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2019年1月7日

2019年1月の豊洲市場の一番マグロが3.3億円で落札されたことに関する世間の反応と筆者の意見について






おはようございます。

2019年1月の一番マグロに関するビルメン王のブログ配信記事です。

様々な議論が長期間行われた結果、ようやく築地から2018年10月に移転かなった豊洲市場で初となる新年最初の取引「初競り」が2019年1月5日早朝に行われました。

その中でも注目の、一番マグロは日本国内で主に展開するすしチェーン「すしざんまい」を運営する株式会社喜代村(東京)が、278キロのクロマグロを3億3360万円で競り落としました。

これは、破格の最高額であり、2013年1月に、同じく株式会社喜代村が落札した222キロの大間産クロマグロ1億5540万円(1キロ当たり70万円)を2倍以上更新したものです。

このことに対し、SNSなどでは賛否両論噴出しています。

代表的な否定論調としては、キロ当たり120万円でマグロが売れる社会は歪んでいる、子供の貧困は深刻で、給食以外で栄養あるものを食べられない家庭もある、例えば子供の5人に1人は貧困であるとも言われている状況の中、そんなマグロ1頭に3億円払うのはやりすぎだ、こんな格差社会には怒りを覚える、といったものです。

しかしながら、同じマグロのツナ缶がかなり安い値段できちんと流通していることを考えれば、豊洲のセリで高級魚に破格の値段がつくことと、子供の貧困とを並べて論じるのはあまり適当ではないたとえだと筆者などは考えます。

生産者である青森大間の一本釣りの漁師さんたちは、漁船や探知機などの設備投資に多大な投資をして、それこそ命がけで海に出てそしてこの1頭のマグロを捕らえてきたのです。

プロとしての仕事や労働に対する正当な評価を仕事で下すこと、これは一見耳さわりの良い格差社会解消といった言葉遊びよりよほど衡平な振る舞いだと思います。

もちろん、社会が弱肉強食、全て金で解決すればいいと思っているわけではありません。

しかしながら、正当な業務成果に褒美をくださいませ、というのは、かの戦後時代、一夜城の墨俣城を完成させた秀吉に対し、お褒めの言葉をかけた信長に対して、秀吉がわめいた言葉「(礼などより)褒美をくださいませえ〜」というものに通じるものがあるように思っております。

秀吉としても、この墨俣城を完成させるために己の全身全霊をかけ、さらに一緒に働いてくれた同志や部下たちに「具体的な褒美の形で」報いてやらなければならない、と強く思っていたからに相違ありません。

セリにおける評価は、所詮お金です。

しかし、命の次に大切なお金を、このマグロという漁師の仕事成果に支払う、そしてすしチェーンの株式会社喜代村展開の「すしざんまい」で振る舞う、という使い方については、生産者、仕入者、消費者の三方がうまくいく上手な仕組みだと筆者は考えています。

3億円を支払ったのは、一個人ではなく、すしざんまいというすしチェーン全体の法人、ということです。

世界に誇る日本の寿司文化の、いわば頂点といえるマグロの大トロを、日本の法人で競り落としてくれた、ということは立派に誇って良いものではないでしょうか。

マーケットにおいては、取引が活発に行われることが何よりの薬です。

史上最高値で売れた実績がある、という噂を聞けば、よし自分も築地市場に出品しようという生産者も増えることでしょう。

格差を縮小する、究極的にはなくすという再分配機能も大切だと思いますが、まずは個々人が、一個の独立した貴重な経済主体として、きっちり尊重される経済社会を作ることも同じく、いやそれ以上に重要だと考えるものです。

今日はマグロのセリ値から大きく経済社会を勝手に考えてみましたが、2019年、人口減少社会において活力と社会の持続性を保つためのさまざまな取り組みが行われる期待感で少しワクワクしています。

とりあえず、福岡天神のすしざんまいで一番安いちらし寿司でも食べてこようと思った筆者からのコメントは以上です。

(2019年1月7日 月曜日)

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