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2019年4月21日

組織(チーム)の目標設定は3種類定めるようにしたほうが回りやすくなって良いという話です







おはようございます。

2019年4月の組織(チーム)の目標設定というお題でお届けするビルメン王のブログ配信記事です。

先日、会社や組織、いわゆるチームで仕事をするにはどのように振舞ったら良いかというような、永遠の課題に一つの解決策を与えようとするセミナー受講の機会があったので行ってきました。

平成に入るくらいまでの日本の会社組織慣行といった状況としては、まずみんなまだ「貧乏」でしたしやることはいくらでもあるということで、手当たり次第足元にあるものに取り組んで行けばよかった、と大胆に過去を総括しました。

映画「風立ちぬ」でも主人公堀越二郎の学生時代の同期であり三菱重工の同僚でもある本郷の口癖は「日本は10年、いや20年遅れている!」というものでしたし、これは平成に入るくらいまでの日本人の共通認識ではなかったかと思うのです。

そしたらいきなりバブル景気が来て、日本アズナンバーワンという時代が一瞬訪れ、そこから長い長い不況の時代を経ながら、少子高齢化が来て、大きな自然災害に苛まれ、国の借金が異常に膨らんでなお、どうにかこうにか生き抜いた平成が終わります。

そして、これからの時代は、とりあえず食っていけるという以上の何らかのモチベーションがなければ仕事が続かない、組織が持たないという時代になったと説明されるわけです(もちろん、異論はありましょうが)。

少子高齢化社会となり、人口は減り、人手にかかるコストや費用がますます高く見積もられる世の中になりました。

ここで大切なのは、組織(チーム)としての「いろいろなレベルにおける」目標設定です。

目標がなければ人はやる行動の拠り所が得られず非常に不安になります。

しかしながら、これまでの世の中のマネジメントは、足元の課題、すなわち今からやることや今日やることについては具体的で明確だったのですが、それより上位の目標概念、すなわち理念の組織としての作り込みが弱く、また弱くなくても「組織の業績向上や発展」に直接つながらないことから、いつしか理念が現実の行動と乖離を起こしてしまうということが多かったということを聞きました。

ですので、目標については3つほど定めるのがよろしかろうということです。

足元から、①行動目標②成果目標③意義目標という3つの目標です。

①の行動目標については、具体的です。

あるエクセルシートを作れとか、営業の電話をかけよ、とか顧客を訪問するアポをとりたまえ、製図を作れ、といった具体的な行動に関する目標です。

こちらは、具体的ですぐやることが可能、つまり「アクションの起こしやすさ」に極めて優れるのですが、これらの具体的行動を積み上げたところではなかなか革新的な成果、すなわち「ブレイクスルー」は起きにくい、という対比があります。

次に②成果目標です。

こちらは、例えば予算を決定するとか、予算通りの売上を上げる、といった具体的ではあるものの、1日といったスパンでは達成できない中期的な目標です。

目指す大学の学部学科に合格する、とか、第一志望の高校入学試験に合格する、といったこともこの②成果目標に含まれるでしょう。

こちらは、アクションの起こしやすさ、についてはたくさんの方法があり、一定の売上を上げるとしてもどの顧客をターゲットにするのかといった具体策についてはやる人や組織に一任されています。

受験勉強についてもそうです。

もっとも効果が上がる方法から、習慣づけて試していくことになります。

セミナーでは、ここまでが、今までの目標による管理、であったと考えます。

ここから、その上に、③意義目標(理念)というものを持ってきます。

企業理念(ミッション)とは、企業の行きたい姿を目指すものとして昔からよく言われますが、どうしても理念が先行して具体的な行動や成果に結びつかないという悩みが多くありました。

ここでは、あくまで組織(チーム)が目指す目標の一つとして、企業理念(ミッション)を意義目標という言葉に置き換えてみます。

そうすると、例えばレンガ積みの職人が、レンガを使って建築現場にいて作業しているという状況を、3つの視点、すなわち、①レンガを積む(①行動目標)、②教会を建設する(②成果目標)、③地域の人々の心を豊かにする場を創造する(③意義目標)、で定義することができるというわけです。

この、①②③全てがわかっている「組織人」「チーム」の構成員こそ、これからの組織(チーム)に求められる人材であるということなのです。

そして、組織のリーダーにいるものほど、この③の要素を熱く語れる、もしくは熱くなる必要はないけれども的確に、静かに、組織に浸透し続けられる人であることが求められます。

そして、当然①②の具体的な行動目標にそった動きができることも求められます。

理念ばかり語り、校庭の掃き掃除もしない校長がいたら、それはあまり尊敬されません。

まったくセールスマンとして客の前に出せない管理職なら、それはあまり使い物になりません。

人間社会はよくできているものです。

この話を聞いて、地道にコツコツやることも、大きな理念を持って広めることも、同じように大切な「目標」の一つなんだなと考えとても得心がいったので、ご紹介いたしました。

毎日コツコツ、ブログ記事を書いて、いつかは優良メディアの高みに登りつめたいと願います筆者からの今日の記事は以上です。

(2019年4月21日 日曜日)

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