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2019年8月28日

(2019/08/28)福岡市で1,000台200ポートを展開する「メルチャリ」の社長がやってきたという話です

メルチャリ(福岡市)展開 2019年8月現在





おはようございます。

2019年8月の配信記事です。

生きているといろんなことがありますが、今日は良いほうの驚きがありました。

福岡市で1,000台200ポートを展開する「メルチャリ」の社長がやってきたのです。

お名前は家本さん。

クララオンライン、という会社の社長さんです。

筆者はメルチャリのヘビーユーザーとして、実に月間3,000円分乗っているわけですが、そのユーザーとしての要望をお届けしたいと、メルカリのウェブのお問い合わせサイトからの登録フォームで質問事項を投げ込んでおいたところ、なんと社長本人が筆者のところまでやってきてしまった、というわけです。

お会いして、早速筆者のスマホを見せて、メルチャリの月ごとの利用履歴をお見せしましたところ、社長は非常に驚かれ、この画面を写真に撮られました。


筆者のメルチャリ月間利用実績


確かに、月間3,000円超の利用料金、ということになりますと、スマートモビリティ「メルチャリ」の利用料金は、1分あたり4円、ということですから、単純に計算しまして

月間3,000円/4分=750分=月間12.5時間

メルチャリを「利用」しているわけですので、自分でも驚きの水準です。

月間10時間以上、メルチャリにまたがり営業(他)している、これが筆者の偽らざるリアルな動態ということになります。

「ここまでの密度の利用者は出会ったことがありません」

というありがたいお言葉を、当該サービスを提供する最高責任者の社長からいただけるとは、汗顔のいたり、恐縮の極みでありますが、大変な喜びでもあります。

家本社長、誠にありがとうございます。

家本社長は、(同社のホームページによりますと)

1981(昭和56)年12月2日生まれ。1997年3月私立滝中学校卒業(愛知県江南市)。
1997年5月20日、クララオンライン設立。
11歳で株式市場・経済に興味を持ち、13歳のころからはパソコンやIPネットワークに関心を持つ。14歳のころ、脳腫瘍の摘出後に車椅子生活になる。1997年8月には15歳で文部省大学入学資格検定に合格。また1999年に入り、生涯車椅子と宣告されていたにも関わらず奇跡的に両足の運動神経が回復。


とあるように、入院しており車椅子生活でほとんど中学校に行けなかったので、高校には行かずに操業して、合わせて当時の大検に合格して大学・大学院は改めてあとで行った、という極めて「ユニーク」な経歴を明るく楽しく語る方です。

車椅子生活から車輪には縁のある生活や仕事でして、と笑う家本社長の言葉には、ある種の「凄み」すら感じました。

筆者も、母親が筆者が小学校高学年の時に発症した進行性リウマチで障害者手帳を持つことになったため、高校時代を実家からではなく(すでに両人とも大往生され亡くなりましたが)母方の祖父母宅に居候しながら通った、という青年期経験を持っておりますので、障害を持つ方の苦労というか気持ちについては少しはわかっていると思いましたが、この方は凄い、しかも極めて明るい、素晴らしく面白い人と見受けました。

再び公式ページに戻りますと、

1999年1月、米Newsweek誌にて「21世紀のリーダー100人」、2000年9月、新潮社Foresight(フォーサイト)誌にて「次の10年を動かす注目の80人」、2012年3月、世界経済フォーラム主催「Young Global Leaders 2012」に選ばれている。

ということで、この人が、福岡市のメルチャリプロジェクトを最初から、メルカリ社の後ろ側で切り盛りしていたのであると思うと、今回のメルカリからクララオンラインへの丸ごとメルチャリ事業の譲渡というのは、2列目に控えていたエースストライカーがいよいよゴール前に宇飛び出してきた、そのような期待感が持てるものだと思った次第です。

正式には、2019年8月15日から、メルチャリ事業はクララオンラインの傘下で再出発しました。

確かに、自転車のライドシェアビジネス、とひとくくりに言われると、結構な疑問が筆者の周りでもとんできます。

「儲かるの?うまくいくの?シェアサイクルって中国でいっぱい山積みになってるよね」
「自転車が好きなの?マネタイズできるの?趣味なの?それともボランティア?」

しかしながら、福岡市のいちヘビーユーザーとして申し上げますと、自転車は究極のラストワンマイルの移動手段だと強く信じており、ポートでの乗り捨て自由というこのメルチャリの仕組みは最高の有機的まちづくりの手段だと思っております。

はっきり申し上げまして、要するに、これまでの20世紀型の移動手段は大量輸送高速輸送定期配送低コスト、というモデルで、通勤とか営業とかいう極めて個人的な手段も、満員電車に揺られるような「人っぽくない」「箱型」移動手段で埋め尽くされてきたのではないかと思うわけです。

もちろん、大容量船舶、航空機、鉄道、バスといった移動手段にコンテナという箱型革命によって、主要な移動手段がヒトモノについては爆発的に普及しました。

しかし、これからは、いつも数台が停留所手前で待っているバス路線網の整備でも、渋滞だらけの自動車専用道路の整備でも、1日利用者数が100人以下という地方ローカル鉄道の維持でもなく、21世紀の地域のまちづくりはメルチャリの整備だと本気で考えております。

はっきり言いまして、好きなだけで儲かるとは思っていませんが、ニーズがある以上きっと勝算はあるはずだと思います。

メルチャリ普及のためなら、月額定額制(サブスクリプション)でも会員になりますよ、とも家本社長にはお伝えしました。

それに、上記のような「ネガティブな」意見は、全て、実際にメルチャリを乗ったことが「ない」「ほとんどない」人たちの「感覚」にしか過ぎないのです。

すべての答えは現場にあると言います。

福岡市に住んで毎日ベタベタしく営業している身としましては、明らかに違った風景が見えてきます。

家本社長にも、このようなことを伝えました。

「メルチャリのヘビーユーザーです!」
「メルチャリよくみるようになりましたよね」
「最近ポート外での乗り捨て1時間以上に500円の手数料を取るようになって、マナーも向上してますよね!」
「九州の他の街、例えば熊本などでやりませんか!?」

普通、サービスや商品についてユーザーからの声を届ける、というのはあるにしても、そのユーザーのところにわざわざ社長が出向いて意見交換をする、という場面は本当に少ないと思いまして、筆者も営業を長くやっていますが、これは本当にやられたと思いましたので、ここに(将来読み返す時の備忘的にも)記録しておこうと思いました。

福岡市の、そしてまだこれからの街でのメルチャリ展開に幸あれ。

こちらからは以上です。

(2019年8月28日 水曜日)

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