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2019年9月19日

(2019/09/19)マネーフォワードのアプリを使ってクラウド家計簿を劇的に整備できた話とそれでも残る改善点について記しておきます






おはようございます。

2019年9月の筆者もかなりのヘビーユーザーでありますところの家計簿ソフト「マネーフォワード」に関する使い勝手に関する配信記事です。

昔は、筆者も「家計ログ」を取るためにいろいろと工夫してきました。

まずは、お小遣い帳をつけようと、昔出ていたスタンドアローンの(クラウド対応していない)家計簿フリーソフトを買ってしばらく入力していたのですが、入力環境がPCのみに限られることから断念しました。

その次には、エクセルで、全ての仕分けパターンをあらかじめ用意しておいて、仕分けの科目ごとに簡易的なPLやBSができるようにしておきしばらく運用しました。

しかしながら、こちらも、「最新のエクセルファイル」をドロップボックスなどのクラウド環境においていたのですが、やはり、外出先でPCを開いて入力することが億劫になってしまい、やがて辞めてしまったという経緯があります。

そんな中、時代は進み、テクノロジーの進化を体現した形で、企業会計のみならず、個人のお小遣い帳にも使える二つのクラウドサービスが相次いでローンチしました。

クラウド会計ソフトの「freee」と「マネーフォワード」です。

両方使い始めましたが、freeeの方は、企業会計や個人事業主でも青色申告を厳格に行う人向けであることがわかり、より簡易的に使える(逆に言えば細かいところは大味な)マネーフォワードをその後選択して使い続け、現在(2019年9月)に至ります。

マネーフォワードの一番優れているところは、現時点で、日本で一番「連動する」口座サービスの数が多いというところでしょう。

なんと、福岡県限定でしか使われていないであろう、西鉄電車や西鉄バスで主に使われるICカード企画「ニモカ」の使用履歴すら連動されます(西鉄グループのみなさま申し訳ありません)。

これにより、筆者としてはこのマネーフォワードを使う以前は、管理の簡便性からあらゆるICカード決済やQRコード決済を、最大手の「Suica」に統一(というかリストラ、合理化)しつつあったのですが、マネーフォワードを使い始めてから、先述の「nimoca」に加えて、マネーフォワードに対応している「LINEPAY」「nanaco」「スターバックスカード」そして「モバイルSuica」というICカードやQRコード決済でのほぼリアルタイム決済管理ができるようになりましたことからこれらのサービス利用を本格的に「再開」しました。

これらの、各種決済手段が、このマネーフォワードによって「救われた」「改めて日の目を見た」わけです(少なくとも筆者界隈の世界では)。

ポイントカードの残高管理も充実しています。

nanacoポイント、dポイント、楽天スーパーポイント、Tポイントの4大ポイント(筆者調べ)の残高はいうに及ばず、加えましてANA、JALそれからLCCのスターフライヤーのマイレージ、各クレジットカードのポイント残高まで一覧できます。

もちろん、「本丸」の銀行口座の残高管理、クレジットカードの引き落とし額、引き落とし日の情報もバッチリです。

(残高は少ないですが)非常に重宝しています。

しかしながら、不満を申し上げますと、このマネーフォワードは、個人のお小遣い帳的な機能は充実しているのですが、ある支出や出金、入金や引き落とし情報が、どの会計科目(仕分け)に紐ついているか、ということを「修正」する機能に非常に乏しいものとなっております。

また、「現金残高」という科目がないため、例えばATMから生活費として3万円引き出しました、というような情報を、なんらかの「単一の」科目に引き継がせなければならないわけです。

ですので、筆者は(ATM使い放題の手数料がかからない時間帯を狙って)、1万円を3回に分けて引き出して、そして1万円は食費、1万円は接待交際費(飲み会代)、1万円は日用品購入代金、という風に「記帳」したりしてお茶を濁す、というようなことをやっております。

本当は、3万円のATM引き落とし、は預金残高勘定(マイナス)と現金残高勘定(プラス)で振替の仕分けを立てれば全く問題なく、その後、本当に「経費」になるところで現金勘定が減るところを手入力で対応させればいいだけなのですが、マネーフォワードは「完全クラウド自動連動」をうたっている以上、手入力して「補正」できる余地が非常に狭いということになります。

また、会社の出張で出張旅費を一旦立て替えて支払い、例えば精算を行い会社から立て替え分の入金を後日まとめて受けた場合、こちらも面倒なことになります。

すなわち、例えば福岡から東京出張して、飛行機代やJR代、宿泊費用を8万円支払ったとします。

その8万円が、立替金という勘定が特にないため、いきなり8万円の「交通費」支出として認識されてしまうわけです。

そして、後日、給料でもない8万円の「入金」があり、いきなり給料以外の「副収入」として認識されてしまうので、本来の個人活動の入出金にこのような立て替え分の「精算」が介在すると、本当の資金の流れと混ざってわけがわからなくなってしまうというわけです。

これを避けるために、通常の個人事業主や企業会計においては、立替金勘定を準備しておりまして、現金やカード負債として交通費が認識されても、それは会社に請求して精算してもらうことが確実な場合は費用項目とはせずに、現金と同じ「仲間」である立替金という資産勘定に「振替」しておいて、そして実際の入金が会社からなされた時に反対勘定にこれまた「振替」して、預金残高や現金勘定に戻す、という処理をすれば、いちいち「入金」を売上高というPL勘定として認識したり、立て替え分の飛行機チケット代金を交通費という費用項目として認識したりするという「手間」が省け、本当の資金の流れが明確になるというわけです。

現在(2019年9月)時点のマネーフォワードでは、そこまでの「対応」がなされておりませんので、仕方なく筆者は、会社の立て替えで経費を払った場合は、その交通費は「振替」としてどこにも紐つかない振替勘定として雲散霧消処理してしまい、立て替え分の入金があった場合も、「給与」には認識させず同じく振替勘定としてどこにも紐つかない行ったきりの幽霊仕分けとして、アウトオブ眼中にすることで「対応」したことにしています。

以上私が述べた上記二つの「問題点」「課題点」につきましては、いずれも、立替金勘定、現金勘定、というマネーフォワードの入出金情報では捕捉できない手入力情報、手入力管理仕訳項目を「創設」しなければ対応できないところですが、なんとかマネーフォワードの中の人に工夫してもらって、かような特異なユーザーニーズも捕捉していただければと思い、ここにまとめて投稿しておきます。

本記事が、マネーフォワードのしかるべき中の人に届き、かような問題点の「認識」があることだけでも共有していただければ幸いです。

以上、前向きなサービス改定のご提案でした。

本日は非常に専門的な話になりましたが、そもそもわかる人に分かってもらえば良いと割り切って書くほうが、ブログの筆も進みますので今後もこのスタイルで行こうと考えております。

そんなこちらからの本日のクラウド記事は以上です。

(2019年9月19日 木曜日)

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(2018/07/05)マネーフォワードという複数資金口座管理システムを利用してクラウド家計簿を実現した話です

2019年9月18日

(2019/09/18)トヨタ自動車グループが長距離区間の片道乗り捨ての廉価レンタカーサービスを開始したことが業界構造を変えそうに思うという話です






おはようございます。

2019年9月のシェアリングエコノミーにおけるエポックメイキングだと筆者が今一番考えている配信記事です。

トヨタ自動車グループが長距離区間の片道乗り捨ての廉価レンタカーサービスを開始したことが業界構造を変えそうに思うという話です。

トヨタ自動車は、例えば東京→大阪といった長距離区間の片道乗り捨てレンタカーサービスを限定的に行うことを発表しました。

サービス名は、「片道GO!」といいまして、なんだか「ポケモンGO!」のような語感を醸し出していますが、東京→大阪・京都間を、一般的なレンタカー料金をはるかに下回る、なんと2割程度(2割引ではありません)である、24時間2,160円で貸し出すという破格のサービスです。

なぜ、ここまで料金を下げられるのでしょうか。

これは、東京から大阪まで片道で乗り捨てで借りられます、ということではなく、裏側には、「自分で運転して1,000キロメートル離れた大阪や京都に、24時間以内に当該レンタカーを運んでほしい」という裏の事情があるというわけです。

この、客も載せずにただ社内の人間やリソースを「利用」して運ばないといけない、という社内レンタカーの「配置」という「業務」を、外部リソースである「顧客」を利用して、レンタカー代を廉価に割り引いても、指定された時間までに、車を移動する「ニーズ」と、お客本人自体が「移動したい」「車は行き先で乗り捨てたい」というサービスにマッチングさせたということです。

これほどまでに、各企業は、ヒトモノカネの社内リソースをいかに効果的効率的に使って売り上げや収益をあげるべきかということを真剣に考えるようになった、ということなのです。

そして、同じ人間でも、一瞬で「顧客」になったり「社外協力者」にもなる、という好例だと思います。

これまでは、専門業者に依頼して、レンタカー車両の全国適正配置を行なっていたわけですが、この業務を、片道を望む顧客に「代行」してもらうことで、全体のコストを下げつつ顧客のニーズにも限定的に対応する、ということなのです。

そして、この「片道GO!」は、筆者のような、福岡から東京方面、大阪方面への「出張」が多い人間にとっては、自力で長距離高速バスよろしく「運転」して行けるというわけで、流石に2,000キロメートル離れた東京には15時間くらいかかってしまうので大変ですが、京都大阪程度であれば、その半分、7時間程度で到着することができ、しかも乗り捨てが可能であり帰りは新幹線なり飛行機で済む、ということであれば、当日の早朝めがけて福岡を真夜中未明から出発する、というような「出張やり方改革」もできるようになるわけです。

朝7時の飛行機の予約を必死で1ヶ月前から予約したり、6時発の新幹線のホームに並んで自由席を確保する、といった「技」を駆使するより、「片道GO!」で予約したレンタカーを、レンタカーポッドに取りに行き、そのまま朝焼けの福岡を出発し、途中の高速パーキングエリアで朝食をとったりコーヒーなどをしばきながら、7時間後の午前中には大阪か京都のトヨタレンタカーのお店に停めたところで出張先への移動は終了です。

(帰りはお酒飲んで新幹線なりで深夜に帰ります)

自分の移動を他人に任せることをよしとしない、というより自分自身で好きに移動したい、という欲求が強い筆者としては、早速この移動手段による出張や旅行も企ててみたいと思います。

シェアリングエコノミーにおいて、筆者はタイムズカーシェアとメルチャリというトレンドを紹介しておりましたが、この2つのサービスは、同一都市圏におけるモビリティサービスであり、隔地間の都市圏の移動においては、LCCや青春18切符などを利用する古典的な方法に留まっていました。

ヒッチハイク、についてもなかなか「時間を守らないといけない」立場の者としては利用し難いと考えておりましたところ、この「片道GO!」については、最初はゆっくりでしょうが、次第にかなり広がる可能性を秘めていると考えています。

モノは、ますます所有から「利用」「管理」する時代になっていくでしょう。

こちらからの期待を込めた記事は以上です。

(2019年9月18日 水曜日)

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(2018/06/23)2018年6月時点のカーシェアリングサービスの現在地について定点観測しておきます

2019年9月17日

(2019/09/17)「社会契約論」という現代社会の人間の権利と国家統治機構原理の根本をたった1人で作り上げた変態的奇人「ルソー」について語ります

フランス革命(現代風アレンジでイメージ)





おはようございます。

2019年9月の筆者個人の歴史的事象に関する趣向に迫る配信記事です。

こうやって毎日ブログを書くのも、自分は自分のログ(履歴)をきっちりつけておきたいという「希望」がありまして、より良い生活を送って人生の究極の目的であるところの、「笑って死ぬ」ことを目指すために気をつけていることであります。

ライフログとは、人間の生活を長期間に渡りなんらかの媒体にデータとして記録していくこと、ということやその記録自体を指す言葉です。

つまり、自分と自分の周りを「歴史」として書き留めておきたい、そのような欲求なのかもしれません。

このライフログという言葉もようやく社会的に認知されるようになりましたが、このブログのような日記形式の雑文なども、広い意味では、というより本質的にはライフログと言えるものだと思います。

実際には別段、筆者ですらこのブログ記事を振り返ることはほとんどないのですが(書いた記事も書いたそばから忘れて行っていますので、書く前に同じようなことで書いたことがあるか「検索」して調べてみるくらいです)、いつ何時、ある分野においては自分の人生で「人生一」冴えたコンテンツをプロデュースできるかわかりませんから、せめてそのような貴重な機会において、できるだけ頭の中からそのような素晴らしい発想やひらめきが「逃げて」しまわないように、可能な限りの手段でそのようなものを書き留めたり記録しておきたいと常々考えているのです。

まあ、大抵は「書くことがない」ことから始まって適当な社会事象や最近巷を賑わせているトレンドに寄った出来事を記事にして、適当にお茶を濁しているわけなのですが、それでも、どこから閃きがやってくるのかわからないので、そのようなタイミングを掴んだらきっちり記録しキャリーできるように構えておくことは、浅学非才な筆者のような者ほど、やっておいて損はないことであろうと思います。

さて、そのような潜在的には無限の可能性を秘めた「個人」が、できるだけ自由にその能力を発揮できる社会であることが望ましいと思うのが人情なのですが、その「個人の自由」とか「人権」といった考え方によって、この人民の「権利」を担保する統治機構として発展した(と思われている)現代の国家観、実は、こういった「思想」自体が、元をたどるとフランス革命という、実証面としては血で血を洗う闘争の果てに、思想面ではジャン・ジャック・ルソーという1人の、文字通り「変態」による著作によって形作られたということはほとんど知られていないでしょう。

世界一の電子百科事典でありますウィキペディアによりますと、2019年9月時点では、ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau、1712年6月28日 - 1778年7月2日)は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、作曲家、と記載されていますが、これは要するに趣味で生きた適当な彼の人生を、せめて後世の歴史家たちが適当に潤色した「肩書き」に過ぎず、その実際は単なる「ニート」にすぎません。

放浪生活、ヒモ生活、素行不良といった、人間としては三流四流と言われても仕方のない怠惰な生活と、奇行、悪趣味のオンパレードで、生まれてまもなく母親を亡くすという家庭の不幸もあった同情すべきところもございますが、それでも、全面的に賛成するには程遠い「ろくでもない」人間です。

自らの子供達も、ろくに育てられずに孤児院に次々と送り込むというダメさMax加減です。

控えめに申し上げましても、いっちゃってます。

しかしながら、彼はそんな怠惰な生活の中、思索を深め、ついに一本の本を書き上げます。

これが「社会契約論」という本で、これは、敬虔なキリスト教徒がなぜ資本主義社会での金儲けに「前向きに」邁進することができたかを、キリスト教新教(プロテスタント)の立場から鮮やかに完璧に説明しきったドイツの天才マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という本に比肩する、現代人間社会の根本的な考え方をたった1人で作り上げちゃったという筆者勝手な歴史ランキングで堂々一位に輝く「偉業」なわけです。

そんな同時代人的にはただのニート、ルソーさんが描ききった社会契約論の思想をたった一文で説明することに挑戦してみます。

社会的存在であるところの人間が社会を作って生きていくために必要な原理が「社会契約」であり、社会契約により規定された人民の「一般意志」による市民国家機構を作り上げ、丁寧に運営すべきである。

このような、あまりにも、現代においては「当然」と思われている「人権」だの「国家」といった考え方の根本をほぼたった1人で叩き出した、この偉大な思想家においてさえも、その実際を知る同時代人は、ただの変態ニートであったと言って憚らない、そして当のルソー本人も、この著作がのちの世にこれほどの影響を与えるとは思っていなかったであろう、というところが、歴史を学ぶところの面白さなのです。

ということは、人間が生きて死ぬまでは有限ですが、そこで振る舞った全ての「ライフログ」が後世の世の中に少しは影響していく、そう考えますと、少しは身が引き締まるのではないかと思いまして、紹介させていただきました。

以上、ここに述べたことは全て歴史古典ラジオ「COTEN Radio」に詳しいので、まだ観たこと聞いたことのない方々は、ぜひ一度、10秒でいいのでご視聴ください。

10秒聞いてしまえば、文字通り病みつきになること間違いありません。

歴史会社COTENの1/10社員、無給見習い押しかけバイトの筆者からのコラボ配信記事は以上です。

(2019年9月17日 火曜日)

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(2018/10/17)歴史を語りつくすというオフラインの会合に出て満足したという話です

2019年9月16日

(2019/09/16)自学するという環境が必要であるということについて深く考えてみる記事です






おはようございます。

2019年9月の自学するという環境が必要であるということを深く考えてみるという記事です。

自宅で、もしくは学校で、もしかしたら職場で学習、勉強しているときに、わからないことが出てくるところからが本当の勉強です。

そして、そのわからないことをどのように消化するかで、学習の効率は決定的に違ってくるわけです。

明日、先生やわかる友達や同僚や(たまに上司)に聞こう、とその場で思ったとしたら、それはかなり効率の悪い、というか全く効果が上がらない方法です。

なぜかというと、明日は明日という別の日であり、重要ではないけれども緊急なことがたくさん差し迫ってくるからであり、その時に、前日気になっていたわからないことなどに対処する時間どころか、そもそもそれすら「思い出さない」ということになっているからです。

それが証拠に、今、筆者も、「昨日の今頃同時刻、何をしていたかを思い出せ」と言われても、ほぼ、確実に思い出せません。

人間とは、本当に「一瞬」しか生きていないのです。

しかし、頭で記憶していなくても、ずっと習慣でやり続けたことについては、スポーツや芸能と同じく、勉強や学習においても「身についている」ものであり、課題や問題に対しても、「スッ」と対処が取れるようになっているのが不思議なものです。

ですから、問題点が上がってきたら、鉄は熱いうちに打て、の格言通り、わからないことに対する「対処」が取れているか否かの「構え」が学習環境には決定的に重要であるということになります。

