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2019年8月22日

(2019/08/22)スイス金融大手のUBSが個人預金口座に実質的なマイナス金利(口座維持手数料)を課す資産運用受難の時代になった話です




UBSのロゴ(同社ホームページより)


おはようございます。

2019年8月のお金持ちも受難の時代になったという配信記事です。

スイス金融大手のUBSが個人預金口座に実質的なマイナス金利(口座維持手数料)を課す資産運用受難の時代になった、というお話です。

UBSは(ユービーエス)、パソコン周辺機器のUSB(ユニバーサル・シリアル・バス(英語: Universal Serial Bus、略称:USB、ユーエスビー)、コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の1つ)とは当然ながら全く違いまして、スイスのチューリヒおよびバーゼルに本拠を置くスイス最大の銀行であり、世界有数の金融持株会社であって、その顧客情報の秘匿性から、プライベートバンク部門では世界最大の資産を預かっている名門銀行でもあります。

3本の鍵が重なり合っている、顧客に対する絶対安全安心を強くアピールする企業ロゴと共に、超VIP顧客を多数抱える、世界有数の金融機関です。

スイスの大銀行のうち2行が1998年に合併してできた銀行であることから、スイスの銀行が統合(United)した銀行(United Bank of Switzerland)という意味がありますが、あくまで「USB」じゃなかった「UBS」が正式名称です(しつこいようですが、UBSは略称ではありません)。

筆者は、当然のことながら、同行に口座を持っているわけではありませんが、この世界的な資金運用難、金余りの状況において、同行もついに、大口の個人預金口座にも、2019年11月より事実上のマイナス金利を課す方針を明らかにしました。

なんと、残高が200万スイスフラン(約2億円)を越す口座を対象に、年間0.75%の口座維持手数料を徴収するというのです。

つまり、最低でも2億円×0.75%、150万円の年間口座維持手数料が「徴収」されてしまうという、未曾有のマイナス金利時代になったというわけです。

スイスの中央銀行であるスイス国立銀行は、2015年1月からマイナス金利政策を始め、金融機関から預かる資金の余剰部分に本件と同じ0.75%の(懲罰的と呼んでよい)逆政策金利を課しています。

こうした、市中金利の低下を受けまして、USBほかのスイス金融機関は、金融機関の決済口座を対象にしてマイナス金利を導入していたわけですが、今回、ついに虎の子の個人顧客に対しても、同様の負担をお願いするという形になりました。

非常に厳しい金融金余り市場の長期化により、低金利(というかマイナス金利)の期間はさらに長引くことが予想されるので、仕方のない措置というわけです。

こうして、預金で置いておいても目減りする一方であることから、今後UBSとしては、他の投信や株や債権、不動産金融商品といった別の投資商品(UBS側の管理手数料が入る)への乗り換えを進めていきたいとしています。

持たざる者も、持てる者も、等しくつらい金余りの世の中になったということでしょうか。

持たざるこちらからの感想は以上です。

(2019年8月22日 木曜日)

*どこかでわざと、1箇所だけUBSとUSBを入れ替えているかもしれません(探してみてください)

▷▷次の記事は

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