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2018年8月4日

プロ意識とは整理整頓から始まるということを学んだサッカーのジーコ選手の言葉について

サッカー日本代表がロシアワールドカップ2018で使用したあとの清掃されたロッカールーム





おはようございます。

2018年8月の日本のプロサッカーリーグに関する配信記事です。

J1のチームである、ヴィッセル神戸にスペインリーグのリーガ・エスパニョーラのビッククラブである前バルセロナFCの世界的名手、魔法使いとも呼ばれるアンドレス・イニエスタ選手、同じくサガン鳥栖には英国プレミアリーグで神の子とよばれたフェルナンド・トーレス選手が加入するなど、日本のサッカー界も、ついに欧州の超一流選手が移籍するようになってきたというのは大変喜ばしい限りです。

しかしながら、日本のプロサッカーリーグが生まれたばかりに、日本にプロ意識というものを注入した、ブラジルの英雄ジーコ選手のことを思い出さずにはいられません。

ジーコは、ブラジル代表の10番として君臨したまさにかの国の英雄でした。

そのジーコが、一旦引退してブラジルにスポーツ大臣に就任、その後日本のJリーグの求めに応じて引退を撤回して日本の地を踏んだのは、Jリーグ創成期の住友金属工業蹴球団(現在の鹿島アントラーズ)でした。

さて、この当時の田舎町の弱小プロチームは、ジーコ選手にとって弱小の名前にふさわしい振る舞いだったようです。

アマチュア意識が抜けず、たとえば練習後の夕食のあとに、夜な夜な寮を抜け出してスナック菓子などのジャンクフードやビールを買い込んでくる選手があとを絶たなかったそうです。

ジーコ選手は、こうした振る舞いを止めてプロサッカー選手としての意識を叩き込むため、なんと毎晩選手寮の出入りを見張って、彼らが買って来た菓子やビールを没収、プロ選手の体づくりに必要な食材ではないと当時、選手寮の玄関脇で買っていたヒメという名の雌犬にそれらを次々と食べさせ、丸々と太ってしまったヒメを見せて言い放ったそうです。

「お前らみたいなプロ意識のない選手のせいで、可愛かったヒメがこんな太った姿になってしまった」

と。

ジーコ選手は、選手のスパイクシューズやボール、そしてロッカールームの整理や使い方についても大いに幻滅し、嘆息します。

ジーコは滔々と述懐したそうです。

世界的名手である、「白いペレ」とまで呼ばれたブラジルの英雄が、日本の鹿島の片田舎で、世界的には無名の日本人の若い選手に向かって切々と説くのです。

「8歳の頃からサッカーに親しんできた私が、最初のスパイクを手にしたのは、13歳のときでした。自分のスパイクを持つなんていうのは夢でした。だから、スパイクを貰ったときは、本当に嬉しかった。真新しいスパイクを履いてみると、自分に不可能なプレーはないように思われました。私にとってスパイクは、魔法の靴だったのです。」
「しかし、私がサッカーの指導をするために辿り着いた異国ニッポンのロッカールームには、泥の付いたままのスパイクが、無造作に転がっているではありませんか。私は非常に悲しくなりました。そして、同時に怒りが込み上げてきたのです。」
「「来週までに、ここにあるスパイクを、みな磨いておきなさい」私はそう言った後、宝物のように大切に履きつづけてきた古いスパイクをカバンから取り出して、靴クリームで丁寧に磨き始めました。」

驚いたのは、周りの選手たちです。

ここまでされてしまっては、日本人も発奮しなければなりません。

お客さんとして物見遊山に来ただけではないかと思っていたブラジルの英雄は、一番サッカーをやりたがっている、そういうジーコ選手の本気に気づかされた住友金属工業蹴球団は変わっていきます。

じきに、選手たちも磨き抜かれたスパイクできっちりボックスに収納し、ロッカールームは輝くように見えるようんなりました。

選手寮のジャンクフードは消えました。

それだけの態度をもって、そして日本のチームにプロ意識を植えつけたジーコ選手は、1993年のJリーグの開催年、ファーストステージ優勝という成果を鹿島アントラーズにもたらすのです。

サッカーで名声を得ることはとても光栄です。

しかし、ジーコ選手は今なお、スパイクを履かせてもらったその日の感動と感謝の気持ちを忘れず、サッカーの心と思い、綺麗に磨いて整えておくのです。

このような先人たちの足跡を見るにつけ、プロ意識とはきちんと道具を整理する、心を整える、ということから始まるのだと思わずにはいられません。

そして、失敗に対する態度についても、ジーコ選手は非常に含蓄深い言葉を残しています。

「気にすることはありません。私はワールドカップでPKをはずしたことがあります」

物凄く強い言葉です。

Jリーグ発足時は既に40歳を迎えていても最前線で身体を張った、開幕戦でハットトリックを決めたジーコ選手がいたからこそ、今に続く日本のJリーグの隆盛と表紙の写真のようなロッカールームを綺麗に使う日本代表の振る舞いにつながったと断言できます。

綺麗に整えて、準備する。

感謝の心を忘れない。

大抵の失敗は、ワールドカップでPKを外すより気になるものではない。

夜な夜な誘惑に駆られますが、たまにはスナック菓子を自粛しようと思いました同じく現在40過ぎの筆者からの振り返りは以上です。

(平成30年8月4日 土曜日)

2018年7月24日

いい言葉を贈りましょう「花が咲かないなら根っこを伸ばせ」








おはようございます。

2018年7月の人間の生き方に関する配信記事です。

人間、肉体的な成長というのはどう考えても20代で一旦完成します。

もっと早くピークを迎える部分もあります。

そう、体操とか水泳とかフィギュアスケートとか、それも女子競技に関してはかなり早い段階で「才能」による「ピーク」がきてしまう、残酷な競技です。

しかしながら、最近世界のプロスポーツ界においては、例えば肉体的負荷が極めて強いサッカーといった競技においても、40歳を迎えて現役続行、というより日々進化を続けるという選手も増えてきました。

人間、肉体的な衰えより、精神的なモチベーションの方がはるかに大事です。

成果が出ない、認められない時は我慢の時、根っこを伸ばして強くなれ、と念じてプロサッカー選手を続けている中村俊輔、中村憲剛の両選手のような選手がお手本としています。

このような選手に共通しているのは、サッカーならサッカー、野球なら野球というスポーツを純粋に楽しみ、そして日々向上しようとする向上心に溢れているところです。

もちろん、体力的にきつくなってきている、有り体にいえば衰えているところはあります。

しかし、練習メニューでも、一旦軽めの負荷で全体練習を終えても、追加の負荷は課外的に自らに課して、エアロバイクでもランニングでも、できなければウォーキングに切り替えてでもきっちりとこなす、そうした老獪さと時間の使い方を彼らベテランは持ち合わせています。

