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2019年4月10日

シェールガス採掘技術革新により米国の原油生産量が2018年に45年ぶりに世界首位になったという驚きの記事です






おはようございます。

2019年4月のビルメン王提供の世界の石油採掘事情に関する驚きのブログ配信記事です。

シェールガスという、固い岩盤の下にある高密度のガスを石油として算出するという技術革新により、なんとアメリカ合衆国(米国)が2018年ぶりに世界の産油国首位に躍り出たというのです。

米国エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration (EIA))の報告書によりますと、2017年はロシア、サウジアラビアに次いで世界3位でしたが、2018年には、日量平均1,095万バレルと、前年比+17%となり、ロシア(1,075万バレル)とサウジアラビア(1,042万バレル)を上回り、一気に世界首位に躍り出たというわけです。

この米国の産油量の激増ぶりは、シェールガス採掘技術革新によるもの抜きにしては語れません。

シェールガスとは頁岩(けつがん)と呼ばれる堆積岩の層から採取される「天然ガス」「石油成分」のことです。

在来型の天然ガスが砂岩に貯留しているのに対して泥岩に貯留することからメタンハイドレートなどと共に「非在来型の天然ガス」と呼ばれています。

頁岩からなるシェール層の石油分やガス分は、外部に移動する一方で、シェール層の岩石の隙間に残っています。

地下の比較的浅い部分のシェール層の中には石油混じりの資源が、その奥にはさらに深くなれば熱分解が進んでガスとなって存在しています。

頁岩は非常に粒子が細かく液体や気体を通す隙間がほぼない事から、そこから天然ガスおよび石油資源を回収するには高度な採掘技術が必要となりますが、世界のシェールガス 世界の埋蔵量を全部合わせると、世界の石油消費量の200年~250年分以上を賄えると言われています。

米国の原油生産は、こうした技術革新によりこれからも拡大を続け、おそらく今後10年で日産1,500万バレルといった水準まで達する見込みです。

そして、まもなく、2020年には、米国は原油などのエネルギー輸出が輸入を上回る石油純輸出国となる見通しです。

筆者のような、昭和生まれの昔の学習者には到底想定し得なかった時代に世界が突入していきます。

その昔、地球上の石油資源はあと30年分などと言われて、恐れおののいていましたがそれは杞憂というやつだったのか、それとは別に温暖化問題とか、そういった別の問題も吹き出ている世界の今を垣間見るに、そもそも今世紀末には人口爆発で世界中の人は食べられるなくなってしまうといった想定があったことも合わせて考えると、たいへん興味深く面白いことだなあと思いました。

こちらからの、回想含めた世界の今を伝える記事は以上です。

(2019年4月10日 水曜日)

▷▷次の記事は

2014年12月の原油価格下落相場に見る世界経済動向について(シェールガス採掘技術革新)