くのか、地球上では太陽が動いたように見えるのか、それは、たとえばNHKラジオの電話相談で「どうして地球は反時計回りなのですか?」という質問に対して、南極側から見れば時計回りになるわけで、また赤道面から見たら時計回りも何もあったもんじゃない、という宇宙の全方向性から回答した秀逸な答え方があって、そういう場合においても、地球は反時計周りに回っている、と「解答」せよ、とこの手の学習指導要領には書いてあるのかもしれないな、と考えるに、

げに恐ろしきは自信満々の自称「先生」なり

と思った次第です。

問答無用の、しかも間違った知識で、ためらいなくバツをつけることができる、その感性、だいぶ人間らしさが減ってきているように思えるのは、筆者が小学校を卒業してかなり経つからなのかもしれません。

筆者は小学生の時の教諭(先生)から、ここまで画一的な採点や評価をされたことがなかったので、今の小学生たちは、子供のくせに結構大人に合わせるのに大変なのだなあ、と思ったことでした。

宇宙世紀の話は好きですが、地球レベルで考えることは得意ではない筆者からは以上です。

(2018年12月28日 金曜日)

2018年12月27日

ウイルスがなぜ宿主を殺してしまう場合があるかその答えはレゼルボアが知っているという話です






おはようございます。

2018年12月のウイルスに関する配信記事です。

本日は、人間にとって怖い病原体やウイルスについて専門的なことをわかりやすく解きほぐして話してみる記事を書いてみたいと思います。

医師免許や獣医師免許、歯科医師免許や薬剤師免許、看護師免許などを持っている人ならばご存知なのでしょうが、筆者始めその手の素人には実のところよくわかっていないので、あえてここに記しておくものです。

人を死に至らしめる病気を運ぶウイルスは、その宿主の身体を食い尽くし、そして命を奪えば自らも死に至るのは自明なのに、どうして、そんな大切な宿主を死に至らしめるまで攻撃しつづけるのでしょうか。

これは思えばおかしな話で、例えば、時は江戸時代、神尾春央(かんおはるひで、貞享4年(1687年) - 宝暦3年5月5日(1753年6月6日))という徳川幕府の旗本侍(官位は若狭守)がおりまして、これは年貢を非常に厳しく取り立てた酷吏としてつとに有名で、彼の言葉として「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」と述べたとされる有名な話があるくらいですが、それでも、「百姓など殺してしまえ」とは書いておらず、搾り取るだけ絞りとるが、生かさず殺さず、という姿勢を徹底しているという点で、この現代も人間を悩ますウイルスとは一線を画しているのであります。

ウイルスも旗本も、それ自体単体で生産活動に従事しているものではなく、ゆえにそれ単体では生きられず、なんらかの細胞もしくは農民に寄生して暮らしていく必要があるわけです。

もちろん、厳しく年貢を取り立てた旗本に比べて、ウイルスの方は非常に簡単な構造をしておりまして、ゴマの種のような硬いタンパク質の「殻」のなかに遺伝情報が詰まった「核酸」がそのまんま入っているだけ、というような極めて簡単なつくりになっています。

そして、核酸に入っているタンパク質の遺伝情報は、材料さえあれば勝手にコピーして増えていくようになっていて、その遺伝情報に従ったウイルス(生命とも言いがたいですが原始的な生命と言えます)が新しくできて、結果としてウイルスが増えていく、という現象が起こります。

従って、ウイルス自体はその近くに養分があれば、勝手に遺伝情報を晒して自己増殖するだけの、いわば機械に過ぎませんので、彼らが自己増殖しようと「思って」やっているわけではありません。

たまたま、ウイルスが入った宿主の細胞の中で、コピーできる限りコピーする、というだけですので、材料となる細胞が死ぬなりして増える材料がなくなれば、そのまま増殖が止まる、というだけのことなのです。

ウイルスは侵入に成功した細胞を持つ宿主の生命体自体を別に「殺そう」などとは思っていません。

しかしながら、そういう物理現象の結果、宿主が結果的に死ぬことはよくありますが、別段そこに特段の強い因果関係とか恨みとか思いとか経営理念などがあるわけではないのです。

なぜかといえば、それはウイルスが細胞を「殺さずに」増えることができる場合がよくあるからです。

例えば日本脳炎ウイルスがヒトに感染すると場合によっては重篤化して死に至る場合もあります。

恐ろしい病気です。

人間にとっては、です。

しかしながら、このウイルスは、ブタの細胞では増えても細胞に悪影響が特段出ないのです。

しかしながら、ブタの体内で増えたウイルスが蚊を媒介してヒトやその他の動物に感染したとして、その「宿主」がたとえ死んでいなくなったとしても、相変わらずブタというウイルスが増える場所は確保されているのです。

ウイルスとしては、単に有限の宿主であった、というだけであまり代わりがないのです。

それに、永久に生きる宿主や生命というのがない、ということもこのことの答えになるかもしれません。

ウイルスによる病気で死のうが、ウイルスは直接の影響を下さないがどっちみち時間の経過で寿命で死ぬか、その違いは少なくともウイルス側にとっては特に関係ない、ということになりそうです。

この場合の、ブタは日本脳炎ウイルスにとっての「レゼルボア」と呼ばれます。

ヒトを含むウイルス感染によって悪影響が生じる動物は「感受性動物」と言われます。

つまりウイルス増殖によって感受性動物が死のうが死ぬまいが、ウイルスにとっては根拠となる、増殖可能な場所(寿命まで宿主でいてくれる)、「レゼルボア」というユートピアが有る限りにおいて、そんなことはどうでもいい話なのです。

レゼルボアがある限りどうでもよく、攻撃しすぎる(増えすぎてその細胞での増殖の機会を失う)ということにもならない、ということです。

今日はブタにとっては無害ですが、人間にとっては有害となる日本脳炎ウイルスを例に、ウイルスというものの本質に迫ってみました。

理科や生物は割と得意でしたが、保健体育についてはあまり得意ではなかった筆者からの記事は以上です。

(2018年12月27日 木曜日)

2018年12月26日

勤め人のいわゆる職場の「飲みニケーション」についてその今昔を考えてみた話です






二日酔いの朝からおはようございます。

2018年12月の職場の飲み会に関する配信記事です。

職場飲み会をするといっても、筆者が会社に入った平成ひと桁就職世代においては、生まれは皆昭和であり、飲み会といっても別に忘年会とか新年会とか言ったりせず、とにかく常時飲み会、そのような時代でありました(平成元年生まれは小学校4年生でした)。

飲み会は、名前をつけて行うものではなく、常時行なっているもの、いわば常在戦場(じょうざいせんじょう:長岡藩(現在の新潟県長岡市)の藩風・藩訓)ならぬ常在飲み会だったのです。

そして、ウコンとか漢方とかいった、各種の錠剤携行の舞台でもありました。

なにせ一次会でビールや日本酒を吐くほど飲んだ後に、二次会のバーでウィスキーなどの強い酒を煽りつつ、三次会では上司のおはこの歌を避けながらのカラオケレパートリーを披露し、そうして部長以上の上司が抜けた後の課長以下での慰労の四次会、当然家には帰れませんからそのまま神田のカプセルホテルに入って先輩の課長代理とコップ酒で一杯、それが五次会、といった塩梅だったのです。

課長代理は、翌朝早朝より仕事に行かれ、そして筆者は寝坊して遅刻しました。

こんな話を、例えば平成生まれ以降の世代の人にしても、おっさんの吹いた適当なほら話のようにしか思われないかもしれませんが、明らかに、ある一定世代以上ならば激しく首を縦に振る、そう、いわばハードロックでビートを刻むくらいに激しくシェイクするはずなのです。

さて、ではなぜこれほどまでに職場の皆で飲んでいたのでしょうか。

現代(2018年12月時点)との相違が、飲む態様以外に明確に一点だけあります。

飲み会をするといっても、飲み会が盛んなそんな時代は、明らかに飲み代は上司か会社持ちであった、ということです。

筆者が社会人の新人の時に、某信濃県において、地元老舗旅館でその地方で大きなシェアを誇る大きな地方銀行の頭取以下招いて行われた、経済交流会の席では、新人であった筆者が「おいビルメン!」なんて具合に呼ばれてその銀行の頭取が千鳥足でトイレに向かうのを介助させていただき、そして一緒に連れションしながら昔話(説教のこと)を拝聴する、みたいな会でしたが、あきらかに参加費は会社持ちであったわけです。

確かに、日々五次会くらいまで連れていかれて本当に会社で業務しているより長く飲み会にいるという状況を味わって確かに辟易しましたが、先輩や上司(部長)のおごりであり、若手社員だった筆者が支払った記憶がほとんどありません。

すなわち、昔の飲み会(ざっくりと昔の〜というフレーズを使います、これを使い始めたらオッさんの始まりですがもう遠慮するのはやめました)は、若手を育てるとか、若い人たち(これもざっくりし過ぎた言い方ですが解禁します)を、おっさん理論ながら慰労したい、そのついでに自分の苦労話や自慢話を聞いて欲しい、という強烈なモチベーションがあって、若手に金を出させることはほとんどありませんでした。

そうした、面倒くさいながらも明確な「恩義」の送り手と受け手のやりとりがあって、後輩は先輩に遠慮なく、たかり、語り、そして部下が上司に、後輩が先輩に「たかる会」がそこここで開かれていたというわけです。

しかしながら、会社を取り巻く社会情勢が代わり、第一に終身雇用でなくなったことによる組織構造の変化が、こうした激しいビートを刻む飲み会を駆逐しました。

短期的なネットワーキングにもならないと評価される懇親会に、自分の金と時間(業務時間外の時間)を出して参加するなんていうのは、ありえないというのはある意味当然であります。

飲むなら自らの気安い友達と飲むということになるでしょうし、飲み会自体SNSやっていれば問題ない、という手合いも増えました。

最近は、社内の飲み会に会社が補助金を出し、部下を誘っての「飲みニケーション」をアシストするという制度も一般的になってきました。

お金の面では確かにこれで大丈夫なところがあるでしょうが、もう一つ大きな問題である、会社組織を蝕むパワハラやセクハラといった、上司にとって恐ろしい危険(リスク)へのヘッジ手段は特にない状態です。

筆者も、昭和生まれの新人から、20数年を経て、そうして一応組織の上司になったわけですので、新しい時代の飲み会のあり方について日々思案し模索ています。

ランチ会にしてみたり、朝食会にしてみたり、お茶で切り上げたり、高速回転のバルウォーク的飲み会にして、いつでも参加できるし抜けることもできるようにしたり、いろいろ考えることも多いです。

しかしながら、時代を超えて、コミュニケーションが取れていると心地よく感じられる雰囲気作り自体が一番大切であり、飲み会云々はその手段に過ぎないのではないか、と思うようになりました。

したがいまして、コミュニケーションをいつでも開いている、そのようなオープンな明るい心構えで会社に来る、これ以上によい方法はないのではないかと思うのです。

組織の力は、直属の上司という縦のライン以外の、斜め上のメンター的上司や斜め横の部署の先輩からの心構えといった関係から育まれることが多い、ということを肌感覚で知っている筆者としては、飲み二ケーションに限らず、積極的に率直に意見が交わせられる組織の維持に腐心して、自分ができるだけ楽をしようとしているのです。

モリモリ食べて、ビシバシ働こう!

と宣言して、本当は自分はこっそり休んで楽をしたいと願っている筆者からは以上です。

(2018年12月26日 水曜日)

2018年12月25日

何かを分け合うというシェアリングエコノミーの現在地について述べておこうと思う記事です






おはようございます。

2018年12月のシェアリングエコノミーについての配信記事です。

昔、筆者が大学生をやっているような時代には、大学の生協の掲示板に、「欲しいもの」「いらないもの(差し上げるもの)」といった紙の掲示板がございまして、それを見ながら、学生間でその紙に書かれた電話番号(携帯電話ですらない)に電話して、つながればどのようなものかを口頭で確認し、引き渡しの期日や中古品としての値段などをやりとりして受け渡しを行うといったことがされておりました。

本についても、大学街にある古書店で、目当ての本を探してなければ、大学図書館や市内の公立図書館に出向いて、蔵書になければ取り寄せてもらうといった手続きを経て、または大学の先輩から譲り受けるそのような基本書の類を引越しついでにもらいに行く、ということがよくされておりました。

自転車についても、自分が乗らなくなる、または遠い都市に就職や大学院進学で行くときに、安い自転車まで持っていくことはないので、部活をやっている人はそのまま合宿所の共用チャリンコにしてしまったり、後輩に差し上げたりしてうまいこと押し付けておったわけです。

しかしながら、時は流れて平成30年も年末になりますと、その非常に狭い中で閉じていたシェアリングエコノミーがものすごい勢いで広がるのを覚えます。

例えば、最近、子供用の自転車をそろそろ買い換えようということになりました。

古い自転車は、なじみの自転車屋に引き取ってもらい廃車処分にすることもできますが、いちおう丈夫ないい自転車なので、乗るには全く問題ありません。

しかしながら、小学校低学年の女の子用の自転車の引き取り手を大学の掲示板のようなもので手軽に探せるような環境にはもういいおじさんになってしまった筆者には、そのような手軽な手段はないのです。

そこで、より小さい子供を育てている、母親に自転車の写真をつけて送ってみました。

「この自転車いる人いますか?」

すると、彼女は、すぐさまSNSでこのような自転車が必要かと写真入りでつぶやいてくれたのです。

そのつぶやきのスレッドに、即返信があり、めでたくほぼ一瞬で引取先は決定しました。

しかし、筆者とその引取先の方は、直接の面識がありません。

そこで、つぶやいた女性は、SNSのメッセージ機能を使い、筆者とその引き取り者を含めた3者のグループチャットを作ってくれました。

そうして、引き取り者との自己紹介を経て、引き取り者には車がないので、自転車を持ってきてもらえればありがたい、住所はここ、というような簡単なやりとりが数回行われ、そうして、無事に、クリスマスプレゼントを届ける伊達直人さんよろしく、自転車は引き取り手のところに届いた、というわけです。

実は、引き取り手の方は自転車を運んだときには外出中でしたので、会ってません。

それでも、置いた場所を写真に取り、グループチャットに流しておけばまず間違いなく届くので、楽です。

そうした、「あげたい人」→「欲しい人を探してくれる人」→「欲しい人」への連絡が、特に二番目の→に介在するSNSという機能が、非常に心地よいと感じることでした。

これは、何かの専門家の代理店機能に似ています。

不動産賃貸や訴訟などの代理人と一緒です。

自分のニーズを投げておけば、専門家が専門家たるネットワークを駆使して、何らかの解決策を自分1人に比べれば長大なリーチをかけて提示してくれるというわけです。

生協の掲示板に紙を掲示して電話を待つという時代からすれば、長足の進歩です。

いい時代になったと思います。

それゆえに、新しい時代における情報のやりとりや仕事の進め方についても、日々改善改革していかないと、手回し計算機を回していた銀行員の時代から精神的に脱却できないのではないかなどと思ったことでした。

本日はシェアしやすくなったシェアリングエコノミーのお話でした。

先輩からもらったお下がりのネクタイを大事に使いまわしております筆者からのコメントは以上です。

メリークリスマス!