学習者本人の「頭の良さ」など、ほとんど関係ない、ということなのです。

そこで、学習する環境としては、「自学型個別指導」が最も良い、ということになります。

個別指導なのですが、自学というスタイルを徹底的に優先します。

わからないところを、参考「書」(スマホやタブレットで調べたり参考文献を参照することも多くなることから、紙の書籍であるとは限らない)で確認できる場合はそれで良いですが、もっと大きな観点で、どこまで到達することを当面の目標とするか、については、個別指導につくメンターやコーチといった「教諭ではない」存在が非常に大切になってくると思います。

弟子と師匠のような関係です。

しかしながら、師匠は弟子のやることにいちいち口出しをしないということが大切です。

ただし、「助言してほしい」というサインが弟子の側から発せられた時には、全力で「助言」しなければなりません。

ここに、いつでもアクセスできるというスマホやタブレット、PCによるインターネット環境によるクラウド型学習システムの良いところがあるわけです。

いつでも、どこにいても、スマホをひらけば担当してもらっている「コーチ」や「メンター」に話を聞いてもらえる、質問ができるというのは、実際に質問される数がそれほどでもなくても、そのいつでも質問できる、メンターに見られている、ということ自体が、学習の良いモチベーションになるというわけです。

師匠の技は背中を見て盗めと言われたかつての時代も、師匠が方針をいちいち手取り足取り教えていたわけではなく、師匠という存在そのものや人間力が、弟子の自らの「自学」意欲を刺激して鍛錬せしめたものではないかと考えております。

こちらからは以上です。

(2019年9月16日 月曜日)

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(2018/02/15)スキー男子モーグル2018冬季オリンピック銅メダルに輝いた原大智選手の亡きコーチへの誓い

2019年9月15日

(2019/09/15)大学受験参考書も定額制(サブスクリプション)対応のスマホ電子書籍で配信される時代になるという話です





おはようございます。

2019年9月の大学受験に関する配信記事です。

ついに、大学受験に関する受験参考書も、サブスクリプション(定額制)サービスでスマホ電子書籍の形で配信される時代になりました。

教育系ベンチャー企業の「スタディプラス」という会社がありまして、これは以前筆者も紹介したことがあるリクルート社が提供する「スタディサプリ」とは別の教育系会社なのですが、このスタディプラスが、学生・社会人の資格試験や受験勉強のサポートをする中で、ついに、今の学生や社会人が最も一日中手に取っているであろう「スマホ」市場に殴り込みをかけた、そのような話となっております。

スラディプラスが銘打つサービス「ポルト」では、月額980円という破格の値段で、アプリで読める参考書30冊を提供します。

旺文社や山川出版社といった、主要な(大学受験)教育系出版社である11社から、版権を取得し、電子書籍版として30冊をまずリリースします。

月額980円(税別)で使い放題です。

使える参考書は、厳選を進め、随時追加して一年以内に100冊に増やすということです。

これは、高校や中学の「授業」を破壊的に変える可能性を秘めています。

もはや、「全日制」学校でもWifi網を整備し、スマホという素晴らしい機材に恵まれながら動画やゲーム、LINEのスタンプのやり取りばかりをやっている学生たちに、しっかりと、「学習」の身になるものを提供し、かつ監視アプリで授業中に何を見ているのかトレースするようにすれば、生徒も学校側にとっても、大きな教育的成果が期待できるのではないかと考えております。

この、電子書籍で提供する大学受験参考書ですが、スマホで勉強するのに最適化されたデザインになっているということですし、さらに、間違った問題や弱点を洗い上げるためのチェック機能も実装されるそうです。

さらに、英単語や英文には「読み上げ」機能もあるということで、これはもう、電子頭脳の「教師」が各個人の生徒別にスマホを通じてつく、ということに等しく、全日制高校のカリキュラムも、一斉スクール形式の授業を極力減らし、生徒の自主性や得意不得意分野に合わせたものに変えていく(=教師は質問対応と個々人の学習スケジュール管理に徹する)必要があると思います。

具体的な「ポルト」サービスのローンチは、2019年9月17日(火)ということですので、筆者も早速スマホに入れて登録してみようと思います。

たとえば、筆者が好きな山川出版社の世界史の教科書(世界中の歴史を非常に簡潔にコンパクトにまとめてくれているものすごい「歴史書」)など、実際に手に入れようとすれば、アマゾン経由で数千円を支払う必要がありましたが、これだと、月額980円であらゆる学習参考書がスマホ最適化されたデザインでいつでも見れることになります。

時代の急速な進化に驚くことばかりです。

とりあえず、全国の中高生のみなさんには、スマホというこの時代に恵まれた神機は、動画やゲームやLINEスタンプだけのものではないことを知っていただき、この恵まれた環境化での学習(自学)に大いに励んでいただき、世界に通用する人材になってもらいたいと切に願っています。

今日は久しぶりに期待の高まる記事でした。

こちらからは以上です。

(2019年9月15日 日曜日)

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(2014/09/21)「漢書」地理志で現在の日本列島に関する部分をわずか10秒で読んでみる話

2019年9月14日

(2019/09/14)毎日1本ずつジュースやお茶が飲める月額サブスクリプション自販機が登場したという話です

JR東日本グループWebサイトより




おはようございます。

2019年9月のサブスクリプションサービス最先端の状況をお届けするニュースです。

毎日1本ずつジュースやお茶が飲める月額サブスクリプション自販機が登場したという話です。

JR東日本グループの自販機部門では、このたび自動販売機の飲みものの定額制サービスを始めることになりました。

2019年10月1日のサービスローンチを考えているようですが、月額2,480円で、スマホアプリに毎日配信されるQRコードを自販機にかざすことで、1日1本、指定の自販機からドリンクを受け取ることができるというサービスです。

すなわち、この自販機の中で一番高い単価の150円のものを、30日(小の月)毎日買い続けた場合、最高で4,500円相当になりますが、それが月額制でまとめることにより2,480円にディスカウントされます、というわけです。

JR東日本で準備している「イノベーション自販機」から受け取ることが可能であり、この専用自販機は、JR東日本のエリアで現在約400台準備されています。

毎日、一定時刻(深夜未明なのでしょうか)にスマホアプリにその日限り有効のQRコードが配信されますので、そのQRコードを、自販機にかざすわけですが、実際には駅構内に設置されている自販機で通勤途中にドリンクを買うことを想定し、消費を喚起するということになるわけです。

イノベーション自販機とは、既存の自販機とは違って、スマートフォンアプリ「acure pass(アキュアパス)」を使って、事前にドリンク購入が可能です。

首都圏の主要駅に設置される「イノベーション自販機」にQRコードをかざすだけで商品を受け取ることができます。

アプリ内で保有するマイドリンクは他の人にプレゼントすることもできます(QRコードで管理しているから簡単です)。

通常のドリンクを購入するのと同じ要領で、商品はイノベーション自販機で受け取ることができますから、例えば販売促進で試供品をこの自販機で「提供」することも容易になります。

ドリンクを贈り合うことで、自販機を通じたコミュニティができるというわけです。

このQRコードによる事前ドリンク購入と商品受け取り、というサービスコンセプトを分けたところが秀逸ですが、さらにこの月額制サービスを加えることで、サービスの幅が広がったというわけです。

いろいろな、会費制サービスが出てきていますが、月額数千円で毎日のちょっとしたことがまとめられるというのは、新聞配達や牛乳配達以外にも、できることは大きいのではないかと思いました。

このイノベーション自販機で実際に販売されるドリンクのラインナップも気になるところですが、実際のサービス利用者がどのくらいになるのか、これから注目して見ていきたいと考えています。

何より小銭を管理しなくて良くなるのが、サービス提供側としては嬉しいことだと思っています。

こちらからは以上です。

(2019年9月14日 土曜日)

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(2015/07/30)通勤手当と課税関係と社会保険料の関係について整理するという話です

2019年9月13日

(2019/09/13)人生における決断の総数は決まっていると考えている「説」が深いと思う話です






おはようございます。

2019年9月の人生におけるアクティビティの総量には限りがあって、例えば決断ひとつとっても、その総量が決まっていると考える「説」が面白いという話をします。

問題になるのは、決断の多さで気疲れしてしまい、「いざ」というときに「楽だけど破滅的な」考えに偏ってしまいかねないということです。

例えば自殺願望者の多くは、他人にとってみれば非常に些細なこと(たとえば机が少しずれているとか、服の畳んだ隅っこが揃っていないとか、ケーキをうまく切り分けられなかったとか)を、非常に気にするからゆえに、普段から感情の総量をすり減らしてしまっており、「生きるか死ぬか」といった根源的な問いを突きつけられた時に、楽であるが破滅な方に寄ってしまう、そのような「傾向」についての話になります。

筆者としては、別段自分で自分に「断」を下さなくても、然るべき時がくれば、神様か仏様かキリスト様かアラー様か、はたまた宇宙の根源なのか虚無なのか大真理なのかはわかりませんが、とにかく、ええ、そりゃもう確実に、「死」がお迎えに来てくれることは不老不死を願って死んだ始皇帝のみならず何十億人という先例があるのでわかっていますので、わざわざ自分のマインドシェアを使う自死よりも、周りがそれなりに「泣いて」自分が笑って死にゆく、そのような終わりというか旅立ちを考えておりますので、その際はこの雑文でも拾い読みして、故人筆者(予定)を軽く偲んで忘れていただければ幸いでございます。

さて、死ぬ前までに「どう」生きるかについてでございますが、かように、仮に生きていたとしても決断疲れというのがありますと、よく生きることが難しくなってまいります。

例えば、遠くのスーパーで1円安い納豆3パックケースを買いに行くかどうか悩む、といっった些細な決断をしないといけないのは、貧すれば鈍する、というたとえのとおりでありまして、生活にある程度の余裕があるように準備しておけばば、そんな悩み(決断を要する)はないはずなのです。

貧困が、1円の差を大きく吟味させ、そして決断の回数を指数関数的に多くしてしまうのです。

1円単位で生きている、といえば究極の現場主義なのですが、それだけ決断の回数の多さに疲弊し、真に重要な決断が必要な場面において、間違った(無難な、というか雑で破滅的な)判断をしかねないわけです。

下町ロケットのモチーフになった宇宙開発会社の植松努(先生)は、100%稼働を目指すのは危うい、60%稼働くらいで利益が出るようにせよ、そうすれば残りの40%で変化に対応できるし、自社が安泰ならば他社の人助けや社会貢献ができて、それが更に会社の評判を高めるものだ、自分はこのような会社にしたい、60%稼働で利益を出す会社をつくりたい、とおっしゃっていて、まさにこの考え方こそ、ちまちました決断に自分のマインドシェアを取られることなく、大きく構えられる秘訣なのかなと考えました。

金持ちになってしまうのも手っ取り早い手段ですが、お金や名誉や部下に囲まれるのも、これまたマインドシェアを取られることであるということもありますので、より手頃な手段としましては、より重要なことだけに判断するエネルギーを絞る、という方法もありまして、例えば筆者が、この「人生における決断の総数が決まっている「説」」を掘り下げてみた結果、具体的にやってみた方法としましては、

頭を丸坊主にして髪型のセットをする手間と決断をなくす(卒髪)
同じく髪を洗う手間を極限まで削減する
同じく床屋に行かずに自分で購入したバリカン(メルカリで送料税金込みで2,700円)で風呂場で剃ることで、床屋を予約したり待ち合わせたりする時間と決断を削減する
スーツを黒一色にし、ワイシャツは6枚を、月曜日用火曜日用水曜日用木曜日用金曜日用土曜日日曜日用、に分けて吊るして押出しファイリング形式で自動的に選ぶ
普段着は下着短パン含めて3セットを回す

という風になりました。

これによって減らした決断の総量を、できれば前向きなマインドシェアに振り向けたいと思います。

しかしながら、移動の旅に、徒歩かメルチャリかバスか(タクシーか)で迷ってばかりの筆者からのコメントは以上です。

(2019年9月13日 金曜日)

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(2015/06/10)決断する習慣をつけることがよく生きる上で非常に大切だという話です

2019年9月12日

(2019/09/12)いちユーザーとしてサービスを使いまくれば未来が開けるのかもしれないという話です






おはようございます。

2019年9月のクラウドシステムを使っているいちサービスユーザーの雑感記事です。

先日、福岡市でライドシェア事業を展開しているメルチャリの社長の訪問を突然受けたという記事を書きましたが、同じように、筆者が使い込んでいるサービスの中の人から非常にうけた話として、もう2つほどありますのでご紹介したいと思います。

1つは、名刺クラウド管理の日本トップの「サンサン」という会社さんです。

個人ユーザー向けには「eight」というサービスで、名刺をクラウド化して格納し検索を容易にする、というデジタルサービスを展開していますが、このeightサービスのマネージャーが福岡にやってこられた時に、筆者は、「10,000名以上」のeightクラウド上の私の名刺フォルダをお見せしたところ、「こんなヘビーユーザー層はなかなか見たことない」と言っていただき、即仲良くなれたわけです。

どんなプレゼンよりも、自社の展開するサービスを使ってくれているというのが一瞬にしてわかるとは、便利な世の中になりました。

例えば、外食産業でも、「いつも行って食べてますよ!」と行ってみても、「いつも」という概念が個々人によって幅があり大きいことから、なかなか定量化できないのですが、このデジタル革命の世の中においては、文字通り、サービスが定量化されて一瞬にして使用状況が明らかになるというのが面白いと思います。

20年以上集めてきた、10,000枚もの名刺を、夜な夜な会社(でもあるシェアオフィス)に設置されたeightの専用スキャナーで表裏スキャンし続けたあの日々が、報われた気が致しました。

現在も、もらった名刺は、即スマホで撮影してスキャンし、名刺データ管理ソフトに格納するようにしています。

うっかり溜めてしまうと、会社や自宅のテーブルの前をお店やさん状態にして名刺を並べて撮影して回るという、かなり間抜けな姿を晒すことになってしまいます。

もう一つは、家計簿管理ソフトである「マネーフォワード」です。

オンラインで銀行口座やカード残高の情報を紐つけて、家計全体の資金管理をオンライン上で行ってしまうサービスで、こちらも、筆者が登録しているあらゆる銀行口座、証券口座、カード口座にLINEペイ、といったQRコード決済の電子マネーからSuicaの電子マネーまで、ありとあらゆるオンライン上で管理されている資金決済を一元化して見ることができる優れもののサービスです。

こちらも、このサービスの提供会社の社員さんに別件で出会ったときに、あらゆるカードが紐ついている様子や、資金振替の構造やタイミングを滔々と述べたところ、「この(おっさん)ユーザーは只者ではない」という印象を与えたようで、後日、詳しい話をさせてもらえるユーザーの会のようなものに呼んでもらえるようになったみたいです。

このように、ある会社の上層部や経営層、幹部や商品マネージャーに直接アクセスするためには、下手に営業してもダメで、その会社の提供している商品やサービスに、とことんいちユーザーとして詳しくなる、そして課題や問題点などをあくまで前向きに説明できるようになる、というのが極めて正しい顧客開拓アプローチになるのではないかと考えております。

話を聞く方も、普段は自分から自社のサービスについて話す、説明する機会は多いとおもうのですが、オタクは中の人よりも詳しい、というたとえもあるように、世の中には、なんの報酬も期待せずにひたすらにサービス研究に勤しむ、ちょっと変わり者が割とたくさんいるのです。

令和の時代、これからの「営業」スタイルは、外に出てコミュニケーションを取るのと同時に、深く考察し考えを深めつつ現場で実践し続け知見を持つ、そのような行動の指針・軸を持っておくこと、要するに人間を鍛えておくことも同じく大切ではないかと、日産の西川CEOの退任や、ZOZOのヤフーによる買収劇と前沢創業者CEOの退任、といったニュースを海鮮丼屋のテレビで見ながら考えた記事は以上です。

(2019年9月12日 木曜日)

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(2017/12/08)名刺専用クラウド「eight」に1万枚弱の名刺をぶち込んでみると何が起こるかやってみたという話

2019年9月11日

(2019/09/11)日本列島の中で初めて日本のことを記載した文字は何であったか推定する楽しい古代史の話です







おはようございます。

2019年9月の(長い)記事です。

今日は、筆者の好きな古代史の記事です。

日本のことを文字で示した最古の書物は、当時の漢帝国(前漢)であった漢王朝が編纂した歴史書「漢書地理志」の、わずか漢字20文字で、紀元前1世紀ころの日本列島の様子が記録されています。

中国前漢の正史「漢書」地理志に、倭人に関するわずか漢字20字の記載があります。

これが現在のところ、中国から見て朝鮮半島の先にあった日本列島にいた人々のことを最初に記録したものとなっています。

紀元前1世紀ころの日本列島の様子です。

夫楽浪海中有倭人分為百余国以歳時来献見云」(20字)

曰く、

「夫れ楽浪海中に倭人有り。分れて百余国を為す。歳時を以て来り献見すと云う」

[適当訳:朝鮮半島の楽浪郡の海の向こうに倭人といわれる人々がいて、百余りの小さな国に分かれている。定期的に中国に来朝し皇帝や名代に献見朝貢する形で各種水産物などの交易をしたという。

それでは、日本列島の中で、この国のことを最初に文字で記した「文章」は何になるのでしょうか。

710年に成立した「古事記」と言いたいところですが、古事記は、確かに膨大な文章で日本の古来からの成り立ちを教えてくれる大切な書物ですが、それよりも前に成立していることが確実な、最近(と言っても筆者が生まれる前ですが)発見された日本古代歴史上の重大発見であるところの「稲荷山古墳鉄剣銘」について触れておきたいと思います。

埼玉県の「稲荷山古墳」から出てきた「金錯銘鉄剣(国宝)」に金象嵌の銘文として記されている115文字の「文章」です。

1968年(昭和43年)、埼玉県行田市にある稲荷山古墳から鉄剣が出土しました。

全長73.5センチメートル、中央の身幅3.15センチメートルの見事な副葬品です。

そうして、錆びきった鉄剣にX線を当てててみますと、なんと、鉄剣の表裏に金象嵌の115字の銘文、表に57字、裏に58字が記されているのが発見されたのです。

タガネで鉄剣の表裏に文字を刻み、そこに金線を埋め込むという、当時最高の優れた技術者による貴重な作品であることは間違いありません。

表の銘文は、

辛亥年七月中記乎獲居臣上祖名意富比垝其児多加利足尼其児名弖已加利獲居其児名多加披次獲居其児名多沙鬼獲居其児名半弖比(57字)