トップリーグの監督や、時には日本代表の監督ですら、こうした彼らの姿勢に感銘し、彼らを合宿に呼んだり、また実際の本番に出場させて、違いを出そうとします。

サッカーが、走るのが基本であるという競技である以上、どのようなトップ選手でもコンディション維持を行うことが本当に大切です。

いくら世界的名手であっても、十分な準備が整わないと、たとえ日本のJリーグの2部であっても、その力を発揮するのは難しい、そのような時代になってきているのです。

ここで過去幾度か紹介した、野球のイチロー選手や上原選手も、練習前のストレッチやウォーミングアップ、練習後のクールダウン、そして体のケアや睡眠、そして食事にも時間をこだわりを費やして日々、いや一時間一時間を濃く生きています。

他のプロのサッカーの試合を見るのも、その視点を複層的に養うためです。

睡眠、食事、準備に考え方、戦術戦略、他のチームメイトとの関係の作り方からなんでも、一つひとつの選択、動きに、深い洞察に基づいた理由があるというわけです。

こうして、40歳を超えて年齢や身体的な衰えを受け入れつつも、それ以上に「成長」の種を探そうとしているという、一切の妥協を排した姿勢に、他は感銘を受けるのです。

これこそ、

「花が咲かないときは、根を伸ばせ」

という言葉そのままの態度ではないでしょうか。

どうしても伸びられない時期があります。

その時は、目に見えなくても良い、根っこを必死に伸ばすのです。

毎日人は歳を取って行きます。

そこに耐えて、そして不都合や不具合も納得して、ある程度折り合って、そして根っこを伸ばす。

そうすれば、いつかたとえ小さくても花が咲きます。

そして、こうしたことは、別にプロスポーツ選手に限ったことではないのではないと思うのです。

1年1年が勝負、いや、1日1日が自らの勝負です。

根っこのようにどっしりと、構えてはいるのですがなかなか動き出せない筆者からは以上です。

(平成30年7月24日 火曜日)

2018年7月19日

世界一になるには世界一練習しないとダメだと語った小学生が見た世界の話






おはようございます。

2018年7月の将来の夢に関する配信記事です。

今を遡ること少し前に、ある小学校6年生が書いた作文を紹介します。

ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。

すごいですね。

書いた夢がそのまま現実になっているというのは、こういうことを言うのでしょう。

3度目のワールドカップに出場し、その全てで得点を入れた、セリエAの強豪クラブで10番をつけた、そしてもちろん日本代表の看板になったのは、もうわかりますね、あの本田圭佑選手です。

しかし、本田選手は、数ある高額の講演のオファーを断って、自分の出身の小学校にボランティアで挨拶に出向き、そして子供達にこう伝えたそうです。

「自分は夢を叶えるために、今そこにある困難に立ち向かう勇気を持ちつづけるようにしたい」

これこそ、
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
と決めたときから続けてきた、彼の壮絶な努力への姿勢を示すものでしょう。

この卒業文集の作文で一番読むべきところは、世界一練習するために頑張る、というこの困難な部分ではないかと思うのです。

日本のJリーグからオランダリーグに入団した時、必死に覚えたオランダ語で挨拶し、日本車のHONDAじゃないけど、あれくらい正確無比な高性能プレイを披露する本田と覚えてください、とジョークまで飛ばして会見した、普通の人間では持ち得ない強力なメンタル(精神力)を持ちつづけたこと、これこそが本田選手が自ら認めて恃(たの)んだ自身の強い才能であったのかと思います。

サッカーの才能に頼るのではなく、困難に立ち向かう勇気を持ち続けて、困難と格闘し続けたこと、努力を続けたこと、サッカーだけではなく、周囲に自らを認めて貰うために、オランダ語だろうが何だろうが何でも吸収して糧としたこと、卒業文集にワールドカップで得点を決めることと宣言して、そこから逆算して今やるべきことを、日々明確に決めづつけて歩んできた太い人生の軌跡が、日本初のワールドカップ3大会連続得点(総得点4)という、奇跡を生んだのです。

ロシアワールドカップ2018も終わり、数々のドラマがありました。

夜を徹して生中継を見られた方も多かったかと思います。

こちらも、お仕事やその他やること多い中、たいへんお疲れ様でした。

人生という舞台を思い切り燃やすため、日々過酷な努力を続けるアスリートたちの晴れ姿をとことん見られるということが、こうしたスポーツの最大の醍醐味ではないかと思いました。

ここまで書いておきながら、それでも努力するよりぐうたら寝ていたい筆者からは以上です。

(平成30年7月19日 木曜日)

2018年7月3日

2018年7月3日(火)早朝に日本が見たW杯の夢と本気のベルギーの話です(2-3)






おはようございます。

2018年7月のサッカーワールドカップに関する配信記事です。

まずは海外から送られた日本に対する称賛の言葉です。

Today is a day when #Japan made Asian football proud.
Sometimes results don't portrait the right picture... Japan played better than Brazil against Mexico. Respect Japan may have lost the match but they definitely won our hearts! .


これからの日本サッカーで長く語られるであろう、2018年ロシアワールドカップベスト16、日本対ベルギーの戦いは、2-3でベルギーが勝ちました。

勝てば間違いなく日本サッカー史最大の歴史的1勝となった本気の試合でした。

まずは2018年ロシア大会の予選リーグを突破した、16か国を再掲しておきます。

Still unbelievable Japan is alive in the knockout rounds(16/32)

<Qualified>
Europe 10/14
South America 4/5
North America 1/3
Africa 0/5
Asia 1/5 <-------- Only Japan

<FIFA ranking>
2 Brazil
3 Belgium
4 Portugal
5 Argentina
6 Switzerland
7 France
10 Spain
12 Denmark
12 England
14 Uruguay
15 Mexico
16 Columbia
20 Croatia
24 Sweden
61 Japan <--------
70 Russia









FIFAランキング61位の日本は、決勝トーナメント1回戦で同3位のベルギーと対戦しました。

ベルギーが赤い悪魔なら、日本はサムライ・ブルーです。

前半、ベルギーに押し込まれる場面が多かった日本でしたが、後半3分(48分)にMF原口元気(27)(ハノーファー(ドイツ))が走りこんで受けたパスをワンステップでずらして右足で「ここしかない」ところを突いた見事な先制ゴールを挙げます。

続いて、後半7分(52分)にはMF乾貴士(30)(ベティス(スペイン))が、こちらも見事なペナルティエリア外からの、豪快かつ繊細な、見事なコースを突いた無回転ミドルシュートで2点目を挙げます。