(2018年12月25日 火曜日)

2018年12月24日

来年早々より年賀状を出すことを卒業して欠礼しようと決定したことの連絡になります






おはようございます。

2018年12月の年賀状に関する配信記事です。

来年早々の年賀状ですが、当職については欠礼いたします。

筆者からの毎年の年賀状を楽しみにしていました方々に置かれましては、大変恐縮なのですが、来年より、人生の終局活動の第一歩といたしましても、毎年の新年の特定期間に臨時労働者を集めてまとめて行うという郵便事業者の方々の負担軽減のためにも、削減できるところはできるだけ前倒してやっておきたいと念じまして、ここはこのタイミングで割り切っておこうと決断したものです。

確かに、お世話になっております皆様に対して礼儀を欠くことになりますので、その点については心苦しいところではあるのですが、それでも欠礼させていただくことを決断いたしました。

最近のSNSやブログといった、オウンドメディアの発達はめざましいものがございまして、筆者が暑苦しく生存していてせわしなく活動しているという点につきましては、特に手紙でそのことを出さなくてもわかるようになってきました。

むしろ、正月を除く364日、何をやっているのか逐一報告できるくらいに発信しております。

したがいまして、別段常時連絡がつく相手に、何らかの定期的な紙媒体での連絡事項を送るという必要性が薄れてきたと感じてまいりました。

そして、相手がSNSをやっていない場合であっても、それでも、少なくともネット上に晒している筆者の情報から明らかに筆者を見つけ、連絡することは「可能」でありますから、それでも連絡してこない人に対しては、別段年賀状をお届けしても特段お互いにメリットもないであろうというのは自明です。

それからもう一つ。

日本郵便という会社の繁忙期の業務を緩和し、彼らの働き方改革を後押ししようという戦略もあります。

わざわざ、郵便切手分の郵送料を含んだハガキを購入し、その裏にキンコーズ等で自分の原稿を印刷し、またおもて面には.csv形式でダウンロードしたスマホの電話帳から自宅住所を抜き出して、これまたキンコーズに持ち込み宛名印刷を行うというような作業を行い、そのハガキの現物を、数百枚筆者の知り合いに、1月1日に届くように手配しまとめて一気に輪ゴム付きで配送する、これはインターネットを使えば瞬時に情報のやりとりができる世の中においては、大変贅沢かつ人件費のかかるゲームだと思います。

決して、ハガキ代だけで人件費が賄えるとは思えないのです。

そこで、日本の労働力の無駄遣いを避け、より生産性のある業務に従事していただきたいということで、少なくとも筆者の年賀状は謹んで廃止することといたします。

こういった意味で、日本経済の再興に資する「公共の福祉」として、今回の年賀状廃止を前向きに捉えたいと思います。

決して、年賀状を書くのが間に合わないのではありません。

書けるけれども、それでもやらない、という業務改善にシフトした、とお考えください。

ちなみに、例えば筆者が死ぬような時は、年賀状やハガキではなく、おそらくこのブログにアップしてそれまでのご厚誼にお礼をもうしあげ、はい左様なら、ということにさせていただきたく、葬儀も、このブログを見れるようにしておいてもらえれば良いくらいです。

それでは、予めになりますが、謹賀新年、来年もよろしくお願いします

こちらからは以上です。

(2018年12月24日 月曜日)

2018年12月23日

ペーパーレスとは紙を減らすのが目的ではなく業務自体造り変えようとするものです





おはようございます。

2018年12月の働き方に関する配信記事です。

少し前までは、「紙」に情報を載せて配ったり、共有したりすることが、もっとも情報の展開が早く、業務を進める上での前提としての情報伝達手段でありました。

しかしながら、例えば経営会議や部長会といった、議論を行い物事や案件を判断する場で、資料を紙で配るということを行うより、タブレットやプロジェクタで共有することが広まってきたようです。

これは、「紙」に変わる情報伝達手段として、IOTが発達した結果得られた「技」であり、こうした道具の進化に適切についていけない組織は早晩滅ぶことになるでしょう。

社内から全ての紙を無くす、というスローガンはとてもわかりやすく、これは「紙」という経費の塊を減らしてコストを削減する、ということが目的なのではありません。

「紙」自体の値段は特に高くないのです。

しかしながら、紙でしか情報の伝達がされない、というのが問題なのです。

それは、紙の手紙でやりとりしていた数百年前と基本的に情報のやりとり方法が進化しておらず、紙が発明された時代に羊皮紙や粘土板で文字を書くほうがトラディショナルだと叫んでいた人と同じ態度であるだろうということです。

ペーパーレス化というのは、事務機屋さんから提案される経費削減方法ではありません。

目的は、紙という情報伝達手段から、電子媒体を利用した情報伝達および決定システムに乗り換えて、現代に合わせた効率的な業務をしようということに他なりません。

入力業務を減らし、資料作成スピードを増し、そしてプロジェクタやタブレットに映し出せば、資料の「配布」スピードをほぼゼロにすることができます。

こういった、仕事のやり方進め方を変えて業務を作り変える、という目的がなければ、いくら紙を減らそうといっても紙に頼った情報獲得手段を変えない限り無理だというものです。

このため、社内から紙を無くすというわかりやすいスローガンを掲げてロールプレイングゲームのように進めます。

そうしないと、世界の他の一人当たりGDPが高い国、例えばオーストラリアやシンガポール、アメリカのシリコンバレーのような人々には国際競争で勝てないのです。

日本はかつて航空技術で一瞬世界の頂点に君臨し、当時のアメリカ人イギリス人にクレイジーと呼ばれた大型正規空母6隻を主体とした航空機動部隊を編成し、長駆択捉島単冠湾から無線封鎖を経てハワイオアフ島沖に「出現」し、世界初となる大規模航空攻撃(1941年12月8日真珠湾攻撃)を成功させるなど、進取の気質に富んだ国民なのです。

業務の中の「作業」部分をできるだけシステム化し、業務を進める人間はビジネスの面白い、興味ある部分を担当していかなければなりません。

ペーパーレスは紙を削減させるということではない、というお題でのお話でした。

紙を繰ってよく手を切っていた筆者からの記事は以上です。

(2018年12月23日 日曜日)

2018年12月22日

人生はサッカーに限らず想像するよりもはるかに長いものであり続けることが何よりも大切だと思った話です







おはようございます。

2018年12月の日本のJリーグサッカーに関する配信記事です。

2018年12月18日の夜に、Jリーグの年間表彰式「Jリーグアウォーズ」が行われました。

その中の最大のハイライトが、そのシーズンの最優秀選手賞(MVP)の発表です。

今年は、J1連覇を達成した川崎フロンターレのMF家長昭博(32)が初選出されました。

このJリーグアウォーズの最優秀選手賞(とベストイレブン)は、事前にJリーグの監督・選手(選手は規定によりリーグ戦の総試合数の半数以上出場した選手が対象)の投票によって優秀選手賞をそれぞれ選出し、選出された選手の中から選考委員会にて決定されるという、極めて公正でありそれゆえに名誉な賞です。

もちろん、家永選手の今期Jリーグでの活躍が光ったことへの正当な評価、ということですが、家永選手がここまでたどり着くまでの道のりは平坦なものではありませんでした。

家永選手の最優秀選手受賞の直後に流れた、サプライズメッセージが秀逸でした。

会場内の巨大モニターに登場したのは、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に現在所属している元日本代表MF本田圭佑選手(32)です。

「アキ、久しぶり」
 「もしアキが選ばれなかったら、このメッセージどこ行くんかなと思いながらしゃべっています。でも、これが映っているということは選ばれているということなので。あらためておめでとうございます」 
「全然連絡してこないので、たまには連絡ください。サッカーに集中して、家族のために頑張っているのはわかりますけど、たまには旧い友人にも連絡をよこして会いに来てください。また昔話でもしましょう」

なぜ日本のサッカー界で超有名な本田選手が出てくるのでしょうか。

実はこの2人、誕生日も一緒、地元関西の少年サッカーチームにそれぞれ所属し、お互い才能を認められてガンバ大阪のジュニアユースに入団したという、まさに同世代の同郷の永遠のライバルであり友人だったのです。

サッカーのポジションも、攻撃的MFということで重なっていましたが、実は先に才能を開花されたのは当時「怪童」とも呼ばれた家永選手の方だったのです。

ガンバ大阪のユースチームに順調に昇格し、高校3年生にして、すでに飛び級でトップチームへ昇格するなど、将来を大いに期待されたエリートでありエースでした。

対する本田選手は、ガンバ大阪のユースへの昇格叶わず、石川県の高校サッカーの強豪である星稜高校(同高校は野球以外にもサッカーでも有名)に進み家永選手の背中を追います。

そして、日本代表に先に招集されたのも家永選手でした。

20歳の2007年3月に、当時のオシムジャパンの一員として、ペルー代表戦に途中出場しています。

しかしながら、大きなアクシデントが待ち構えていました。

大阪ガンバから2008年に大分トリニータへ期限付き移籍し、いよいよトップチームでのレギュラーを張っていこうという矢先、2008年シーズン開幕直前に右ひざ前十字じん帯を損傷するという大怪我を負ってしまいます。

こうして、本田選手らと共演するはずだった北京五輪出場を棒に振り、家永選手のサッカー人生は、そこから紆余曲折を経ていくことになります。

一方、ガンバ大阪のユースには届かず、星稜高校を経た本田選手は、その後名古屋グランパス、VVVフェンロ(オランダ)を経て、CSKAモスクワ(ロシア)へ新天地を求め、UEFAチャンピオンズリーグで大活躍してのちにACミラン(イタリア)へ移籍します。

日本代表での岡田ジャパンでも大黒柱を担い、ワールドカップ・南アフリカ大会におけるベスト16進出の立役者となってキャリアの最盛期を迎えるのです。

その辺の本田選手の活躍は、日本で少しでもサッカーを知っている人ならほとんどわかると思います。

しかしながら、家永選手のことを知っている人は少ないでしょう。

このように、長いサッカー人生において、片方が先に行きもう片方が追いかける、いつしか立場が逆になり、もう一方が先に出て後から迫り上がる、といった双方の織りなす歴史を見ると、非常に感慨深いものがあります。

今回の家永選手のJリーグ2018年最優秀選手賞(MVP)受賞には、そのような、近い友人との切磋琢磨があったというわけです。

世界は広いようで狭い、ワールドカップにはあまり縁がなかったものの、それでも努力を続け怪我と戦い、アクシデントにもめげず、そうして自らの才能を開花させ32歳にして円熟期を迎えたかつての「怪童」サッカー天才少年、家永選手のお話でした。

人生はサッカーに限らず想像するよりもはるかに長いものであり続けることが何よりも大切だと思った話です。

にわかサッカーファンの筆者からの素人解説は以上です。

(2018年12月22日 土曜日)

2018年12月21日

株式の配当利回りについて質問がありましたので考察してみました薄口経済評論記事です






おはようございます。

2018年12月の好評の薄口経済評論記事です。

筆者は一応、

・日本証券アナリスト協会検定会員/Chartered Member of the Securities Analysts Association of Japan, CMA®
・国際公認投資アナリスト/Certified International Investment Analyst, CIIA®

という金融証券の業界資格も保有しておりますので、投資についての知識技能はそれなりに持っております。

ですが、振り返ってみた投資結果についてはお寒い限りです。

そんな筆者ですが、昨今の世界株式市場の変調(というより有り体に申し上げまして急落)に対する処方箋として、

・債券投資
・高配当株

を検討することについていくつかのご質問をいただいたので、今回はこれらについて少し述べてみようと思います。

まず、高配当株とは、株価の水準に比較して、今後予想される配当が高く、その配当利回りが魅力的な株式銘柄を指します。

しかしながら、高配当といくら会社が謳っても、その原資はやはりその会社の期初から期末までの計算期間で得られた損益計算上の税引後利益であることは間違いありませんから、無理な配当は会社自体の再投資などの選択肢を狭めますし、悪くすれば会社の株価自体を急落させる要因にもなりかねません。

さらに、株価的には、配当の権利が確定した日の次の営業日では、理論的に配当分だけ株価が下落するはずです(配当権利落ち、といいます)。

これは、配当をしようがしまいが、企業価値には変化がないということから理論的に導かれず当然の結論です(MM理論といいます)。

さて、このような、単なる出資の払い戻しという性格を持つ配当ですが、やはり何かしらの現金を定期的に(半期に一回か通期に一回か)いただくのは精神安定上良いので、そのような高配当銘柄というのはよく知られています。

例えば米国市場では、

・AT&T(ティッカーシンボル「T」)という通信インフラ会社や、
・フィリップモリス(ティッカーシンボル「PM」)という世界のタバコ会社

といった銘柄が、単純な配当利回りで見れば、2018年12月時点の株価水準で見ますと、6%や5%といった値を出しており、非常に魅力的となっております。

しかしながら、ではなぜこんなに配当しても株価がその程度の水準なのか、といいますと、例えば通信インフラ会社については、今後通信速度が従来無線の100倍以上に速くなる5Gが世界中に普及したあと、既存の有線通信インフラを敷き詰めているレガシーな会社が生き残れるのか疑問な点があることや、世界中での禁煙分煙、受動喫煙への対策からこれまで以上に売りにくくなっているタバコという嗜好品の販売懸念といった、個別の会社に特有の事情があるからです。

それでも、目先しばらくの業績と配当性向に変化がなければ、利回り5%で考えれば、20年で元本が回収できるわけであり、そのリスクを取って投資する(株を買う)こともありでしょう。

続いて、こうした観点で目を日本に向けてみます。

アメリカの長期金利と違って、日本の長期金利は現在ほぼゼロ(0)という中、非常な大型株で配当利回り5%を出しますよと宣言して昨今上場した株式会社があります。

ソフトバンクグループの通信携帯中核子会社の株式会社ソフトバンク(証券コード9434)が、2018年12月19日(水)に上場しましたが、これは公開価格の1株1,500円で計算した場合、5%の配当を予定しているということですので、アメリカのAT&Tといった通信会社と同じようなリスクだと考えれば、アメリカの国債金利と日本の国債金利との差分を考えると一見非常に有利な投資のように見えるわけです。

