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2019年5月2日

(2019/05/02)虚礼を排して簡素にして厳かな儀式とはこういうものをいうのかというお話です






おはようございます。

令和元年(2019年)5月2日の新時代2日目のビルメン王(@shinya_ueda)提供の配信記事です。

SNSで発信するというのは非常に難しいものであり、意図しない「解釈」をされて炎上したり、批判されたりすることも多いツールでありますが、人々の距離感を縮めて語りやすくしたインターネット技術の功績もまた大きく、こういった時代の「神器」とうまく付き合うように人間社会も進歩していくべきだなと感じております。

といいますのも、神器といえば三種の神器や国璽御璽といった大切なものを新しく天皇に即位された陛下が継承する儀式である「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」およびそれに続いて行われた「即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)」を拝見したからであります。

こうした、儀式を生中継で、動画やテレビで配信し詳しく解説を附してくれるそのような一体感のある時代に生きていることをありがたいと感じるものです。

それから、次に、こうした儀式というものの、簡素にして厳かなことについても、合わせて一国民として感心いたしました。

剣璽等承継の儀においては、誰1人、剣璽等を受け継ぐ天皇陛下に至っても、一言も発声しません。

誰1人の発声もなく、始めますも終わりますもなく、侍従の先導から天皇陛下を先頭に皇族方が登場され、そのまま壇上に上がられ起立された天皇陛下に侍従たちが剣、勾玉、国璽御璽を案と呼ばれる台に置くことで、承継が完了します。

続く、即位後朝見の儀についても、通常我々が目にする行事とは違い簡素さは群を抜いています。

天皇陛下がおことばを述べられます。

日本国憲法および皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと、粛然たる思いがします。
顧みれば、上皇陛下には、御即位より30年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽をともにされながら、その強い御心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのおつとめに真摯に取り組んでこられました。
上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
ここに、皇位を継承するにあたり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いをいたし、また、歴代の天皇のなさりようを心に留め、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします。

名文です。

このまま教科書に使えます。

そして、国民を代表して、内閣総理大臣より、「国民代表の辞」が述べられました。

謹んで申し上げます。
天皇陛下におかれましては、本日、皇位を継承されました。
国民を挙げて心からお慶び申し上げます。
ここに、英邁なる天皇陛下から上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いをいたし、日本国憲法に則り、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たされるとともに、国民の幸せと国の一層の発展、世界の平和を切に希望するとのおことばを賜りました。
私たちは天皇陛下を国及び国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で希望に満ち溢れ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ時代を創り上げていく決意であります。
ここに令和の御代の平安と皇室の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げます。

こちらも良い文章です。

この簡潔なおことばと、代表の辞が述べられただけで、開始も終了もなく、出席者も参列者も、立礼のままで、儀式は終了します。

もちろん、皇居でもっとも格式の高い「松の間」ですから、過剰な装飾は何もなく、歩く靴音からおことばまで、よく通りますのでマイクもありません。

虚礼を排し、簡素にして厳かな儀式に、天皇陛下のまとう荘厳かつ柔和なオーラを感じて、一国民として嬉しくなりました。

皇太子殿下として30年あまり、積んでこられた徳の高さを拝するに、人間の鍛錬というものは、長く続けるべきものであると改めて思いました。

令和の時代、新しい天皇陛下とともに、明るく和やかに、そして人間の鍛錬をたゆまず過ごしていきたいものです。

今日の記事は以上です。

(2019年5月2日 木曜日)

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