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2019年5月23日

現役が気持ちよく活動してもらうためにOBができることとやってはいけない禁忌について語ろう





おはようございます。

2019年(令和元年)5月のビルメン王(@shinya_ueda)提供の部活や体育会のOB会運営に関するブログ配信記事です。

筆者は大学ボート部のOBですが、その学年の年度幹事というのに「永久に」就任しております。

大学ボート部現役時代は大した選手でもマネージャーでもなかったのですが、最後の大会(インターカレッジ、通称インカレ)後の部員卒業総会の席で、なんとなく申し出て年度幹事になってしまって、それ以降(誰も変わろうとか言わないので)20年以上が経過しているという状態です。

さて、企業でも大学の体育会でもサークルでも、高校の部活動でも何でも、OBというもののあり方については共通の振る舞い方のセオリーがあって、最近そのような話が盛り上がったので、少し思うところを書いておこうと思います。

最初に結論ですが、OBが現役に口出しするのはタブー(禁忌)だと思います。

当然、現役の「組織」に入っている監督やコーチ、運営スタッフやマネージャーであるOBについては、OBという立場ではなく、現役のチームの一員ということで、思い切り口出しして手腕を振るっていただきたいと思いますが、OBが、OBの立場のまま現役のことに口出しするのは、百害あって一利なしと考えています。

なぜかというと、一緒の船に乗っていないからです(ボート部的例えです)。

OBは、その口出しによって現役がどう転んでも、その責任を取ることができません。

ですので、金は出すけど口は出さない、という不文律が通っているOB会組織は、素敵であると思っています。

よく、現場のことをほぼ知らない企業の上層部や役員がワーワーいうのがありますが、それよりずっとタチが悪いことだと思っています。

OBとして、現役に口を出したいのならば、自分も現場スタッフに参画して、一緒に汗を流して頭を使って考えなければならず、結果責任を負ってもらわなければなりませんし、口を出せないのなら金は出せないというのであれば、それはそれで金出すのやめて、そっと離れてくれた方がずっとお互いにとってフェアで健全で生産的です。

得てして「現役のため」という名目や大義や名分で、OBが現役の活動に介入してしまうことがあります。

しかし、その活動への介入は、あくまで現役の側からの要請に基づくものでなければなりません。

現場がヘルプを頼んでいるわけでもないのに、勝手にやってくるのは、それはもう現役側からして「営業対応」であり、余計なお世話であり、有害です。

親切心からでも、求められていないアドバイスをするのはやめなければなりません。

活動自体を見にいったり、「良い」戦績をあげた時には手放しで喜ぶ、これは大切なことですが、「良くない」戦績に終わったときでも、しっかりと目を見開いてその事実を受け止める、そして黙って寄付の金は出して期待しているぞという目線を送る、そのようにありたいものです。

我々の現役当時も、あまたおられるOBの方々は、基本的に口を出さず、年間多額の活動費を我々に投下していただきました。

ハワイまでボートの遠征に行ったり、新しい艇(船)を大学予算とは別に用意してくれたり、それは手厚い期待を頂戴したわけです。

本当に、心の底からありがたいと思っております。

それに応えて、満足できる戦績、成果を上げられたわけではありませんが、それであっても、受けた恩というのは、下の世代、今の現役世代に「恩送り」することで果たそうと思うわけです。

OBができることは、寄付や会費を払うという経済的援助くらいしかなく、盛り上がるのであればOB同士で現役の横で盛り上がっておくのが適度でよろしいということでしょうか。

OBの話を「承るために」、忙しい現役が、自分のボートの大会や練習の時間やマインドシェアを「犠牲」にして出向くようなことはできるだけ少なくしたいところですし、そういう場があるのであれば、OBに限らず、一般のファンの人々も参加できる場にすべきだと思っています。

そんな私も、基本的にOB会が好きですが、それは単に懐かしい顔が集まって、今何をやっているのか、元気にしているのか(死んでしまった奴もいるけど…、そいつの思い出話をすることも大切な行事)、などを語り合うだけで十分だと思っています。

OBがいちいち口を出すのではなく(OBの中で大いに議論がなされるのは非常に有益ですが)、現役の活動については裏方に回って経済的サポートに徹するのです。

そして、現役に、できれば艇庫や合宿所に、社交辞令ではなく本当に「来てくれたら嬉しい」と思ってもらえるように、出過ぎず出しゃばらずに振る舞うのがお互いにとって最高の関係なのだと思いました。

毎月の寄付として、口座自動引き落としで数千円が引き落とされるという仕組みをOB会として「構築」できたことは非常によかったと思っているいちOBからの意見は以上です。

(2019年5月23日 木曜日)

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