しかしながら、アメリカの高配当株式会社というのは、数十年高配当を続けてきた(その中には50年以上連続増配といった会社もあります)という確固とした歴史を持っているものばかりであり、上場したばかりの会社がはい、配当しますよと宣言しても、そんな口約束、いつでも撤回できますからなかなか世界の機関投資家や個人投資家の信頼がすぐ得られるわけではない、ということになります。

配当しますよ、という口約束より、長年きっちり配当してきた、という実績が信頼を作るというわけです。

なにごとも、やるやる宣言よりやった実績である、というのは洋の東西、投資の世界でも同じということです。

今日は配当というものについて少し考えてみました。

この記事も、読者のみなさんの知識の少しの配当になれば幸いです。

筆者も、今後こそは儲けたい宣言をしておきます。

実績はありません

こちらからは以上です。

(2018年12月21日 金曜日)

2018年12月20日

親子上場の新規上場の子会社の通信専門会社ソフトバンク株式会社が公募価格割れで初日を終えた件について






おはようございます。

2018年12月の日本の株式市場における大変エポックメイキングな出来事を配信する記事です。

これまでの日本の株式市場の歴史を塗り替える大型上場となりました、株式会社ソフトバンクの上場初日(2018年12月19日)、初値から公募価格である1株1500円を大きく下回る水準でしか値がつかず、前場後場にかけてずるずると値を崩し、終値は1282円と、実に公募価格より▲15%低い価格で終わりました。

先に上場しているソフトバンクグループは携帯通信専門子会社であるソフトバンクの上場で約2兆6000億円を調達するという、日本の証券市場最大の大型上場でした。

今回の上場を簡単に整理してみますと、親会社であるソフトバンクグループが保有するソフトバンクの株式全体の1/3を一気に売り出し、世界中の機関投資家、個人投資家に販売するという今回の資金調達は、約2兆6000億円の現金を、主に日本の証券市場から調達するということですから、それは大きなイベントでした。

したがって、日系証券会社はこぞって幹事団に名を連ね、テレビCM等のなりふり構わぬキャンペーンを打って、公開価格1500円の株を、株式配当利回り5%ですよ、と盛んに喧伝して売却に回りました。

確かに、長期金利がほぼ0%の日本の証券市場にありまして、配当利回り5%という水準は絶対値としてはとても高いものです。

しかしながら、配当とは当然その期間に上げた期間利益の中から再投資分を会社に留保した上で株主に還元するのが筋のものでありまして、仮に当期に上げた利益以上に配当するならばそれは事実上タコ足配当(タコ配)となり、その配当した分だけ株価自体が下がるのは自明の理です。

株価を保ちながら、高配当を維持するというのは、とても大変なことなのです。

それから、保有株式の約1/3を一気に売り出し約2兆6000億円を証券市場から吸い上げたというのは、非常に大きなインパクトです。

資金を準備するために、他の保有株式を売った投資家もいたはずですし、そこまでして資金を用立ててソフトバンク株の公開に応募して、そして「当選」したあげくに、初値から公募価格割れというのは、わざわざ大事なお金を捨てたようなもので、売った証券会社も顧客に顔向けできないことになります。

ただ1社、1株1500円で売り抜けて、まんまと2兆6000億円をゲットした親会社のソフトバンクグループは利益を得たということで、この日の同社株価はわずかながら前場上昇した場面もございました。

皮肉なものです。

この1株1500円という株価から計算しますと、ソフトバンクは、約7兆5000億円の時価総額ということになります。

そして、親会社のソフトバンクグループの時価総額が約10兆円であることを考えますと、そのソフトバンクグループの時価総額を75%を通信携帯子会社のソフトバンクが占める、ということになるわけです。

ちなみに、日本の通信携帯三兄弟といえる、長兄のNTTドコモの時価総額は約10兆円、次兄のKDDIの時価総額は約8兆円というところです。

三男のソフトバンクは7.5兆円であれば、なんとなくバランスは取れます。

また、株価が適正な価格であるかどうかを判断するのに、時価総額を純利益で割ったPER(株価収益率)という指標がありますが、ソフトバンクの利益は約6820億円であるというセグメント情報からすると(有価証券報告書より)、仮に時価総額を7兆5000億円だとすると、PERは約11倍となります。

この点、NTTドコモのPERが約15倍、KDDIのPERが約12倍であることを考えると、同じような1株1500円のレンジに結局は収斂していく可能性もあるわけです。

このように、あくまで数字の計算上では、この相当の大型上場については、一応の理屈はつくわけです。

加えて、配当利回り5%という高配当予想を見せられては、なんとなくお買い得、という感じもしないではありません。

しかしながら、この子会社のソフトバンク、会社の社長が誰か知らない方がほとんどではないでしょうか。

当然に、ソフトバンクグループの総帥であり代表の孫正義氏は取締役にはついていますが、いわゆるキャッシュカウ(金のなる木)である、大量の契約者からの上がりを利益の原資とする通信携帯子会社の社長職、この方は上場時の東証の鐘も鳴らしていましたが、こうやって記事を書いている筆者ですら知らないまま記事を書き終えてしまいそうです(あとで確認した結果、宮内社長というソフトバンクグループ黎明期からの古参の社員から昇格した方のようです)。

そのくらい、個別の会社としての存在感の薄い、ソフトバンクグループの一部門であることは間違いない子会社ソフトバンクの上場について、思うところを率直に述べてみました。

ここまで書きながら、明日以降、ソフトバンク株安くなったら配当狙いで少し買ってみようとかと考えております、携帯電話とスマホについてはずっとソフトバンク契約者であります筆者からの配信記事は以上です。

(2018年12月20日 木曜日)

2018年12月19日

日本の1人当たり年間GDP38,500ドルを世界指標の米ドルベースでランキングしてみたという話です





おはようございます。

2018年12月の日本国の世界競争力というものを改めて考えてみたいという記事です。

IMF統計をまとめたものとして、このような記事がありました。
 
国民一人当たりのGDP(米ドルベース)増減実績

+4.2%...小泉政権
+0.0%...第一次安倍政権
+11.4%...福田政権
+4.0%...麻生政権
+9.2%...鳩山政権
+7.3%...菅政権
+1.0%...野田政権
-30.5%...第二次安倍政権(2015年まで)

政権の期間はまちまちですので、一概は言えませんが、一人当たりのGDPで日本はずるずるとランキングを落としているのは間違いありません。

これは、国民が2012年12月の自民党政権(第二次安倍政権)を誕生させて、アベノミクスという大規模金融緩和と大規模財政出動を国民こぞって容認したことの顕著かつ確実は「効果」で、ある意味当たり前のことになります。

何しろ、日銀の量的緩和で事実上の円安に誘導するわけですから、米ドルベースで評価すると、日本のGDPは非常に小さくなってしまうというのは明らかです。

至極当然な現実なのですが、これを聞くと驚く人も多く、またアベノミクスが始まるにあたって、こうなりますよ、と衡平に冷静な議論がされたということは寡聞にして聞きません。

また、あれだけ円高を放置しているのはバカな政権のせいだ、日銀はなぜ出動しない、と鳩山政権の時は散々総理以下叩かれたものですが、政権が頼りないと、民間は自分で考えて必死で生き残ろうと自助努力するらしく、実に鳩山政権9ヶ月(正確には2009年(平成21年)9月16日から2010年(平成22年)6月8日までの約9ヶ月間)の一人当たりのGDP伸び率は+9.2%と非常に優秀な成績でした。

これは、リーマンショックという世界同時金融危機が起こった2008年10月からの影響をもろに受けても、この水準を保ったということで奇跡的な伸び率だったのではないでしょうか。

9ヶ月で+9.2%ですから、年間換算すると、年率+12.2%となります。

安倍政権の方も、2015年末までの3年間で割って換算すると、年率ー10.2%ですね。

こうして見ると、あれだけ批判されて内閣支持率も低かった(感覚としては支持率の数字よりも実態はもっと低かった)鳩山政権における「功」の部分が、どうもあまり衡平に敷衍(ふえん、世に広がること)していないのではないかと思えるわけです。

決して、当時の政権の「政策」が時の国民に受けたわけではなくて、逆にできなかったこと、が功を奏した形なのかもしれませんが。

逆に、第二次安倍政権になりまして、行われた経済対策、いわゆるアベノミクスとは、誤解を恐れずに直截的(ちょくせつてき)に申し上げますと、日本の高度経済成長時期から連綿と受け継がれ強化されてきた既得権益であります、年金、医療、福祉、生活保護、公務員給与、教員給与、農家の補助金、といった国の一般会計を逼迫させる「金食い虫」の支給を事実上どうしても切り下げなければ日本は破綻してしまうことに対する、最後の処方箋かもしれないということです。

こうした既得権益層が保有しているいわゆる既得権益は、彼らがそれを全力で守ってくれる政治家を国会に送り込む以上、正面切って切り込むことは不可能です。

彼ら政治家の支持層は無意識の中で強固に構成されており、いわゆる「票」をがっちり握っているので正面切ってこんな改革はできない、というところに、では名目ベースで給与の削減や年金の削減はできないけれども量的緩和で円安に誘導して、輸出企業を助けるという建前の一方で輸入品が際限なく切り上がる(原油をはじめとした全ての米ドルベースの輸入品)、いわゆる輸入品インフレを人為的に起こして放置することにより、一見支持される経済政策のふりをして、既得権益に守られた国内のあらゆる業界の実質的報酬水準を、政治的な抵抗を起こさせず実質的に切り下げることができるというわけです。

表向きには心地よい、体のいい焦土作戦です。

最近、外国人観光客が日本に来るようになったのも、日本の物価が(円安で)安い、ということの証左であり、逆に日本人が海外旅行をした時に感じる感覚は「高い」ということに尽きるのではないでしょうか。

こうして、日本は、自国の通貨の価値が低いことを喜ぶという世界的に見ても稀有な態度を国民こぞって維持しながら、2012年12月から続く政権を消極的ながらも支持しながら今に至っているということになります。

これは、決して前の政権の方が良かったと言っているわけではありません。

前の政権の時の誹謗中傷は物凄いものでしたし、政治的な混乱も見ていられないものでした。

しかしながら、そうしたお上の混乱とは別に、では自分たちでなんとかしなければならないのだな、と思った企業や個人事業主も多く、それがドルベースで見た1人当たりのGDPの伸びという指標に現れたのではないかと思います。

大衆の支持や思いというのは移り変わるものです。

最近でも、最終得票率66%という大差でフランス大統領に就任したはずのマクロン大統領が、2017年5月の就任からたった1年半で、歴史上最も不人気な同国大統領として、国民の反マクロンのデモに悩まされるということになっております。

かように、熱狂的な支持ほど冷めやすく、また反動で批判側に回りやすいものだとも思います。

一方、1人当たりのGDP(2017年)の1位から10位を見るに、ヨーロッパの政治的に安定した小国やアジアの都市国家が多くを占める中、アメリカの8位というのが光ります。







ドル高誘導は許さないとしている彼の国が、ドルベースでの一人当たりGDPをここまで高位に押し上げている政治経済手法のしたたかさに、我が国も学ぶ点も多いように感じました。

できるだけ世界の動きには敏感に、かつ堅実に行きたいものです。

筆者からの薄口国際政治経済批評については以上です。

(2018年12月19日 水曜日)

2018年12月18日

パチンコ業界の凋落を日本の年齢構成と遊技場ホール環境から考えてみるという話です






おはようございます。

2018年12月の、不景気を具体的に語ってみるビルメン王の配信記事です。

ジャスダック上場企業でもある、パチンコ遊技場機械メーカーである「株式会社ユニバーサルエンターテインメント」が、2018年12月期の通期連結業績予想を下方修正し、当期営業損益が197億円の赤字に陥る見通しを明らかにしました。

                    売上高  営業損益
前回予想(2018年5月14日発表)   1,490億円  62億円
今回予想(2018年12月14日発表)   927億円 △197億円

ということで、実に売上高が2/3以下、利益は△250億円超のマイナスと、控えめに言っても事業崩壊状態です。

公式発表においては、パチンコ新規制のもとで機械適合が遅れたことにより、国内のパチンコ・パチスロ事業の販売が次期にずれ込むことに加え、フィリピンのカジノリゾート事業が計画を下回ることから、営業損益は従来の黒字予想を一転し赤字見通しとなりました。

とありますが、国内マーケットは下落の一方、そして起死回生の海外マーケットの開拓も進まず、進退極まっているというのが正しいところでしょう。

ここから、筆者独自の考えを含めたパチンコを取り巻く環境から解説してみたいと思います。

まず、パチンコというものに行ったことがある、という人がどのくらいいるのかというプレイ人口の推移とその年齢構成です。

日本生産性本部が毎年、今年は2018年7月20日に発表した「レジャー白書2018」によりますと、2017年のパチンコ参加人口が前の年から40万人減の900万人となり、2年連続で過去最低値を更新した模様です。

より詳しく紹介しますと、レジャー白書におけるパチンコ参加人口は、2009年の1,720万人から4年連続で減少した結果、2013年には1,000万人の大台を割り込む970万人まで一気に下落しました。

翌2014年は180万人増の1,150万人に回復したが、2015年から再び減少に転じ、今回、3年連続の減少となり、900万人、すなわち2009年からの8年間でほぼ半減したというわけです。

さらに、このパチンコに向かう人の年齢も高齢化しており、新規参入を期待する若い世代には、スマホゲームやFX、株式投資やオンラインゲーム、仮想通貨といったギャンブル性、射幸性豊富なコンテンツのライバルがひしめき合っており、競争環境は厳しくなる一方です。

さらに、パチンコ業界特有の「音と煙」の問題があります。

玉を打ち出す遊技場の音は、知らない人には想像もできないくらいの騒音です。

しかも、店内はもうもうたるタバコの煙であり、受動喫煙のメッカとなっています。

最近では全面禁煙のパチンコホールも出てきましたが、これも、清掃管理費用の削減から行われているものがほとんどと思われ、既存顧客の志向におもねるほど、抜本的な改革は難しいものと思われます。

競争環境が厳しい、といわれますが、このリアルな場所としての「居心地の悪さ」が昨今パチンコホールが流行らない一番の理由なのではないかと思います。

音は耳栓をすればいいかもしれませんが、タバコの煙はきついですね。

逆にタバコを思い切り吸いたい人には、別に入場料を取ればいいのかもしれません。

なかなか当該業界の浮上策が思い浮かびません。

全面、別の業態変換を図るしかないのかもしれません。

このように、業界の全体を少し調べてみるだけで、物事の方向というのはわかる場合があるという例でした。

パチンコも競馬もボートレースも株も債券も、負けた記憶しかない筆者からの解説は以上です。

(2018年12月18日 月曜日)