日本サッカーの全員で攻めて全員で守り、最後は技ありの一刺しで決める、見事な試合運びを見せました。

しかし、ここから本気のベルギーがなりふり構わず迫ってきます。

思わぬビハインドを背負ったベルギーは64分、長身フォワード、194cmのフェライニ選手らを投入して勝負に出ます。

そして、69分、ベルギーがいきなり1点を返します。

コーナーキックで上がったエリア内の高いボールを、日本ゴールキーパー川島永嗣(35)(メス(フランス))の位置を見定めたベルギーのフェルトンゲンが、頭でふわっとしたボールをゴールに向けて供給、これが見事に枠に収まってゴールとなりました。

これで得点の形を得たベルギーは、続いて本気モードで日本に襲い掛かってきます。

そして74分、コーナーキックの流れからクロス(センタリング)で待っていた長身フェライニ選手にドンピシャリのヘディングが決まります。

日本、本気のベルギーに6分間で痛恨の2失点を喫します。

ここからベルギーは、高さを生かしたパワーゲームを仕掛けてきます。

日本は非常に苦しい時間が続きます。

相手クロスからヘディングシュートを2本放たれますが、守護神の川島が2本とも見事な反応で防ぎ切ります。

さらに直後のフェルトンゲンのミドルシュートも止めます。

日本も必殺必中のカウンターでベルギーゴールに迫りましたが、最後の最後、後半アディッショナルタイムにおいて、日本が得たコーナーキックを奪われ、ベルギーに一撃必殺のカウンターを許してしまい、押し込まれ万事休すでした。

西野監督は、試合直後

「W杯の怖いところでしょうか。追いつめましたけど、やっぱり何が足りないんでしょうね。本気のベルギーがそこにありました」

と語りました。

ワールドカップ、負けてしまいました。

戦前、あれだけ弱い勝てない期待できないと言われ続けた今回の日本代表、しかしながら間違いなく日本サッカー史に残る名勝負を仕掛け、世界の強豪ベルギーを驚かせ、慌てさせ、本気にさせた、堂々たる試合運びでした。

言葉にならない悔しさですが、正々堂々、まさに勝ちに行く試合運びと姿勢は、何より日本の、世界のファンに刻まれました。

8年前の2010年南アフリカ大会も、死闘に敗れ、ベスト8の夢は破れました。

2002年日本・韓国大会も、ベスト8に届きませんでした。

しかし、今回、私が声を大きくして言いたいのは、この戦いができて世界を驚かすことができたということは、近い将来、おそらく日本の個々の選手の能力アップと代表チーム内での競争によっては、もっと先に行くチャンスが確実に見えたということです。

事前の予想や批判は、あまり関係なく、むしろ注目されていることを力に変えるくらいの強い精神力で準備して試合に臨めば、想像しえないかなり遠いところに行くことができるということを、このチームには教えてもらったような気がします。

日本は頑張った、いまは悔しさしかないですが、その姿勢を讃えたいと思います。

ベルギーは次の準々決勝で、ブラジルと対戦することが決まりました。

本気を見せてもらったベルギーには、この戦いをバネにして、優勝目指して突き進んでもらいたいものです。

そろそろ自分も本気出したいと思いました筆者からは以上です。

(平成30年7月3日 火曜日)

2018年6月29日

2018年6月FIFAサッカーワールドカップで日本がグループリーグを突破









おはようございます。

2018年6月の、ロシアサッカーワールドカップに関する配信記事です。

2018年6月29日(木)深夜、日本はグループリーグHの最終戦をポッド1のポーランド(世界ランク9位)と戦い、0-1で敗戦したものの、勝ち点首位であったセネガルもコロンビアに0-1で敗れたため、

・勝ち点4点で同点
・得失点差も0点で同点
・得点も4点で同点
・直接対決の結果も2-2の同点

となり、最後の、2018年ワールドカップから適用されたルールである「イエローカードを多く貰っていない」というフェアプレーポイントで、セネガル6枚に比して日本4枚、ということでかろうじてグループリーグ2位という結果となり、H組2位で8年ぶりのグループリーグ突破を果たしました。

より詳しくレギュレーションを確認しますと、






各グループ上位2チームが、決勝トーナメントに進出する。
順位は、以下の順に従い決定される。
1. 全試合での勝ち点
2. 全試合での得失点差
3. 全試合での得点
4. 当該チーム同士の対戦における勝ち点(3チームで争う場合もあるため)
5. 当該チーム同士の対戦における得失点差(同上)
6. 当該チーム同士の対戦における得点(同上)
7. フェアプレーポイントでの判定
 (FPP。警告がマイナス1、警告2回による退場がマイナス3、一発退場がマイナス4、等)
8. 抽選

となっておりますので、今回の例によりますと、7.のFPPが採用されることで優位な地位にいる日本チームは、ポーランドとの試合の最終盤は、終始自陣でのボール回しに終始し、ただ時間を稼いで0-1のままのスコアで試合を終了させました。

この戦い方は、賛否両論あると思います。

筆者も、これについて、どちらが賛成という立場はとれないと思います。

ポーランド相手に1点を取りに行くという戦い方よりも、引いて時間稼ぎして、コロンビアがセネガルから1点取られないこと、に賭けたという采配です。

他人任せの他力本願の極致ですが、それも、目標設定とそれに対する取り組みという意味で筋の通った戦略でした。

当然、見ていて楽しいものではなく、心苦しい、というかさわやかではないサムライ・ブルーの戦いぶりでしたが、生存という目標に向かって泥臭く行くという意味で、日本代表も大人になったなというのが率直な感想でした。

身体を張り、レッドカード、イエローカードのリスクも抱え、それでも、あくまでも自力で勝つ(攻めて1点入れて、グループリーグ1位通過)ことを追い求め、それがフェアプレイだと観客の喝采を受けて、そして負けること。

反対に、残り10分(アディショナルタイムも含めて10数分)、指折り数えてフェアプレイポイントなどと言われるのは恥ずかしい、憚られる後方でのボール回しをしながら時間を稼ぎ、観客からブーイングされ続け、自力で勝つことも戦うことも諦めて、何がフェアプレイなのか物議を醸し出して、そしてコロンビアに完全に運命を預けて待って、そして試合に負けてグループリーグを突破すること。

この対比で、それでも筆者は後者を選ぶ、それが生きることなのではないかなどと思いました。

もちろん、見苦しいものでしてもう一つのセネガルーコロンビア戦にチャンネルを変えながら、気が気でない時間を過ごしました。

攻めて、もう1点入れてたら、グループリーグ1位で自力突破ですが、さらにポーランドにカウンターきめられて失点したら、グループリーグ敗退です。

もしくはセネガルがコロンビアに1点返して同点に追いついたらやっぱりグループリーグ敗退でした。

一点、コロンビアも勝ちを拾うために、1-0でリスク取らずにボールを回しに行くだろうと考えた日本の西野監督の決断は、結果として目標であるグループリーグ突破を引き寄せました。