裏の銘文は、

其児名加差披余其児名乎獲居臣世々為杖刀人首奉事来至今獲加多支鹵大王寺在斯鬼宮時吾左治天下令作此百練利刀記吾奉事根原也(58字)

<表の訓読>

辛亥の年七月中、記す。ヲワケの臣。上祖、名はオホヒコ。其の児、(名は)タカリのスクネ。其の児、名はテヨカリワケ。其の児、名はタカヒ(ハ)シワケ。其の児、名はタサキワケ。其の児、名はハテヒ。

<裏の訓読>

其の児、名はカサヒ(ハ)ヨ。其の児、名はヲワケの臣。世々、杖刀人の首と為り、奉事し来り今に至る。ワカタケル(クヮクカタキル)の大王の寺、シキの宮に在る時、吾、天下を左治し、此の百練の利刀を作らしめ、吾が奉事の根原を記す也。

(以上、稲荷山古墳サイトおよびウィキペディアから転載)

さて、この合計115文字の「漢字」をどう読みどう解釈するか、これが大切になってくるのですが、多くの歴史学者や考古学者が首っぴきで検証した結果、現在(2019年10月)時点の通説は、最初に出てくる「辛亥の年」を471年と比定し、この鉄剣の主である「ヲワケ」が仕えた「獲加多支鹵大王(ワカタケル大王)」とは、大長谷若建(おおはつせわかたける)命・大泊瀬幼武(おおはつせわかたける)、つまり漢風諡号「雄略天皇」であり、そして、中国側の同時代を記した『宋書』倭国伝にみえる「倭王武」であると推定されています。

で、筆者がいろいろ見た中で適当だと思う訳文は、

(銘文の適当訳)

(表面)辛亥の年七月中に書きます。(私の名前は)ヲワケの臣。遠い先祖の名前はオホヒコ、その子(の名前)はタカリのスクネ、その子の名前はテヨカリワケ、その子の名前はタカヒシワケ、その子の名前はタサキワケ、その子の名前はハテヒ、
(裏面)その子の名前はカサヒヨ、その子の名前はオワケの臣(ここで最初の私に戻る)です。先祖代々杖刀人首(大王の親衛隊長)として今に至るまでお仕えしてきました。ワカタケル大王の朝廷(住まい)が、シキの宮におがれている時に、私は大王が天下を治めるのを助けました。何回もたたいて鍛えあげたよく切れる刀を作らせて、私と一族のこれまでの大王にお仕えした由緒を書き残しておくものです。

ということで、「臣」が単純に臣下という意味なのか、「大臣」的な役職名(肩書き)だったのかは判明しませんが、ヲワケ(オワケ)さんの一族は、代々ワカタケル大王の朝廷に仕えて親衛隊長として武功を上げた、という輝かしい由緒を記録したいというところだったのでしょう。

しかし、令和元年の現代まで、この「大臣」という称号が残っている(古代に比べて、今の大臣は内閣府特命大臣、とかでやたら数がかさ上げされている気がしないでもないですが)ことを考えれば、案外、「ヲワケ(オワケ)さん一族」は、かつて大臣(おおおみ)として権勢をふるったかの蘇我氏や内臣(うちつおみ)、さらには右大臣、左大臣として朝廷内部に食い込んだ藤原氏の向こうを張った、大いなる先輩格にあたる氏族の長だったのかもしれません。

完璧にこれが確定したわけではありませんが、この導かれた通説によりますと、日本「大王」という称号が5世紀から、少なくとも関東地方まで使われたことの確実な証拠といえます。

日本の5世紀は、かなりアクティブに統一王朝を急速に形作ってきた時代だったというわけです。

さて、この日本で作られたと考えられる古墳時代の他の銘文について字数が多い例は、熊本県江田船山古墳出土の大刀銘75字、和歌山県橋本市隅田八幡神社所蔵の鏡銘48字などがありますが、紙面の都合、というか筆者の体力の限界…でもありますので一旦ここで筆を置かせていただきたいと思います。

通説で言われる「辛亥の年」、つまり471年に遡った古い時代の出来事を伝える日本列島の自前の文章資料をこの目で(X線を通じて)見ることができるというのは、大変ありがたく、筆者のような歴史学徒にとっては垂涎ものなのですが、実は実際の鉄剣をこの目で見たことがまだないので、死ぬまでには一度お目にかかりたいと思っています。

471年に遡り、亡くなった埼玉県在住の武人「ヲワケ(オワケ)」さん(おそらく男で年齢不詳)、ワカタケル大王に親衛隊長として仕えた人生、いろいろ大変なこともあったでしょう。

現代に生きる宮仕えのサラリーマンの筆者としては、その武功より、日々の気遣いや一族の統制や先祖の宗廟の管理とかいった、いわゆる総合マネジメントといった平時の振る舞いの方が、胃の痛い日々だったのかもしれないと思いを寄せる次第でございます。

しかし、彼の思い(自慢)は、この鉄剣というまたとない「台紙」に記された文字をもって、1,500年の時を経て、こうして後輩である我々の目に触れることになったわけです。

これこそが、素晴らしいことだと思います。

ところで、年号についても平成までは漢籍由来のものでしたが、現在(2019年)の令和については、初めて和籍由来のものとなりました。

令和の時代に、日本という国の成り立ちにかかわる研究が進むことを期待しています。

ヲワケならぬ歴史ヲタクのこちらからは以上です。

(2019年9月11日 水曜日)

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(2014/09/21)「漢書」地理志で現在の日本列島に関する部分をわずか10秒で読んでみる話

2019年9月10日

(2019/09/10)チェコのズリーンにある1933年に建築された16階建のエレベーターで移動する社長室を内蔵している本社ビルの話です


チェコのズリーン(グーグルマップより)




おはようございます。

2019年9月の世界の旅の記事です。

筆者の友人で、世界中を旅しているプロ旅人のシャンディさんという人がいるのですが、その人が、チェコ親善アンバサダーの称号も持っていて、このたび、チェコ南東部にあるズリーンという都市を、トマーシュ・バチャという靴職人が発展させた町として紹介されていました。

「チェコ親善アンバサダー/ジョージアでゲストハウスと東京でシェアハウスを運営する何でも屋」でありますシャンディさんツイートはこちらです。

なんと、このズリーンという町は、18世紀後半人口約3,000人だったところ、この、トマーシュ・バチャが製靴工場会社バチャを創業したことで飛躍的に発展し、そして彼が市長になり定めた都市計画の理念がそのまま現代に息づいているというのです。

合理的で、顧客と従業員、地域社会のことを考えたまさに三方良しの合理的で機能的な、そして質実剛健な倹約家であったバチャによって計画され建設が進んだ町は、とても機能的であり訪れる人を驚かせるといいます。

町は、建物だけでなく働きやすい運営システムも作り上げ世界中に広がっています。

建築や経済に興味がない人でも、訪れるとバチャの魅力にはまってしまうズリーンのおすすめスポットとしては、不動産業界に足を突っ込んで長い筆者も驚きの、「動くエレベーター式社長室」のあるバチャの摩天楼「21」と呼ばれている高層ビルです。

バチャの本社として1933年に建てられたというから、実に90年近く立っているという、驚きのビルです。

当時は当然チェコで1番、ヨーロッパでも2番目に高いビルだったとのことですが、「移動する時間」が無駄だと考えた社長は、社長室自体をエレベーターにしてしまったのです。

各フロアは、現代では普通になっているオープンオフィスで、従業員を社長室に呼ぶより、社長室自らを各階に「停止」させて、開けたら社長の方が出てくるようにすれば、仕事も捗る(はかどる)と考えたのでしょう。

この高層ビル、16階建てですが、電話も電気も水道も通っている「社長室」という巨大なエレベーターが、上下するのは圧巻です。

世界はとてつもなく広く、そして突拍子も無いけれども極めて理にかなったことを実現する努力する天才たちに触れることができるのは、本を読む、人に会うことを上回る実に楽しい「旅」の醍醐味であります。

日本人の海外渡航を可能にするパスポート保有率は、外務省「旅券統計」によると、2018年12月末時点で23.4%と、絶対値として非常に低いものに止まっています。

日本人は、「日本良いとこ」としてインバウンドの旅行者の受入れに躍起なところがありますが、まずはお返しに自分たちも海外の「良いとこ」を積極的に訪問する、このような国際化として当然の振る舞いをしていくように教育から変えていきたいと思いました。

といいながら、ズリーンはおろか、ヨーロッパ自体にまだ足を踏み入れたことのない、もうすぐ45歳の筆者からの反省は以上です。

(2019年9月10日 火曜日)

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(2018/10/21)時代は豪華客船から豪華列車を経て豪華バスに至るのか注目の記事です

2019年9月9日

(2019/09/09)アップルの恒例の新商品発表イベント(日本時間2019/09/11 2:00)が初めてYouTubeでライブ配信されるという話です

YouTubeプレミアムであるところにご注目ください



おはようございます。

2019年9月の新作iPhone(11?)の発表を心待ちにしております筆者からのガジェット記事です。

アップルは、報道機関向けに、日本時間に換算すると2019年9月11日午前2時という、いつもの時間に「iPhone」等発表イベントを開催すると招待状を出しました。

今回筆者が一番驚いたのは、iPhoneやApple Watchの新作が発表されるそのことではなくて、このライブイベントが、なんとライバルグーグル社傘下のYouTubeでも初めてライブ配信されるということです。

YouTubeの公式アカウントでもこれは明らかにされておりまして、この世紀のイベントの視聴を呼びかけています。

本日時点の現在では「巷の噂」でしかありませんが、Appleはこのイベントで、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」の後継機種となる3つの新型モデルを発表するとみられており、それぞれ「iPhone 11」「iPhone 11 Max/11 Pro」「iPhone 11R」という名称になるという噂です(以後発表されたところで必要な修正を加えます)。

その他の製品やサービスも発表されると予想されていますが、それはまちまちです。

YouTubeの特設ページには、「太平洋夏時間9月10日午前10時、スティーブジョブズシアターからライブでお届けするAppleのスペシャルイベントにご参加ください」とだけ記されています。

このように、アップルは、製品発表を配信する場を拡大しています。

基調講演は、以前からApple.comでも視聴可能でしたが、2018年秋に開催された「Gather Round」イベントはTwitterでライブ配信されました。

今回、YouTubeで配信されるのは初めてですが、ツイッターに比べて格段に大衆に浸透している動画視聴プラットフォームナンバーワンのYouTube配信が起こす影響は大きいと考えます。

アップルもアマゾンもグーグルも、相互に競合するサービスを展開していますが、その「宣伝」やデータ保存の「クラウド機能」においては相互に良いお客さんとして振る舞う方が、デジタルプラットフォーマーとしての寡占状況の強化につながり結果的に個社の利益にもなるということに、気づいて来たのかもしれません。

利用者(ユーザー)としましては、こうしたメーカーごとのサービス使用感のギャップが取れて使いやすくなることについては非常に良いことだと思いますし、いい意味で良いところどりをして、サービス品質を高めていっていただければと思います。

その前に、iPhoneですが、シリーズが最新になればなるほど庶民には手を出しにくい価格帯になってしまうところが残念なところです。

iPhone11が発表されそうな2019年9月の現在において、いまだにiPhone7を現役バリバリで使っております周回遅れのガジェット筆者からのコメントは以上です。

(2019年9月9日 月曜日)

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(2017/10/28)音楽はアップル写真動画はグーグルのクラウドに全て格納するようになったという話

2019年9月8日

(2019/09/08)古民家カフェは雰囲気良く清潔で料理も美味しく値段もリーズナブルで申し分ないのだが電源タップが使えないのが難点だと思った話です






おはようございます。

2019年9月の古民家カフェに行って作業をしようとしている筆者からの配信記事です。

福岡においても、東京や京都大阪に負けずに、古民家の建物を利用したカフェやワークショップスペースができてきつつあり嬉しく思っています。

こうした古民家カフェについては、どうも、あまり有名になることをあえて避けるように、地元の人も知らないようなわかりにくい外装をしている場合も多いです。

むしろ、客を拒絶しているくらいの感じです。

これは、有名になりすぎて顧客が殺到すると、本当のお客であるところの常連さんが逃げてしまうという、筆者が勝手に命名する「テレビで取り上げられるラーメン店が潰れる」という法則にもある通り、中小サービス企業にとって、自分にとって真に必要な顧客が誰かを探り、深く考え企業戦略を立てるという意味で必要な行為ですが、それゆえに、一見さんである筆者のような者からすれば、入るのに非常なハードルを要するということになります。

そんな、古民家カフェに今般、チャレンジしてみました。

古民家の店内は清潔であり手入れも行き届いています。

確かに落ち着くし、食事も非常によく値段もリーズナブルです。

ゆっくりした時間が過ごせることは間違いありません。

しかしながら、筆者は、ゆっくりした時間を過ごすだけであれば、コンビニコーヒー片手にその辺の日陰に座るなりするだけで脳内はゆっくりした時間をいくらでも過ごせてしまう人間でありますので、そうではなく、「PCで作業ができる」という機能面をどうしてもカフェには求めてしまうのです。

このブログのように、全世界数百万人の読者(あくまでも筆者の脳内での世界)に向けて、毎日記事をお届けしないといけないし、筆者も、割と忙しいのです。

しかしながら、こうした古民家カフェにおいて、「電源タップ」が用意されているところを筆者は寡聞にして見たことがないのです。

今回行ったカフェにおいても、柱の下の電源タップには、無情にも蓋が付されておりまして、無言のまま給電を拒絶されてしまいました。

このタップを見てからそのまま、出されたコーヒーにも手をつけずにこの文章を書いておりますが、シェアオフィスやコワーキングスペースにおいては、電源タップが用意されているのが普通になっている今日(令和元年9月)にあって、喫茶店で注意書きひとつないままここまで冷たく、給電を拒否されてしまうのは極めて残念であります。

古民家カフェの経営の方々と、筆者のようなスタイルで作業する者との、住む世界が違うのでしょう。

支払いをPayPay等のQRコードで対応するよりも、それよりも遥か前の段階で、店内での給電について考慮がされているというカフェに早く出会いたいと考えております。

そのために、コーヒー一杯のお値段を少し上げていただいて構いません。

なお、繰り返しますが、隠れ家的雰囲気はとてもよく、料理も美味しく値段もリーズナブルで清潔感ある、古民家カフェであることは客観的に間違いありません。

しかしながら、令和の時代にありましては、このカフェで何を客が行うことを求めているか、についても少し想像力を働かせていただければもっと流行るのではないか、と愚考したのでここに記しておこうと思います。

数年後、古民家カフェが思い切り電化される未来を願っております。

PCの電源が切れそうなので、これから本を読もうと思います筆者からは以上です。

(2019年9月8日 日曜日)

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(2013/12/14)カプチーノとは具体的にどういうコーヒーなのか聞いた限りで書いておきます

2019年9月7日

(2019/09/07)野球における第4のアウトがあるという話から物事はきちんと論理的に詰めて考えるべきだという話です






おはようございます。

第4のアウトというお題で野球のお話をします。

できるだけ分かりやすく書きますが、何分にも野球がある程度わかっていないと気づかない論点ですので、いつもより少しだけ集中いただければと思います。

さて、その前に、野球でもラグビーでも、学習においても、社会人として仕事などに従事するのであればなおさら、その取り組む世界のルールや決まりや評価基準やポイントをできるだけ深く知ることは大変重要なことになってまいります。

ルールをよく知らないというのは、勝てる、もしくは最も実効的に成果が得られる道を自ら閉ざしてしまいます。

例えば、睡眠不足のままながら勉強を続けていても、望む成果は得られません。

一段高い思考に向かおうとするのであれば、睡眠不足の頭に靄がかかっているような、半分夢心地のままでは、深い思考は得られません。

ガチできっちり寝て、そしてスッキリした頭で考えるようにしたいものです。

そして、しっかり寝るためには、頭と一緒に身体のほうも疲れさせないといけないそうです。

つまり、疲れている、寝よう寝ようとしても、頭の方が疲れているだけでは、頭は疲れていますから、身体の方が疲れているという間違った信号を出してしまうというのです。

ですので、そうした、自分の頭から発せられる間違った思考に惑わされないようにするには、本当に、頭も身体もくたくたに疲れた上で、スカッと寝る、この技術を学んだ方が良いと思います。

要はバランスであり、頭が冴えて眠れないというのは、その頭の方が過集中なりで疲れているのにオーバーヒートしているような状態なのです。

ですので、その頭のオーバーヒートを止めるためには、同程度に、身体の方も、運動して疲れるようにすると、脳の方が乗り物の身体も疲れているからこれくらいで睡眠して疲れを取るか、と勘違いしてくれるというわけです。

酔っている人ほど、自分は酔ってないとかいうもので、それと同じように、使いすぎて疲れた頭ほど、頑固で信用のおけない存在はありません。

ぜひ、皆さまも、自分の頭をうまく騙すことを覚えていただければと思います。

食欲や睡眠欲と、うまく付き合うことができて生活が豊かになると思います。

いつも夜中に何かしら食べたくなるのも、脳が必要以上の栄養を欲しいと思ってしまう勘違いから来ています。

筆者などはその呪縛からなかなか逃れられません、というか積極的に手を貸しているくらいの口ですが、賢明な読者の皆様におかれましては、ぜひご自重いただければと思います。

さて、野球のルールの話に戻りますが、ワンアウト2,3塁走者で、打者がヒット性の外野フライを打ち、抜けると思って走者は帰塁せず走り続けたところ、外野手、例えばライトダイビングキャッチのファインプレーで打者をアウトにした場面です。