2018年12月17日

PayPay100億円還元セールに見る経済学的な乗数効果の実現現場について考察してみました






おはようございます。

2018年12月のビルメン王によります薄口経済評論配信記事です。

PayPayという後発QRコード決済会社が、バックについているヤフーやソフトバンクというお金の力を駆使して、一気に日本のQRコード界を席巻しようと目論み、100億円還元キャンペーンという超ド級の販促活動を初めて、そして筆者のようなのんびり者が気づくまにあっという間に終了したわけですが、今更になって大体の仕組みを理解したので遅ればせながら言及したいと思います。

PayPayが100億円「還元」するというのは、断じて値引きではありません。

つまり、ビックカメラなどに行って、PayPayで支払うから値引きしてくれといっても、それはできないわけです。

PayPay払いで使った金額の20%がPayPay口座に翌月まとめて還元(バックマージン)されるということだけで、特に値引きではありませんし、現金が返ってくるわけではないのです。

あくまで、PayPay口座のPayPay残高が増えるというだけに過ぎません。

すなわち、PayPay口座に戻ってきた(還元された)PayPayポイントで、別のものを買うことが(PayPay払いを認めているお店で)できるというだけでありまして、将来、別のものを買うこととは全く関係なく、一旦普通にPayPayという決済手段を使って、お金を払って購入してしまったことには何も変わりはありません。

つまり、PayPayという決済手段でお金を使いまくれば、その使った分の20%を将来ポイントしてPayPay口座に振り込んであげます、という消費税や所得税の還付制度に似たものを感じるわけです。

すなわち、50万円の高額商品を買っても、それが値引きになるわけではなく、50万円の商品+一ヶ月先のPayPay残高10万円がついてくる、というキャンペーンを打ったわけで、これにより、例えば消費税増税時の駆け込み消費のように「将来の消費を先食い」して「必要なものを買いためた」のではなく、「欲しいけど高いしどうしようか迷っていた」という高額品を敢えて購入した人が多かったという記事もあり、さもありなんと思ったわけです。

これは、消費の先食いではなく、新しい消費の掘り起こしという意味で、画期的です。

政府が時々行う地域振興券や、地方公共団体が行う、1万円で1万2千円のチケット購入しませんか、的な話に比べれば、大変良く考えられた仕組みです。

PayPayでお金使ってしまった人は、とりあえず将来還元された20%分を使わないと損だと思ってしまうので、さらにその20%をPayPayで支払おうとするわけです。

こうなると、他のQRコードに乗り換えることも防げるというわけです。

しかも、です。

20%還元というと、単純に2割引きのように見えるのですが、けど、実際には50万円/60万円(50万円の現金と10万円のPayPayポイント)=0.833..で、16.7%引きにしかなっていないという、見栄えと実際のギャップも凄いものがあります。

これを仕掛けた人は、天才なのかもしれません。

100億円という販促費の最大効用を図るべく考え出された悪魔的システム、これは現代の公共投資による乗数効果の良いケーススタディとして、真面目な研究対象になるのではないかと思います。

お祭り騒ぎに巻き込まれたかったこちらからは以上です。

(2018年12月17日 月曜日)

2018年12月16日

ICカードをタッチすれば事務所に入れる仕組みをスマホのアプリの中に取り込みたいという話です

ICカードをスマホに格納




おはようございます。

2018年12月の、ビルメン王のちょっとした生活TIPSを紹介する配信記事です。

寒くなってきました。

筆者の(今の)会社はシェアオフィス運営業をやっております。

シェアオフィスの会員になってもらった人には、写真のようなICカードを発行(支給)して、これで運営する世界中のシェアオフィスに、これを翳(かざ)せば解錠して入ることができる、という仕組みです。

これは、昨今のオフィス、事務所で使われている一般的な形態だと思います。

しかしながら、物をなくすことについては人後に落ちない筆者に関しては、このシステムが非常に面倒なのです。

まず、このICカードをどこに通常保管しておいたら良いか、それに苦慮します。

いわゆる真面目な勤め人の方々は、このICカードを専用ホルダーに入れて、そしてそれを執務中には首から掛けておられたり、胸にクリップで挟んでいたりされています。

しかし、この運用は筆者にとっては地獄です。

確実に、どこかの机かに首からかけたものをそのまま放置して、無くしてしまう未来が見えてしまいます。

そこで、これまで考えて運用してきた筆者の案としては、

①財布の中にICカードを入れておく
②名刺入れの中にICカードを入れておく

というものがあったのですが、①②ともそれぞれ弱点があり完璧な運用とは行きませんでした。

まず、①ですが、財布自体を、例えばちょっとした買い物につかったあと、机の上に放置したまま、通勤カバンに入れ忘れてしまった場合、出勤した時に残念なことになってしまいます。

財布がなくても仕事はできるのですが、入退出ICカードがなくては事務所に入れません。

続いて、②の運用をしばらく試してみました。

これは、①より残念なことが少なくなりました。

しかしながら、たまの休日(非営業日)に荷物を取りに行ったりするために事務所に立ち寄る(決して、違法な残業や休日出勤ではございません念のため)といった時に、スーツの裏ポケットに格納している名刺入れを取り出して持ってくるという運用は、至難の技であります。

こうして、第三の道はないかと少し考えましたところ、常に筆者が忘れずに持ち歩き、さらに忘れても即忘れたことが最もわかるものに一体化させておけば良いことに気づいたのです。

これは、このICカードをスマホのアプリにできないものか、という社内での議論を聞いていて、唐突に思いついてしまったのですが、

要するに、

筆者が持っている二世代前のiPhone7のケースに入れてしまえば良い

ということではないかと思い至ったのです。

早速やってみました。

普段スマホの裏面を見ることはなくどうせ伏せているだけなので、ほとんど変化は感じません。

それでいて、スマホを忘れてしまっては会社の業務に支障が出るのは明らかですし、そもそも会社に向かうために

・公共交通機関である福岡市営地下鉄や西鉄バスに乗る(スマホのフェリカシステムによる電子マネーを利用する)
・自転車シェアリングを福岡市で展開しているメルカリ提供のサービス「メルチャリ」に乗る(同じくスマホの解錠アプリを利用する)
・(急ぎの場合に)タクシーに乗る(第一交通タクシー等では、福岡においてもスマホのフェリカシステムの電子マネー支払いが可能)

という移動手段を合わせて考えますに、スマホを忘れてきてしまう、ということは極限まで少ないのではないか、と思い至ったわけです。

現時点で、筆者のような、多くのものを管理できない人間には、これが一番のソリューション(解決法)だと思いましたのでご紹介させていただきます。

スマホを落としだだけなのに、というのだけには気をつけなければなりませんが。

先日、同じようなICカードの定期券を拾い、自分も良くやるので少し調べて本人にたどり着き、無事に渡すことができて非常に気持ちの良い経験をしました筆者からの、ものを無くさない方法の一つを紹介する記事は以上です。

(2018年12月16日 日曜日)

2018年12月15日

PayPay祭りが終わってみれば家電量販店の商品の値段がちょうど2割落ちる価格随時変動の日本というQRコード決済が全く進まない国のお話です






おはようございます。

2018年12月の家電量販店の商品値段設定が日と時間によって刻々と変わっていく時代になったという配信記事です。

2018年の12月の歳末セールに合わせて、PayPay祭りというものが日本を一時的に席巻し、100億円という販促費の大盤振る舞いに日本中のポイント愛好者たちが殺到したお祭りがありました。

すなわち、モバイル決済サービス「PayPay」のリリースに合わせて行われた販売促進作である「100億円あげちゃうキャンペーン」が、12月13日午後11時59分で終了したのです。
キャンペーンは、支払い額の20%か、最大10分の1の確率で全額をポイント還元するという内容でした。

還元率の非常な高さからネット上でも注目が集まり、12月4日のスタート直後からTwitterなどのSNS上では、高額商品を購入し、全額還元が当たったというユーザーの投稿が目立っていました。

結局、2018年12月4日にスタートし、来年3月末までを一応のキャンペーン期間とし、還元総額が100億円に達し次第終了するとしていたものですが、開始よりちょうど10日間を経過した12月13日に還元総額が100億円に達したと、運営元のPayPayが同日午後10時に発表し、めでたく終了の運びとなったというわけです。

しかしながら、この高額商品購入、のところにからくりがあったようです。

一部の家電量販店などでは、この高額商品の値段が、PayPay祭りが終了した直後より大幅に、だいたい20%程度すっと「下落」したという報告がちらほらPayPayで支払った証拠画像とその後のネット上の改定された値段とともに上がってきており、いくらで売ろうが本来勝手な小売店側の論理をあまりにも「柔軟に」適用しすぎる嫌いもあるかと思われます。

また、同じような商法としては、AとBを一緒に買ったら○◯万円引きってキャンペーンを打つと瞬間同時にAとBの合計売価が◯◯万円分値上げされた、というような目撃証言もありまして、当然変動する相場とキャンペーンとはそれぞれ独立して運用されているもの、という公式回答を覆す証拠調を行い裁判で訴えようにも時間がかかりすぎることから考えますと、やはり各消費者が賢くなるしかないのかなという感覚を覚えました。

そしてこのPayPay祭りですが、今回は、PayPayの「20%還元セール」という、どう考えてもお祭り騒ぎにすぎないキャンペーンが終了するだけで、本来決済サービスとしてのPayPayとしてはこれから、というところなのに、この祭りに参加した人も傍観していた人も、筆者ですら、まるでPayPayというサービス自体が終了するように感じてしまい、すでにPayPayアプリもキャンペーンでもらったポイントを使い切ったらアンインストールしてしまうくらいの感覚になってしまっているところに、結局みなPayPayだろうが何だろうが、その20%還元という販促イベントだけにしか個人的なメリットを感じておらず、QRコード決済が便利だなどとは特段思っていないところが、すこしさみしいところだと思います。

つまり、誰も得をしていない、家電量販店の人たちも事務作業で大変だったに過ぎず、QRコード決済は特に定着しなかった、ということに落ち着くのではないかと思われます。

何だか、自律する組織や会社になりきれず、やっている事業の社会的必要性のみを喧伝し、地方公共団体や国といった公的機関からの実質的な補助金を得ることがいつしか目的となっている組織と似たような残念な光景が、そこに広がっているように思えました。

つまり、買い時は今だ!

ということなのかもしれません。

そして、支払い方法は早く一つにまとまってもらった方が、売る方も買う方もメリットが出るのは間違いありません。

QRコード決済には慣れませんでしたが、Suica等のFeliCa決済については、あちこちで支払いの実績を積み上げております、レジの手間が嫌いな(でも領収書は貰う)筆者からのコメント記事は以上です。

(2018年12月15日 土曜日)

2018年12月14日

アタマプラスという機械プログラムが無段階型公文式で数学を「教えて」くれる学習体験をやってみたという話です





おはようございます。

2018年12月の中高生のお勉強に関する(秀逸な)配信記事です。

アタマプラスという、機械プログラムが学習者の学習進度を検証しながら、随時学習プログラムを変えていくという、究極の超個別学習キットが開発されたということを知りまして、これは一度自らの目と頭と手で試してみなければと念じまして、いろいろ調べて実際にこのメソッドを導入している自宅近くの塾を探し当ててコンタクトを取り、実際に44才筆者が80分のプログラム体験をしてきた、その体験談になります。

まず、2018年12月の福岡市に進出しているこの塾の教室長がおっしゃるには、このアタマプラスのプログラムは、

・中学数学
・高校数学
・高校物理
・高校化学
・高校英文法

の順番で開発され、ほぼこの順番で完成度が高い、ということのようでしたので、筆者の能力的な部分との兼ね合いもあり、

・中学数学

を履修させていただくことにしました。

塾では、アタマプラスのアプリをインストールしたタブレット端末(要するにiPad)を使い、ID、パスワードをセットすると、その自分のIDごとに、個別の進度が学習履歴やレベルとして、講師(といっても講義はせずにペースメーカーに徹する)のタブレット端末にも届くという仕組みです。

早速、一次関数や連立方程式の問題なんかを「検証」「テスト」問題として解いていきます。

幸い全問正解でしたので、一気に、「上級」のランクづけがされて、気持ちよく最短距離で各単元を潰していきます。

しかし、ここからが機械学習プログラムの手強いところです。

上級、の認定をされた者には、今後容赦無く難しい問題を出してくるのです。

そして、中学卒業後30年を越えようとしている筆者が忘れてしまった、忘れもしない、あの図形の問題が出たのです。

「正12角形の内角の角度とその和を求めよ」

はっ?

いきなりの正12角形の登場です。

正八角形、かの国宝、法隆寺の夢殿を真上から見たあの図に、さらに4つの角(かど)をつけなければなりません。

わからない、と思った瞬間止まっていたら、講師の方に、わからないなら時間をかけずに早めにわからないボタンを押した方が良い、その方がプログラム上失う点数が少ない、といったアドバイスをいただき、即わからないボタンを押しました。

押した瞬間、講師より、「上級から中級に下がりました」との宣告です。

単なる声かけですが、やはり悔しいです。

そうすると、追い討ちをかけるように、人工知能のやつ、ああこいつわかってないな、ということで、今度は、

「正方形の内角の角度とその和を求めよ」

みたいな、人をバカにして、といった問題を出してきやがるわけです。

こんなの簡単だろ、90度(直角)が4つで360度、はい終わり。

ちなみに、日本語は奥深い言語ですから、正4角形どとは呼びません、正方形ですよ、なんて余計な「国語」の知識がよぎりました。

人工知能の方に教えてあげたいくらいです。

では、正方形なら即わかるけれども正12角形の場合はわからない、そこにある簡単な法則とは、ということで人工知能の彼が繰り出してくるのが5分以内のミニ講義なのです。

そして、このピンポイント講義、板書に書かれている図表と先生の解説の「声」だけで、先生の顔も身振りも何もわかりません。

徹底的に講義に集中してほしいというプログラム開発側(神?造物主?)の意図だそうです。

そして、この動画、0.5倍から2.0倍まで0.1倍刻みで速度を変えられ、もちろん聞きたいところを繰り返して聞くのも自由です。

そして、この動画視聴履歴も、監督者側に筒抜けです。

この5分弱動画では、「どんな多角形でも、外角の全ての和は360度になる」という根本的なメソッドを教えてもらいました。

確かに、ずっと直線で図形を描いていって、元に戻るわけですから、ちょうど一回転、360度分の外角を使い切ったところで図形が閉じる、のは当たり前です。

ですから、正12角形の場合、外角が12個あり、外角の合計は360度で一定なのだから、

各々の外角は、360度/12個=30度

となりまして、内角は、180度から外角を引いた、すなわち

180度-30度=150度

になるというわけです。

そして、最初の問いであった内角の和は、正12角形であることから、

150度*12=1,800度

ということになります。

また、これの応用でn角形の対角線は何本引けるかといった問題も出ました。

正解は、n角形の一つの頂点から引ける対角線の数はn-3本でありますので(1つは自分自身の頂点、そして両方に隣り合う頂点には対角線が引けないため)、n(n-3)/2(本)の対角線が存在する、という答えになります。