おめでとうございます。

次は、ベスト16、決勝リーグで2018年7月3日、午前3時のベルギー戦です。

組織運営とかマネジメントとか、そういう観点でも、非常に面白かった、そして息苦しかった昨夜深夜のサッカー観戦の感想は以上です。

(平成30年6月29日 金曜日)

2018年4月10日

日本サッカー協会はロシアW杯直前に代表監督のハリルホジッチ氏を解任して西野監督を招聘






おはようございます。

2018年4月のサッカー日本代表に関する配信記事です。

日本代表は、今年の6月に迎えるロシアワールドカップに向けた最終調整においても、全く調子が上がってこないチーム状況に対し、ハリルホジッチ監督を更迭するという大ナタを振るいました。

後任は西野監督です。

Jリーグ最多勝利監督として、輝かしい実績を国内では積んでいます。

それでも西野監督の代名詞は、日本サッカー史に燦然と輝く「マイアミの奇跡」と呼ばれる、1996年アトランタオリンピックでのU23オリンピック代表の戦いでなんと日本がブラジルに1−0で勝つという「ありえない」試合を打ち立てた立役者であるということです。

当時フル代表を練習試合で破るほどに最強と呼ばれていたブラジルが放ったシュートは計28本、対する日本のシュートは4本でした。

それでも、GK川口能活の神がかったセーブと、数本のシュートがゴールポストを直撃するという運も味方し、最後までシュートの雨を浴びボール支配率ほぼ100%のブラジルは、ついに日本のゴールを割ることができなかったのです。

日本サッカー史上、最高の快事であり、ブラジルにとっては、まさにマイアミの屈辱として長く記憶されたのです。

この結果を招来するために、日本側は自らの実力を冷静に分析し、ブラジルのスーパースター選手それぞれの特長を消すためにマンツーマンで守備要員を配置し、攻撃面ではU23のオーバーエイジ枠で採用されたCB(センターバック)とGKの連携に勝機ありと踏んで、後半の一瞬の隙をつき、ゆるいロングボールをCBの裏に蹴りこむというほぼワンチャンスをものにして得点を挙げました。

しかし、その後の日本サッカー協会は、自らの代表選手の活躍を、アトランタ五輪大会後、日本サッカー協会(JFA)技術委員会によるJFAテクニカルレポートの中で、

「守備的なサッカーで将来につながらない」

という厳しい評価だったのです。

この自らの身体的能力や個々の選手のパフォーマンスを完全に無視したかに見える、偉そうな高説により、その後の日本代表は力をつけつつも、1998年フランス大会以降なんとかワールドカップの本戦に出場することはできておりますが、大一番であるワールドカップ本戦では控えめに言って惨敗、といった試合が多くなっております。

これは、日本代表は、ワールドカップ予選で当たるアジア勢に対する戦い方と、ヨーロッパや南米、アフリカといった真のサッカー強豪国がひしめいているワールドカップ本大会で求められる戦い方が全く別物であるという難しさに通じるところなのです。

ですので、ワールドカップ本戦を直前に控えたところでの監督解任というのも、それはそれで悪手ではなく、日本が日本としてもっとも相手の良さを消すという現実的な戦い方にシフトしたというように捉えることもできると思います。

西野監督に、20数年越しの「奇跡」を期待したいと思います。

サッカーは小学生のときにDFを少しやりましたが、ほぼ素人の筆者からは以上です。

(平成30年4月10日 火曜日)

2017年12月4日

2017年12月アビスパ福岡は名古屋グランパスにJ1最後の席を譲り昇格ならず




おはようございます。

2017年12月のニュース、将来においては記録となる出来事です。

J2のシーズンを過ごした日本プロサッカーリーグの福岡アビスパは、シーズン年間4位という好成績を収め、J1昇格プレーオフを戦ってまいりました。

そしてその昇格プレーオフの最終戦において、シーズン年間3位、前年にJ1から初めて降格してきた名古屋グランパスエイトと、向こうのホームでもある豊田スタジアムで長いシーズンを締めくくる最後の大勝負を行いました。

結果、負けなかったけれど勝つことができませんでした。

昇格プレーオフですから、年間下位のチームは試合に勝たないと上がれないレギュレーション(引き分けの場合は年間上位の名古屋が昇格)、相手ホームの完全アウェイという環境でありました。

それでも、0-0というスコアレスドローでの敗戦、一瞬の隙をついての得点がとても遠かったというのは残念なことでありました。

全国からさまざまな機会や手段を含め、福岡から明らかに遠いであろう先方ホームの豊田スタジアムに終結した熱心なサポーターのみなさん、そうではなくても遠く福岡で、またそれぞれの場所からアビスパの昇格を願い応援してくださった全ての人たちの力は、確かにアビスパ福岡の選手たちの力となり、彼らは最後まで激しく闘志を燃やし、泥臭いサッカーを見せてくれたのではないかと思います。

すでに年末12月になっていながらさらにシーズンのガチンコサッカーができるというのは幸せなことで、長いシーズン、浮き沈みもありましが常にJ2の一線に踏みとどまり数十試合を戦い抜いたチームは誇りを持って迎えたいと思います。

最後に、Jリーグ創設時からの名門クラブ、オリジナル10として鳴らした名古屋グランパスエイト、初のJ2降格という「屈辱」を経てのJ1復帰、誠におめでとうございます。

この経験と失敗をバネに、来期J1での優勝しちゃうくらいの大躍進を祈念いたします。

また来年も、アビスパ福岡の応援をそれぞれの形で、どうぞよろしくお願いします。

サッカーも野球も、あまり上手でない筆者からは以上です。

(平成29年12月4日 月曜日)

2017年10月3日

スペイン・カタルーニャ住民投票で独立賛成派が9割を超えるという結果が出ました





おはようございます。

2017年10月の記事です。

連日世界を驚かせるニュースが出てきていますが、本日はスペイン・カタルーニャ地方で行われた住民投票で、独立賛成が9割を超えたという結果が飛び込んできました。

カタルーニャ自治州とは、スペインの東端で北側のピレネー山脈を挟んでフランス国境と接した位置にあります(同じくピレネー山脈の盆地にアンドラという小さな国家があります)。

このカタルーニャ自治州は2017年10月1日にスペインからの独立を問う住民投票を行い、翌日の10月2日未明の州政府の発表では、独立賛成が9割を超えたとしています。

