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2019年10月13日

(2019/10/13)小学館学習まんがシリーズ「日本の歴史」は最良の鉄板受験勉強導入書であると強く推薦する記事です








おはようございます。

2019年10月の受験生コーチングに関する配信記事です。

小学館学習まんがシリーズ「日本の歴史」は最良の鉄板受験勉強導入書であると強く推薦する記事です。

中学受験、高校受験、大学受験全てに共通することなのですが、いわゆる日本史の問題について、質問をもらいました。

歴史的「出来事」一つ一つはきっちりと覚えているのですが(筆者と違って真面目な生徒さんですね)、その事象や出来事を古い順に並べ替える問題が苦手、というお問い合わせです。

出来事や事象を流れで覚えたいのですが、どのようなやり方が効果的でしょうか。

というご質問でした。

ああ、これこそ日本のスクール型講義型授業のやり方の最も良くないところだなあと思った次第です。

例えば、1年間の授業・講義時間をかけて、太古の旧石器時代から現代の平成の終わり(令和ですかそうですか)までをぶつぶつ切って細かくやっていくから、歴史のダイナミズムがわからないのです。

小学校で1回、中学校で1回、高校で1回、このように、たらたら流しても、学習は繰り返すものであるという「流れ」がわからないと実力はつかないでしょう。

そこで、筆者メソッドでは、「日本史まんが学習シリーズ」をまず通読すること、をお勧めしています。

そして、この漫画シリーズ、いろいろな出版社から出ていますが、筆者としては「小学館」の「学習漫画少年少女 日本の歴史 最新24巻セット」をお勧めしたいと思います。

このシリーズは、対象年齢こそ小学校高学年から、となっておりますが、率直に申し上げて、大学受験の日本史まで完璧にカバーしているといって過言ではありません。

大学受験で出題される日本史など、本格的な歴史好きからすれば、基本中の基本であり、もっと大切なのは、「どの時代のことも満遍なく知っていて穴がない」というのが受験対策上非常に重要であり、例えば邪馬台国の機内説と九州説の概説とそれぞれの弱点をのべよ的な問題は、たとえ東大の入試でも出ないわけです。

なぜならば、これこそが「大学以上」で実際に論理とプライドをぶつけ合いながら進めている歴史考古学の最先端研究課題なのでありまして、そのような「面白すぎる」アップトゥデイトな事象について、いちいち大学入試や高校入試などで問うて物議を醸したくないと考えているからです。

というわけで、この「日本の歴史」を通読しておけば、分厚い歴史の受験参考書を読みながら必死に暗記するけど事象ごとの前後関係がわからないという残念なことは避けられるというわけです。

さて、小学館の「日本の歴史」は、学習まんがシリーズ全体の老舗であり、定番の中の定版といえる作品です。

1981年という、昭和末期に刊行され、細かい改訂は行われていますが、大きい改変もなく、大人も安心して読める作品です。

最近の歴史物は、奇を衒った(てらった)新解釈やイデオロギーに基づいて記載されているものも多く、そのような「挑戦」も確かに大切なのですが、まず基本の型というものを身につけてからそういった発展形に進んでもらいたい筆者のような昭和生まれの保守派としては、この、古い昭和の香りがするテキストの感じがむしろ大切だと思います。

人物の描きわけ、画面の構図、それから歴史的事実の描写などは、残っている肖像画や絵巻物、近代になれば人物や風景の写真を参考にしており、高校で使うことになろう山川出版社の日本史や世界史の図録や教科書を見て、この小学館学習漫画のイラストと同じだ(本当は学習漫画のイラストがこれらの文献が参考に作られた)と思うようなことがたくさんあります。

受験ノウハウ漫画のドラゴン桜や、底辺学力から慶應義塾大学に合格して映画化もされた「ビリギャル」さんも、この学習漫画での歴史学習方法で学習を進めたといいますから、この方法は、筆者のみならず「再現可能性の高い」自信をもってお勧めできる学習方法だといえそうです。

実は、Kindle版として電子書式になっている無料版の「日本の歴史」を読んでみたのですが、改めてその完成度の高さと時代考証を加味した安定の解釈に驚き、ハマって読み耽ってしまいました。

ともに歴史の基礎を学んで、より最先端の歴史解釈を語り合いましょう。

歴史学徒が増えてくれれば本当に嬉しい歴史好きの筆者からは以上です。

(2019年10月13日 日曜日)

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