2で割るのは対角線が一方から反対側、のものが二重にカウントされるので、実際の線の数は半分になるからです。

四角形ならば、2本ですし、五角形ならば、5本というわけです。

このnにn角形を当てはめれば、どんな多角形でも、一瞬で対角線の数は出ますし、正多角形の内角の和も、簡単に出るというわけです。

こうした、数学の「キモ」がわかった上で、いくつかの問題を、また数題解き、その中には当然正12角形の内角の和といった検証テスト問題で出された問題も混ぜ合わされながら、単元終了に向けてスパートをかけて、そして単元をパーフェクトにし、ほどなく「上級」に返り咲くことができました。

気づけば、すでに80分近くを消費しています。

A4紙の裏紙を計算で使うのですが、すでに20枚近くを消費しています。

もう、なんと言いますか、くたくたです。

計算ミスも増えてきました。

しかし、ミスすると、即ずっと前まで戻されてやり直しをさせられるのです。

容赦がありません。

よく頑張ったね、とか、もう少しやろっか、といった人間味はゼロの、ひたすら効率重視の機械学習プログラムによるスパルタ講座の連続です。

そして、制限時間を終了しました。

結果、80分弱で、中学数学の全範囲のうち、45%を履修終了状態にすることができました。

嬉しいです。

30年ぶりに本気で取り組んだ数学の80分間、これは大人もハマるプログラムだし、何より教える側のストレスや手間が究極に削減され、学習する側の時間も最大限有効活用できることを確信しました。

今後、国語や英語についても、(難しいでしょうが)開発予定だそうです。

高校数学、については、この機械学習プログラムでの集中学習をだいたい70時間行えば、いわゆるセンター試験で確実に8割以上取れるレベルに到達する、ということでした。

おそらく、(個人差はそれなりにあるでしょうが)その程度の効果は十分に期待できるものだと思います。

そして、高校数学に取り組むにしても、単純な計算力が無いものと判定されれば、容赦無く中学1年生レベルの正の数負の数まで戻されることはままあるということで、気の抜けない、どんなレベルの学習者にも等しくきつい内容であるということは言えると思います。

このプログラム、1講座受講するのにかかる受講料は、だいたい同じ時間の映画を見にいったり、ボーリングしたり、カラオケに行ったり、英会話スクールに出向くのとそんなに変わらない程度です。

ですから、レジャーとしてこのような活動をするのと同じ感覚の金銭負担でできるのであれば、これは相当効率的だなとも思いました。

面白い時代になってまいりました。

この仕組み、企業研修やケーススタディなどにおいても、きっと使えるものだと確信しました。

今回は、中学校の数学履修範囲を80分で45%まで復習しきった、頑張った筆者のお話でした。

こちらからは以上です。

(2018年12月14日 金曜日)

2018年12月13日

忙しいとは心を亡ぼす(滅ぼす)と書くように自分自身に向けてあまり発しない方が良い言葉だという話です






おはようございます。

2018年12月の忙しい時こそ読み返すべき配信記事です。

忙しい歳末です。

しかしながら、忙しいという言葉は、他人や第三者が、あの人は本当に忙しくしているねという際に使われるべき言葉であり、自分が自分自身の状況を指して使うものではありません。

きついとか、つらいとか自分でいいすぎることと同じでして、厳しく申し上げれば、私はスケジュールの立て方もこなし方も下手くそで、要するに自分で抱えて人に適切にお願いをすることすらできないダメなやつです、と宣言しているようなものなのです。

言い古されている言葉ですが、忙しいという漢字は心を滅ぼす(亡ぼす)と書きまして、自らの心を蝕み滅ぼすあまりよろしくない言葉です。

我々は、いつ終わるか誰も知りませんが、とにかく絶対に有限の自分の人生の中を死に向かってまっしぐらに行きていっています。

時間の使い方を効果的に、節制して大事に使いたいものです。

そのために、早起きして良い習慣をこなし、心を亡ぼさずに余裕をもってことにあたりたいと思っています。

毎朝今日が人生最後の日だと思って過ごせ、近い将来かならずそうなるから、というようなことを、かのApple創業者のスティーブ・ジョブズも言っていたそうですが、できれば近い将来じゃないほうがいいなあと思います。

ちびちび飲むのは日本酒ですが、時間もちびちび大事に使いましょう。

今日も暇な筆者からの適当な記事は以上です。

(2018年12月13日 木曜日)

2018年12月12日

寒くなってきた真冬に部屋全体の防寒をするために必要なたった一つの効果的方策について





おはようございます。

2018年12月の急に寒くなってきました季節もいよいよ真冬という記事です。

九州北部に住んでおります筆者などは比べ物にならないくらい寒いところにお住まいの、例えば北海道の友人からの便りには、日中の最高気温マイナス5度、早朝の気温マイナス15度といった表示が並んでおりますが、ここ数日で日本列島は一気に冬模様に変わってまいりました。

冬になると個人的にも気になるのが二つありまして、一つは肌や喉の乾燥、そしてもう一つはそもそもの防寒対策です。

部屋の中が、なんだかスースーして寒いというのはどの家でもあるかと思いますが、その中で、今回は、ビルメンテナンス業の長い筆者の経験の中から、最も効果的な室内の防寒対策について述べておこうと思います。

室内を締め切っていても、どうしても風がスースーするように感じるのは、それは「感じる」のではなくて実際に室内にも弱い気流が流れるようになってしまっているからであります。

どういうことかと言いますと、そもそも風とは空気が温められたり冷やされたりして、周りの空気より軽くなったり重くなったりすることで、その空気が移動することによって生じる自然現象です。

つまり、窓際やドアぎわの「冷えた」ところの空気が、重くなり下へ下へと履い寄るように迫ってきて、コタツや暖房器で温められた空気は軽くなり上に上っていき、周りの冷えた空気を押し下げて、そして結果として空気の流れができてしまい、結果、体感としてもスースーするというわけです。

そして、残念ながら、今筆者もコタツに寝そべって床に直接PCを置いてこれを書いておりますが、そんな床にへばりついた者に対して、窓際やドアぎわからの冷気は容赦無く這い寄ってきて、筆者の顔を撫で、手を悴(かじか)ませているわけでございます。

この「風」を、できるだけ防ぐにはどのようにしたらよろしいでしょうか。

風の原理から考えてみたいと思います。

そもそも、「冷やされた」空気が常に発生してしまう「ゾーン」として、部屋の入り口のドアぎわや、床まである窓のサッシといった金属部分の冷え冷え部分があるわけです。

こうしたもともと冷えやすいゾーンに、「動かない空気の滞留区画」を作ることが、部屋の防寒の第一歩となります。

コタツの熱量を上げても、ストーブの火力を大きくしても、それは逆効果です。

ますます、部屋の隅や端っことの温度差が増してしまい、空気の通り道が太くなり、要するにより派手にふんだんにスースーしてしまうだけになってしまうわけです。

これでは逆効果です。

水道光熱費もバカになりません。

そこで、空気の流れを遮断するために、断熱するために最も良い方法を取ることにします。

それは、窓やドアの下部分に、滞留した空気の層を作ることです。

よく衝撃防止材として使われている透明ビニールのぷちぷちを窓に貼る、といった防寒方法が紹介されていまして、これは非常に的を射た対策なのではありますが、貼るのが面倒ですし、そもそも引き戸の場合は貼れない、という制約がございます。

そこで、代わりに、要するに滞留した空気の層を作れば良いのでありますので、アイロン台を横に立てて置くだけでも十分に防寒性能を発揮するというわけです。

スースーするの風の通り道をかなり遮断し、ドアとアイロン台の間には、滞留した冷たい空気の層が滞留しており、これが強力な防寒性能を発揮するわけです。

雪でつくったかまくらの中はあたたかい、それと同じです。

そういうことで、部屋の中での「防寒」については、風の通り道になりやすい、冷えた窓やドアの入口のところに、何かを立てかけるなり屏風を置くなりして、「流れない」滞留した空気の層を作り出し、風の通り道を遮断することが肝要である、という記事でした。

部屋は暖かくなりましたので、次は財布の中身も暖かくレシート以外で膨らませていきたい筆者からの記事は以上です。

(2018年12月12日 水曜日)

2018年12月11日

こんな学習支援サービスを待っていた人工知能が自動的に学習進度に即した問題を出してくれるプログラムの話






おはようございます。

2018年12月の人工知能と呼ばれる機械学習機能(プログラム)を利用した学習プログラム革命の配信記事です。

アタマプラスという日本発のベンチャー企業がありまして、この会社は、まず数学や物理といった計算ロジックを必要とする中高生の学習プログラムを開発して配信しているのですが、その構造が、筆者のようなどうしたら効率よく手っ取り早く高校卒業程度(大学入試レベル)の数学力や英語力をつけることができるのかと数十年考えていたことを一気に解決するブレイクスルーになりそうなのでご紹介したいと思います。

アタマプラスが提供する機械学習のプログラムの内容は、具体的には次のようなものになります。

まず、「どこから」勉強を始めるのか、それは日々の学校での授業の進度や自力学習によって刻一刻と変わっていきますし、筆者のように年を取れば、昔習ったことも忘れてしまうことは多々あるため、「この瞬間」の学力を正確に測ることが非常に大切になります。

そこで、アタマプラスのプログラムでは、まずタブレットやPCを用いた問題演習による診断テストを行います。

数学コースを選び、簡単な診断テスト、例えば因数分解という単元なら因数分解の演習問題を10問程度解きます。

解いていくたびに、さらに進んだ踏み込んだ内容を駆使した演習問題に繰り上がっていくので、必ず最後までいけばわからない問題にぶちあたります、ここで診断テストは終了します。

こうして、学習者の、現在時点での学習進度をかなり正確なところまで把握するのです。

そうして、因数分解がわからない、というなんとなくの苦手意識の根本の原因を機械学習プログラムが突き止め、足し算引き算掛け算の組み合わせや文字式の基本といった、その根本の原因となるべき基礎知識を、テスト結果から遡って把握した弱点補強講義として、メソッドを詰め込んだ5分ほどの動画にして受講してもらいます。

これは、因数分解を一見得意にしている、という学習者も、そこがわかれば鬼に金棒、という点を含めて「神講義」を学習プログラムが選びとって受講させてくれるということなのです。

そうして、自分専用の弱点克服の映像と音声での5分程度の授業を受けたあと、その弱点に沿った演習問題を解いていき、最終的にはさっきまでは解けなかった応用問題もいつのまにか解くことができるようになる、というトライアンドエラー、そしてエラーの原因を一つ一つ潰していく、という本来あるべき真の学習プロセスを高速で回すことができるというわけです。

この、弱点補強授業というのは、細切れのモジュールになっており、ピンポイントで、学習者のわかっていない部分にまるで、鍼灸のようにツボにはまるように必要最小限の時間をかけて行うので、スクール形式でわかっている部分も含めてまとめて多人数で受ける通常の塾のように粗い目ではなく、学習者一人一人の、それぞれが「現時点で」持つ弱点をあぶり出して優先順位の一番高いものから対処する、そのような超個別対応、超個別課題対応塾ということになるのです。

弱点補強授業には、先生の顔は映らず、音声と図表や数式だけがタブレットに表示されます。

先生が映っていると、どうしても学習者が先生を目で追ってしまう、これがもったいないと考えたアタマプラスの開発者たちは、思い切って先生は音声のみで、そしてタブレットやPCの画面いっぱいに数式や図表を映し出す形(ビジネスのプレゼンテーションのパワーポイント掲示のような感じ)にしたということです。

こうして、生徒の集中力を極限まで高めて、弱点補強講義の効率を最大化しているというわけです。

ゆくゆくは、先生の声の抑揚も一定にし、人工知能先生自体に「喋らせ」、生徒個人個人の「現在の実力」の即した最も効率的な学習プログラムを提供し続ける、今日習った部分も含めて学習者の学習履歴をアタマプラスの機械学習プログラムは蓄積し、毎日、毎問題の解きぶりにより、学習予定が刻一刻と変化するという、超個別指導が受けられるというわけです。

これは、「学校」に通う、「先生」にわからないことを聞きにいく、ということから考えれば悪魔的な「革命」だと思います。

全国一律のスクール形式で明治時代、もっと考えれば江戸時代の寺子屋時代から含めれば軽く300年以上全く本質的に変わらない形式で行われている日本の「授業」「講義」というものを根本からつくり変えるサービスだと考えています。

個別のスケジュールと達成度で行う塾、という形式では、日本から世界に羽ばたいた「公文式」という世界に冠たる教育プログラムがあります。

公文式は、一律のスクール形式授業という非効率を取り除くことは成功しましたが、本当の学習者の「達成度」を日々リアルタイムで「把握」することは難しいです。

さらに、学習の方向が公文式のプログラムによって(これはこれとして非常によく考えられた素晴らしいカリキュラムではありますが)、学習者の持つ特性や弱点によって個別にプログラムの進む方法が異なっている、また学習者の学習履歴や成果によって、その学習者自体の学習プログラム時代も日々リアルタイムで「修正」されるという意味で、革命的なのです。

このような素晴らしい可能性を秘めたアタマプラスの機械学習プログラム、2018年12月現在でこれを直接家庭のタブレット端末で利用できる、というところまでは行っていないのですが、このプログラムを導入している学習塾や予備校の教室が筆者の居住地の福岡市近辺に来れば、是非一度行ってみたいと考えています。

塾の方が来る前に、「タブレットのみ聴講生」「自宅受講生」といったカテゴリでこちらから入塾してしまいたい、とすら考えています。

今回は主に数学について考察しましたが、同じような論理で英語授業についても、もうすぐ機械学習プログラムによる最短大学入試レベルまで一気に学力を引き上げるメニューができるものと期待されます。

日本語や中国語については、少し難しいでしょうが、それも遠い将来ではないでしょう。

今後の「学習」というもののスタイルを劇的に変える可能性を秘めた、学習支援機械学習プログラムのお話でした。

勉強はあまり得意でなかったので、効率的に学習効果が上がる方法論には強い興味がございます筆者からの配信記事は以上です。

(2018年12月11日 火曜日)