このまま、賛成派(ほぼ全ての住民と州政府)は今後、手続きで国家としての独立の意思はは示されたとして、一方的に独立を宣言するつもりです。

しかしながら、スペインの中央政府としては、そもそもこの住民投票を適法なものと認めていません。

その根拠は、スペイン憲法上予定されている行為ではないということですが、そもそもいみじくも国家において、その国家から独立するという手続きを憲法なりの法体系にのっとってあらかじめ定めておくということは自己否定に等しくありえないと考えれば、この独立というのは憲法秩序をも超えた巨大な民族的地域的ムーブメントであり、これを抑えるのはこれまで定めた法体系ではなく、中央政府と自治州との本気の力と力のぶつかり合い、もしくは懐柔の情報戦に寄るところが大きいのではないかと思われます。

先に独立の機運が高まったイギリスのスコットランドについては、イングランドがスコットランドを同等の兄弟と尊重し、それを示すための多額の中央連邦政府からの補助金や予算をつけ、スコットランドの自治権をさらに大幅に認めることで、当面のイギリス連合王国の維持に成功しましたが、逆にイギリスにおいて盛り上がったナショナリズムの波は、イギリスごとEU(ヨーロッパ連合)から離脱に追い込むという、史上初の住民投票によるコミュニティーからの離脱という結果に結実しました。

この例と同じように考えれば、今回の事例も、なんとかスペイン中央政府がカタルーニャ自治州に譲歩することで、なんとか事をおさめたいところでありますが、どうもすでにスペイン政府は力を持って住民投票を邪魔したり、どうも冷静な話し合いや提案で収まりそうな感じではなくなっています。

また、カタルーニャ地方はそもそもサグラダファミリア聖堂やサッカーのFCバルセロナといった観光・スポーツ資源を多く抱え、貧乏な中央政府を尻目に自治州単独で十分財政的にもやっていけるという自負があるのが際立っているようです。

今後の事態を注視したいところです。

バルセロナどころか、ヨーロッパに行くのも今後の人生に期待、という海外音痴な筆者からは以上です。

(平成29年10月3日 火曜日)

2017年8月31日

サッカー日本代表6大会連続のワールドカップ出場を決めた一戦




いつもはおはようございますですが、本日は夜遅くなりましたこんばんは。

2017年8月最後の記事です。

やりましたサッカー日本代表。

これまでワールドカップ予選でも本戦でも勝ったことがなかった天敵ともいえる高さとデカさで立ちはだかってきたオーストラリアをホームゲームで2−0で見事降して6大会連続のワールドカップ出場を決めました。

本田、香川、岡崎という、これまで日本代表を牽引してきた主力選手を外し、20歳そこそこの選手をスタメンとしてピッチに送り出しました。

結果、前半終了間際に22歳の浅野選手が先制点をもぎ取ると、後半も終了間際に、21歳の井手口選手が技ありのドリブルから持ち込んだミドルシュートを叩き込み、試合を決めました。

井手口選手は福岡市出身、ガンバ大阪のユースで鍛えられ早くからその才能と運動量は注目されていたようですが、まさに1998年に鮮烈なデビューを飾ったかつての中田英寿選手を彷彿とさせる風貌やプレースタイルで、堂々と世界のフットボールの主役に踊り出たのです。

日本代表を率いたハリルホジッチ監督は、戦術をハイプレスからのこぼれ球をカウンターで素早く相手ゴールに放り込む、という明確な戦術で、ボールを奪い、球際でオーストラリアの巨漢選手に負けず、蹴り出すカウンターアタックを連続して繰り出し、オーストラリアに仕事らしい仕事をさせずに2点を奪ったのです。

オーストラリアは、ロングボールをつないで崩していくスタイルと球際の強さと高さで勝負をかけてきましたが、日本代表はそのパスの出どころを狙い高い位置でプレスをかけてボールを奪いに行きました。

後半終了間際になっても全く落ちなかった運動量で、オーストラリアの足元からボールを剥ぎ取り、自前のドリブルで展開し、そのまま相手ゴールにぶち込む、こんな力強く泥臭いチームに仕上げたハリルホジッチ監督の名采配でありました。

さあ今日だけは歓喜に酔えばいいですが、明日からまた本戦で勝ち上がるためのより一層のチーム内競争の始まりです。

ワールドカップ出場で満足するのではなく、本戦が本当の戦いだと目標を定めて、日本が達成したことのないベスト8、ベスト4といった高みを目指してもらいたいと思います。

日本代表のロシアワールドカップでの大活躍を祈念します。

こちらからの喜びのコメントは以上です。

(2017年8月31日 木曜日)

2016年7月23日

Jリーグも世界デビューするための準備を着々と進めているというお話

スタジアム




おはようございます。

2016年7月のサッカーJリーグに関する配信記事です。

Jリーグがついに世界デビューする、というお話(機関車トーマス風に)。

その前に、野球のメジャーリーグにおける最高年俸が4,000万ドル(だいたい40億円)に迫ろうとしておりますが、これだけの報酬を選手になぜ払えるのでしょうか。

もちろん、その選手の能力や成績や実績が図抜けているというのは前提となりますが、日本のプロ野球においてそれだけの実績をシーズンで残したとしても、年俸10億円を超えるのはもう少し先だと思われます(達成しそうなのは日本ハムの大谷選手でしょうか、もしくはソフトバンクの柳田選手でしょうか)。

これは、リーグ全体の放映権の大型契約が結ばれていること、またインターネットを通じたコンテンツ配信により、グッズや会費収入が非常に増え、各球団の営業努力を超えるリーグ全体の収入が跳ね上がり、その分配金の恩恵に各球団があずかっている、ということが大きいのです。

この点、2016年7月にJリーグが英国の動画配信の大手であるパフォームグループと締結した放映権契約は注目されます。

契約は2017年シーズンから10年間で、総額2,100億円に上ると報じられています。

単純計算で年あたり210億円です。

J1、J2、J3と所属チームは多いですが、これを分配するだけで各クラブの大きな収入源になることは明らかです。

J1からJ3のすべての試合がインターネット動画として生配信(録画配信もされるでしょう)されることになりそうです。

しかも、2,100億円については最低保証ということで、双方の貢献による収益の上積み部分によるボーナスも見込めるとしています。

具体的には、パフォーム社が今後日本で展開すると発表しているデジタルコンテンツであるスポーツ生中継サービスである「DAZN」における重要なプログラムとなります。

このサービスは、衛星放送による視聴ではなく、スマホやタブレット、PCを利用した視聴(おそらく有料)ということですので、視聴方法の裾野は爆発的に増えることになります。




どこでも試合やハイライトを見ることができる





場所や時間を選ばず動画としてJリーグの試合を楽しむことができることは、爆発的な需要増加を見込めると踏んで、動画コンテンツ会社は巨額の放映権契約に踏み切ったのでしょう。

