このブログを検索

2019年7月3日

(2019/07/03)タクシー配車サービスDiDiが福岡市にも上陸したので早速使ってみました(利用体験雑感記)


タクシー配車サービス「DiDi」アプリ画面




おはようございます。

2019年7月の福岡市におけるタクシー配車サービスDiDiのリリースに関する配信記事です。

ついに、複数のタクシー会社を利用して、一気に近くのタクシーの配車を共通プラットフォームで行う、DiDiのサービスが福岡市にもやってきましたので、早速無料クーポンの範囲で利用してみました。

1回2,000円までの乗車について、無料となるクーポンが3枚(といってもアプリ上の電子情報としてですが)付いてくるので、早速3回利用してみました。

まずはさすがDiDi、中国において世界最大手のUBERの配車事業を丸ごと引き取っただけの力はあります。

参加しているタクシー会社の数が桁違いに多く、アプリを起動すれば、そこらじゅうをDiDi配車対応のタクシーたちがうようよ動いているのが見て取れます。

ただ、ちょっと車のマークが黒塗りで、どうも各ご家庭で頭文字「G」(イニシャルG)と呼ばれて忌み嫌われる昆虫動物を想起するような形状であり、しかもそれらが文字通りうようよわさわさ動いているので、そう言われるとそのようにしか見えなくなるという点で改善点はあるかと感じました。

しかしながら、UI画面の地図は、これまでの既存の日本の配車アプリに比べますと格段に綺麗で使いやすいです。

このまま、浸透してほしいと思います。

タクシーに乗りますと、運転席の横に、DiDiの端末兼カーナビが設定されています。

ドライバーさんによりますと、今をときめくファーウェイ(HUAWEI)製ですが、機能に全く問題はなく使いやすいということです。

ソフトバンクの孫さんが、自信を持ってお勧めするからぜひ使って欲しい、と直接参加するタクシー会社のそれぞれの現場に呼びかけたというらしいですから、意気込みが見て取れます。

福岡ソフトバンクホークスの試合を見にくるときも、そして勝った時には満面の笑みでフィールドにまろび出て選手たちに胴上げされている孫社長を見るのも、福岡の一つの風物詩です。

地元の福岡で展開するサービスにかける孫社長の気合いが見られるエピソードでしょう。

しかしながら、課題もまだまだあります。

最大の課題は、配車する時に、ドライバーさんの方から目指す乗車予定者を特定することが非常に難しいということです。

流しのタクシーと勘違いした別の利用者が、無理に乗り込んでしまう、そして本来の乗車予定者が尻込みしてしまう、というリスクもありますし、そもそも乗車予定者の方が、アプリ上の集合地点を離れてしまったり、わかりにくいところに立っていたり、あまつさえ、別の車に勘違いして乗り込んで去ってしまったりしては、せっかく配車のルールにしたがってやってきたのに、ドライバーさんの水揚げ(売上げ)は立たないし、その分の機会損失は計り知れないし、踏んだり蹴ったりです。

こうしたトラブルを防ぐには「乗車予定者」「利用者」の方を特定して、その振る舞いを評価する、という仕組みを作ることが有効ではないかと考えます。

オープンソースやシェアリングという考え方が非常に浸透してきた令和のこの時代については、ドライバー側を客が評価するという仕組みと同様、これからは、サービス提供者も自身の貴重なサービス資源を投下する相手を選べる時代になるべきなのです。

つまり、DiDiでの配車要請がやってきた場合、これまで正しく適切にサービスを利用してきた利用者IDからの配車要請である場合、ドライバーさん側も、売り上げの見込みが立ち余計なトラブルになるリスクが少ないと判断されますし、素行に問題があり実際過去にもトラブルがあった利用者の場合は、その履歴を判断して配車に応じるか否か、ドライバーさんが選べるようにするのです。

こうすれば、サービス自体を提供者であるドライバーと一緒に、利用者である乗車予定者の方でも育てることになり、この配車サービスというシェアリングエコノミーが順調に成長することになるのではないかと思うのです。

どんなにテクノロジーが発達したとしても、最後のサービスの提供はやはり人そのものです。

人と人とを適切に結びつける支援ができる、そんなテクノロジーの健全な発展によるサービスを育てるには、やはり相互の経験と率直なフィードバックが不可欠だと思います。

DiDiの福岡市におけるサービスは始まったばかりですが、筆者は降車の時に個別に精算する必要がないことに関して非常に気に入っております。

カード払いやSuica払いで降車の時に少しお互いにモタモタする、そうではなく、事前に登録したクレジットカードでスマートに自動的に決済され、必要に応じて紙の領収書だけもらう方がよほどスムーズでかっこいいです。

繰り返しますが、このDiDiのプラットフォームの仕組みを利用した、複数タクシー会社配車アプリサービスが継続し発展していくことを大いに望む筆者としては、以下2点を提言します。


(1)配車を受ける場所時間の指定

まずは、配車サービスを受ける「場所」として、駐車場がある場所や、少なくとも5分程度は停車できるスペースの余裕があるところを「指定」すべきだということです。

目印となるような建物や商業施設等が特定されればなお良いと思います。

例えば、自宅や職場であっても、「青い屋根の一軒家」とか「〇〇ビジネスホテルの前のエントランススペース」といった具合です。

筆者が、職場からこうした配車サービスを使って配車するときは、「大型商業施設キャナルシティ博多」にあるシティホテルの「グランドハイアット福岡」の前、と指定します。

そして、ホテルのエントランスに車を乗り入れることはせずに、その前の道路で待つようにするのです。

決して、自分の指定した時間に遅れていく、といった残念なことにならないようにしたいです。

これで、かなりお互いの手間の削減になります。


(2)顧客側レーティング(評価)制度の確立

次に、こちらはまだDiDiのサービス上実現されていませんが、「個別の顧客の配車履歴を格納し、顧客側も評価してレーティングする」という方法です。

モタクを利用するときに、ID、パスワードで個人を特定し、その個人に紐ついた配車履歴を、配車の際にドライバー側が参照することができれば(少なくとも伝えることができれば)、この顧客がサービス提供側にとって優良な顧客なのか、少々面倒な客なのか一目瞭然です。

誰も、すっぽかしの常習犯であったり、トラブルの履歴の多い(自称)客のところに配車で向かいたくはありません。

逆に、きっちり場所を指定して、必ず指定された時間には待っていてくれる(優良な)顧客こそ、望ましいと思うはずです。

サービス業は、サービスを提供する側と受け取る側が、お互いに気持ちよくやり取りしてこそ、その取引は適切に完結するものだと思います。

以上2点、簡潔に改善点を申し上げておきます。

本件ブログ記事は公開情報であり、引用や参照は自由です。

是非配車アプリサービスを検討および実施されている事業者のみなさんの参考になれば幸いです。

これからの、DiDiに限らず配車サービスの発展を祈っています。

自転車はメルチャリ、そしてタクシー配車はDiDi、と交通シェアリングエコノミーの急速な発展をこの目で見られて嬉しい筆者からの意見は以上です。

(2019年7月3日 水曜日)

▷▷次のページは

日本のタクシー配車アプリについても今後の飛躍的進化を期待したいという話です