2018年12月10日

投資は長い時間をかけて考えるべきで努力は結局報われるであろうという話です






おはようございます。

2018年12月の凡人でも勇気が出る配信記事です。

先日、新しい上司は海外映画祭最優秀映画監督、という記事をアップさせていただきましたが、この上司もこの賞を取った40歳くらいに突然世に認められた訳ではありません。

20年以上にもわたる映像や映画、クリエイターとしての日々の努力の積み上げがあって、それが、たまたま、このタイミングで世に出た、という「だけ」なのです。

日本の作曲家のすぎやまこういち氏が、あの組曲「ドラゴンクエスト」のメインテーマ曲(勇者ロトのテーマ)を書き上げたのはほとんど一瞬のことで、それは突如として頭に降りてきた、ということをおっしゃっていましたが、これも、ただ宙を見上げて神が降りてくるのを待っていた訳ではありません。

50年にわたる作曲家としての地道な活動や能力開発、研修や自己研鑽の賜物であります。

作品や名誉は一瞬、でもそれに値するためのひたむきな、長い時間をかけた努力を彼らは積んでいて、その日々の努力が、一般人よりほんの少しだけ上回っていることが、彼らが映画や楽曲の神様に愛される所以(ゆえん)なのかもしれません。

世界の短距離走界の伝説となったジャマイカのウサイン・ボルト選手は、先の3回のオリンピックで合計2分弱走り、そして8つもの金メダルを獲得しました。

これは、ものすごく効率的な栄誉獲得方法です。

2分走ってオリンピック金メダル8個です。

そして、世界でも有数のスポーツ選手長者となりました。

軽く1億米ドル(120億円)を稼いだでしょうから、1秒あたり1億円の最速の男、ということになります。

日本人の誰かがかつて言っていた「秒速で1億稼ぐ」ことは現実にあるというわけです。

しかしながら、ここからが大切です。

この2分のために、ウサイン・ボルト選手が、持病の側彎症を過酷な筋力トレーニングで克服し、独特の肩を大きく上下させるストライド走法を確立して世に出で結果を残すまで費やした30年以上の陸上短距離選手としてのキャリアと血の滲むような努力と節制、これこそが彼の生み出した価値の源泉なのです。

2分のために費やした30年。

これが「投資」というものの本質です。

物事は長期的に考えましょう。

努力はそれに応じた報いを必ずもたらすものです。

さて、月曜日がやってきました。

今日1日くらいは頑張ろうと思った、今日だけがんばろうと思った筆者からは以上です。

(2018年12月10日 月曜日)

2018年12月9日

新しい上司はフランス人ではなく2018年モナコ国際映画祭最優秀作品賞監督であった件






おはようございます。

2018年12月の筆者の新しい職場に関連する配信記事です。

今を去ること18年前、2000年に日本コカコーラボトラーズグループで展開したコーヒー飲料ジョージアシリーズのコマーシャル(CM)に「新しい上司はフランス人」というのがありました。

今はいい年になってしまいましたが、ダウンタウンの浜田雅功さんや、女優の仲間由紀恵 ら脂の乗った芸能人たちが、ウルフルズ「明日があるさ」の歌詞をサラリーマン風に変えてグループで歌うもので、その年の大ヒットとなり紅白歌合戦にも出ることになる日本の音楽史に残る歌です。

その有名な歌詞に、

新しい上司はフランス人
ボディーランゲージも通用しない
これはチャンス これはチャンス
勉強しなおそう
明日がある
明日がある
明日があるさ

とありまして、当時、1999年に日産自動車は巨額の赤字を抱えた販売不振を極め、瀕死の状態にあったところに登場したフランスのルノーからやってきたブラジル生まれのレバノン系フランス人、カルロス・ゴーン氏のことを暗喩しているのは間違いありません。

ゴーンの経営者としての19年間の不正報酬受領などの「裏の顔」についてはこれから後世の歴史家が証人として検証していくのでしょうが、筆者の周りでも、新しい上司が面白かったということがありましたので、今日はそのことをご紹介したいと思います。

高杉真宙さん主演の、公益社団法人日本歯科医師協会が製作した映画「笑顔の向こうに」が2018年12月のモナコ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞しました。

また、丹古母鬼馬二さんは、この映画で同映画祭で助演男優賞に輝くというダブル受賞の快挙でした。

「笑顔の向こうに」は、高杉真宙さんを主演に、日本の歯科医療の現場で働く若者たちの成長を描いた映画です。

ヒロイン役で安田聖愛さんが出演しているほか、辻本祐樹さん、木村祐一さん、佐藤藍子さん、藤田朋子さん、中山秀征さん、秋吉久美子さん、松原智恵子さん、丹古母鬼馬二さんといった気鋭のキャストが出演しています。

メガホンをとったのは、長編映画初監督をつとめる福岡出身の榎本二郎氏です。

そして、この監督が、筆者らの新しい上司というわけです。

キャッチーに申し上げるならば、

新しい上司は2018年モナコ国際映画祭最優秀賞「笑顔の向こうに」(C)公益社団法人日本歯科医師会監督であった件、となります。

モナコ国際映画祭は、フランス南部の有名な別荘地でありリゾート都市であるニースの東に位置する、歴史的にモナコ大公が治める独立都市国家であるモナコ公国の首都モンテカルロで2003年から開催されている非営利、無党派、独立系(インディペンデント)の国際映画祭です。

そして、この映画祭の白眉であるコンペティション部門に正式出品された同作は、2018年12月5日(水)に現地で行われた授賞式にて、最優秀作品賞にあたる“エンジェルピースアワード”を受賞したのです。

さらに、義歯を提供する患者役の丹古母鬼馬二が、助演男優賞に輝きました。

この映画「笑顔の向こうに」は、2019年2月15日(金)全国のイオンシネマにて全国公開されます。

ぜひ映画館に足をお運びいただき、日本の歯科医師業界の理解向上のためにも、純粋な娯楽としても、楽しんでいただけたらと願っております。

ある日突然考えた
どうしてオレはがんばっているんだろう
家族のため?
自分のため?
答えは風の中
明日がある
明日がある
明日があるさ

上司が最優秀作品賞監督であることは決まりましたが、仕事はこれから、というところの筆者からの番宣記事は以上です。

(2018年12月9日 日曜日)

2018年12月8日

世界最強のタンパク糸を吐くミノムシから直接糸を取り出す技術の実用化に成功したという世紀のニュースです






おはようございます。

2018年12月の漫画のような技術の実用化の話です。

テラフォーマーズという漫画がありまして、これは火星に入植するために、もともと下慣らしをするために、酸素を作るための藻と、動物性タンパク質としてのG(隠語です。ゴキブリの略です)を大量に投入してしばらく(数十年)寝かせたら、なんとゴキブリ(Gを隠語として用います)の方が突然変異して人型になっており、頃合いを見計らって入植しようとのこのこやってきた人間たちを殺戮するというストーリーで第一部が終わるシリーズものであります。

その後、地球上のあらゆる動物(昆虫が多い)とG強化型との戦いに発展していくのでありますが、その中で、この強大な敵であるGに対し、日本原産でその特異かつ強烈な能力を発揮する昆虫の能力を持つ主人公が2人出てきます。

一人目は、

・日本原産、大雀蜂(オオスズメバチ)

であり、茶褐色のものを獰猛に、その毒針で攻撃し続けるという習性を持つ、大変危険な生物です。

二人目は、

・日本原産、大蓑蛾(オオミノガ)

であり、蓑虫(ミノムシ)と別名呼ばれるようにその身を細い糸に委ねて揺れる様は、まさに生命の芸術と言って過言ではありません。

漫画テラフォーマーズでは、この糸をピアノ線のように駆使する2代目主人公が、北斗の拳の南斗水鳥拳の使い手レイの如く(古い…)、高速で飛翔し敵のゴキブリ(G)たちを糸で切り刻み捕捉するさまが描かれています。

さてそんな、Gではなくミノムシが吐き出す世界最強の糸を、直接ミノムシから取る技術を、日本の興和(名古屋市)と農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)が開発したとのことです。

ミノムシの糸はこれまでは他の力では真っすぐに取り出せない難点があり、繊維材料として使うには難がありました。

しかし、ここで特殊な装置を使い、直接長さ数百メートルの直線の糸を取ることに成功したとのことです。

さらに、ミノムシは、蚕(カイコ)や蜘蛛(クモ)と違って、餌を与えれば長く繰り返して糸が取れる上、密集させても共食いをせず大量飼育が可能だということです。

つまり、量産体制の確立はいつでもできるということです。

このような、漫画の世界でしか紹介されていなかった夢の材質を実際に取り出し製品化することができるとは夢のようです。

この新開発技術、どのくらいの夢の糸なのか、わかっているだけで列挙しますと、このたんぱく質でできたミノムシの糸は、強度や丈夫さが同様に優れていると言われる蜘蛛(クモ)の糸に比べ、丈夫さでは約2倍強、強度で約2倍弱など、すべての項目で上回っているとのことです。

また、自動車や船、航空機の外装にも使われる繊維強化プラスチック(FRP)にミノムシの糸を組み込んだところ、従来のFRPの数倍の強度になったともいいます。

他にも340度までの耐熱性があり、代表的なナイロン糸の5分の1の細さであるなど、利点だらけの、まさに夢の素材なのです。

燃えにくく、細く、丈夫な糸で、生産はミノムシ本体から行うのでまがい物であるリスクもありません(本物のミノムシが吐く本物のミノムシの糸ですから)。

これに対し、ミノムシに劣るクモの糸を、バイオリアクターで生合成して大量生産する技術を確立した巨大ベンチャー企業が、日本の経済産業省などの当局と組んで、需要の見通しもないのにもう引き返せないとばかりに大量生産するプラント(専用生産工場)を数十億円かけて海外に建設するというニュースも同時にあるようです。

しかしながら、はるかに優れた「糸」としての製品を、人工的に生成させるのではなく、自然本来の生産方法で行う、要するにミノムシに餌を与えて糸を吐いてもらうだけなものと比べれば、生産コストで数千分の一の違いが出るし、品質管理も自然由来なのでほぼ不要、ということで勝負は見えているのではないかと思うのです。

やはり人工物が自然本来の力に対抗できると信じる者には、ラピュタやナウシカのような崩壊の未来しか待っていないのではないか、などとスパイバーの巨大プラント建設のニュースを見ながら感じたことでありました。

漫画のことは、あまり詳しくなく、実はテラフォーマーズも第一部しかしっかり読んでおりません筆者からのコメントは以上です。

(2018年12月8日 

2018年12月7日

GoogleカレンダーのPC設定で休日祝日に色をつけてみると一気に予定がわかりやすくなったと思う話です





おはようございます。

2018年12月のカレンダーに関する配信記事です。

新しい年を迎えるにあたり、オフラインのカレンダーも新調しました筆者ですが、オンラインで見ているGoogleカレンダーについても、最近祝日が多くて祝日なのに平日の予定を入れっぱなしにしていて困ったことになったこともございました。

最近、所属の会社が変わり、前の会社はMicrosoftのOffice365を使っていたのでいわゆるアウトルックのカレンダーであったところ、今の会社はベンチャー企業らしくGoogle社のG-Suitsシステムを使っているのでそのままGoogleカレンダーを使うことができます。

個人の予定は、相変わらずGoogleカレンダーで管理しているので、これで、会社と個人と家族の予定を合わせてみることができるわけです。

そういうわけで、突然ですが、Googleカレンダーを眺めていて、どうしても週末の認識がなくなってアクセントがないと思うようになったのです。

つまり、Googleカレンダーの背景色を曜日ごとに変更したいという欲求です。

筆者は、一週間や1日といった予定表の表示のやり方はやらずに、いつも「昨日」を起点とした7日間を表示しています。

こうすると、昨日は何をしていたか、ということが薄い予定表で確認でき、そして今日を含むこの先の6日間の予定が一覧できるからであり、このスタイルが気に入っているからであります。

そうすると、週末の土日も毎日「ずれて」くるため、週末であるという、要するに土曜日は青、日曜日は赤で帯状に表示してもらえれば助かるわけです。

ここまで欲求を持って改めて予定を確認するためGoogleカレンダーを開いてみると、なんかやたら真っ白に見えてきました。

予定がないからである、というオチもありますが、ここは流して、土曜日も日曜日も真っ白なのです。

連休も控えているというのに、こちらも真っ白です。

予定自体の話ではなくて、あくまでカレンダーの設定の話です。

そこで、早速Googleカレンダーの色を曜日や祝日で変更することができるという、Chromeブラウザ使用者限定の拡張機能となりますが、「G-calize」をご紹介しておきたいという思います。

G-calize

https://chrome.google.com/webstore/detail/g-calize/piiljfhidimfponnkjlkecnpjhdijfde

Googleのブラウザ、Chromeの拡張機能です。

そのため、この機能を使えるのは、「Chrome」でGoogleカレンダーを開いているときだけとなる。

まず、「Chrome」で「Chromeウェブストア」にアクセス。

検索欄に「G-calize」と入力し、結果が表示されたら、画面右上にある青い「+ CHROMEに追加」ボタンをクリックします。

こうすると、この拡張機能がChromeに追加されます。

そして、Googleカレンダーの画面を表示しますと、土日の欄に色がついているのが確認できると思います。

簡単です。

これを入れると、Googleカレンダーの今日と曜日ごとの文字色や背景色を好きな色に変更することができるようになります。

また、世界の祝日カレンダーを読み込むことができるので、指定した祝日の文字色や背景色の変更もすることができます。

早速、筆者の個人カレンダーにも、この拡張機能を設定してみました。








週末に色が付き、そして祝日(今回は成人の日)にも色がついたことから、一気にみやすさがアップしました。

この拡張機能、仕事やプライベートやシフト勤務などで平日を休日にしたいという人にとっても、その曜日に色をつけることができますのでおすすめです。

それでは、色づいた曜日にアクセントを感じて、これからも楽しく行きていきたいと思います。

そして、予定自体は、これから入るので、大丈夫です…!