Jリーグ側も、見るに耐えうる良質な試合を展開していくことがますます必要です。

2015年度のJリーグ年間収入は約133億円だったとのことで、その内訳として放映権収入が約50億円でした。

今回の契約は、それを大きく上回るので、分配を受ける各クラブ及びJリーグ全体の運営に不可欠な財政基盤が大きく拡充強化されることになります。

いよいよJリーグも真の世界デビューです。

現在(2016年7月後半)時点で、J1最下位に位置していますチームを熱烈応援しておりまして、そこからのプレミアリーグ・レスター並みのメークドラマの快進撃を期待している筆者からは以上です。

(平成28年7月23日 土曜日)

2016年6月29日

サッカーEURO2016でアイスランドがイングランドに勝ったお話

アイスランド国旗





おはようございます。

2016年6月のサッカーに関する配信記事です。

EUROといってもEU離脱なレファレンダムの話ではなくてサッカーの話です。

2016年6月のサッカーEURO(欧州選手権)、決勝トーナメント1回戦、いわゆるラウンド16最後の試合はグループリーグを奇跡の勝利で勝ち上がってきたアイスランドを、古豪イングランドが迎え撃つという展開になりました。

試合は開始直後から動きます。

PKを獲得したイングランドがエースのルーニー選手の蹴り込みで1点を先制します。

しかしここからアイスランドの堅守速攻が冴えわたります。

直後にアイスランドのシグルドソン選手がその2分後に得点、同選手はさらに1点を追加して逆転に成功します。

試合開始からここまでわずか18分、目の覚めるような展開でした。

そしてイングランドからの怒涛の攻撃、耐えるアイスランドという展開になりますが、どうしてもゴールを奪うことができないイングランド。

焦りがつのります。

そのまま前半終了。





後半開始です





後半も、隙あらば追加点を狙うアイスランドの動きに翻弄され、じりじりと時間だけが過ぎていきます。

アイスランドは万全を期してなんとこの日2得点のシグルドソン選手を守備的な選手に交代するという心憎い采配です。

そして、その時がやってきました。

ロスタイム(アディッショナルタイム)の4分もアイスランドはイングランドの最後のあがきをかわしてそのまま試合終了。

ピッチに突っ伏すイングランド選手、EU離脱の政治ニュースと相まって、物凄いインパクトを与えました。

アイスランド国民33万人はお祭り騒ぎです。

歴史が動きました。

筆者はこれまでアイスランドといえば1986年のレイキャビク米ソ首脳会談くらいしか知りませんでした。

夢は続いていきます。

スポーツは見るのもやるのも面白いです。

サッカーはあまり詳しくありませんが早起きした甲斐があった筆者からは以上です。

(平成28年6月29日 水曜日)

2015年12月7日

2015年12月のアビスパ福岡のJ1昇格を喜ぶことを記録する記事です

レベルファイブスタジアム


おはようございます。

2015年12月の記事です。

2015年末のJ1昇格プレーオフはアビスパ福岡が制しました。

将来同じような場面で涙を飲むことがあるかもしれませんが、とにかくこの年は良い年でした。

J2年間3位から6位の4チームが争う現行プレーオフ制度は4年目で、興業的には一定の成功を収めていますが、年間3位チームがこれまで昇格できておらず、進出した中では最下位の6位チームが2度昇格するという下剋上もあるなどドラマも生まれましたが、今回は3位のチームが無事昇格にこぎつけました。

しかし、実はこのプレーオフで昇格したチームはすべて翌年の戦いに苦しみ、J2に再度降格してしまっているという前例もあります。

確かに、J2で年間3位から6位の実力しかなかったわけですから、たまたま2戦のプレーオフで連勝したとことでチームの地力が大幅に底上げされたわけではなく、年間を通じてのJ1の戦いでは苦戦を強いられることは当然です。

しかし、今季のアビスパ福岡に関して言えば、J2二位のジュビロ磐田と勝ち点では同点、得失点差で3位に回ったという成績、そしてプレーオフでJ1常連のセレッソ大阪を終了直前の同点弾で退けたメンタルの強さを武器に、翌年のJ1残留に大いに期待が持てると思います。

今年J 1を優勝した広島の森保監督 川崎の風間監督、J2からJ1昇格を決めた磐田の名波監督、J3から町田をJ2に昇格させた相馬監督、そして福岡の井原監督と、指導者もあのドーハの悲劇を選手として体験してきた世代がいよいよ中心になりつつある感じが致します。

選手としての実績と監督としての能力は関係ない、しかしファンはそれを求める、そのプレッシャーを感じて手を抜かずやってきたとは井原監督の弁です。

来季への戦いは今日から始まっています。

もっと応援して地域と一緒に盛り上がっていきましょう。

こちらからは以上です。

(平成27年12月7日 月曜日)

*その後追記
 2016年シーズン、J1最下位となり1年でのJ2降格となってしまいました。
 J1の壁は厚いです。

2015年12月5日

2015年12月のJ1昇格プレーオフ決勝を控え最後の椅子はどちらに




おはようございます。

2015年12月の記事です。

いよいよ日本プロサッカーJ2リーグの最終盤、J1昇格プレーオフ決勝が明日に迫りました。

本日行われるJ1チャンピオンシップはもちろん国内プロサッカーの最高峰を決める大会であり、大注目に値しますが、昇格プレーオフというのは、この試合を制したものは来季開幕をJ1で迎えることになり、落としたチームはJ2スタートという、天と地ほどの結果の違いがある残酷な一戦となります。

J1チャンピオンシップは平等を期しより興業を盛り上げるため、ホームアンドアウェー方式で行われますが、J1昇格プレーオフは、原則中立地としてあらかじめ選定したスタジアムで行うこととなっております。

そして、2015年シーズンは予め(たまたまセレッソ大阪のホームでもある)長居スタジアムで行うこととなりまして、そうしてJ2の熾烈なシーズンが行われプレーオフの準決勝も終了した時点で、なんとセレッソ大阪とアビスパ福岡という2チームが残ったわけです。

年間勝ち点で上回るアビスパ福岡は、同点で90分終了すれば昇格が決まります。

逆に1点でも下回り負けますとセレッソ大阪の昇格です。

アディッショナルタイム(昔はロスタイムといいましたが)含む90分が終了した瞬間、延長戦もなく間違いなくその決定がなされるので、長居スタジアムはもちろん、映像を通じて観る全国のファンの明暗も一瞬にして分かれることとなります。

筆者も福岡某所で運営する商業施設で公開観戦(パブリックビューイング)の設営支援を致しますが、おそらく千人近い人たちの来場があるものと見込まれています。

お願いですが、残酷な結果になっても歓喜の瞬間になっても、節度をもって楽しく観戦できればと思っています。

スタジアムは事実上のアウェー状態で臨むアビスパ福岡ですが、率いる井原監督は普通J1にいるはずのセレッソ大阪の本拠地で、多くの相手サポーターに囲まれてできる試合、むしろこれだけ選手と自らを成長させられる舞台はないと張り切って大いに爪を研いでいるようです。

