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2019年11月24日

(2019/11/24)インプット素材は無限にある現在に大切なのはインプットのやり方を個別に教えることだと思うという話です





おはようございます。

2019年11月に、筆者が小さい頃を過ごした、2世代前の「昭和」の昔を振り返りながら今の経済を論じてみようと思う記事です。

うまくいくかはわかりませんが。

昭和の昔には、家庭に一台あるカラーテレビのチャンネル争いというものがありました。

お父さんがプロ野球中継(巨人戦しか田舎では放映されない)や大相撲を離さないとなれば、とっととお父さんには焼酎など飲んで引っ込んでもらって(ビールは高いから酒飲みには単位当たりの値段が一番安い焼酎というのが定番でありました)、僕ら子供たちは、ドリフターズのお化け番組の全員集合やら世界の映画監督北野武がまだビートたけしという若手の芸人でタケちゃんマンなんかをやっていた俺たちひょうきん族などの時間帯を必死に守ってテレビの前に陣取り構えていたものであります。

そのうち、ビデオデッキというものが標準装備されるようになったのですが、敵もさるもの、任天堂という京都の花札遊戯制作会社が突然発表した「ファリミーコンピュータ」(ターと伸ばさないところがミソ)によって、テレビ画面は、単にTV番組を写す機会という以上の、ゲームモニターという役目を与えられ、テレビの前に紐ついたこのファミリーコンピュータの前に群がる家族のまたコントローラー争奪戦が起こったのです。

ドラゴンクエスト(ⅠとかⅡとかを付けないのが本物の「通」です)をやり込んだ小学生の横では、父親が四人打ち麻雀やテトリス、ボンバーマンなどをやり込んでいたのが、団塊世代と団塊ジュニア世代の昭和末期におけるリアルなリビングテレビ前の風景だったのです。

団地の子だった筆者のところには、友だちもやってきて、一緒にツインビーやらマリオブラザーズ(「画面スクロール」というまさにスーパーな仕様によって展開するスーパーマリオが発表されるのはその後)をやっていたのが懐かしいわけです。

今や、テレビ画面の前に釘付けとなるような時代ではありません。

モニターは、今筆者が打ち込んでいるノートPCに限らず、スマホの画面でもタブレットでも、ありとあらゆるところに溢れております。

チャンネルも増えました。

YouTubeチャンネルのランキングを見ると、日本で1位(2019年11月現在)のはじめしゃちょーの登録チャンネル数は実に825万人、67億回再生、2039本の動画「番組」を擁しているという、まさにお化けコンテンツです。

産業別就業者数(男女計、就業者数計=6,664万人、2018年平均)によりますと、卸売業・小売業、製造業に続く医療福祉産業に従事する831万人とほぼ同値、ものすごいチャンネル登録数ではないでしょうか。

登録者数1,000人未満のチャンネルには広告収入など寄越さない、とYouTubeの親会社であるGoogleさんが宣言しているのも、むべなるかな、という感じです。

このように、チャンネルは無限にある、画面やモニターも無限にある、通信環境も、ギガ環境が格段に改善されつつあるこの現在においては、もっとも足りないのは視聴者側の「時間」「手間」「試聴機会」「自学時間」、要するにアウトプット時間の方ではなのではないかという結論に至りました。

従いまして、これからは、どのような手段で学習したりインプットしたりするかというよりも、「これとこれとこれを見て、確認テストをやるからそれで理解度が合格レベルと認定されたら次に行く」といった、アウトプットにフォーカスしたコーチング学習スタイルになるということは間違いありません。

例えば、数学の大切な概念である「微分積分」というものについて、その概念をわかりやすく論じた数本の(厳選した)動画を見てもらい、そしてこれも理解度を試す演習問題を与え、その解法も動画で用意し、理解度が一定に進めば実際の演習問題でひたすら時間内に解くことができるように訓練する、といった学習方法となり、この最初の導入部から演習すれば解答速度が格段に高くなるという「予測」が十分に立つところまで持ってくるのが、あらゆる学習や教育や訓練において、最も大切かつストレスのない「スキル、ノウハウ」になってくると思うわけです。

最初から、「これだけ視聴すれば」その分野のあらゆることがすぐできるようになる、というのは真っ赤な嘘です。

しかしながら、その分野のあらゆることを「自学」で掘り進むことができる最初の武器を与えてあげる、最初のとっかかりを気づかせてあげるというのが、0から1にするという意味で、非常に大切なことであると筆者は考えており、これは世界中のYouTubeを人工知能に機械学習されれば個人ごとに最適な解法を与えてくれるようになるわけではないと思うのです。

ここに、アウトプット型の真の学習にいざなう最後の「人間」としての「需要」が残っていくような気がしてなりません。

何度もいいますが、インプットの教材や情報は、もはや人類が味わい尽くせない程度に膨大に広がりました。

Googleさんありがとう、だけどもうこれ以上は人間の時間の方が有限だ、というわけです。

各個人に残された有限な時間の中で、自分が主体的に学びとる「振る舞い方」「態度」「習慣」をつけることの方がより大切です。

テレビの話から大きく飛躍しましたが、現在の自分の問題意識を文字化してみました。

こちらからは以上です。

(2019年11月24日 日曜日)

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