このまま、近くの2塁に投げて、ダブルプレイでチェンジ、の場面ですが、ここで、もしかの3塁走者が2塁帰塁の走者をアウトにする前に本塁に到達していた場合、3アウトチェンジですが、攻撃側に1点が追加、つまり3塁走者の本塁到達による得点が認められます。

これを防ぐためには、守備側は落ち着いて、3塁にも送球して、3塁走者は先に本塁に到達したかもしれないが、そもそもフライアウトで帰塁していないので、この時点でアウトであった、つまりこの回の4つ目のアウトをアピールして勝ち取らないといけません。

こうすると、4つ目のアウトが、本塁到達前に遡及されて適用されますので、事後的にこの得点を無効にすることができるのです。

3アウトでチェンジなんだけれとも、その回で一旦認められてしまった走者の生還を消すアピールプレイの大切さをわかりやすく解説してみました。

野球な好きですが下手な筆者からは以上です。

(2019年9月7日 土曜日)

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(2013/10/12)2012年冬の日本プロ野球のドラフト会議を振り返りスポーツの衡平について考える

2019年9月6日

(2019/09/06)インドネシアがジャカルタからの首都移転を正式発表したことを題材に日本の首都機能移転を考えてみます






おはようございます。

2019年9月の世界のスケールの大きな話です。

インドネシアのジョコ大統領が、2019年8月26日に、ボルネオ島(カリマンタン島)の東にある東カリマンタン州に同国の首都を移転すると正式に発表しました。

現在の首都のジャカルタは、アジアでは東京北京上海深圳香港シンガポールバンコクマニラクアラルンプールなどに並ぶいわゆる「世界都市」ですが、人口が過密で洪水などの災害が多く、国家運営の機能を担うには厳しいと言われており、これから2024年までの準備期間を経て同年より移転を開始するとのことです。

日本においても、810年の平城京の建設、794年の平城京から平安京への遷都、そして1869年の東京への(事実上の)遷都(これを「事実上」と呼ぶのは首都の定義が現在においてなおなされてないこと、京都を都として正式に廃止したものはなく、あくまで両方の都が並立したに過ぎないとする「奠都」と呼ぶべきであるという、一部の京都中心の歴史学会の意見を、京都で学生であった過去を持つ筆者として精一杯「忖度」したものです)を思い出していただければわかりますように、遷都とは国を挙げてのビッグイベントでありまして、生半可な覚悟ではできないものです。

実現には、466兆インドネシアルピア(約3.5兆日本円)もの多額の費用がかかると見込まれておりまして、その費用の確保や償還の方法についても、不確定要素が多く、不透明感が漂う中での決定発表です。

しかしながら、今の首都ジャカルタがあるジャワ島ではなく、ボルネオ島にあえて首都を移転するという政策は、今の首都ジャカルタがいかに、地震や洪水、地盤沈下といったリスクが大きいかを示しています。

経済活動を行う世界都市と、政治の中心たる首都とは、アメリカ合衆国のニューヨークとワシントンDC、オーストラリアのシドニーとキャンベラ、南アフリカ共和国のヨハネスブルグとケープタウンの例を引くまでもなく、今後の世界の潮流になってくるのではないかと一人考えております。

日本も、1923年9月1日の関東大震災以降の「100年ぶりの」直下型地震に備える意味でも、首都移転、首都機能移転については官民本気になって考えた方が良いと思います。

そして、インドネシアのジョコ大統領が、首都移転の意味について強調していた、ジャカルタのあるジャワ島とそれ以外の島々との広がる一方の経済格差に楔を打ち込みたい、という理念については大いに支持したいと考えております。

かつて遠の朝廷(とおのみかど)とも呼ばれた巨大な「都」である太宰府を有する、九州の一地方都市に住まう筆者からの意見記事は以上です。

(2019年9月6日 金曜日)

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(2016/10/23)日本人は何処から来て日本国ができたのかという根本的なところを考察します

2019年9月5日

(2019/09/05)人生は丸ごと何かの振り付け(つまり演技)でできているという身も蓋もない話です





おはようございます。

2019年9月の豊かな人生を送るための簡単な配信記事をお送りします。

筆者が英語の勉強と称してユーチューブなりで良く視聴する「TED」の講演の中で、勉強ができるふりをして自信を持って一人っきりの場所で腰に手を当ててポーズを決めて、それからタフでハードな「発表」や「プレゼン」を簡潔に行う、最初は意識して、きちんと一生懸命演技をする、ふりをすることが大切だという話がありました。

大学や高校の教室に入ったら、後ろの方の隅っこに座るのではなく、堂々と教授の真正面の前の席に陣取り、頬杖をつかずに背筋を伸ばして目を向ける、目を合わせるのが恥ずかしいのであれば、眉間の少し上の額のところを軽く見るようにする、こうした演技をきちんと継続して習慣づけて行なっていくと、実際に授業に参加でき、頭がいい人と周りが勝手に認め、実際にタフになれるというのです。

かの世界的小説家である、村上春樹先生も同じようなことを言っています。

人格とはほとんど、演じている「役柄」のことだということです。

ちなみに、ボロが出るかヒヤヒヤするというのも、全くもって人生の味であり、自分が周りに対して勝手に思っている「劣等感」「自信のなさ」の正体でしかありません。

自分が人の親になってくると、自分の父親も母親も、親らしくふるまい、大人らしく振舞っていたことが身を以てわかるようになります。

自分が子供の時には持ち得なかった境地です。

こうしたことがわかるようになることは、時間のおかげであり実にありがたいものです。

こうやって、他人が他人として一生懸命演じている「ふり」を優しく許容できるようになるというのが、人生を豊かに楽しむ味なのかもしれません。

生まれた時は、自分が泣いて周りがようこそと笑っていた
死ぬ時は、ありがとうございましたと自分が笑って周りが泣く

そんなふりした人生を送りたいものです。

今日の短い記事は以上です。

(2019年9月5日 木曜日)

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(2017/04/02)日本の2010年代フィギュアスケートの代名詞の浅田真央選手が引退された話です

2019年9月4日

(2019/09/04)古代平城京に輝きを放った皇親派の巨頭であり大政治家であったために藤原氏に謀殺された悲劇の長屋王を偲ぶ記事です






おはようございます。

2019年9月の久しぶりの日本の歴史、それも筆者が戦国時代より好きで興味の尽きない古代史に関する配信です。

古代平城京に輝きを放った皇親派の巨頭であり人間力も超高い大政治家、それゆえに藤原氏に全力で謀殺されてしまった悲劇の皇孫「長屋王」を偲ぶ記事です。

国譲りの神話を残して亡くなった(譲ったのではなくて奪われた)大国主命(おおくにぬしのみこと)が眠る出雲大社、都を呪って亡くなった崇徳上皇(すとくじょうこう)を祀って建つ金刀比羅宮(ことひらぐう)、そして有名な平将門の首塚があって行くとそこだけいつも温度が低く感じる東京都千代田区大手町の大手企業ビル群の谷間、それから事実上配流されてその先で亡くなった菅原道真公の墓所の上という(異例な場所に)建立された太宰府天満宮と、日本の歴史は、その対象人物の人生が非業な死を遂げ終わるほど、「本流」の歴史とはまた違った強烈な印象を当時の世の人々に与え、人々はそれを「本流」の人々とは違ったところで口伝えに伝え、そして現代に生きる我々にまで届けてくれる、というところがとても興味深いところのように感じております。

今回、令和元年という改元に際し、九州出身の筆者の大先輩である大杉耕一先輩が、「令和万葉秘帖〜長屋王の変〜」という書籍を上梓されました。

古代律令国家を建設した奈良の都「平城京」と、遠の朝廷(とおのみかど)とも呼ばれた筑紫国「太宰府政庁」とを結んで繰り広げられる、藤原氏の一族に刻まれたこの国を支配したいという「悲願」から繰り出される謀略の数々とそれによって憤死させられた長屋王とその腹心であった、藤原氏を軽く凌ぐ軍事力と名声を誇った古代貴族の大伴氏の首長、大友旅人(おおとものたびと)、長屋王に見出された頭脳明晰な学者・歌人の山上憶良を軸に、旅人の嫡子である大伴家持(おおとものやかもち)を立派に成人させるまでの歴史を、緻密な時代考証と膨大な資料の読み込みをもって描き上げた大作・労作です。

分量は大書と呼ぶようなものではありませんが、まるで長屋王の変の前後を見てきたように写実的に捉える骨太かつ繊細な人間描写に満ちた筆致は、プロの作家も舌を巻くレベルだと思います。

長屋王は奈良時代初めの皇族(皇親派)の巨頭です。

豪放磊落、頭脳明晰、情にも厚い人間力豊かな真の貴族で世の人々の敬慕の的でした。

平城京遷都以後、政界の中心だった右大臣藤原不比等(ふひと)が死ぬと、皇親派の代表として主導者となり権勢を誇りました。

長屋王は、壬申の乱において大功あった天武天皇の第一皇子、高市(たけち)皇子の嫡子であり、「天武天皇」の直系として天皇位を継ぐ可能性を持った名族、貴種でありました。

本来天皇の子供しか許されない「親王」の呼称も特別に得ていたことが、出土した木簡からも明らかになっています。

そのライバルとなる藤原氏の実質的開祖となる藤原不比等は、実は藤原性を賜る前の中臣鎌足の子ではなく、天智天皇の子(落胤、らくいん)であり、自身の子を妊娠した女御を臣下の鎌足に与えた、という説があります。

この「令和万葉秘話」もその説に沿っておりまして、結果、藤原氏は「血に刻まれた」一族の究極の目標として、壬申の乱で破れた天智天皇系とそれに付き従う藤原氏のみの栄華を望み、天武天皇系の皇親派とそれを支持する古来地方豪族群を根絶やしにするという、狂気じみた目標を掲げて暗躍するわけです。

そして、対する柱石長屋王を失った大伴旅人は、山上憶良の建言に従い、その藤原氏の目を眩ませようと、太宰府において、「梅の花」をお題に我が国空前絶後の歌宴を催す、それが1,300年後の改元元号「令和」に繋がる、という壮大なお話です。

今に生きる全国の藤原さんおよび五摂家といった元公家の名門のみなさんにとっては、まことに耳の痛い、吃驚(きっきょう)する問題作でありましょうが、一新興貴族に過ぎなかった藤原氏が、大伴氏といった古来からの名門貴族(豪族)を排除して、自らが外戚として操る皇子を天皇にし、以来1,300年間もの間、からみつく「藤」の木のつるのように、天皇家にまとわりついてこの国の権勢を舐め尽くす、そのような一族の原型がもっともプリミティブに、赤裸々に描かれております。

ちなみに言わずもがな、であってもあえて記録しておきますが、「五摂家」とは鎌倉時代に成立した藤原氏嫡流で公家の家格の頂点に立った五つの家(近衛家・九条家・二条家・一条家・鷹司家)のことであり、 大納言・右大臣・左大臣を経て摂政・関白、太政大臣に昇任できる家格です。

かの太閤秀吉も、五摂家筆頭である近衛前久の養子になるということで、関白という地位を射止めております。

このように、「天智天皇落胤説」をとるならばその最初の最初の出自から裏がある藤原一族、いわば中大兄皇子から天智天皇という、自ら蘇我入鹿を愛人でもあった女帝の目の前で殺すといった、血なまぐささでは第一等の「異形の」天皇の「分身」として、常に歴史の暗部に足を突っ込み手を汚してきたのだと思うと、加えまして、筆者が自分が出た大学(京都帝国大学)OBの中で最も尊敬し難い部類第一位に擬する「近衛文麿公」までその系譜は続いているのだと思うに、人の歴史とは大いに繰り返しており学ぶべきところが本当に多いなと思うのです。

「令和万葉秘帖〜長屋王の変〜」は、筆者のところにも在庫がありますので、自らの人生の指針にも、歴史の血生臭さとリアル感を感じるためにも、ぜひ手にとってお読みください。

こちらからは以上です。

(2019年9月4日 水曜日)

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(2019/08/17)日本という国は歴史的に左右に大きく振れる民族性を持った国民性を持っていると思っている根拠を述べてみます

2019年9月3日

(2019/09/03)LINE社がLINEアプリで少額証券取引サービスを始めて業界の裾野が爆発的に広がる予感がするという記事です






おはようございます。

2019年9月の、投資の下手さでは人後に落ちない筆者からの配信記事です。

LINE社がLINEアプリで少額証券取引サービスを始めました。

具体的には、LINE傘下の金融庁より金融取引業の認可を受けているLINE証券(東京・品川)が2019年8月20日に、スマホ向けの投資サービス「LINE証券」をリリースしたのです。

個別の株式を、なんと1株単位から、国内上場投資信託(ETF)についても、1口単位から取引できます。

つまり、証券取引所の株価ボードに乗っている個別株の価格そのまま、スマホのLINEでさっくり取引できる少額取引が可能になったというわけです。

数百円から数千円でできる株式トレード。

しかも、独自のアプリをインストールする必要もなく、いつものLINEのアプリから、証券取引、というボタンをタップするだけです。

これは、ものすごく取引の裾野が広がる予感がします。

株式の少額取引、というのでは、「One Tap BUY」というサービスが、米国個別株式(たとえばアップルとかアマゾンとか)を少額取引で購入できるというもので先行していたように感じますが、これで日本の株式銘柄についても、「一株から」の少額投資が、LINEという日本国民がほぼ全て利用している情報SNSプラットフォームに乗っかるということは、革命的ですらあると感じます。

既存の証券会社からすれば、非常な脅威だと思います。

取引時間についても、投資をもっと身近に手軽にすることを目指すというLINE社の意気込みに応じて、平日21時まで取引可能としています。

これで、当日の仕事が終わった後、バスや電車で帰りの時間にスマホでチャッと株式投資ができてしまうわけです。

銘柄の選定も、同じくLINEで提供されるニュースや株価ボードや企業紹介を参考にしながら、そのまま売り買いを行う、そのような投資が毎日の生活の一部になるようなそんな未来がやってくるでしょう。

そして、購入資金は銀行口座振り込みの他、スマホ決済で先行してサービスが始まっている「LINEペイ」のポイントも利用できるという、ここが決定的に投資のハードルを下げているところであると思います。

余剰資金(LINEペイのポイント)を株式に当てておく、このようにLINEペイを決済用現金の代わりというより、資産運用の元手まで広げたLINE社の戦略に、これからも目が離せなくなりそうです。

筆者も、早速LINE証券口座の登録を行いました。

LINEが入ったスマホとマイナンバーカードを持っていれば、ほぼ1分以内で口座登録作業は終了します。

あとは数営業日待って、いよいよ投資開始です。

100株の単位株になれば、配当金に加えて株主優待ももらえますが、これまでは、「100株単位」でしか原則購入できなかったので、せめて株主優待も魅力的な株を探す、という方向で銘柄選定をしていましたが、これで、単位株では投資金額が大きくなりすぎる、または株主優待が筆者にとって魅力的ではないので敬遠していた多くの株式について、純粋に成長性や配当性向によって数千円単位から投資することができるわけです。

企業は、理念が一番大切です
何をやるかよりどうやるか
どうやるかよりもなぜやるか
なぜを問い続けるものにしか明日はない

今回のLINE社の取り組みは、投資に対するなぜを問い続けた、かなりのヒット作に育つと期待しています。

これまでの、株式投資の失敗を、これから取り戻せるかは未知数の筆者からの意気込みは以上です。

(2019/09/03 火曜日)

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(2017/04/22)配当貴族銘柄へ配当部分も再投資し大きな利益を長期的に狙う投資戦略

2019年9月2日

(2019/09/02)「宿題代行」(役務提供および完成品売買を含む)が文部科学省の通達により禁止されたことについての反対意見です

文部科学省ホームページより





おはようございます。

2019年9月の教育に関するエポックメイキングな出来事がありましたので、共有するとともに意見を出しておこうと思います。

「宿題代行」への対応について、というテーマで、文部科学省が、フリーマーケット事業を展開する「メルカリ」他2社(ヤフージャパン、楽天)に対して、宿題代行に関する役務を彼ら事業者のフリーマーケット事業上に展開することを認めない、具体的には、宿題代行に関する役務提供の禁止に加え、宿題の完成品自体の売買についても禁止することを規約で明確にして、宿題代行に関する「出品」を発見した場合には、速やかに商品削除等の対応を行うということです。

そして、文部科学省としては、各学校が過程と連携し、子供たち一人一人にとっての宿題の意義やその適切な在り方を改めて考えることを促すなど、自分で宿題に取り組むことの大切さを周知していく、とのことです。

オープンイノベーションとかいいながらの、この対応はいかがなものでしょうか。

子供たち一人一人にとっての宿題の意義やその適切な在り方を改めて考えた結果、メルカリなりを使ってやり方を聞いてみよう、と家庭で決めただけのことだと思います。

この「制限」、何の強制力もありませんし、メルカリ他2社としても、業法上の監督官庁でもない文部科学省から言われてもどうしようもないですし、そもそもフリーマーケットというシステムが巨大であるけれども個人間売買の集積である以上、こうした一律の対応は、国民の経済的自由さらには教育を与える/受ける自由の著しい侵害に当たるのではないでしょうか。

くそ高い日本の大学の授業料の方が、よほど問題だと思っています。

国民の大切な税金を使って、誰の得にもならない文書を取り交わして公開する、税金使ってのままごともいい加減にしてもらいたいと思います。

こういうのは、国民(企業)の側から、国民自身の自主的規制として、目的と効果に応じて適宜柔軟に対応すべき問題であって、当局が介入していいことは一つもないと断言いたします。

文部科学省は顧客や地域社会、国民を無視したどんな無駄作業をやっていても毎年国会に多額の「概算要求」を出せばいいだけですでつぶれることはありませんが、メルカリも、ヤフージャパンも、楽天も、それはもう非常に厳しいIT化の時代、自らを脅かすコンペティターの登場や米国シリコンバレーのGAFAMとか言われる時価総額100兆円クラブな巨大プラットフォーマーを向こうに回して、さながら国力10倍以上のアメリカ軍相手に戦争を挑んだかつての我が国の大戦前夜のごとく、気合十分で勝つための方策を必死に練っているのです。