キックオフは2015年12月6日(日)15:35です。双方、球史に残るフェアプレーを期待しましょう。

キャナルシティ博多B1Fサンプラザステージ前で客列整備予定の筆者からは以上です。

(平成27年12月5日 土曜日)

2015年11月30日

2015年11月J1昇格プレーオフ会場がC大阪のホームになったことについて経緯を記載します

長居スタジアム


おはようございます。

2015年11月の記事です。

2015年11月、日本のサッカーJリーグの話です。

J2昇格プレーオフ準決勝2試合が終了し、それぞれセレッソ大阪(年間4位)、アビスパ福岡(年間3位)が上がりました。

そして次はいよいよこの2チームの決勝戦となります。

この決勝戦は、原則中立地での開催となっているのですが、今回の決勝の会場は、セレッソ大阪の本拠地ヤンマースタジアム長居となっています。

そもそも、なぜプレーオフ決勝を年間順位上位のクラブのホームで行わないのかという疑問があります。

今回の場合、アビスパ福岡のほうが年間順位が高いので、彼のチームの本拠地レベルファイルスタジアムで行うのが筋ではないかということです。

しかし、3位-6位、4位-5位の準決勝を行うにあたり、決勝の組み合わせがたくさんある中、3位4位5位のチームの本拠地会場を、仮に決勝可能性ありとしてすべて仮押さえしておき、試合結果によってキャンセルするというのは非常にお金がかかることのようなのです。

したがって、最も原理的な上位チームのホームを諦めると、中立地開催ということになりますが、ここで、東京の国立競技場を解体してしまった現在においては、これまた中立地として開催でき、かつ観客をかなりの人数収容できる大型の会場となると限られるようなのです。

さらに、今年からJ1の世界でも、「Jリーグチャンピオンシップ」が始まっており、ますます試合会場として使えるスタジアムは枯渇しています。

こうして、今年のJ2昇格プレーオフ決勝については、様々な制約から、なぜかJ2のチームであるセレッソ大阪の本拠地(でもある)長居スタジアムを、「中立地」に準じた取り扱いとして事前に決勝会場として押さえていた、ということになり、たまたまそこにセレッソ大阪が滑り込んできたという解釈になります。

年間上位ながら、なぜか完全アウェーな感じで決勝を戦うことになりそうなアビスパ福岡ですが、頑張ってほしいものです。

福岡のいちファンの筆者からは以上です。

(平成27年11月30日 月曜日)

2015年11月15日

パイオニア(蹴球、サッカー編)

今日はパイオニアの話、サッカー編で行きます。

日本プロ野球からの世紀の輸出品である野茂英雄投手の北米メジャーリーグ挑戦は1995年でしたが、これに遅れること3年、日本のサッカー界において、漫画「キャプテン翼」の如く最も才能と努力と物怖じしない世界志向を持った天才ミッドフィルダーが現れました。

中田英寿選手です。

1998年、日本が初めて出場したサッカーワールドカップの本戦、グループリーグ3試合全てに出場、派手な金髪でスカウトに視認されるようにも努めた献身的かつ嗅覚鋭いプレーで、若き21歳の中田選手は、日本のベルマーレ平塚から、当時世界最高リーグの噂高かったイタリアのセリエA(アーと読む)に前年セリエBから昇格した中堅クラブのペルージャに日本人選手として初めて移籍しました。

そして迎えたシーズン開幕戦、昇格組のペルージャの相手は、何と当時リーグ2連覇中の王者ユベントス。

試合は前半だけで0-3とペルージャを圧倒しました。

しかし、ここから中田選手の伝説が始まります。

後半6分に右サイドから切り込みゴールキーパーの左側(ニアサイドという)に切り込むシュートで1点、さらにゴール前にこぼれた浮き球をボレーで地面に叩き込み決めた2点目と、背番号7番は躍動したのです。

ゲームは3-4で敗れましたが、「中田」「NAKATA」の名はこの日ヨーロッパ中に轟いたのです。

筆者も、この試合のことを報じたスポーツ新聞をリアルに見ました。

とんでもない才能が現れたと目を見張ったものです。

何しろ当時のユベントスのメンバーといえば、ジダン、デルピエロ、インザーギ、ダービッツ、デシャンなど、その後まさしく銀河系軍団を形成したレアルマドリードを髣髴とさせるメンバー、すなわち完全に世界最強だったのです。

その相手に2発ゴールをお見舞いする衝撃デビューを飾ったのです。

翌日、その内容を伝えるスポーツ新聞を見ながら、漫画の世界が現実になったと感動した若き日の、こちらは世界デビューは未だの筆者からは以上です。

(平成27年11月15日 日曜日)

日産スタジアム

2015年10月23日

寄り添うということ

日本サッカー界の「キング」こと三浦知良選手は、小児病棟にたびたび慰問に行くそうですが、プロのサッカー選手の彼は自らが勇気づけられるためにそこに行くのだと言っています。

一緒にサッカーをして、彼らのあきらめない姿勢を感じて元気をもらうのだそうです。

中に、難病の投薬治療で髪が抜けてしまった子供もいるそうです。

その子に自分も寄り添い勇気をもらった印なのか、翌日坊主頭に眉毛まで剃って現れたという話もあります。

本場欧米のサッカーでも、「同じ髪型にしたまで」とクールに言い放ち堂々とスキンヘッドでピッチに立った選手の話などがあります。

日本のさる離島の高校においても、子宮頸がんワクチン接種禍で苦しみ、光に過敏になってしまったために教室でもサングラスを外せない女子生徒がいて、その女子生徒が一人だけサングラスをかけて合唱祭に出るのは恥ずかしいだろうと、他の生徒で相談して、生徒全員サングラスをかけて歌ったという話もありました。

曲は尾崎豊さんの「15の夜」、サングラスは選曲にもあった粋な小道具となりました。

イノベーションというと技術的な進化という面が強調されるきらいがありますが、本来はこういった人の動きや考えを前に進めるもの全てをいうものだと思います。

ブログは全く革新的ではない筆者ですが以上です。

(平成27年10月23日 金曜日)

サングラス

2015年7月8日

2015年7月女子ワールドカップで次へ向かう姿勢が大切と気づく話

再スタート




おはようございます。

2015年7月の女子ワールドカップが終わった感想の記事です。

決勝に進んだ日本は世界最強の米国と戦い、2-5で敗れて準優勝となりました。

米国が開始直後からこれほどまでにギアいっぱいに攻めかかってくるとは正直予想外でした。

数年にわたって日本チームを研究し、前半は高い連動性に裏打ちされた守備に徹して後半得点に賭けるといった日本の作戦を見事に打ち砕いたのです。

開始直後に立て続けに失点を喫してしまったのは残念でしたが、十分に研究し尽くした米国スタッフと選手の気迫が、粘り強いことが身上の日本守備陣を打ち破ったような開始早々の得点劇でした。




