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2019年9月10日

(2019/09/10)チェコのズリーンにある1933年に建築された16階建のエレベーターで移動する社長室を内蔵している本社ビルの話です


チェコのズリーン(グーグルマップより)




おはようございます。

2019年9月の世界の旅の記事です。

筆者の友人で、世界中を旅しているプロ旅人のシャンディさんという人がいるのですが、その人が、チェコ親善アンバサダーの称号も持っていて、このたび、チェコ南東部にあるズリーンという都市を、トマーシュ・バチャという靴職人が発展させた町として紹介されていました。

「チェコ親善アンバサダー/ジョージアでゲストハウスと東京でシェアハウスを運営する何でも屋」でありますシャンディさんツイートはこちらです。

なんと、このズリーンという町は、18世紀後半人口約3,000人だったところ、この、トマーシュ・バチャが製靴工場会社バチャを創業したことで飛躍的に発展し、そして彼が市長になり定めた都市計画の理念がそのまま現代に息づいているというのです。

合理的で、顧客と従業員、地域社会のことを考えたまさに三方良しの合理的で機能的な、そして質実剛健な倹約家であったバチャによって計画され建設が進んだ町は、とても機能的であり訪れる人を驚かせるといいます。

町は、建物だけでなく働きやすい運営システムも作り上げ世界中に広がっています。

建築や経済に興味がない人でも、訪れるとバチャの魅力にはまってしまうズリーンのおすすめスポットとしては、不動産業界に足を突っ込んで長い筆者も驚きの、「動くエレベーター式社長室」のあるバチャの摩天楼「21」と呼ばれている高層ビルです。

バチャの本社として1933年に建てられたというから、実に90年近く立っているという、驚きのビルです。

当時は当然チェコで1番、ヨーロッパでも2番目に高いビルだったとのことですが、「移動する時間」が無駄だと考えた社長は、社長室自体をエレベーターにしてしまったのです。

各フロアは、現代では普通になっているオープンオフィスで、従業員を社長室に呼ぶより、社長室自らを各階に「停止」させて、開けたら社長の方が出てくるようにすれば、仕事も捗る(はかどる)と考えたのでしょう。

この高層ビル、16階建てですが、電話も電気も水道も通っている「社長室」という巨大なエレベーターが、上下するのは圧巻です。

世界はとてつもなく広く、そして突拍子も無いけれども極めて理にかなったことを実現する努力する天才たちに触れることができるのは、本を読む、人に会うことを上回る実に楽しい「旅」の醍醐味であります。

日本人の海外渡航を可能にするパスポート保有率は、外務省「旅券統計」によると、2018年12月末時点で23.4%と、絶対値として非常に低いものに止まっています。

日本人は、「日本良いとこ」としてインバウンドの旅行者の受入れに躍起なところがありますが、まずはお返しに自分たちも海外の「良いとこ」を積極的に訪問する、このような国際化として当然の振る舞いをしていくように教育から変えていきたいと思いました。

といいながら、ズリーンはおろか、ヨーロッパ自体にまだ足を踏み入れたことのない、もうすぐ45歳の筆者からの反省は以上です。

(2019年9月10日 火曜日)

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