当局のお遊びに付き合っている暇はないのです。

文部科学省のみなさんにおかれましては、かような「お稽古事」をやっているそばで、自らが管轄する日本の大学が、THE(タイムズハイアーエデュケーション)の世界大学ランキングで、すでに42位/65位(東京大学/京都大学、いずれも2018年)まで落ちている、つまり日本の教育や研究は世界の上位40位までにすら入っていませんよ、と言われていることを、机の上にでも貼り付けていつも見るようにした方がよいでしょう。

「文部科学省は、今後とも相互の連携・協力の下、子供たちの未来を第一に考えて取り組んでまいります」

と書く以上、自らの管轄する巨大な日本の教育システムがかなり制度疲労を起こしていることを、大いに感じてそのための方策を考えてもらいたいものです。

考える能力がないのであれば、余計な指示を出さずに各現場に任せる方がよほどよい結果になると思います。

できる人に、やり方を教えてもらって真似て学ぶことは、何よりも身に付く一番の教育です。

「文章作品について、電子データで原稿を納品してください」

という編集部の要望に対して、頑なに万年筆での原稿用紙での納品にこだわった大作家が、

万年筆で書かないと書いているという実感がしない、パソコンに手をひらひらさせて叩き込むなど文学に対する冒涜

的なコメントを残されたという話を聞いた時に筆者が瞬間思ったのは、

では万年筆こそ文明の利器であるので、何なら紙も日本語も文明の発明であるので、かの大作家はロゼッタストーンにヒエログリフか、粘土板に楔形文字で書いてもらい、読者にもそれを強要されたい

と思ったものです。

この例え話にありますように、もちろん、古いものを「文化」として継承するという態度については立派なものだと思いますが、社会の進歩についていけないものは滅びる、という大原則についても、関係する特に官僚のみなさん(筆者の知人友人にも多いですが)には改めてよく認識いただいて、適切な対応をされていただくよう、切に願うものです。

メルカリの株式投資で大損しました、投資に関しては全く才能も実績もない筆者からのポジショントークは以上です。

(2019年9月2日 月曜日)

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(2019/05/15)日本発フリーマーケットアプリサービス「メルカリ」の爆発力について大いに語ってみたいと思います

2019年9月1日

(2019/09/01)2020年度大学入試から始まる「大学入学共通テスト」の採点業務をベネッセグループが受託し大学生バイトが採点を行うことが事実上決定したという記事です





おはようございます。

2019年9月最初のニューススクープです。

2020年度大学入試(2021年1月実施予定)から始まる「大学入学共通テスト」の採点業務をベネッセグループが受託したということで、これで、大学生バイトがこの大学入試共通テストの記述式問題の採点を行うことが事実上決定したようです。

高校生にとっても、いわゆる高校卒業後に大学入試を受けるいわゆる「浪人生」にとっても、控えめにいって不安、有体に申し上げれば屈辱であることは論を待ちません。

どうして、このようなことになったのでしょうか。

まず、今起こっている事案を振り返りますと、2021年1月に初回が行われる予定の、現行のマークシート選択式の問題である「センター試験」に代わる「大学入学共通テスト」で一部導入される記述式問題について、問題を出題する「大学入試センター」の委託を受けて採点業務を行う事業者を選ぶ一般競争入札の開札が2019年8月30日に行われ、教育事業大手のベネッセグループ傘下でテスト採点を手がける学力評価研究機構(東京・新宿)が落札したというものです。

落札金額は約61億6千万円、委託期間は2024年3月末までですので、初回の大学入学共通テストから、4回に渡って採点業務を一手に担うことになります。

この61億円をフル投入して、記述式問題に対応した自動解答読み取り採点AIでも開発した方がよほど精度が高いのではないかと思うのですが、共通テストでは、思考力や表現力を試すために、「国語」「数学」それぞれで、小問3問の記述式問題を出題するとのことです。

記述式問題の正答を公平に行うには課題が多いことは明白で、大学入試センターとしてはこれからベネッセと協議して、万全の準備を行うとしていますが、限られた期間で公平な採点をするためには延べ1万人程度の「人員」が必要という試算もありまして、このような人員を総動員して、甘い辛いの採点基準を合わせて採点するとは受験する側の不安もいや増すことは当然ではないかと思います。

筆者がもし高校生に戻ったならば、このような勝手な(適当な)採点基準でテストされるのはゴメンこうむりたいと思うのでありますし、さらに、「英語」については、センター試験が行われる2021年1月の遥か以前に、ベネッセグループが共通テストで活用される英語民間試験の一つ「GTEC」や「英検」(実用英語技能検定)で予め一定の「成績」を修めておかなければならないという按配で、これでは、受験とは何なのだろうと思わずにはいられません。

なんと、この記述式試験の「トライアル」「準備」と称して、大学入試センターとベネッセグループとは、この受託契約後に、2019年11~12月にかけて、準備事業と称して全国の高校の協力を得て生徒に国語と数学の記述式問題を解いてもらい、各1万枚の答案を集めて模擬採点などを通じて採点方法を検証するといいます。

しかしながら、大学入学共通テストは、受験者は少子化で減っているとはいえ、およそ50万人が受験する日本最大級の試験です。

そして、20日程度という短期間で採点を終わらせ、各大学の二次試験のために、結果を送付しないといけないわけです。

問題自体が間違っていたり、答えが複数あるといった数学の問題をはからずも出してしまった場合、一体どうするのでしょうか。

想像もつきません。

問題についてもそうですが、1万人程度必要になるとみられる採点者の質量の確保は、事実上無理だと思われます。

大学入試センターとしては、入札要綱などで、採点者については、事前の資格確認やこの業務のために特別に実施する「試験」などによって質の高い採点者を選び、事前研修をするよう繰り返して求めていますが、例えば筆者程度の能力者であっても、この「業務」に気合入れて応募しよう、内職して家計の足しにしようなどとは到底思えません。

一年にたった20日しかない単発バイトの採用に集まろうとする意欲ある人は少ないのではないでしょうか。

こういった、単発の、定型化された、それでいて、公平性と正確さが何よりも要求される分野に最も適したのが、AIや機械学習であることは論を待ちませんので、あと2年以上あるこの開発期間をフル活用して、大学入試センターとベネッセグループの皆さんには、ぜひ、昭和の人海戦術ではなくて令和新時代にふさわしい、スマートな機械プログラムによる公平な採点を切に要望しておきます。

かつて、高校3年生の時に受験した大学入試センター試験を受験した時に鼻血が出たことが懐かしい、そんな筆者からの回想合わせた意見記事は以上です。

(2019年9月1日 日曜日)

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(2019/07/26)日本の中学生や高校生における英語学習における「真理」「奥義」をここで披瀝したいと思います

2019年8月31日

(2019/08/31)「自分の人生を生きる」というのは「誰の期待にも応えない」ことと同義であることを知ってしまった夜の話です






おはようございます。

2019年8月31日、暑い夏の終わりの夜に、割と重いテーマで話をしようと思います。

自分の人生を生きるということの話です。

その前に、コーチングをしている中高生と話していると、ドイツがマルク、フランスがフランという独自の通貨を使っていたのを、小説や物語の中で「発見」しているということを知って驚いた、というようなことがありまして、44歳(もうすぐ節目の45歳を迎える)の昭和後期生まれの筆者としては、非常に驚きを覚えるわけです。

そして、今もEUの中にいるけれども、独自の通貨を維持しながら、ついに、EU自体も離脱しようとしているのがイギリスであり、さらにイギリスという国の中も、大きく4つに分かれていて、その中の最強であるイングランド、が最も強硬に離脱を推奨しているといった話に展開していくと、なんだかこれまで無味乾燥だった学校の歴史の授業や社会の授業が、生き生きとしてくるねという話があったわけです。

こうした、興味のきっかけに触れた子供達は、自分で調べたり、既存の教科書や参考書や図表やらを駆使して、どんどんそこから周辺知識を広げて、瞬く間にいっぱしの「専門家」レベルまで知識知能を到達させます。

その勢いたるや、すごいものです。

こうした、興味のきっかけに触れさせる機会が圧倒的に、今のスクール型の教育システムには不足している結果、日本のオタクたちはアニメに動画ばっかりにその才覚を発揮するしかない、という残念なことになっているのではないかと思ってなりません。

同じ程度に、国際政治や法律学、生物学に工学、農学や芸術までありとあらゆる知育体験をした子供は、選択肢が無限に広がり、世界と宇宙の広さを心から楽しむそのような大人に育つでしょう。

そのためには、毎日きちんと寝て、きちんと起きてしっかりしたまともなものを食べるというのが本当に必要だと思います。

身体は、食べたものでできているわけです。

さて、自分の人生を生きるということに話を繋げます。

自分の人生なのか、他人に期待された人生なのか、そこが大きく重要です。

人の期待に応える、応えたいという承認要求は誰にでもあります。

しかし、それを押し通して自分の本当にやりたいことに背を向け続けると、そのツケは年を重ねるごとに厄介なものになってまいります。

人の期待に応える、要するに人の人生を(うまく)生きることに慣れてくると、それが変な自信につながり、それを捨てて本当の人生ではなかったなどと切ってしまうのが怖くなるわけです。

例えば、具体的には、

・中高で成績優秀者だった(クラスで一番とか)
・すごいレベルの高いといわれる大学に入った
・いわゆる一流企業に就活を勝ち抜いて入社した
・同期の中で真っ先に昇進して肩書きもついた
・管理職になり、部下もついた

という、単なる「事象」に過ぎないことを、実は人に言われた人任せの選択をしていたに過ぎないというようなことを認めてしまった瞬間、今までの自分が崩れ去ってしまうというような感覚です。

本当の自分の選択であったと自信を持って言えるためには、自分は自分の人生を生きているとただ言うだけではダメなのですが、どう自分に言い聞かせても、「誰か」の期待に応えようと、要すれば「誰か」のいう選択にそのまま乗っかっていただけなのではないか、なのでどうしても自分の心とずれたところで不満や文句や愚痴が溜まっていく、そのような自分の本心に蓋をして無理をしつづけるという塩梅です。

自分の気持ちに従うというのは、恐ろしいことで、誰の期待にも応えないということなのであり、やったことのないことにこれから自らチャレンジして責任取りな、誰も見てないから、ということであるから非常に怖いと思ってしまいます。

そういう人ほど、実は今までは精神的には非常に過保護に育っておりまして、今までは人の、他人の、要するに自分以外の世の中とか他者のせいにしておけば良かったのが、うまくいかない原因に自分があるというのがわかってしまうと辛いのです。

つまり、

・親に言われたから。
・世の中が、社会が不公平で悪いから
・会社が悪い、上司が悪いから(自分は悪くない)
・妻が、夫が反対するから
・社会が悪いから
・子供がいうことを聞いてくれないから

だから、今の生き方をそのまま続けるしかない、◯◯の「せいで」という魔法の逃げ道で、どうせ考えても仕方ない、という停滞思考になってしまっているのです。

しかし、どうしても自分からは逃げられないので、そのツケは人生のどこかで、回ってくるというわけです。

変な癖がついてからではそれを矯正するのに倍の時間がかかる、と芸事でもスポーツでも言われておりますが、人生においても全く同じではないかと思うのです。

つまり、人生を変える行動は、自分の人生を決めるのは自分であるということの、ただ一点であり、それ以上でも以下でもないということです。

他人の誰の期待にも応えない、というのは、唯一それらとは違った「自分の」期待に応えるということになります。

そのためには、今の心を支配している、嫌なものや面倒だと思っているものを、それがたとえかなりの地域の、学校の、会社の「期待」を背負っているものであっても、自分の心に従っていないのであれば、すぱっとやめる、嫌ならやめてそっと離れる、というのが得策です。

でないと、今の、自分が他人に期待されている、それは、妻や夫だったり家族だったり子供だったりやっている仕事の仲間だったり学校だったり、介護先だったり地域だったり、それはいろいろありましょうが、他人に期待されている自分が丸ごと本当の自分に置き換わったまま長い期間を過ごしてしまうと、人間ちょっと悲しいことになってしまうような気がするわけです。

嫌なことはすっぱりやめて、もしくは「自分のこと」に引き直して定義し直してもう一度最初から関係性を作り直すようにしないと今後の人生を楽しく過ごすのは難しいでしょう。

嫌だ嫌だといいながら、そこからやめられず、ずるずるずるずる離れきれない、そのような未熟な、覚悟のない心持ちになってしまっているのも、他人の期待の人生を生きるという、長い習性から抜け出せないことからきているのかもしれません。

つまり、誰の期待も関係ない、他人は他人、自分は自分という当たり前の心持ちを持ちましょうということです。

自分が満足できる自分の世界を作るのは、強い意志の力を必要としますが、それこそが本当の、掛け値無しの人生の味なのかもしれません。

以上、それでは、今日はこの辺で。

(2019年8月31日 土曜日)

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(2018/07/23)〔我が友水谷君に捧ぐ〕承認欲求についてつらつら考えてみたことを書いておきますという記事です

2019年8月30日

(2019/08/30)改めまして「現場」という観点で営業と本部の組織と人のことを語ってみようと思います







おはようございます。

2019年8月最後の「プレミアムフライデー」、2019年8月30日(金曜日)にお送りする日刊ニュースの上田通信です(旧ブログ名は「ビルメン王に俺はなる!」「ライフワーク」「ゲーム王に俺はなる!」などいくつか変遷しています)。

ちなみに今日は「プレミアムフライデー」とわざわざ書いておかないと筆者などは必ず忘れてしまう、経済産業省と経団連などの経済関連団体が総出で個人消費活性化のための取り組みを提唱した「プレミアムフライデー」ですが、毎月月末の金曜日という、最も月末締め業務が集中しそうな日を選んでしまっているというところからも、2017年2月に開始されてから2年半が経過しようとしている中ですが、今ひとつ浸透していないという調査結果も出ています。

こうした、大規模団体や政府が強烈な音頭をとって鳴り物入りで始めたイベントも、このように「まるでなかったかのように元のように落ち着いてしまう」移り気な世の中において、ビルメン時代に始めたこのブログは、幸いにも筆者のキャリアの変遷(流木サラリーマン的な)および個人としての活動領域の広域化(ブロックチェーンのゲームをやるとか、教育事業で離島に行って喋るとか講演するとか、シェアオフィスの管理人としてヒト同士を繋げ、さらに創業しようとしている人の背中を押すとか)に伴い、奇跡的に扱う話題が広がってきながら、少しずつですが奇跡的にも読者層が広がってきているような気がしておりましたので、少し前にタイトル名ごと「Ueda News Agency (日刊上田通信)」に変更させていただきました。

ちなみに筆者は銀行員(1997年)として社会人の世界に入り、貸し剝がしと批判された法人営業、や新卒採用、そして大銀行システム統合担当といういわゆるIT3K職場のはしりから東京都庁でのコンサルティング会社からの派遣勤務(こちらもすでに解体した「新銀行東京」という銀行設立プロジェクトでした)を経て福岡に転じ、当時では「地方初」となった上場不動産投資信託の設立(2004年)、東証への上場(2006年)プロジェクトに従事し、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)という世界の金融危機、日本の大災害危機を乗り越えたところで、地元のビルメン会社に転じました。

そこで、ビルメン業務や小さな建築・施工工事の受注を行い現場でいろいろ関連知識を整え覚えながら、片手間に勉強して、通称ビル管理技術者と呼ばれる「建築物環境衛生管理技術者」の国家資格(試験の合格率は10〜20%程度)を取得し、ビルメン管理項目の営業に従事しながら、面積3000m2以上(学校については8000m2以上)の特定建築物において選任される、義務建築物の環境衛生の維持管理に関する監督等にも従事したわけです。

この頃(2013年)に、このブログの前身である「ビルメン王に俺はなる!」を創刊するわけですが、最初は、ビルメンにおける営業項目や考え方を自分のメモ用に書いたものを、限定的に公開していただけだったものが、なんとなく浸透してきて、「ブログ、読んでますよ」という読者の皆さんの時々放たれる最終兵器である、煽て(おだて)に乗りながら今までやってきたというような感じです。

このビルメン営業で主に感じたのは、サービス提供側で「決めて商品化」したサービスや商品が売れたことは極めて少なく、逆に客様に何をしてもらいたいかを教えてもらって、それをできるだけ高い品質で着実に、「一定の」コストで(安い、という前にコストが算定可能で把握できるかが重要な)商品サービスを長期的に提供し続けることができるのかということが大切で、営業項目や品目をいくつも持つより、「現場主義」で相手のところに出かけて行ってニーズの聞き取りを行った方がはるかにハズレが少ないことに気づいたわけです。

そうした、顧客ごとの「ニーズ」のそれぞれに従ったサービスを提供するわけですが、これが、今度はサービスの「画一化」を金科玉条にする会社の生産本部や実行部隊に対するコンフリクト(軋轢)にもなります。

ですので、これも、社内の人の文句をいうのではなく、客先に上がるのと同じ感覚「現場主義」で、本社に出向いてどう行った状況にあるのかよくヒアリングして、客先の「現場」からくわえて持ってきた「仕事」をいかに効率的に社内のサービス部門を動かして気持ちよくこなしてもらうか、ここまで一周回って営業マンとしてのひとサイクルは終了するわけなのです。

客先を現場と考えることについては、結構世の中には浸透していると思います。

しかしながら、自分の会社の間接部門や生産部門、ましてや経営陣などがいる場所を「現場」と呼ぶのはあまり聞いたことがありません。

さらに、例えば営業マンといった「外への触覚」を持つべき立場にある者ほど、「本部は何もわかってない」「現場のことは本部はわかっていない」というような不満を述べる、述べてもなんとなく正当化される風潮があるようにも思えます。