予定を待っております筆者からの配信記事は以上です。

(平成30年12月7日 金曜日)

2018年12月6日

山手線30番目の新駅「高輪ゲートウェイ駅」に対する庶民の違和感を表したツイートに日本人の侘び寂びを見た話です





おはようございます。

2018年12月の東京をぐるりと1時間で1周する山手線について述べ、日本人の感性まで論じようと試みる雑ですが意欲的な配信記事です。

筆者が山手線について初めて意識したのは、中学の社会科(地理)の授業だったかで、担任の先生でもあった社会科教諭が君らもいずれ東京に行くことがあるだろうから東京の地理を1分で話す、みたいな感じで黒板に、縦に大きな楕円を書いて山手線、楕円の右端に東京、左端に新宿、と書いてその二つを直線で結んでそのまま新宿を突き抜けて長く直線を引っ張って中央線と書いた、これが初めてのことではないかと思います。

以前の記事で書いたことがあるかもしれませんが、筆者が育った鉄の町北九州市八幡では、日本の都市といえば、友達が親の転勤で転校していく都市の名前として、室蘭、釜石、君津、堺、そして光、大分、といった、いわゆる「製鉄所」がある町ばかりであり、東京とか大阪とか名古屋とか京都、神戸といったいわゆる普通の大都市については、ほぼノー知識で中学生まで過ごしたわけです。

そんな私でも京都(滋賀ともいう)で4年、東京では7年という割と長い時間を過ごし、いろいろと濃い経験もしてきましたので、山手線とか環状線とかいえば、あああのことね、ぐるぐる回るやつやろ?というくらいにはわかってまいります。

特に、田町から品川までは、結構駅間が長いな、と2002年当時に銀行システム統合という未曾有の(失敗:デスマーチ)プロジェクトに従事しておりシステム部門の拠点がある品川「インターシティ」と東京丸の内の「本部」との間を山手線や京浜東北線に乗って揺られて報告しに行ったり怒られたりしながら寝ていたのをつい昨日のことのように思い出すのです。

さて、そんな山手線の中では駅間が長い田町駅と品川駅の間に、報道記録によると2014年(平成26年)6月3日、JR東日本は田町駅から約1.3 km、品川駅から約0.9 km付近、東京メトロの泉岳寺駅から0.3kmほど南東の位置に新駅を建設し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせて暫定開業させる計画を発表したのです。

用地に関しては、もともと業務用として利用しており一般には解放していなかった約20ヘクタールある東京総合車両センター田町センター(旧・田町車両センター)の設備や車両留置箇所の見直しによって創出される約13ヘクタールの再開発用地を利用するということです。

2018年12月現在での、山手線の駅は29駅。

だいたい、走行中は2分に1駅の間隔で停車し、一時間かけて周遊するというのが山手線のスタイルですので、今回の新駅設置でちょうど駅も30駅になります。

ただし、周回路線であることから30駅目で同じ駅(例えば東京駅)に戻る、と言う意味でのすっきりさがなくなったので、今後ダイヤについては少し考慮が必要なのかもしれません。

ちなみに、1周1時間、というのは筆者が聞いていた豆知識(トリビア)でしたが、どうも徹底的に調べた方によりますと、全列車を平均すると外回りで63分40秒程度、内回りで63分50秒程度と、外回り(左側通行なので時計回り)と内回り(同じく反時計回り)で所要時間に大きな違いは見られないということです。

なんとなく外回りのほうが時間がかかりそうですけど。

さて、山手線に新駅が設置されるのは、1971(昭和46)年に開業した西日暮里駅以来、京浜東北線では2000年に開業したさいたま新都心駅以来となるらしいです。
(この新駅は、山手線と京浜東北線にとっての新駅になるため、補足します。)

続いて、構想は順調に具現化し、2016年(平成28年)9月6日、JR東日本は当駅の概要を発表し、品川再開発プロジェクト「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として位置づけられました。

この辺りから、雲行きが怪しくなってきます。

実際の工事に着手し、そしていよいよ新駅の名前が発表されました。

2018年(平成30年)12月4日、JR東日本は当駅の正式駅名を「高輪ゲートウェイ」と発表したのです。

「ゲートウェイ」?

発表を知った日本国民のほぼ誰もが、絶句した瞬間でしょう。

「高輪」については、ほぼ全ての日本人に異論はないと思います。

実際、JR東日本で行われた駅名の応募では64,052件、13,228種類の応募があり、1位「高輪」、2位「芝浦」、3位「芝浜」であったとのことであり、とりわけ最多の「高輪」の応募数は8,398件でした。

「高輪」以外はほぼ次善の名前でしょう。

その誰もが知っている由緒と歴史を持ち、ほぼ全ての東京在住人、かつて東京に住んだことがある筆者のような半端者も含めて納得感マックスの「高輪」の後にとってつけられた「ゲートウェイ」。

これはもう、高輪に失礼なだけではないでしょうか。

薄っぺらい(と筆者が個人的に考える)選考理由を、公式の資料などから紐解いて引用してみますと、古来より街道が通じ江戸の玄関口(gateway)として賑わいをみせた地であり、歴史を受け継ぎ今後も交流拠点としての機能を担うことで、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展につながるようにとの願いで名付けた、とあります。

しかしながら、そもそもこの駅周辺の再開発エリアを「グローバルゲートウェイ品川」と名付けており、投票1位の「高輪」と、再開発コンセプトの「ゲートウェイ」の組み合わせただけでありましょう。

工事関係者やプロジェクト関係者には、この案件が「グローバルゲードウェイ」構想の一環なのかもしれませんが、広く大衆に訴える「駅名」には長すぎます。

高輪にも失礼ですし、だったら「盗まれた」品川にもまたそれ以上に失礼ではないでしょうか。

品川駅の名前の改称も必要なのかもしれません。

いっそのこと、二つとも、「高輪グローバルゲートシティ」「グローバルゲートシティ品川」とでも変えればよろしいでしょう。

株式会社の「前株」「後株」になぞらえた、「前高輪」「後品川」がこれまた粋です。

などと考えていたら、全ての山手線の駅名と山手線自体の名称変更も含めた素晴らしい案を、ツイッターでツイッター名「くらげ@kurage60」さんがアップしておられまして、その高邁なる感性と技量に、最大級の感銘を受けましたので、山手線改め山手(やまのて)メトロポリタンループラインの路線図として紹介、共有させていただきます。

ぜひみなさまご査収ください。





いかがでしょうか。

この圧倒的な山手線、じゃなかった山手(やまのて)メトロポリタンループラインの存在感!

昔の昭和の社員寮で、夜中にめんどくさい先輩に食堂で出会ってしまったくらいのこの過剰演出、胸焼け感、膨腹感満載の駅名のオンパレードです。

実際に、この中に、本当の駅名が隠れています。

「高輪ゲートウェイ」です。

大崎ゲートシティ、恵比寿ガーデンプレイスも何度も行ったことがありますから、もうこれは駅名に昇格したようなものでしょう。

目黒雅叙園ホテル、も披露宴に出席したことがあります。

東横インは筆者のような地方からの東京出張者の定宿です。

ただし、個人的に田端ナッシング、だけは納得が行きません。

筆者はミスター・イトウのロングラン商品のチョコチップクッキーが大好きで、銀行時代、その本社がある田端駅をよく利用しておりましたので、田端はナッシングではなく、個人的には、田端ミスター・イトウ・チョコチップクッキーと変更を希望したいと思います。

といろいろ書きましたが、そろそろ宴もたけなわ、ならぬ高輪ゲートウェイとなりまして、結局新駅は単に「高輪」と呼ばれるだけなのだと思うとそれほど目くじらを立てる必要もないかと思い直したネタ好きの筆者からの記事は以上です。

(2018年12月6日 木曜日)

2018年12月5日

新生銀行のATM引出し手数料が全ての時間どのATMでも有料になってしまいまさに牢獄のように感じる話です





おはようございます。

いよいよ、日本の銀行の収益基盤も怪しくなってきたと感じざるを得ない2018年12月の配信記事をお送りします。

筆者は、新生銀行という銀行の口座を給与口座とは別ですがサブ的口座として長く(10年以上)愛用してきました。

それは、海外送金の際や、海外からの米ドルや欧ユーロといった通貨の受け取り口座としても便利であり、また国内為替送金手数料が当初は月3回まで無料といったサービスもあったのですが、何よりも、新生銀行固有のATMおよび全国のコンビニエンスストアにおいてある(最大手はセブンイレブンのセブン銀行)コンビニATM、さらにはゆうちょ銀行のATMまで含めて、入出金手数料が無料ということが大きかったのです。

こんなに使えるATM網が提携先を含めて張り巡らされており、そして時間を気にせず24時間引出し手数料が無料ということで、筆者はまさに財布代わりに近くのコンビニATM(セブンイレブンまで自宅から徒歩2分)の出金機能を利用してきたわけです。

メイン給与口座に指定されている地方銀行の普通口座から、定期的に新生銀行の口座に現金でお金を移せば、国内送金については月1回まで無料、と送金サービスは縮小されたものの、それなりに便利に使っていたわけです。

しかし、ついにその古き良き時代は突然の新生銀行の一片のネット上の通知により、ひっそりと終焉を迎えたのです。

ある日、最近になってセブンイレブンでいつもの通り新生銀行のキャッシュカードで4,000円を引き出した筆者は控えめに申し上げて驚愕し卒倒しました。

手数料108円が引かれているのです!

4,000円引き出すのに108円の手数料。

これではいくら近くの激安スーパーで買い物したところで、取り返せません。

手数料率、実に2.5%。

しかも、年率ではなく一瞬で取られてしまいました。

こんなことを繰り返していては、もはや手数料だけで筆者の財産は削られてしまうでしょう。

早急に、新生銀行口座にあるキャッシュを避難させようと思ったのもつかの間、筆者は気づいてしまったのです。

「24時間、どのATMでも、この手数料がかかってしまう」

ということに。

そこで、新生銀行のキャッシュカードを使うことは金輪際諦めました。

月1回無料の、ネットでの内国為替の仕組みを用いて、メイン給与口座の地方銀行口座に、まとめて送金することにいたしました。

これで、新生銀行のキャッシュカードを使うことは永久にないでしょう。

さようなら、新生銀行キャッシュカード。

いままで十数年にわたる筆者の財布代わりになってくれて、ありがとうと言うべきところなのでしょう。

銀行も収益組織であり、大量の預金や投信の購入や住宅ローンや外貨運用を行ってくれる「実績」を持つ顧客をより優遇して残していかなければならず、筆者のような彼らからしてみて「雑魚」は切っていったほうが効率的であり合理的であることは間違いありません。

したがって、この「経営判断」の良否について筆者が特に申し上げることはございません。

しかしながら、この零細メディアに乗せて、かような「事案」があったという、ATMを無料で利用できる時間も場所も、わずかでも残さない、デッドロックな仕組みにがらっと変えるくらいに日本の銀行も逼迫しているのであるという「事実」だけはこうして皆様の前に提示しておこうと思います。

こうした事態もあり、筆者は早速、日本でもサービスを始める「Revolt(リボルト)」のアーリーアクセスに申し込みました。

イギリス発のいわば電子銀行で、25の通貨に対応、国際送金の手数料も無料、取引手数料も無料という、夢のようなサービスです。

これを利用すれば、外国送金費用をゼロにできて、さらに、インターバンク市場を利用することによる為替スプレッドの差損も劇的に減るので、外国通貨へエクスチェンジする際に発生する為替差損もほぼゼロにできることになります。

事業者が顧客を選ぶように、顧客も事業者を衡平に、対等に選ぶことができるのは改めて述べることではなく、その意味では、大変良い時代になったものだと思います。

このままでは、日本の銀行は、根こそぎ彼らの収益基盤を失うことになるでしょう。

筆者の不安ができるだけ遠く外れた地点で的中することを願っています。

こちらからは以上です。

(2018年12月5日 水曜日)

2018年12月4日

米ドルで米国に投資しようと考えた場合に考えうる米国債/高配当株/高株価株の3つの方向性について






おはようございます。

先進国の中で、人口ピラミッドが紡錘型に最も近いのは、アメリカ合衆国ということになっております。

子沢山の、有色人種の移民をどんどん受け入れている、例えば西海岸カルフォルニアにおいては、企業のトップにもインド系や中華系、アジア系や黒人、ヒスパニックといった多種多様な人種の人たちが就任し、さながらこの世のユートピアのごとく激しくスタートアップして企業活動を旺盛に行なっています。

そういった巨大な活動量の中から、最初はマイクロソフトやアップルに始まり、グーグルやアマゾン、直近ではフェイスブックやネットフリックス、エヌビディアといったクラウド型コンピューティングカンパニーが世界の時価総額のトップに躍り出て、その金融資本力や人材力を駆使してさらにビジネスを前に進めようとうごめいている、そんな世の中に我々は生きております。

さて、そんな我々においては、日本という少子化で人口ピラミッドが高壺型で今後の人口が細るばかりの社会にそろそろ見切りをつけて、少なくとも自己の資産の一部はアメリカに投資する形でリスクヘッジしたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。

アメリカに投資する、といっても、かの国は、2018年12月時点で10年国債の金利が実に3%という、リスクフリー資産も順調にインフレしているという国ですから、例えば大きな会社の株を買って配当利回りが3%を超えている、といっても実は2018年12月時点でも長くゼロ金利が続いている日本とは違いますので、注意が必要です。

つまり、業績重視で配当収入を目指すなら、AT&Tのような通信インフラ会社や、ホストコンピューターやメインフレームは死んだと言われてもなお数十年利益を生み続けているIBMといった高配当銘柄を購入しておくことでしょう。

また、アメリカ国債自体を、10年債や30年債の形で購入しておくことも良いでしょう。

これだけで、3%を超えるクーポン(利札)が得られます。

株式の場合は元本の保証はありませんので、価格は上下し悪い場合は倒産破産もあり得ますが、米国政府保証の国債は、その点でも世界最強の信用力を誇る債券です。

逆に、成長性に期待して、先に述べた世界のITジャイアントと言える、GAFA(GoogleAppleFacebookAmazon)やFAANG(FacebookAppleAmazonNetflixNvidiaGoogle)と呼ばれる、無配当で株価を上げることが唯一の成長の証と任ずる、例えばアマゾンといった米国上場株を購入するのもありでしょう。

配当で投資家に還元するより、利益を事業に再投資したり、自社株買いを行い、株数を少なくすることで、株価を上げることにしている会社たちのことです。

投資は自己責任です。

しかしながら、そもそもの国債利回りが全く異なる、ということと、日米為替レートの動きが、長期的に円安方向に向かうのか否か、という見立てにも非常に左右されますので、そこは考慮に入れていただければと思います。

口国際公認投資アナリストであります筆者からの簡単な意見は以上です。

(2018年12月4日 火曜日)


2018年12月3日

ついに「男の子」のプリキュアが登場したという節目のお話を報告します

少年の若宮アンリが変身したプリキュア「キュアアンフィニ」(C)ABC―A・東映アニメーション





おはようございます。

2018年12月の日本のアニメーション配信に関する節目の記事です。

少女たちが、プリキュアと呼ばれる「女性」戦士に変身して活躍する人気アニメーションシリーズの15作目となる「HUGっと!プリキュア」(ABCテレビ/テレビ朝日系列、日曜朝8時30分から放送)の、2018年12月2日(日)放送版に、ついに、「男の子」のプリキュアが登場しました。

少年である若宮アンリが変身したプリキュア「キュアアンフィニ」((C)ABC―A・東映アニメーション)その人です。

この登場のストーリーですが、極めて今までのプリキュアストーリーを踏襲しながら、自然と社会的、文化的性差であるところのジェンダーをしなやかに超えてくる良作となってきております。