次へ向かう姿勢





しかし、0-4と絶望的なスコアになりながら、日本も諦めませんでした。

米国がこれほどまでに本気になってかかった相手であることを証明するように、前半のうちに見事な切り返しからのシュートで1点返し、後半早々にも泥臭く相手のオウンゴールを誘い追加点を上げます。

この大会においても無失点試合を続けてきた米国にとっては1点取られることすら屈辱で想定外だったと思います。

しかしながら、2-4となりもしやとの期待を抱かせてくれた直後、またもセットプレーのコーナーキック、ファーサイドのからのマイナスの折り返しで5点目をぶち込まれてしまい、万事休すでした。

5失点のうち、実に3失点がセットプレーからのものでした。連動する日本守備陣をセットプレーからの力と速さでこじ開けた米国に賛辞を送るとともに、それに今後対処することができる次の日本チームの飛躍に期待したいと思います。

そうして次へ向かっていけば、この試合で3得点ハットトリックを決めた米国10番カルリ・ロイドのような選手が必ず日本にも出てくると思います。

次のチームに期待しましょう。

これ書いたら自分もとりあえずちょっと走ってこようと思った筆者からは以上です。

(平成27年7月8日 水曜日 最終更新:平成28年7月8日 金曜日)

2015年7月4日

泣いていい場面はあるもの(2015年サッカー女子ワールドカップ)







おはようございます。

2015年7月のサッカー女子W杯に関する配信記事です。

2015年7月、ワールドカップ女子日本代表が二回連続の決勝戦を迎えることになりました。

ここまで2-1や1-0の接戦を勝ち上がり決勝まで駒を進めたチームに最大級の敬意を表します。

物凄いことです。平成に入る前、いえ10年前には想像もつかなかった進化を我が国は遂げています。

失われた何年、などと長らく言われてきましたがことスポーツの世界では、まさに「漫画のような」偉業が次々と実現しています。

準決勝のイングランド戦、日本の決勝点は後半終了間際のオウンゴールでした。

ボールを受けた日本の川澄選手が速攻で上がり、中に無尽蔵の体力で走りこむ大儀見選手と岩渕選手を一瞬で見定め、しかも1対2の数的優位の状況で大儀見選手はフリーな状態であることををちゃんと確認しながら冷静に一息溜めてから最高の低いクロスを上げました。




クリアボールがオウンゴールに





このパスが通っていれば日本にとっては決定的なチャンスになったと思われます。

必死に戻りながらそのクロスをクリアしようと伸ばしたイングランドのディフェンダー、ローラ・バセット選手の足に届いたボールは、無情にも大きく撥ね、自陣ゴール右上のバーに当たってゴールラインを割ってしまったのです。

あの場面、ディフェンダーとしては絶対にボールに触らなければならないところで、それはイングランドも日本の選手もわかっていました。

結果オウンゴールになってしまいましたが、精いっぱいのクリアだったと思います。

同選手は試合終了後泣き崩れ、チームメイトに肩を抱かれてピッチを後にしました。

泣いていいんだとコメントしたイングランド監督とチームに拍手を送りたいと思います。

試合結果は全てピッチに立った者の特権です。

PKを外すことができるのは、PKを蹴ったものだけだという名言もあります。

ラストマッチは2大会連続の米国戦です。日本時間7月6日(月)8:00キックオフ、全力で応援しましょう。

(平成27年7月4日 土曜日)

2015年6月14日

あめつちの初め「FCバルセロナが福岡にやって来た」というお話です

FCバルセロナが来た





おはようございます。

2015年6月、あのサッカーチーム、FCバルセロナが福岡にやってきた、というお話です。

南北朝時代の公卿、後醍醐天皇の後に南朝の中心人物となり神皇正統記を書いたことで名高い北畠親房という巨人が 「あめつちの初めは今日より始まる」という言葉を残しています。

思い立てば、天地一切のものが今日から始まるように、新しい気持ちで日々を始めることができるというような意味です。

アビスパ福岡という一介の極東日本の西の端に位置する小さなサッカークラブに、予算規模ではおそらく100倍以上と思われる世界トップグループの一角であるバルセロナFCというフットボールクラブの若手中心チームが親善試合をしにわざわざやってくるという催しがありました。

Jリーグでのホームスタジアム観客動員をはるかに上回るスタジアム大入りの中、わが街のチームは奮闘しましたが強い、速い、華麗ですべてで正確なボールさばきのバルセロナ相手に、0-5というスコアで敗れました。




歴史はここから始まる





スコア以上にほとんど歯が立たなかったといってよい試合でしたが、対戦した選手も、観た観客も、これが世界というものだということを肌で感じた非常に有意義な瞬間だったと思います。

まさに、あめつちの初めは今日より始まるのです。

世界との差を正しく意識する、これが日本の地方都市が世界に通用する都市に生まれ変わる一里塚になるような気がしたわけです。

世界との差を認識するということ、選手やチームの能力だけではなく、それを支える地域や街自体の力が試されているわけです。

バルセロナどころか、ヨーロッパのどこにも実は行ったことのない筆者ですが以上です。

(平成27年6月14日 日曜日 平成28年6月14日 水曜日)

2015年4月4日

くそ真面目な日本代表代表監督のハリルホジッチ氏(2015年4月)






おはようございます。
2015年4月の真面目な監督に関する配信記事です。

日本代表のハリルホジッチ監督は、緒戦の就任後の2戦を経て、休む暇もなく東京都内の日本代表事務所でスタッフ会議を開催したそうです。

4時間かけて、さっそく試合内容をチェックしました。

ここまではこれまでの監督でもやっていたことですが、合宿解散前のミーティングで既に選手に次への宿題を課すといった徹底ぶりです。

日本人より日本人っぽいと思います。

筋力トレーニングなどの身体の強さを求めた個別メニューを作成、さらにサッカーに対する自身の考え方も紙で配布し、食事や休養もトレーニングの一環であることを改めて強調しました。

ピッチ外でも高い意識を持って生活するプロ精神を求めたのです。





自分が最も動いて範を示すタイプ





そして最後に、「メンバーに残ってここに帰って来たければしっかりやれ」と発破をかける徹底ぶりです。

猛烈な働きぶりです。

こんな様子を見て筆者が思い出すのは、世界最強企業の一つ、GEのジャック・ウェルチ前会長兼CEOです。

この人も猛烈仕事大好き爺さんで、仕事が趣味、趣味が仕事で遊びも仕事のモーレツおじさんでしたが、仕事とは、熱意の集積であると教えてくれたような気がします。

猛烈休暇中の筆者からは以上です。
(平成27年4月4日 土曜日 最終更新:平成28年4月4日 月曜日)