筆者は、実は営業が長いですが、人事も総務も、そして管理も経営も「同時」にやってきたことの多い身からすれば、そんなのはとんでもない、「どこの現場も大変だ」という感覚です。

社長には社長にしかわからない孤独感があるし、「社長」というたった一人で立ち続け、決断しつづけなければならない経営の最先端の「現場」はやはり大変だし、本部には本部にしかわからない閉塞感やら、実際の客先にいる人間からの「不満」が自分達に向けられていることなど、そんなことはよくわかっている、それでいてできるだけ会社の全社的統制の立場から「一律」「木で鼻を括る」「塩い」対応をしなければならない場面が多々あり、それはそれで、その本部という強烈な無個性が漂う「現場」の気苦労や気遣いは大変なものがあるのです。

相手の身になって考え、できるだけ、相手が、「こう理解してほしい」という方向に沿って理解しようとつとめることは、客先だろうが本部だろうが、その、どの「現場」でも、相手との良好な関係を築くのにはうってつけの手段、スキルだと考えています。

どんなビジネスシーンにおいても、そこは現場です。

現場を好きにならなければ、向こうから好きになってくれることもない、ただそれだけのことなのかもしれません。

少々長くなりましたが、どこでも現場、常在現場常在戦場(旧長岡藩(現在の新潟県長岡市)の藩訓、米百俵と合わせて有名で、長岡市の駅前に行けば「常在戦場」の旗がいつもたなびいています)のもじりです)ということだけでも伝われば幸いです。

それでも、やっぱり、本部や社長に怒られるのは嫌だと考えてしまい足が遠のきかねない未熟な筆者からの今日の配信は以上です。

(2019年8月30日 金曜日)

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(2017/06/08)トイレにコーティング剤を塗布して撥水性を高めてみましたというビルメン王のお話です

2019年8月29日

(2019/08/29)塾も教育機関も資格試験の予備校もますます「個別指導」が中心となっていくであろうということについて




おはようございます。

法学士(大学法学部卒レベル)という資格を持っておりますが、旧司法試験には落ちております筆者からの教育問題に関してできるだけわかりやすくお伝えしようとする記事になります。

その前に、今週の特に九州地区に関する豪雨被害が広がっています。

特に佐賀県については大きな被害が起きているようで、事態を把握して適切な対応ができるよう、つとめていきたいと思います。

さて、福岡市の公立の全小中学校が臨時休校になるというレベルの大雨被害となりましたが、このように、自然災害などにおける被害が起こっている状況においては、学校や集団塾といった普段のスクール型教室での「授業」「講義」が物理的に難しくなってきます。

このような「緊急」の場合に限らず、通常の教育現場においても、もっと個別指導の自学スタイルが浸透すれば、学校や塾が休校になっても、「自分の進めること」については明確な中高生たちは、粛々と自学を行うのではないかと思うのです。

急速に成績を伸ばした中学生高校生の事例を見ると、自分で学習を進めるスタイルを確立して習慣化したという共通点が見えてきます。

そうした、自分で学習を進めるスタイルを確立するための大きな手助けになるのが、自学型個別指導塾、というスタイルの学習塾だと思っています。

大手のスクール型の塾や、反対に先生は塾長一人だけ、といった地方の塾については、「決められたスケジュール通りにカリキュラムが進む」または「完全自習型の教室で、わからないところがあれば(あまりつかまえにくい)先生に聞く」といった完全に何の生徒個別の計画も検証も行わないまま放任してしまう方式では、なかなか「自ら動いて改善する」仕組みや習慣にたどり着かないと思われます。

逆に、こうした自学習慣をつかんだ生徒さんには、学習塾や予備校は必要ない、とも言えます。

筆者自身が、実は、学習塾にも予備校にも原則通わず、唯一Z会の通信教育講座と、夏期講習の自習室を使い放題にするために受講した、自宅から一番近くて通学路の途中にあった北九州予備校の数学短期集中講座(全5回)のみで大学入学までたどり着いたのも、この「自分で学習する仕組み」を割と早い段階でつかんだ、さらにそれを超えるソリューションが当時の自分の周りになかったというだけのことだったと思っています。

つまり、学習におけるつまづきやわからないところを解決するソリューションとして存在すべきな塾や予備校といった仕組みが、適切に作動しないと、このように、通塾してかなり(数ヶ月〜1年)経過するけれどもあまり成績の向上が見られない結果に繋がってしまうのではないかと考えているのです。

学習支援は医者でいうとリハビリのようなものだと思います。

「わからないところ」「つまづいているところ」は怪我の患部のようなもので、あまり触りたくないところです。

しかし、完全に自学型になりますと、その怪我に対する適切な処置というより、我慢して走り続けろと強要しているようなもので、これは言われる方は辛いことだと思います。

つまづいているところを適切に処置して、そして元の自学スタイルに戻してあげる、その自学型の個別支援を、心理的なモチベーションから含めて一歩引いて行う、そしてまたつまづいたところがあれば速やかに一緒に考えて解決してあげる、そのような付かず離れずの、個別の生徒さんに応じたオリジナルのコーチングシステムが、これからの教育には大切になってくるのではないかと考えています。

筆者も、思えば随分非効率な、というか遠回りをした勉強方法を取っていたと振り返れば思うわけです。

当時は、そこは重戦車的に押し通る、というスタイルで、体力と気力と気合と根性の続く限り原則独学で覚え込んでいったわけですが、勉強もスポーツと同様、やはり適切な指導者について姿勢を学ぶことは非常に必要ではないかと考えております。

自分が辿った道をそのままなぞれ、というのは指導者としてはもちろん、人生の先達としても失格です。

なので旧司法試験に落ちたのも、よく考えれば当然の結果であり、そういうことに気づかされる良い転機だったと思うようにしているのです。

最近では、こうした資格試験についても、適切なオンライン型個別指導によるコーチングシステムで、「有為な合格実績を出している講座」も出てきているようですので、人生一周回って今度は適切なコーチをつけて体制整えて再挑戦をしてみるのも面白いかなと考えています。

こちらからの、雑感は以上です。

(2019年8月29日 木曜日)

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(2018/12/11)こんな学習支援サービスを待っていた人工知能が自動的に学習進度に即した問題を出してくれるプログラムの話

2019年8月28日

(2019/08/28)福岡市で1,000台200ポートを展開する「メルチャリ」の社長がやってきたという話です

メルチャリ(福岡市)展開 2019年8月現在





おはようございます。

2019年8月の配信記事です。

生きているといろんなことがありますが、今日は良いほうの驚きがありました。

福岡市で1,000台200ポートを展開する「メルチャリ」の社長がやってきたのです。

お名前は家本さん。

クララオンライン、という会社の社長さんです。

筆者はメルチャリのヘビーユーザーとして、実に月間3,000円分乗っているわけですが、そのユーザーとしての要望をお届けしたいと、メルカリのウェブのお問い合わせサイトからの登録フォームで質問事項を投げ込んでおいたところ、なんと社長本人が筆者のところまでやってきてしまった、というわけです。

お会いして、早速筆者のスマホを見せて、メルチャリの月ごとの利用履歴をお見せしましたところ、社長は非常に驚かれ、この画面を写真に撮られました。


筆者のメルチャリ月間利用実績


確かに、月間3,000円超の利用料金、ということになりますと、スマートモビリティ「メルチャリ」の利用料金は、1分あたり4円、ということですから、単純に計算しまして

月間3,000円/4分=750分=月間12.5時間

メルチャリを「利用」しているわけですので、自分でも驚きの水準です。

月間10時間以上、メルチャリにまたがり営業(他)している、これが筆者の偽らざるリアルな動態ということになります。

「ここまでの密度の利用者は出会ったことがありません」

というありがたいお言葉を、当該サービスを提供する最高責任者の社長からいただけるとは、汗顔のいたり、恐縮の極みでありますが、大変な喜びでもあります。

家本社長、誠にありがとうございます。

家本社長は、(同社のホームページによりますと)

1981(昭和56)年12月2日生まれ。1997年3月私立滝中学校卒業(愛知県江南市)。
1997年5月20日、クララオンライン設立。
11歳で株式市場・経済に興味を持ち、13歳のころからはパソコンやIPネットワークに関心を持つ。14歳のころ、脳腫瘍の摘出後に車椅子生活になる。1997年8月には15歳で文部省大学入学資格検定に合格。また1999年に入り、生涯車椅子と宣告されていたにも関わらず奇跡的に両足の運動神経が回復。


とあるように、入院しており車椅子生活でほとんど中学校に行けなかったので、高校には行かずに操業して、合わせて当時の大検に合格して大学・大学院は改めてあとで行った、という極めて「ユニーク」な経歴を明るく楽しく語る方です。

車椅子生活から車輪には縁のある生活や仕事でして、と笑う家本社長の言葉には、ある種の「凄み」すら感じました。

筆者も、母親が筆者が小学校高学年の時に発症した進行性リウマチで障害者手帳を持つことになったため、高校時代を実家からではなく(すでに両人とも大往生され亡くなりましたが)母方の祖父母宅に居候しながら通った、という青年期経験を持っておりますので、障害を持つ方の苦労というか気持ちについては少しはわかっていると思いましたが、この方は凄い、しかも極めて明るい、素晴らしく面白い人と見受けました。

再び公式ページに戻りますと、

1999年1月、米Newsweek誌にて「21世紀のリーダー100人」、2000年9月、新潮社Foresight(フォーサイト)誌にて「次の10年を動かす注目の80人」、2012年3月、世界経済フォーラム主催「Young Global Leaders 2012」に選ばれている。

ということで、この人が、福岡市のメルチャリプロジェクトを最初から、メルカリ社の後ろ側で切り盛りしていたのであると思うと、今回のメルカリからクララオンラインへの丸ごとメルチャリ事業の譲渡というのは、2列目に控えていたエースストライカーがいよいよゴール前に宇飛び出してきた、そのような期待感が持てるものだと思った次第です。

正式には、2019年8月15日から、メルチャリ事業はクララオンラインの傘下で再出発しました。

確かに、自転車のライドシェアビジネス、とひとくくりに言われると、結構な疑問が筆者の周りでもとんできます。

「儲かるの?うまくいくの?シェアサイクルって中国でいっぱい山積みになってるよね」
「自転車が好きなの?マネタイズできるの?趣味なの?それともボランティア?」

しかしながら、福岡市のいちヘビーユーザーとして申し上げますと、自転車は究極のラストワンマイルの移動手段だと強く信じており、ポートでの乗り捨て自由というこのメルチャリの仕組みは最高の有機的まちづくりの手段だと思っております。

はっきり申し上げまして、要するに、これまでの20世紀型の移動手段は大量輸送高速輸送定期配送低コスト、というモデルで、通勤とか営業とかいう極めて個人的な手段も、満員電車に揺られるような「人っぽくない」「箱型」移動手段で埋め尽くされてきたのではないかと思うわけです。

もちろん、大容量船舶、航空機、鉄道、バスといった移動手段にコンテナという箱型革命によって、主要な移動手段がヒトモノについては爆発的に普及しました。

しかし、これからは、いつも数台が停留所手前で待っているバス路線網の整備でも、渋滞だらけの自動車専用道路の整備でも、1日利用者数が100人以下という地方ローカル鉄道の維持でもなく、21世紀の地域のまちづくりはメルチャリの整備だと本気で考えております。

はっきり言いまして、好きなだけで儲かるとは思っていませんが、ニーズがある以上きっと勝算はあるはずだと思います。

メルチャリ普及のためなら、月額定額制(サブスクリプション)でも会員になりますよ、とも家本社長にはお伝えしました。

それに、上記のような「ネガティブな」意見は、全て、実際にメルチャリを乗ったことが「ない」「ほとんどない」人たちの「感覚」にしか過ぎないのです。

すべての答えは現場にあると言います。

福岡市に住んで毎日ベタベタしく営業している身としましては、明らかに違った風景が見えてきます。

家本社長にも、このようなことを伝えました。

「メルチャリのヘビーユーザーです!」
「メルチャリよくみるようになりましたよね」
「最近ポート外での乗り捨て1時間以上に500円の手数料を取るようになって、マナーも向上してますよね!」
「九州の他の街、例えば熊本などでやりませんか!?」

普通、サービスや商品についてユーザーからの声を届ける、というのはあるにしても、そのユーザーのところにわざわざ社長が出向いて意見交換をする、という場面は本当に少ないと思いまして、筆者も営業を長くやっていますが、これは本当にやられたと思いましたので、ここに(将来読み返す時の備忘的にも)記録しておこうと思いました。

福岡市の、そしてまだこれからの街でのメルチャリ展開に幸あれ。

こちらからは以上です。

(2019年8月28日 水曜日)

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シェアリングエコノミーの先駆者と言える自転車シェアが具体化してきたという話です

2019年8月27日

(2019/08/27)太陽光や風力発電の再生エネルギーの固定買取制度が終了し変動相場制に移行する方向が決定






おはようございます。

2019年8月の日本の再生エネルギー事情に関する話です。

経済産業省が2019年8月5日に、太陽光や風力発電の事業者が作った電気を大手既存電力会社があらかじめ決めた価格で買い取るという固定買取制度を終了し、別の変動買取制度に切り替える方針を決定しました。

再生可能エネルギーの普及のため、日本で太陽光発電で「固定金額」で買い取る制度が始まったのは2009年11月1日であり、その後の2012年7月1日、対象を太陽光発電以外の再生可能エネルギーにも拡げ、余剰電力買取制から全量買取制に制度を変更しました。

資源の少ない日本のエネルギーを支えてきた会社として、電力会社も石油会社も、

「地味にして堅実、無名にして有力。浮利を追わず、堅実経営に徹す。」

という精神でやってきました。

資源のない日本においては、戦後大きく国策として原子力発電にシフトしていましたが、2011年3月11日の東日本大震災における福島第一原発等の事故により、日本のエネルギー政策は大きく転換し、再生可能エネルギーの利用促進がより一層図られました。

しかしながら、再生可能エネルギーの買取費用の増大により、消費者の負担が高まっており、新たな制度の導入によるコスト低減が求められていました。

すなわち、技術革新を通じて着実に低減している太陽光発電や風力発電の発電コストのメリットを、固定価格買取制度(FIT)から自立して変動相場における別の制度に切り替える必要を示したのです。

現在のFITについては、再生エネルギーの発電事業者と認定された企業や家庭で発電した電気を、あらかじめ決められた固定の買取価格で10年もしくは20年買取を続けるというものですが、この総額は、2019年度の予定で3.6兆円と増大しており、その大部分を国民全体に転嫁するには大きすぎる額になってきたものと判断されます。

資源のない日本においては、効率的に経済を回していくためにも、このような各種の方法で、地域のエネルギー供給を行い、経済社会活動を適切な維持していくことがますます必要になってくるでしょう。

「地味にして堅実、無名にして有力。浮利を追わず、堅実経営に徹す。」

日本のエネルギーを支えている人々に栄光あれ。

こちらからは以上です。

(2019年8月27日 火曜日)

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(2016/08/06)出光興産に登場した創業家というモノ言う株主について記録しておきます

2019年8月26日

(2019/08/26)ついに夏休みが終了(親の自由解放宣言!)したこととご飯を美味しく食べるお櫃(おひつ)の話です






おはようございます。

2019年8月の、子供達の夏休みが終わって親としての重労働から解放されてヒャッホーな筆者からの配信記事です。

夏休みといえば、筆者が小・中学生やっていた頃は8月31日までまるまる8月は夏休みだったところ最近は冷房器具が小・中学校に設置されてきたこともありまして、また学校週五日制が浸透したことに伴い、各都道府県や市町村によりますが、8月の後半になったら、要するにお盆が終わったところから本格的に登校モードになるというのが今の令和の時代のスタンダードのようです。

長きにわたる夏休みを共に生き抜いた、保護者のみなさま、誠におめでとうございます。

感慨もひとしおだと思います。

子供たちを学校なりに「収納」でき、さらに公立小中学校においては、「給食」の支給があるというのは、本当に親としてありがたいことであり、改めて、日本の「義務教育」というもののありがたさに感謝の気持ちが湧き上がってまいります。

この「初心」を忘れずにいきたいものです。

さて、そのような慌ただしいご家庭の「朝」において、和食中心の家庭で朝食を取る際に活躍するのが、「お櫃(おひつ)」です。

日本人として、やはり(糖質制限などという風潮もあるものの、明らかにパンに代表される小麦系食事よりは腹持ちがする気がする)「炊飯」にはこだわりがありまして、筆者については、はるか昔に炊飯器でご飯を炊くことをやめて、直接釜でご飯を炊くようになりまして随分経ちます。

炊き方は簡単です。

ティファールなどのメーカーが提供している土鍋系の蓋付き鍋を買ってきて、水を張って吸水させて炊くだけです。

さて、炊きたてのご飯は大変美味しいのですが、そのまま土鍋に入れておくと、水分が飛んでしまって色艶が落ちることがネックでした。

そんな中、知り合いに「お櫃」、それも最近は木やプラスチックではなく「陶器」「磁器(セラミックス)」のお櫃が出ていて結構いいということを教えてもらいましたので、早速調べてみました。

炊いたご飯をすぐにお櫃に入れて、夏ならば冷蔵庫、冬ならば常温で保管しても、1日程度なら十分保管でき、さらに適度に水分が持続するので、ご飯が固くならずに、食べるときにはそのままお櫃ごとレンジでチンして温めるか、食べる分だけ茶碗に取り分けて温めることで、炊きたてに近いおいしさに戻ります。

これは、炊飯器の保温機能を利用する、または炊きたてのご飯を小分けにして冷凍庫に保管する方法に比べて、はるかにエコであり電気代を節約できますが、何より炊きたてに近い味をかなり長い期間実現することができるという利点があります。

これまでは、余ったご飯で1日以内に食べるものは、茶碗にラップをかけて冷蔵庫に保管していたのですが、これではラップの内側に水が垂れてきて、少々汚い感じがしておりました。