まだ、物語の当初から登場するメインキャラクターではない扱いですが、同作第42話「エールの交換! これが私の応援だ!!」という回で男のプリキュアは登場します。

中性的な容姿の細身の少年である若宮アンリは事故でフィギュアスケートができなくなってしまいます。

そんな失意につけ込まれて自分の可能性を閉ざしそうになるが、そこに主人公の「キュアエール」やその仲間の「キュアエトワール」らの声援を受け、心を取り戻し、プリキュア「キュアアンフィニ」に変身するのです。

「アンフィニって、フランス語で『無限』っていう意味なんだ。その名前に負けないよう、僕はもう一度、なりたい自分を探すよ」と語ったのです。

男でも、プリキュアになれるのです。

社会の多様性を認めることの大切さが自然と表現された良作だったと筆者は判断します。

こうなると、例えば昭和から続く長寿アニメーションである「ドラえもん」についても、しずかちゃん以外の女性メインキャラクターを早急に登場させることが必要になってくるのではないかと思います。

しずかちゃん一人に、いわゆる女性らしさである、優しさ、芯の強さ、真面目なところやお茶目なところ、おしゃれで綺麗好き、といった異なる要素を詰め込みすぎてしまい、そろそろ疲れてしまうのではないかと思うのです。

ズッコケ少年三人組、という50作を数えた良作小説シリーズもありましたが、こちらも那須正幹先生に、女性版三人組を登場させていただき、こちらも50作まで買いていただける可能性も見えてきたのではないでしょうか。

プリキュアに戻りますが、プリキュアは、2004年放送開始の「ふたりはプリキュア」からシリーズが続くアニメで、映画化もされている人気シリーズです。

プリキュアは、「プリティー(可愛い)」と「キュア(癒やし)」を掛け合わせた造語で、放送開始当初のコンセプトは「女の子だって暴れたい」でした。

これは、特撮アニメ全盛期を経たかつての少年たちのように、少女たちも、仮面ライダーや人造人間キカイダー、ウルトラマンといった変身ものに憧れるのではないか、ということで始まったシリーズですが、いつしか長寿番組となり、15周年を迎え、これまで登場したプリキュアも15年間でのべ55名という数になりました。

こうした、性差を超えた可能性を示したアニメシリーズの展開に、昭和の初期アニメからの時代の語り部としては、感慨もひとしおの出来事でした。

ちなみに、「HUGっと!プリキュア」は、少女から親になる時期、いわゆる「子育て」をテーマにしており、この点でも過去作から対象を広げた意欲作となっております。

アニメーションについては、あまり詳しくない筆者からの簡単解説は以上です。

(2018年12月3日 月曜日)

2018年12月2日

2018年11月最後の日に人間として大事なこととは何かを語ってみた飲み会の話をします






おはようございます。

2018年11月最後の配信記事です。

年の暮れに入る中、もう10年来の友人であります、今は上場企業の若い社長より、自社の社員の研修の一環として、社会人の先輩として話してくれないかという依頼を受けたので、夜の飲み会に顔を出して来ました。

18時30分開始、そして20時30分終了、2時間一本勝負の焼き鳥をつつきながらの座談会です。

来られたのは、地場では有名になった全国の自治体をクライアントにして、自治体資産のスペースを広告スペースとして「買取り」そしてそのスペースを、広告主となりうる民間組織や企業に「売る」という新しい事業領域を開拓してきた株式会社ホープの、将来を嘱望される「ホープ」の4人とその社長の5人です。

社長とは、確か2007年くらいに出会いまして、仕事の関係というより純粋に人間同士として付き合ってもう10年来になりますが、こうして節目節目で面白い機会に当職を呼んでもらえるというのは楽しいものです。

最初にお会いした時、筆者は30代前半、社長は20代でしたから、時が経つのは早いものです。

その際の同社の社員は、7人。

今は、マザーズに上場し、社員数も150名以上と、当時とは雲泥の違いです。

知り合いが世に出て行くのを見るのは楽しいものです。

そういった、出会いからの話を一通りした後で、そもそも社会人として、外に通用するものは何かといった話になりましたので、筆者は素直であること、率直であることであろうということを答えました。

社会人になると、勤めている「会社」とか、その組織での「地位」とか「役職」とか、その他「業務経験」と言われるような武勇伝とか、いろいろな「衣」が付いてきます。

そして、残念ながら、素の人間本来の姿が見えなくなってくるのです。

それではいけない、服が歩いているわけではなく、人間が服着て歩いているだけだから、常に人間の方に話すようにしよう、そうすれば、あまり間違った判断をすることはないのではないかと話しました。

そして自らも、素で粗で野で全く構わないから、卑しくはなるな、そのいい例として、報道によれば120億円以上を20年近くにわたる自らの役員在任中に「不正に」自らの報酬としていたと言われているフランス人経営者と、筆者が以前仕えたその当時の所属会社の社長の、厳しいけれども正当で衡平で私心のない振る舞いを引き合いに出して話しておきました。

そして、飲み会(研修?)を時間通り解散し、歩いて帰りながら言い忘れたと思い出したのは、やはりこの話です。

瀬戸大橋、全長9.4キロメートル。

5つの島を6つの橋で結んだ、本州と四国を結ぶ大動脈です。

昭和30年、国鉄連絡船「紫雲丸」の沈没という、国鉄(1987年3月末まで存続した国営の日本国有鉄道)未曾有の大惨事でありました。

死者168名、数で書いた数に数倍する家族、親戚、縁者、友人、知人、そして日本国全体を震撼させた事件です。

紫雲丸には、たくさんの修学旅行の小学生の児童、中学生の生徒たちもいたのです。

この事件は、瀬戸内海を繋ぐ橋の開設を願う国民全体の願いとして、瀬戸大橋開設を国鉄の尊厳をかけた一大プロジェクトに定めるのです。

普通、橋は川に架けるものを、瀬戸大橋は、海にかけるのです。

橋を作るための、国の組織である公団、本州四国連絡橋公団ができました。

そのリーダーに、建設団を束ねる所長の役目に抜擢されたのが、香川県丸亀市出身の杉田秀夫さんという人物でした。

本州と四国に計六つの橋をかけて一本に結ぶ、本州四国連絡橋建設計画として、世に出たそれは、まさに世紀の大事業でありました。

中でも、その中の最大の橋となった、「南北備讃瀬戸大橋」は、道路だけでなく在来線と新幹線の二つの鉄道をも通すという、「併用橋」として世界最長でありました。

そして、特に橋台と橋脚を支える基礎工事は、前例のない大深水下と速い海流下で行われるため、机上検討では考えられない、想定し得ない空前の難工事が予想されたのです。

そんな本四公団、坂出工事事務所長に就任したとき、杉田秀夫さんは41歳。

元々は国鉄の技師であり、入社以来、数々の難工事をその卓越した指導力で成し遂げてきた杉田秀夫さんは、将来を嘱望されたまさにエリートであり、地元丸亀高校の星だったのです。

杉田秀夫さんは、この困難な役目を、「人生の大仕事」と定め、国鉄からの出向すら断り、本四公団に転籍し、退路を経つ覚悟で挑みました。

杉田秀夫の指揮下に入る工事関係者は5,000人。

5,000人それぞれに、家族、親類、縁者、そして友人知人先輩後輩がいる、その大集団を戦う組織に変えていきます。

その所長となれば、社用車が用意され、スーツ姿での出勤が当たり前であったところ、杉田所長は仕事をやり遂げるには体力第一と自転車通勤を始めました。

服装は作業服の上下に、ごつい工事靴、ネクタイもせず、髪は角刈り、飾り気などまるでない所長だったのです。

部下たちは度肝を抜かれます。

そして、杉田所長は、現場所長こそ最初に現場を見るべき、という自ら定めた教えに忠実に従い、紫雲丸以下たくさんの船を海の藻屑としてきた瀬戸内海の暗黒潮流と呼ばれる魔の海中に自ら身を委ね、ウェットスーツに着替え海に飛び込んでいくのです。

この日のために、潜水士の資格を取得し、ひそかに訓練を重ねてきたのです。

そんな難関の海底に、橋桁を作るために行う海中工事のためには、海底を爆破し、地均し(じならし)をしなければなりません。

爆破調査の結果、魚場に及ぼす影響が分かります。

それも尋常でない影響です。

杉田所長はその「よろしくない」データを、包み隠さず全て漁師たちに公開しました。

怒った漁師たちからは、罵声を浴びせられ、胸倉を掴まれ、詰め寄られます。

しかし、杉田所長は穏やかにその必要を説き、工事への理解と協力を呼びかけお願いするのです。

その説明会の回数、実に500回。

紫雲丸の悲惨な事故と橋をかける大義と、それに伴う大きな犠牲と労力、協力を呼びかけたのです。

瀬戸大橋くらい高い橋になると、橋桁をまっすぐ建てたとしても、地球は丸いので橋桁のてっぺんでは幅が違うそうです。

そんな途方も無いことをやろうとしている人がいる。

やがて、地元の漁師たちも気づき始めます。

「この所長、尋常な男ではない」

いつしか、漁師たちも工事関係者も地元の人々も、杉田所長の実直な人柄に惚れ込み、我も我もと話を聞きたがり、酒席の輪が出来たといいます。

そんな厳しくも楽しく一体感ができてきた大工事のさなか、杉田所長を大きな不幸が襲います。

13歳年下の妻の和美さんが末期の胃がんと宣告されたのです。

二人には、まだ幼い三人の娘がいました。

それでも、このことを、杉田所長は部下たちには一言も漏らさず、毎晩遅く仕事を終えると妻の病室に泊まり込み、身の回りの世話と看病と下の世話までして、そして自分は床にマットを敷いて仮眠をとったとのことです。

そんな、世紀の大工事と妻の死期を悟った看病と三人の娘たちのこと、そんな大きな難題に対し、杉田所長は一切の弱音を吐かずに淡々と、一つ一つきっちりと毎日向かい続けたのです。

和美さんの死を知った時、杉田所長を知る人全ては強い衝撃を受け、自らに照らし合わせて、難工事を自らの戦としたのです。

そして、瀬戸大橋は完成しました。

再婚の話はすべて断り、そして出自の国鉄の20万人組織の頂点の技術を統べる技術長になることを切望されましたが、そんな栄達を全て捨て去り、淡々と過ごしました。

そして、杉田秀夫さんは平成5年、娘達に囲まれ62歳での生涯を閉じるのです。

瀬戸大橋を作り終えた後、杉田秀夫さんは母校の丸亀高校の講演に乞われ、このようなことを話しています。

橋を作る経験が人より余計にあったからといって、これは人生の価値とは全く別のことなんです。
人生の価値とは何か、偉大なる人生とは何か、どんな人生をいうのか。
これは非常に難しい問題なんです。
橋を作るより遥かに難しい問題です。

自らの役目に真摯に誠実に向き合い、そして周りの人間を、自らに照らし合わせ、己に恥じぬ生き方を示した、そんな杉田所長の働き方を先の飲み会で示してあげたらより良かったかもしれないと思いましたので、ここに書いておきます。

学校教育の目的とは、企業研修の目標とは、いろいろあると思いますが、人間の器の大きさを体感すること、そして人間力自体を上げることではないか、と改めて思いました。

こちらからは以上です。

(2018年12月2日 日曜日)

2018年12月1日

2018年12月にAmazonGOにならった顔認証で入店決済可能な無人コンビニ実験が始まるという話です





おはようございます。

2018年11月の、人出不足感だけはますます高まる日本経済に関する配信記事です。

人出不足は待った無しとなっており、コンビニや小売業は、レジ作業を省力化した無人店舗へのシフトと生産性向上を迫っております。

実際、日本の小売業を取り巻く人出不足を数字で見ますと、厚生労働省発表の商品販売の職業の2018年9月のパートを含む有効求人倍率は2.6倍と非常に高い水準です。

これは、全体平均の1.5倍を大きく上回る水準でありますが、全体が1.5倍というのも少し前までは考え難い水準であったことを考えますと、この傾向が弱まることはないと思われます。

先ほど、筆者が外出営業中に、ハローワークの前を通りましたが、警備業者のプラカードを持った業界の人たちが、「急募!警備員!即日登録派遣可能!」といった文言を掲げて立っているのを見るとさもありなんと思うわけです。

求人倍率が上がるということは、当然に人件費の上昇も続いているわけで、店舗運営で利益を出そうとするならば、省力化、つまり顧客側にコスト負担と労力分散をしてもらうしかありません。

そんな中、日本のコンビニ最大手のセブンイレブンは、NEC(日本電気)と組んで、NECが保有する顔認証技術を使って利用者を特定し、会計を無人(もしくは顧客の操作のみ)でできる店舗を開きます。

といっても、最初は、機器プログラムを提供するNECグループが入居する東京都港区のオフィスビル内に、セブンイレブンの店舗を開き、同コンビニの標準店舗の1割程度の面積しかない、いわば駅ナカのキオスクのような30㎡程度の店を運営します。

この店は、一般の人は利用できず、NECの社員証を持ち、カメラによる顔認証か、社員証を掲げて本人を特定して入店するという仕組みです。

棚の商品を手に取り、バーコードを顧客自身で読み取ってから、また顔認証をしたり専用端末に社員証を掲げて会計を終了します。

支払いは、給与天引きにしてしまい、回収の手間を削減します。

おそらく、筆者の予想ですが、未決済分の商品を外に持ち出しても、特にアラームが鳴るわけではなく、その万引き、盗難リスクは通常のコンビニ同様、1ポスト(1名)だけ置かれる有人スタッフに対応させようというつもりなのでしょう。

これは、特に「無人コンビニ」と謳うようなものではなくて、現在日本の大手小売業(スーパー大手の西友グループなど)でも導入されている「セルフレジ」と根本的には同じものですが、すでに顔認証もしくは社員証において本人の特定が済んでいるので支払う際に顧客にクレジットカードの提示などを求める必要がないという点で、少し新しい取り組みであると言えるでしょう。

それでは、日本の小売業全てに通用する、何か社員証に替わる共通証やカードを作り出すことができるかどうか、これが肝心なところですが、先行する米国や中国は、すでにAmazonやアリババといった事実上の国民サービスによる本人確認が進んでおり、こうしたネットプラットフォーマー大手により、無人店舗運営についてははるかに先行しております。

今後、どのような展開を見せるにせよ、日本での個人認証をどこまで許すか、利用者感情として個人情報をどこまで登録しておくことを許すかといった利用者側の許容度がますます競争優位上必要になってきたように感じる出来事でした。

人材不足は労働者側にとっては有利な方向であることは間違いありませんが、職が減っていくという漠然とした不安が残る部分もあるかもしれません。

引退後の夢は街角喫茶店兼シェアオフィスのマスターやりながらの個人事業主兼コンサル兼零細投資家である筆者からの記事は以上です。

(2018年12月1日 土曜日)