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2019年2月9日

サブスクリプション(会費制)サービスの衝撃について2019年2月時点の考察を掲載しておきます






おはようございます。

2019年2月のサブスクリプションサービス(会費制サービス)に関する配信記事です。

最近、サブスクリプションサービスという言葉がビジネス界でトレンドになりつつあります。

わかりやすい例で言いますと、所有せず利用するために、(固定の)会費を支払い、あたかも所有者のように振る舞え、サービスを受益することができる一方で、所有者であることで必要となるメンテナンスや保管、登録といった雑事からも解放されるという夢のようなサービスです。

例えば、自動車で申し上げますと、月額19万4400円(!)を支払うトヨタの「レクサス」サブスクリプション会員になりますと、なんと最速半年に1回のペースで、新しいレクサスの車に乗り換えることができるというのです。

トヨタ自動車が2019年2月5日、愛車サブスクリプションサービスの新会社「株式会社KINTO」を、トヨタファイナンシャルサービスと住友三井オートサービスの出資により設立し、翌日から順次、都内のトヨタおよびレクサス販売店でトライアルを開始しました。

自動車が従来の「所有」から、使いたい時に使いたい分だけ利用する「利活用」にシフトする中、クルマを単なる移動手段として利用するのではなく、利活用を前提としながら、好きなクルマ・乗りたいクルマを自由に選び、気軽に楽しみたいというニーズに即したサービスだということです。

3年間で6種類のレクサス車を乗り継ぐことができ、任意保険や自動車税、登録諸費用、定期メンテナンスをパッケージ化した月額定額サービスです。

車を買って、車検を通して、保険料を支払い、自動車税を支払い、そしてガソリンを入れる以外の細々としたメンテナンスを行う、たとえばエアコンのフィルターを替えたり、オイルを交換したり、タイヤが磨り減ったら交換したり、といった手間が丸ごとなくなるというわけです。

買った車であれば、古くなったら買い替えで下取りの「交渉」もしなければなりません。

これも、忙しい人ほど面倒に思ってしまう、というところなのでしょう。

自動車を「所有」するのではなく「利用する権利」を定額の会費で支払う、という動きは、自動車ではなく例えばクラウドサービスやその他のサービス業ではよく行われていました。

例えば、ゴルフ会員権、という「権利」も、プレーフィーを安くするなどの会員特典があり、その会員になるためには権利を買わなければなりませんが、利用回数が一定以上になれば、お得というわけです。

2019年2月現在、世界で最もポピュラーな会費制サービスのうちの一つといえば、アマゾンプライム会員(日本では年額3,900円税込、月額400円税込)でしょうが、これも、月額400円で配送料が無料になるプライム会員特典や、プライムビデオ見放題、といったサブスクリプションサービスのはしりです。

もともと、会費制サービスとは、そのサービスが形あるものではなくて、なんらかのサービスや特典が得られるもの(アップルが提供するアップルミュージックなど)から始まりました。

しかしながら、時代が進むにつれ、車や家電製品、家や船といった耐久消費財というか「資産」性のあるものまで、その利用権のみを取り出してサブスクリプションサービスに仕立てて売る、そんな時代になってきたということでしょう。

このまま行くと、例えばアマゾンやグーグルが、プライム会員と同様に、トヨタと組んで、直接「レクサスサービス」の販売代理を始めるかもしれないのです。

最後に大胆な予想をしておきましたが、実は車については、昔からレンタカーやカーシェア一本で、自分の車というものを(自転車以外は)持ったことがない筆者からは以上です。

(2019年2月9日 土曜日)