この、陶器のお櫃だと、適度に陶器の裏側が濡れていますが、レンジで温め直すといい塩梅に米に戻って、ご飯に戻るようです。

早速、筆者も手頃な茶碗にご飯をよそって、同じ茶碗を上から反対側に重ねることで、しばらく炊きたてを保管しておいたところ、十分な効用を確認いたしました。

そこで、磁器のお櫃を買おうかと検討したのですが、どうも、自分としては「蓋(フタ)」がガラスのものはないかと探したのですが適当なものがありませんでした。

個人的にはフタがガラスの方が、中身を確認できるので、一体中身があるのかないのか、洗っているのかいないのかいちいち蓋を開けなければならないというのがネックだったのです。

しかし、「炊飯器」で蓋がガラスのものはありましたが、筆者が調べたところでは、蓋がガラスのお櫃を探すことができませんでした。

そこで、手元にあるもので代用することにしました。

それが、上に示しております写真の通りです。

磁器の深皿の入れ物に、普通の両手鍋で使っていたガラス蓋だけが残っていたものをあてがい、即席のお櫃としてみました。

これは、ガラス蓋にステンレス金具が使われているので、そのまま入れてレンジで温めることはできませんが、温めるときは蓋をとるか、お茶碗に取り分けて温めればいいわけです。

この即席お櫃は、丸々3合入れるとご飯が蓋につくほどパンパンになるので、3合炊いたら二人分くらいを茶碗によそって、余った分をおひつに入れるとちょうどいい塩梅(あんばい)です。

ちなみに、食事中にテーブルに置いておけるので、おかわりの度に席を立たなくていいですし、なんだか料亭や旅館での仕出しのようでテンションが上がりますが、その分どうしても食べ過ぎてしまうようです。

このように、なかなか一度には食べきれないご飯ですが、塾帰りや残業や部活動で帰りの遅い家族にできるだけ温かい炊きたてに近いご飯を食べてもらうのはいいことだと思います。

お米がうまく消費されれば、全体の食費も抑えられて家計にも助かると目論んでおります筆者からのコメントは以上です。

(2019年8月26日 月曜日)

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(2015/06/22)ご飯は直接鍋でそのつど炊いて食べるのが実は簡単であるという話です

2019年8月25日

(2019/08/25)「オンライン教育コーチング」として具体的にやっていることをご紹介します(簡単です)





おはようございます。

2019年8月の(オンライン)教育に関する筆者からの配信記事です。

オンラインコーチング、ということで、特に田舎や地方、すなわち駅前大型教室を構えられるような立地がない、そんな地域に住まう中高生の「学習の進度」を見ていく、という重要だけれども教師側の負担はそんなにかからないという夢の指導法を見つけたので、ここに簡単に具体例を紹介しておきたいと思います。

これが浸透すれば、あらゆる教育階層における「コーチング」のニーズに的確に応えられる、「ナナメ上の大人たち」の中から、自分とウマのあった話を聞いてくれる/わかってくれる大人たちをメンターとして、直接の親や家族には聞けないような生々しい社会の仕組み含めた真の「情報」や「世界」というやつを見せることができる、完全個別の、プライバシーも完全に守られた秘密の、まさにキリスト教などでいうところの「告解」、仏教で言うところの「悟り」の境地にまでいたることのできる奥義ではないかとすら思っています。

これにはまず、若人に対して、親や家族、その知り合いあたりから「話のわかりそうな大人」を紹介してあげる必要があります。

ここは、自分で指導したいという気持ちをグッと抑えて、まさに、よくある会社の中の企画を通すために、さも第三者的な意見を持ってきている(というフリをしている)戦略コンサルティング会社にプレゼンをさせて、本当に自分のやりたいことのお墨付きというか補強を行なって、社内を通すといった技を応用しまして、自分の息子や娘に対して、親としても言ってほしいことを言ってくれそうな、それでいて子供も私淑しそうな、私淑までしなくてもいいので一応の「尊重」を見せてくれそうな人間力のある大人を連れて来るわけです。

これができれば、ほとんど8割は完了したも同然なのですが、こうした適度な、本音で話せる自由な大人を連れて来ることがものすごく難しいのです。

ですので、親の側も、ただお子さんたちに「勉強しろ」だの「成績を上げろ」だのガミガミ言ったところで全く効果がないことを肝に命じて、親としての威厳や経験を最大限に活用して、子供が「おっ」「これは」と言えるような大人を連れてきてもらえればと思います。

といっても、いきなりブッダや空海、ナイチンゲールやヘレン・ケラーレベルの「偉人」「賢人」を個人的な家庭教師として連れて来ることは現実的でなく、彼らもそれは忙しいでしょうから、できるだけ、自らのプライドや自尊心が高くなく、こうした偉人賢人たちの言葉や振る舞いを、子供たちにもわかりやすく「伝える」ことに長けた、精神的に安定した、余裕のある大人を選ぶのがよろしいでしょう。

そうして、一度その大人と、子供で、とっくり話をしてもらいます。

意外に、子供って将来のことやらいろいろなことをよく考えていて、親も驚くようなことをいろいろ告白するものです。

逆に告白が少なくても慌てることはありません。

一緒に見つけていきましょう、と落ち着いて答えておけばOKです。

そうして、当面の、たかだか目の前に迫った高校入試やら大学入試やら、という程度のとりあえずの中規模目標を定めるに当たって、どう生きたいか、みたいな話し合いがなされて心の底の方でなんとなくお互いわかりあったらだいたい成功です。

あとは、その「当面」の目標に向かった、努力や学習の「絶対量」を把握して、毎日一歩一歩その距離を埋めていくというだけの「作業」になります。

その、作業の進捗具合をどのようにはかるか、という点について、筆者がやっている中での最もメンターとの距離が近い学習者とのやり取りは、

・毎日、学習者の方からやった課題を写真に撮って、メールで送ってもらう

というのをやっています。

こうすると、実際に書き込みがなされた問題集の写真に撮っておくことで、本当にどこまでやったのかというのが「見える化」しますし、その写メのメールの返信に、毎日コツコツ頑張ることの効用、みたいな偉そうな記事を貼り付けて送れば、立派なモチベーションになるというものです。

何の問題集をやる、というところで、メンターと生徒側で、きっちり認識の統一が図られていなければなりませんが、ハマると、まるでファスナーを正しくセットしたように、すーっと上に上がっていきます。

時々は、CCにその学習者の保護者(父親母親)も入れてあげれば、ああ、息子や娘はこのように、あのメンターの先生とコミュニケーションをとっているのだなあ、というのがわかって非常に好評なようです。

このやり方のいいところ、といいますか唯一目指しているところは、「勉強」そのものを教えるのではなくて、「勉強」を「自分」でやることができる習慣を身につけさせるというところです。

ですので、取り組んでもらうテキストは、学習者と相談して決めますし、学習者側が自分で都度決めることができるというのであれば、何をやっているかというのを定期的に、それこそテキストや問題集の表紙の写真だけでも送ってもらえれば、それで十分な学習の進度をメンター側もはかることができます。

そして、メンター側は、いつでも学習者側に立って「応援」に徹します。

「管理」したりしようとしないことです。

自分で決めた目標に向かって、自分で決めたペースで、毎日きっちり「勝負」していくだけのメンタリティを保って日々精進しているか、それだけを確認しながら日々応援し、寄り添ってあげれさえすればいいのです。

こうするだけで、人間は自らの力で人生を切り拓いていきます。

生活習慣は改善され、きっちり寝て食事するようになり、親に対する感謝の念というのも改めて芽生えてきます。

当然、成績も伸びます。

なぜかといえば簡単で、将来、というか今すぐにでも必要とされている技能や考え方を身につける最も適当かつ効果的な方法が、自分で決めた学習科目であることを、根本的にわかって取り組んでいくようになるからです。

評価軸が、他人軸から自分軸に大きくシフトした、このようにも言えるでしょう。

別にこちらは押し付けているわけではないのです。

ですので、目標に対する考え方に対しては、非常に柔軟です。

実行を「企画」「計画」する段階では、じっくりと、本音の本音、心の奥底まで覗いて本当に自分のやりたいことに合致した学習計画になっているのかというのを掘り下げる必要があります。

手戻りもあるでしょうし、最初の検討に戻っても全く構いません。

しかし、実行段階においては振り返らずに、自らが決めたマイルストーンまできっちりこなしてから再検討をすべきだと思います。

このように書きながら、自らの人生においても、多くの良きメンターやコーチに恵まれたものであることを思い出しました。

よい師匠に出会えるというのは、人生における最も良い経験のうちの一つであると言えましょう。

「本に親しみ、人に出会い、旅をする」

ということで言えば、二番目の振る舞いですが、この人との出会いにより、どんなに勉強ばかりに見える受験勉強生活においても、想像の翼や自分の目標はそれを超えた大きなところにあると思えてなりません。

筆者自身も、そういうわけで、いろいろとナナメ上のメンターのみなさん(年下もいますが)に支えられて、モチベーションを高めて日々頑張っているというわけです。

ということで、いくつになっても、適切なメンターやコーチを得て、日々精進することが大切だという記事でした。

こちらからは以上です。

(2019年8月25日 日曜日)

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(2019/07/09)「メンター」を見つけようというワークショップを2019年7月19日(金)19時から福岡市中央区でやりました

2019年8月24日

(2019/08/24)我が家にもGoogle Home(mini)がようやくやってきたので遅まきながら使ってみた話です

Google Home(mini)色はチョーク





おはようございます。

2019年8が月の記事にして、最新ガジェット情報には2周以上の周期遅れの、今さらGoogle Homeの使い勝手を述べてみると言う記事ですがお付き合いください。

我が家にもGoogle Homeがやってきました。

というのも、突然Googleから筆者に連絡があり、タダで差し上げる(送料も無料)だからGoogle Homeを使え!というお達しが英語で筆者のジーメール(Gmail)アドレスにやってきたので、通常ならばそのまま読み飛ばしてしまうところ、どうせキャンペーンという余り物なのであれば送れ、と返したところ文字通り「すぐに」GoogleがからGoogle Home(mini、色はチョーク)が届いたというわけです。

アマゾン以外のこうしたオンラインショッピングで久しぶりに注文したわけで、少し不思議な気もしましたが、そこは置いて先に進みます。

さてやってきましたGoogle Home(mini)、たわしのような、音声入出力デバイスです。

というか外観はたわしそのものです。

入出力デバイス、で言えば、この今書いている記事はマックPCという入出力デバイスで書いているわけですし、パソコンが誕生してからずっと(そう言えば今年はウィンドウズ95という画期的なOSが世に出てからちょうど20年が経過したようです)、このようなキーボード付きの画面が入出力画面だったのですが、2007年あたりから、iPhoneやらiPadといった指先で画面をなぞると入出力ができてしまうという革命が起き、そうして、Siriだのアレクサなどといった「音声指示機能」を搭載したタブレットやPCやソフトが出てきたところですが、音声入出力機能だけではあまり流行らなかったのでしょうか、「音声だけ」をメイン入出力機能として特化した、こうした家庭内オーディオ機能のようなものが発売された、というような勝手な筆者の振り返りになります。

ですので、これはマイクとスピーカーが一体となった、インターネットクラウドからなんでも選びとって音声で「表示」する機能をもった入出力ガジェット、ということになりましょう。

さて、早速そのような予備知識をもとに、とにかく使ってみました。

まずは、いつも家族に聞かれることNo.1の「天気」です。

オーケー、グーグル、今日の天気は?

OK Google、How is the weather, today?

日本語で聞いたら日本語で、英語で聞いたら英語で答えてくれます。

これは便利です。

英語のスピーキングやリスニングの実践勉強にもなります。

そして、いつも困るのが、子供の学校(小学校とか中学校とか)での合唱コンクールの課題曲(合唱や斉唱バージョン)を探すことでしたが、こちらも、OK Googleと尋ねれば、ユーチューブミュージックから即座に拾ってきてくれます。

これは、もはや音楽については、特に筆者のようなライトユーザーに関しては、PCやスマホで検索することはなくなるかもしれないなと思った瞬間でした。

そして、ユーチューブミュージックから際限なく曲や音楽を拾って来るために、ユーチューブプレミアムを契約し直し、ユーチューブ動画を広告なしで見れるようになるのと一緒に付いて来るユーチューブミュージックの会員機能を使って、世界中のあらゆる音楽をGoogle Homeから呼び出してかける、ということに使われています(今ここ)。

つまり、タダであげるというGoogleの戦略にまんまとはまってしまい、ユーチューブプレミアム経由のユーチューブミュージックの会員となってしまったわけです。

すでに、小中学校の合唱コンクールの課題曲などどこ吹く風でありまして、米津玄師(よねづげんし)だのRADWIMPS(らっどうぃんぷす)だのback number(ばっくなんばー)だのといった、昭和生まれのおっさんにはほぼわからないミュージシャン、じゃなかったアーティストたちの曲が連続でサビにも至らずかかりまくっていると言う状況になってしまいました。

そしてしばらく自宅ジュークボックスとなってしまったGoogle Homeですが、飽きるのも一瞬で、ひとときの忙しさのあとの静寂の中に佇んでいます。

やはり、朝起きる時のアラーム機能、そうして当日の天気予報を告げるというルーティーン機能に落ち着くような気もいたします。

こちらからの、数年遅れのGoogle Homeレポートは以上です。

(2019年8月24日 土曜日)

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2015年に検索のグーグル(Google)がアルファベット(Alphabet)に発展したという話です

2019年8月23日

(2019/08/23)中国深圳市が人材獲得のために個人所得税を一気に15%に優遇すると発表したという話です

深圳市の夜景(無料の著作権フリー素材です)





おはようございます。

2019年8月の世界の最新の人材獲得競争に関する配信記事です。

中国の香港特別市が一国二制度を揺るがす体制側の圧政に対してデモや抗議行動を継続して、大きな国際的注目を浴びている中、中国本土政府は、お隣の深圳市において、高度人材獲得を目指して、個人の所得税を一律15%に優遇するという発表を行いました。

中国中央政府としては、香港特別市という「言うことを聞かない」巨大都市よりも、自国の本来の領土であり、自分の言うことを速やかに採用し実行することに長けた、この深圳市をこれからも重視していこうというところです。

そもそも深圳市は、東京都ほどの広さに人口30万人が住むさびれた漁村だった場所だったのですが、わずか30年ほどで人口1400万人を突破するという、中国、いや人類史上最速で1,000万人都市となった中国の、いやシリコンバレーよりシリコンバレー的な世界都市です。

1400万都市となった現在でも、人口は増え続けており、20〜30代が人口の65%を占め、65歳以上の高齢者は全人口の2%しかいないという、夢の世界都市なのです。

まさに、人類史上最速で成長する都市「深圳市」です。

中国において1978年に始まった「改革開放政策」において、深圳市は1980年に最初の経済特区に指定され、結果莫大な外国投資を誘致し工場が建設され、まず多くの出稼ぎ労働者が深圳市に集まり製造業が急速に発展し、その後IT産業、金融業などありとあらゆる高度経済成長に必要な企業媒体が集積し、あっという間に世界最大のスタートアップ、金融資本、製造業の集積都市となりおおせたわけです。

近年は政府主導で新興事業発展に力を入れており、ハイテク産業、金融業、物流業なども成長しており、世界中からスマートフォンやPC関連商品などが集まり、深圳市の中心部には1万店舗以上の電気店・パーツ問屋が集中する、まさに秋葉原の十倍以上とも言える電気街が存在するに至りました。

まさに、世界でも類を見ないほどの爆速で発展した電脳都市「深圳市」です。

いまだに、既存のマスコミでは、深圳市、の圳の字が常用漢字ではないので、深セン市(センは土へんに「川」)などという涙ぐましい努力で無理やり表記しておりますが、これは却って深圳市に失礼なばかりか、思い切りミスリードな報道だと思いますので、このブログ記事では、すっきりと深圳市に統一しています。

そんな中国の世界都市、深圳市が海外から優秀な人材を招き入れるためと称して、個人所得税を一律15%に優遇する政策を発表したわけです。

中央政府が優遇策を考えるべきだという通知や、民間巨大企業(中国共産党との結びつきも殊の外強い)ファーウェイの創業者、任正非からの「優遇策が必要」といった側面支援発言もあり、わずかな期間で検討して発表した、その「国家資本主義的」手法に世界の大都市も驚き、そしてこれを機会に他都市でも所得税優遇政策が取られて本格的な国際都市間競争の幕開けになると見るマスコミの評論も喧しく(かまびすしく)なってきています。

現在、中国の個人所得税は7段階に分かれていて、最高税率は45%となっています。

そして、「所得の全額」に税率がかかるのではなく、段階的に決められた税率を乗じて、納税額が決められます。

すなわち、月給8万元以上になると、その「超えた分」に対して45%の所得税がかかり、月給10万元(1元=15円で計算して月収150万円)の(高額所得者)場合、手取り金額はだいたい7万元程度という計算になります。

日本の最高所得税率は40%、米国は35%であり、英国は基本所得税率が20%、ロシアは13%ということを考えると、中国の所得税率は高く、特にIT企業などで高給をもらって働く人にとっては負担が大きくなっています。

これは、ある意味「衡平な」面もありまして、所得が低い人には低率だが、収入が上がれば上がるほど税負担が大きくなっていく仕組みでもあります。

しかしながら、こうした個人所得税(金持ちから負担を求める)ことにより、国際的な人材を中国に引き寄せることでは不利になっていた、という別の面もあるのです。

今回の深圳市の試みは、これを一気に15%まで引き下げ、海外から優秀な人材を呼ぼうというものです。

税率を下げても、こうした高度人材の給与や報酬が激しく上昇するならば、「税率」の低さをものともしない「税額」の多さが実現し、この深圳市の「戦略」が功を奏するかもしれません。

これぞ、まさに高度人材を獲得したい各都市の国際都市間競争のゴングが鳴ったといえるのではないでしょうか。

個人で一旗揚げたい方、ぜひ世界都市深圳にご注目ください。

所得税率より、まずは売れないブログを見直すなりして「所得額」の方を上げることを気にした方が良いと思われます筆者からの配信記事は以上です。

(2019年8月23日 金曜日)

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(2019/08/15)我々の知っている多様なアジア諸国家の自由と権利と経済を守りたいので香港には頑張って欲しいと思って書きました

2019年8月22日

(2019/08/22)スイス金融大手のUBSが個人預金口座に実質的なマイナス金利(口座維持手数料)を課す資産運用受難の時代になった話です




UBSのロゴ(同社ホームページより)


おはようございます。

2019年8月のお金持ちも受難の時代になったという配信記事です。

スイス金融大手のUBSが個人預金口座に実質的なマイナス金利(口座維持手数料)を課す資産運用受難の時代になった、というお話です。

UBSは(ユービーエス)、パソコン周辺機器のUSB(ユニバーサル・シリアル・バス(英語: Universal Serial Bus、略称:USB、ユーエスビー)、コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の1つ)とは当然ながら全く違いまして、スイスのチューリヒおよびバーゼルに本拠を置くスイス最大の銀行であり、世界有数の金融持株会社であって、その顧客情報の秘匿性から、プライベートバンク部門では世界最大の資産を預かっている名門銀行でもあります。

3本の鍵が重なり合っている、顧客に対する絶対安全安心を強くアピールする企業ロゴと共に、超VIP顧客を多数抱える、世界有数の金融機関です。

スイスの大銀行のうち2行が1998年に合併してできた銀行であることから、スイスの銀行が統合(United)した銀行(United Bank of Switzerland)という意味がありますが、あくまで「USB」じゃなかった「UBS」が正式名称です(しつこいようですが、UBSは略称ではありません)。

筆者は、当然のことながら、同行に口座を持っているわけではありませんが、この世界的な資金運用難、金余りの状況において、同行もついに、大口の個人預金口座にも、2019年11月より事実上のマイナス金利を課す方針を明らかにしました。

なんと、残高が200万スイスフラン(約2億円)を越す口座を対象に、年間0.75%の口座維持手数料を徴収するというのです。

つまり、最低でも2億円×0.75%、150万円の年間口座維持手数料が「徴収」されてしまうという、未曾有のマイナス金利時代になったというわけです。

スイスの中央銀行であるスイス国立銀行は、2015年1月からマイナス金利政策を始め、金融機関から預かる資金の余剰部分に本件と同じ0.75%の(懲罰的と呼んでよい)逆政策金利を課しています。

こうした、市中金利の低下を受けまして、USBほかのスイス金融機関は、金融機関の決済口座を対象にしてマイナス金利を導入していたわけですが、今回、ついに虎の子の個人顧客に対しても、同様の負担をお願いするという形になりました。

非常に厳しい金融金余り市場の長期化により、低金利(というかマイナス金利)の期間はさらに長引くことが予想されるので、仕方のない措置というわけです。

こうして、預金で置いておいても目減りする一方であることから、今後UBSとしては、他の投信や株や債権、不動産金融商品といった別の投資商品(UBS側の管理手数料が入る)への乗り換えを進めていきたいとしています。

持たざる者も、持てる者も、等しくつらい金余りの世の中になったということでしょうか。

持たざるこちらからの感想は以上です。

(2019年8月22日 木曜日)

*どこかでわざと、1箇所だけUBSとUSBを入れ替えているかもしれません(探してみてください)

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(2016/03/14)アップルが発表した新しいUSBポートType-Cしかないパソコン

2019年8月21日

(2019/08/21)2019年9月14日(土)熊本県内の大半のバスと熊本市内の市電の乗車料金が無料になります!(副業商業施設「サクラマチ クマモト」オープン)

サクラマチ クマモト(運営会社提供)




おはようございます。

2019年8月の熊本の地震復興、地域活性化、大規模中心市街地再開発に関するニュースです。

熊本県を地盤とする九州産業交通ホールディングス(熊本市)は20日、熊本県内を走る大半のバスと熊本市内の熊本市交通局が運営する市電」および熊本市と合志市を結ぶ上熊本・藤崎宮前から御代志間の鉄道を運営する「熊本電鉄(通称菊電)」(ご指摘をいただき修正しました)の乗車料金を複合商業施設「サクラマチ クマモト」(熊本市)が開業する2019年9月14日に終日無料にすると発表しました。

このような広大な地域で、1日中公共交通機関であるバスや市電を無料にするというのは、全国的にも珍しいことのようで、筆者も聞いたことがありません。

これはまず、九州産交グループの路線バス2社や、熊本バス(熊本市)、熊本都市バス(熊本市)、自治体のコミュニティバスなど4099便を無料にし、加えて熊本市内を走る市電「熊本電鉄」も無料にします。

本来発生すべき料金は全て、九州産交グループが負担するといいます。

なお、熊本空港発着や県外に乗り入れるバス、JR九州、肥薩おれんじ鉄道、南阿蘇鉄道、くま川鉄道などは対象外ですので、ご了承ください。

これは、九州産交グループが、グループの総力を挙げて設立した、熊本の旧市街地の再開発大型商業施設「サクラマチ クマモト」への関心を集めてもらおうという試みです。

大規模施設のオープンによるマイカー混雑の緩和や、これを機会に公共交通機関の利便性を見直してもらうことを狙いとして、大規模な社会実験として取り組むということです。

「サクラマチ クマモト」は運営会社によると2019年9月14日(土)の開業初日に10万人の来館を予想しており、開業日の周辺道路の混雑緩和効果も見込まれ、ストレスのないグランドオープンの一助となりそうです。

この発想はなかなかなかったです。

大規模商業施設のイベントにおいて、その施設に来客する人々の「足」にまで対応しようとするその姿勢が、熊本の人々の心に響くことを願ってやみません。

そして、この「サクラマチ クマモト」のバスセンターのすぐそばに、「The Company熊本桜町」というシェアオフィスが先行オープンしています。

こちらも、熊本城をワイドビューで望む最高のロケーションで会員皆様の入居を心待ちにしております。

ぜひ一度足をお運びください。

それでは、2016年熊本地震から3年半、中心市街地再開発のグランドオープンに湧く熊本市からお届けしました。

こちらからは以上です。

(2019年8月21日 水曜日)

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(2017/07/25)2017年秋の最低賃金の全国加重平均は時給848円となる見込みです

2019年8月20日

(2019/08/20)2019年10月からの最低賃金の「目安」が示され東京都神奈川県は1,000円を超え全国平均も901円になったという記事です

時事通信社報道より(2019年7月30日)





おはようございます。

2019年8月の、日本における労働力、人手不足もいよいよ深刻になってきたことを示す記事をお知らせします。

専業主婦なる言葉が急速に市民権を失っていくように、女性の就業者の割合、絶対数とも上昇を続けています。

こうして、総務省が2019年7月に発表した2019年6月の労働力調査によりますと、日本の女性の就業者数は、3,003万人と、比較可能な1953年以降で初めて、3,000万人を突破しました。

もはや、「働けるものは全員働いている」という全員就業の時代に突入したと言えそうです。

その一方、中小零細企業を中心に、人手不足は深刻となっておりまして、同じく2019年7月に決定される2019年度の最低賃金(時給)の目安についても、厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会が、全国平均で27円引き上げ、901円にすると決めた結果、全国平均で最低賃金が初の900円台に突入することは確実になりました。

都道府県別の最低賃金では、東京と神奈川が初の1,000円超えとなります。

ですので、バイトでも何でも、もはや首都東京や神奈川県においては、3桁の時給の仕事は「違法」ということになるわけです。

最低は鹿児島県ですので、労働基準法で定められている最低賃金で法定労働時間(週40時間)の上限である年2085時間働いた場合の年収を試算すると、

・東京都→211万円(最低賃金1,013円)
・鹿児島県→165万円(最低賃金787円)

となります。

これでも、雇用者側としましては、雇用者側も半分を負担する「社会保険料(年金と健康保険料)」や「雇用保険料」「労働保険料」「交通費」といった付加的な負担が重く、障害者雇用の規制対応やその他の福利厚生費の負担についても、大きくのしかかってくるでしょう。

最低賃金については、これ以上の少子化を少しでもストップするために、政府が経済財政運営の基本指針「骨太の方針」で「より早期に1,000円を目指す」ことを打ち出していました。

結局、諮問機関も厚生労働省に「忖度」した形になりましたが、これはもともとこの方針で決まっていたことをなぞっただけであり、ここから、官民あげて「生産性の向上」に取り組んでいかなければならないことになりました。

ますます高まる人材不足感において、これからは、どのように人に働いてもらうか、多様な働き方や売り上げの上げ方について、官民で、労使で、労働者同士で、経営者間で、常に考えて必要な改善改定を続けていかなければならなくなります。

これを、問題と捉えるか前向きに解決可能な課題と捉えるかで、企業業績も労働者の報酬給与も、大きく変わっていくように思えてなりません。

こちらからの現状認識の記事は以上です。

(2019年8月20日 火曜日)

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(2017/07/25)2017年秋の最低賃金の全国加重平均は時給848円となる見込みです

2019年8月19日

(2019/08/19)eスポーツ世界大会の賞金総額が3,000万ドル(30億円以上)に到達し優勝者は300万ドルを獲得したという話です






おはようございます。

ゲーム、という言い方はもう古く、eスポーツと呼ぶべきであろうと考える、そんなエポックメイキングな2019年8月の紹介記事です。

eスポーツ世界大会の賞金総額が3,000万ドル(30億円以上)に到達し優勝者は300万ドルを獲得したという話です。

世界的に人気のシューティングゲームである「フォートナイト」の世界大会がこのほどニューヨークで開かれ、この大会はeスポーツ大会として世界で最も有名なものの一つとなっておりますが、賞金額も高額なものとなってきており、もはやゴルフやテニス、またはF1といったプロスポーツに肩を並べる規模になってきつつあります。

2019年7月26日から28日において開かれた決勝大会には、予選を勝ち抜いた世界中のゲーマーの精鋭たち100人以上が集い、賞金総額3,000万ドルを争いました。

優勝したのは、米国籍の16歳の「少年」、通り名「ブーガ」と呼ばれるこのゲーム界隈では伝説的なプレイヤーだということです。

賞金は300万ドルですから、3億円以上を一夜にして稼ぎ出したというわけです。

このオンラインゲーム市場、通称eスポーツ市場は、2019年には世界中で11億ドル(1,100億円以上)規模の「産業」に育つ勢いであると調査会社ではみられておりまして、このオンラインゲームに参加する、特に若者に対する広告効果を狙い、広告会社やスポンサー会社、そしてこのゲームの模様を「放映」する放映権ビジネスまでが急速に立ち上がりつつあるということです。

リアルなフィールドを必要としませんが、ルールは厳格で、その「環境」を構築するためのサーバー投資など、ゲームのプロを自認する彼らを適切に招くための設備投資も関連して、大きなビジネス産業として育ちつつあります。

ついに、日本のアニメ映画「サマーウォーズ(2009年)」、巨匠スピルバーグ監督で政策された「レディ・プレイヤー1(2018年)」で描かれたバーチャルコミュニティーの世界に人間が足を踏み入れた瞬間に立ち会っているのかもしれません。

かつて、シューティングゲーム界隈では、それなりに鳴らしてゼビウスやツインビーや1942シリーズにおいては「市大会予選通過」レベルの腕前を披露しておりました筆者からの観測記事は以上です。

(2019年8月19日 月曜日)

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(2017/12/05)働き方を変えるというのは生き方を変えるということなのかもしれないと思った話です

2019年8月18日

(2019/08/18)日本の長い歴史においては動と静の波動を正確に理解しなければ正しい解釈が進まないと思っている話について





おはようございます。

世界史の中でも特殊な輝きを放つ日本の歴史を理解しこれからの我々の生活や仕事、生き方に活かすことにおいては、動と静、右と左、戦争と平和、こういった変化の波動が波のように寄せては引いていく、そのような特異な歴史を持っているという「前提」を持っておくことが正確に自国の歴史を把握するために非常に必要であるとますます思うようになりました筆者からお送りいたします歴史記事です。

例えば、現代日本において毎年8月になりますと終戦記念日として戦争の惨禍を繰り返さないようにという戦没者への慰霊の式典が行われ、天皇皇后両陛下のありがたいお言葉が述べられるように、明らかに戦後の日本は平和国家として振る舞ってきたのですが、これが明治維新後の太平洋戦争終結までは、血気盛んな後発組の19世紀型帝国主義覇権国家として、東亜新秩序/大東亜共栄圏を掲げてその国威をアジア全体に波及させようとしておりまして、国民こぞってその国策を信奉する風潮が大半だったのです。

あの朝日新聞だって、「正露丸」を「征露丸」として売り出す広告をバンバン載せていたし、ロシア撃滅!みたいな論調で社説も書いておりました。

アジア諸外国も、非白人国家において近代化にほぼ唯一成功した国として、日本を非常な羨望の目で見ており、各国の政治指導者や革命家たちは、こぞって日本に「留学」しその息吹を感じ取ったものなのです。

その中で、随一の国家指導者に育ったのが、かの孫文であり、この人は中華民国の国父・政治家・革命家であり初代中華民国臨時大総統/中国国民党総理/「中国革命の父」国父(国家の父)と呼ばれる大人物となりました。

「中国」という統一国家を初めて作り上げたのは、古くは始皇帝でしょうが、その次の本当の中華「国民」国家をかの大領土においてなし得た人物、それこそ孫文です。

毛沢東でも周恩来でもありません。

ましてや(最近調子こいてる)習近平などでもないのです。

その孫文さんは、若き日に日清戦争の終結後に広州での武装蜂起(広州蜂起)を企画しますが、味方の密告で頓挫し、日本に亡命しています。

そして1897年、宮崎滔天の紹介によって鎮西の政治団体玄洋社の「巨頭」頭山満と出会い、頭山を通じて平岡浩太郎から当時で破格の東京での活動費と生活費の援助を受けました。

そして、住居である早稲田鶴巻町の2千平方メートルの屋敷は犬養毅が斡旋したといいます。

日本の歴史上、バンバン出てくる有名人がこぞって支援した、この孫文という人物について、あまりにも紙面が少なく、日本の歴史の授業ではどうも一国鎖国主義的歴史観で教えるので筆者などは物足りなく感じております。

このように、日本は、世界主義(大アジア主義)の拠点として、確かに世界史上足跡を残した時期が節目節目にありまして、例えば日本国成立時のヤマト王権成立の際には大量の渡来人が朝鮮半島から渡り国家建設の新知識や漢字仮名交じり文といった「文化」「手段」を導入しましたし、少し時代は降りますが戦国時代から織田信長による天下統一事業において、キリシタン(イエズス会)を擁するポルトガルやスペインの世界戦略に日本(ジパング)が非常に重要な役割を果たした、そして意のままにならなくなった信長を、こうしたグローバル植民地勢力である、(ポルトガルを吸収統合した)統一スペイン側が、日本の彼らの出先である「キリシタン大名ら」を暗躍させて彼を滅ぼし、その後継者として最も懐柔しやすい秀吉を立てた、といった話まで、日本は今の日本人が考えるより、よっぽど、歴史の節目節目において「グローバル」であったと、これだけは自信を持って言えるのです。

どうも、長く続いた平安の世(平安時代)の京都御所や内裏のイメージ、それから最も長く続いた将軍による幕藩体制(江戸幕府)のイメージによる「平和で内向き」な時代のイメージが強く出すぎており、筆者としては衡平をいささか欠いているのではないかと考えているのです。

平安時代、それから江戸時代、または戦後から現代までの日本の歴史においては、確かに戦乱は遠く平和な時代であったのは間違いないのですが、それとは正反対の、膨張主義に満たされていた時代や内乱に明け暮れ、そのパワーがいつしか国内では消化しきれず対外膨張(朝鮮出兵)にまで至った時代もまた同様にある、というのが日本の歴史学徒としてしっかり認識しておかなければならないと考えております。

「ベンチャー企業として創業し、仕組み化して官僚制を敷き前例踏襲で組織を維持し、ゆっくり衰退してはじめに戻る」

みたいな感じでしょうか。

日本人の気質として、非常に真面目な面があるのは確かですから、結構極端から極端に振れることが多いと思います。

泰平の世を満喫しながら、たった4隻の外国船の来航に驚き開国「させられた」日本は、そのたった50年後(半世紀後)には、世界最強の陸軍国であるロシア帝国相手に、満州の荒野で大会戦を行い、奉天にてロシア軍を食い止め、かの恐ろしい国の南下を防ぎました。

日本海においては、ロンドン市場で国家予算の数倍もの戦時債券を発行して調達した最新鋭戦艦群で、ロシアのバルチック艦隊を撃滅しました。

孤高の孤立主義を掲げていた英国をもって、初めて「日英同盟」に傾けた日本人の進取の気質。

これは世界に誇って良い「事象」であったと、日本国の舵取りとしては間違いなかったと思うのです。

その時の戦費調達の実動部隊として国策銀行として作られた日本興業銀行(1902年–2002年)という組織には、わずか5年だけですが筆者も在籍して、そういった日本国の「動」の歴史についてさまざまな話を聞けたのは幸運でした。

歴史における解釈は様々です。

しかしながら、「こうあってほしい」という希望と、事実として起こったことの峻別はつけるようにして、起こった事実についての「評価」、特に「倫理的な」評価については一旦離れて取り下げて事実をありのままに見る、というのが歴史を学ぶ者として最も大切な徳目ではないかと考えております。

今日もとりとめのない話になりました。

こうした歴史の話を、地元福岡の歴史学徒のサロン「COTENラジオ」というのでやっていますので、のぞいてみてください。

ここの方々は、筆者などよりはるかに過呼吸で、過集中の、変態的歴史オタクにしてリアル社会の悪魔の実の能力者であることは筆者が保証します。

いつか、このサロンに「参画」できるような日を楽しみに、これからも学習に励みたいと思います。

こちらからは以上です。

(2019年8月18日 日曜日)

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(2018/10/17)歴史を語りつくすというオフラインの会合に出て満足したという話です